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馬車に乗ること小一時間、私たちは王都のフーツに入りました。
そこは、人が多くとても賑やかです。
路上の脇にある屋台には、人が溢れています。
私たちの乗る馬車は、すぐに冒険者ギルドに到着しました。
私とスライムちゃんのプルプルとお父様は冒険者ギルドのドアを開けました。
そこは、筋肉がムキムキで、すっごく大きい男の人や、黒い三角帽子をかぶった見るからに魔法使いみたいな女性など色々な人がいました。
私たちが入ると、ギルドにいる人々がざわざわし始めました。
「なんだ、あのスライム」
「なんで小さくて可愛い女の子がここに来るの?」
「あれ、公爵様じゃないか?」
「貴族が何のようだ?」
「スライム、プルプルしてて可愛い」
等など、私たちの耳に入ってきます。
お父様が受付嬢に近寄ろうとしたときに、とても綺麗でスラッとした女性が声をかけてきました。
「公爵様、お急ぎのご用件でしょうか?
ここでは、騒がしくて会話も出来ませんので、2階の部屋でご用件を伺います」
その女性は、ものすごい作り笑顔です。
その鉄仮面のような笑顔をこちらに向けて、
「あ、申し遅れました。私はここのギルドで副ギルド長をしています、エッダと申します。以後お見知りおきくださいませ」
エッダさんは、頭を下げました。
「公爵のリカード-ベルティンブルグだ。そして、このめちゃくちゃ可愛いこの子は、私の娘エルーシアちゃん。そして、ぷよぷよと可愛いスライムは、我が娘がテイムしたプルプルだ。では、案内を頼む」
お父様の挨拶が終わると、エッダさんは、私たちを先導しながら二階に上がり、とても立派な部屋に通されました。
もちろん私は、人見知り全開でお父様の後ろに隠れながら移動しました。
ソファーに全員が座り、プルプルが私の膝の上にのったところで
「リカード閣下、今日はどのようなご用件でしょうか?」
とエッダが再び作り笑顔になりお父様に尋ねました。
「実は、私の可愛いエルーシアちゃんが、スライムをテイムしたので、その登録をする。そして移動中にオーク等を、エルーシアちゃんが倒したので、その素材の買い取りとオークを解体して一体分を私たちに返して欲しい」
「え? この可愛いお嬢様が、オークをたおしたのですか?」
「そうだ。私の娘は強くて天才なのだ!」
とドヤ顔をするお父様・・・ ちょっと恥ずかしい。
「オークは全部で三体、オオカミが十八頭、一角うさぎが四匹だ、素材はアイテムバックに入っている」
「え?そんなに倒したのですか?」
エッダさんは私をみて本当に?と言う顔をしました。
私は「うん」と言って首肯しました。
「では、エルーシア様は、冒険者登録をして頂きます。そして従魔のプルプルさんとの従魔登録をして頂き、その後に素材の買い取りをします。
解体は、時間がかかりますので、明日、受け取りに来てください。
お返しするオークは、解体後冷蔵庫で熟成させますので、品質が悪くなることはありません。
あと、エルーシア様ですが、本当は8歳にならないと、ギルドの登録は出来ないのですが、リカード公爵閣下の名において今回は特別に登録いたします。
冒険者ギルドで登録したことにより、他のギルドの登録は、これからお渡ししますギルドカードを提示するとエルーシア様1人でも、保証人の公爵様がいなくても登録できるようになります。
ギルドカードを作成するには、本当は本人の血が必要ですが、御貴族様のご令嬢であるエルーシア様は、髪の毛を1本で本人確認をするようにいたします」
エッダさんの長い説明があった後、私は、冒険者登録をしてプルプルを従魔登録しました。私のギルドカードは、飛び級でCランクの銅色のカードでした。
(え?冒険者のランクってFからじゃないの?)
そして、素材をギルドに渡して、私たちは、お祖母様の家に向かって馬車を走らせました。
馬車はあっという間に王都のベルティンブルグ公爵のお屋敷。お祖父様とお祖母様の住むお屋敷に着きました。
馬車に乗ること小一時間、私たちは王都のフーツに入りました。
そこは、人が多くとても賑やかです。
路上の脇にある屋台には、人が溢れています。
私たちの乗る馬車は、すぐに冒険者ギルドに到着しました。
私とスライムちゃんのプルプルとお父様は冒険者ギルドのドアを開けました。
そこは、筋肉がムキムキで、すっごく大きい男の人や、黒い三角帽子をかぶった見るからに魔法使いみたいな女性など色々な人がいました。
私たちが入ると、ギルドにいる人々がざわざわし始めました。
「なんだ、あのスライム」
「なんで小さくて可愛い女の子がここに来るの?」
「あれ、公爵様じゃないか?」
「貴族が何のようだ?」
「スライム、プルプルしてて可愛い」
等など、私たちの耳に入ってきます。
お父様が受付嬢に近寄ろうとしたときに、とても綺麗でスラッとした女性が声をかけてきました。
「公爵様、お急ぎのご用件でしょうか?
ここでは、騒がしくて会話も出来ませんので、2階の部屋でご用件を伺います」
その女性は、ものすごい作り笑顔です。
その鉄仮面のような笑顔をこちらに向けて、
「あ、申し遅れました。私はここのギルドで副ギルド長をしています、エッダと申します。以後お見知りおきくださいませ」
エッダさんは、頭を下げました。
「公爵のリカード-ベルティンブルグだ。そして、このめちゃくちゃ可愛いこの子は、私の娘エルーシアちゃん。そして、ぷよぷよと可愛いスライムは、我が娘がテイムしたプルプルだ。では、案内を頼む」
お父様の挨拶が終わると、エッダさんは、私たちを先導しながら二階に上がり、とても立派な部屋に通されました。
もちろん私は、人見知り全開でお父様の後ろに隠れながら移動しました。
ソファーに全員が座り、プルプルが私の膝の上にのったところで
「リカード閣下、今日はどのようなご用件でしょうか?」
とエッダが再び作り笑顔になりお父様に尋ねました。
「実は、私の可愛いエルーシアちゃんが、スライムをテイムしたので、その登録をする。そして移動中にオーク等を、エルーシアちゃんが倒したので、その素材の買い取りとオークを解体して一体分を私たちに返して欲しい」
「え? この可愛いお嬢様が、オークをたおしたのですか?」
「そうだ。私の娘は強くて天才なのだ!」
とドヤ顔をするお父様・・・ ちょっと恥ずかしい。
「オークは全部で三体、オオカミが十八頭、一角うさぎが四匹だ、素材はアイテムバックに入っている」
「え?そんなに倒したのですか?」
エッダさんは私をみて本当に?と言う顔をしました。
私は「うん」と言って首肯しました。
「では、エルーシア様は、冒険者登録をして頂きます。そして従魔のプルプルさんとの従魔登録をして頂き、その後に素材の買い取りをします。
解体は、時間がかかりますので、明日、受け取りに来てください。
お返しするオークは、解体後冷蔵庫で熟成させますので、品質が悪くなることはありません。
あと、エルーシア様ですが、本当は8歳にならないと、ギルドの登録は出来ないのですが、リカード公爵閣下の名において今回は特別に登録いたします。
冒険者ギルドで登録したことにより、他のギルドの登録は、これからお渡ししますギルドカードを提示するとエルーシア様1人でも、保証人の公爵様がいなくても登録できるようになります。
ギルドカードを作成するには、本当は本人の血が必要ですが、御貴族様のご令嬢であるエルーシア様は、髪の毛を1本で本人確認をするようにいたします」
エッダさんの長い説明があった後、私は、冒険者登録をしてプルプルを従魔登録しました。私のギルドカードは、飛び級でCランクの銅色のカードでした。
(え?冒険者のランクってFからじゃないの?)
そして、素材をギルドに渡して、私たちは、お祖母様の家に向かって馬車を走らせました。
馬車はあっという間に王都のベルティンブルグ公爵のお屋敷。お祖父様とお祖母様の住むお屋敷に着きました。
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