聖女の紋章 転生？少女は女神の加護と前世の知識で無双する わたしは聖女ではありません。公爵令嬢です！

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そして数日がたちました。

ベルティンブルグで夜会が行われます。しかも今日です。
社交のはじまりは、王都ではなく、ベルティンブルグ公爵家の領都ベルティンから行われます。
自身の領地で夜会を開催できるのは、公爵家と侯爵家と有力伯爵（上級伯爵）だけです。

そのため、公爵家や侯爵家等の領地で行われる夜会は、その土地で採れる農作物や畜産物、名物など、食通もうなるほどの料理が出されます。
また、寄子の貴族達も手伝ってとても豪華な夜会です。
本当は大々的に舞踏会にしたいのですが、領地には、演奏する良いオーケストラがいないため舞踏会と言うより夜会と言う感じだとお母様が教えてくれました。

領主の子供は、夜会の始まりで紹介される事もありますが、私エルーシアは、容姿端麗と皆に言われていますが、あまりにも人見知りのため、紹介は次回以降になりました。

そのため、エルーシアなどの子供達は、エルーシアのお部屋で、子供達で遊んで夜会が終わるのを待つ事になります。

そこでは、相変わらず、おままごとをしています。
そこには、リーサ、ライナーに加え、王都で会った、コーエンとカスパーも一緒にいます。
エルーシアがお母さん役のとき、今度は、ハウスビッシュ家の、コーエン、カスパーの兄弟にオッドリア家のライナーまでも加わりお父さんの座を争うことになりました。
男3人が競っている中、私たち女性陣は
｢本当に男ってすぐ競いあって野蛮よね～｣と少年達を軽蔑しています。
お母様達の口癖をまねです。

争いが長くなったのでメリアがプロレス？に参加！
男の子3人を軽く倒して優勝していまい、メリアがお父さん役に就任しました。
（メ　メリア強すぎ!）
私とリーサお姉ちゃんはメリアのあまりの強さに笑いが止まらなくなってしまいました。
そのとき、リーサお姉ちゃんは咳き込んでしまいました。
私は、体の弱いお姉ちゃんが流行病にかかっていると仮定して、治癒魔法と回復魔法を重ねかけしました。
ちょっぴりベカーと光りましたが、照明魔法を使ったことにしてごまかしました。
でも、メリアがすっごい怖い顔をして私を睨んでいます。
私は、笑ってごまかしました。
リーサお姉ちゃんは、
｢あれ？呼吸が軽くなった！楽しいから体の調子が良くなって来たのかな？｣

（いいえ、私が魔法を使ったからです）
と心の中で呟きました。

何回かおままごとをした後
男の子達は剣術ごっこ、私たち女の子は、お人形遊びをしました。
男の子達は、お人形遊びをしている私に絡んできます。
嫌がる私をみて、リーサお姉ちゃんとメリアがことごとくブロックしてくれまた。
（リーサお姉ちゃんとメリアも頼もしいな）

そして、クラーラさんに言って、ベッドを私の部屋に移動してもらって、男の子と女の子に別れてお休みしました。

そして、翌朝。
お母様と叔母様二人とお祖母様の4人と使用人達が夜会の後片付けをして昼過ぎにみんなそれぞれのお屋敷に帰って行きました。

私は急に人が少なくなって寂しくなったので、プルプル達の小屋に遊びに行きました。

すると赤いスライムが１人。水色のスライムさんが2人になっていました。

えええ！？　ふ・ふえてる～～～！