聖女の紋章 転生？少女は女神の加護と前世の知識で無双する わたしは聖女ではありません。公爵令嬢です！

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朝日がまぶしくて、私は目が覚めてしました。
私は、鼻歌をうたいながら、プルプルとお庭を散歩しています。

あれ？プルプルって何でも食べるのかな？
昨日の夜も私の残したご飯をたべていたよね！
と思ってプルプルを見たら、なんだか昨日より大きくなった感じがします。
プルプルって成長期なのかな？一晩で1まわりも大きくなったかな？

そんなことを思いながら散歩を終わらせてお屋敷に入ると朝ご飯の時間でした。

女神のフレイヤ様に祈りを捧げて、朝食を食べ始めました。
お行儀が悪いのですが、プルプルにパンの端を与えてみたところ、綺麗に全部食べていました。
（加工したものでも大丈夫なんだ！　焼いたお肉も大丈夫なのかな？と思い私は、薄く焼かれたお肉を与えようとしたところ
クラーラに睨まれてしまいましたので、プルプルに与えるのを今日はやめました。
（自宅に帰ったら与えてみよう）

朝食が終わり私は、メリアにおままごとをするから、コーエンとカスパーをお庭に連れてきてと、お願いしました。

カスパーは私に誘われたのがよっぽど嬉しかったのか、犬のように尻尾を振っていそうな感じがしました。
でも、私はやっぱり人見知りなのでコーエンに自分で声を掛けることが出来ません。人見知りっていうより恥ずかしがり屋？

今日もまた、4人とプルプルでおままごとを始めました。
メリアがお母さん役で、コーエンがお父さん役で、私とカスパーが子供役そしてプルプルがペット役で遊んでいます。
そして今度は、
メリアが子供役で、私がお母さん役をします。
そうすると昨日と同じく、お父さん役をめぐって、兄弟二人で喧嘩を始めました。
｢やっぱり、男の子ってお父さん役になりたいのね？｣
と思っていたら、また、｢ふっ｣とメリアに鼻で笑われてしまいました。
何故でしょう？
そして結局、メリアに一声でメリアが再びお母さん役をすることになりました。
｢さあ、みなさん　ごはんができましたよ｣
メリアがそう言ってご飯を食べる振りのところで、わたしは思わず、2本の小枝を前世の箸のようにしてご飯を食べる振りをしました。

｢エルーシアちゃん。いま、ご飯食べているみたいだけど、その2本の枝の使い方もう一度みせてくれるかな？｣
とお父様が言いました。
私は、お皿にのっている、おかずのふりをしている、小石を枝二本を使ってひょいと挟んでみました。
｢こうやって使うんだよ。お父さん｣
｢ほうこれはまた、器用につかめる物だね｣
お父様がそう言うのでわたしは、箸使いをお父様に教えました。
お父様もおままごとに入っておとうさん役になってもらって遊んでもらいました。
お父様のお父さん役は、まさしくパパでした。
（なにいっているのかわからなくなってきました）
そうしいると、お祖母様とマダリン叔母様が、私たち？いいえ、お父様を生暖かく見守っていると、お祖父様とお祖母様が急にお城に呼ばれました。
迎えに来た叔父さんは、ままごとするお父様を見て見ない振りをしていました。