15 / 45
14
しおりを挟む
14
「???」
バターッンン!!
エリーゼは、ドアの向こうに見える、薬師ギルドの自室を見て、
一瞬固まったが、大きな音を立ててドアを閉めました。
「エリーゼ様、ドアの向こうに薬師ギルドが見えたような感じがしましたが・・・」
アンナはエリーゼにそう問い、エリーゼの答えを待ちました。
「あははは? そんなわけ無いでしょ? アンナ?」
エリーゼは、そう言いながら、ドアを開けてみた。
3人はそ~と扉の向こうを覗いてみました!
そこは、商業ギルドの廊下でした。
「ほらほら ほ~ら 薬師ギルドのわけないよ~。
だってここ商業ギルドだよ」
エリーゼは、背中に汗が流れるのを感じました。
「アンナ嬢。転移魔法をするときは、何を考えるのかな?」
レナードは、アンナに尋ねました。
「そうですね。転移魔法は、まず行ったことのあるところで、今居る場所と、転移しようとする場所の方向と距離を考えます。そうして移転する所を強くイメージすることで、多少の座標のずれを補正して、魔法を使います。
私の場合は、今居る場所と移動する場所を、滅茶苦茶はやく飛んで行くイメージです」
「ほう! では、エリーゼ様。
薬師ギルドの自室を強くイメージしてもう一度ドアを開けてくれますか?」
「え?
そんなことしても、ここの廊下にしか行かないよ」
と言葉では言っていますが
(え?ちょっと、まじ?信じらんない・・・。
私だんだん人間から離れていってない?
ド○え○んがいいな。って思って、彼の○次元ポ○ットから出てくる道具を考えて、薬師ギルドに行きたいな。って思ったら、そこの扉がまさかの○○でもドアみたくなるなんて・・・
聖女が実は○○えもん。いや私は女子だから○○ミちゃん?
そのうちタイ○マシンとかも使えるようになるかも・・・
って そんなことはないとは思うんだけど。
ないと思うんだけど、もしも・・・
ちょっと現実をみたくないな)
そう心の中で考えていると
「「エリーゼ様。はやく扉を開いたら薬師ギルドだと思ってドアを開けてください!!」」
二人は、エリーゼに脅迫した。
二人の言葉と表情がとても怖かったのでエリーゼは
「えい」と行って扉を開けました・・・
エリーゼは、左目を閉めたまま、薄く右目を開いて開いた扉を見ました。
そこは、やはり薬師ギルドの2階にある自室だった・・・
3人は固まってお互いの目を見ていたが
「はあ~。エリーゼ様は、精霊力も強力で、魔力も人並み以上
これで、とうとう人間を辞めたようですね」
とレナードが言い
「私が何年も修行して出来るようになった転移を、ドアノブをカチャって回すだけで出来るようになるんですか・・・
もしかしてエリーゼは、精霊様達の女王様ですか?
いえ、女王様なんですね!」
とアンナは決めつけました。
「あははは。大丈夫。 大丈夫です。私人間ですから・・・
きっと人間ですから・・・」
と言ってエリーゼは頭を抱えた。
(本当に通話の魔道具いらないじゃん。毎日来たら良いじゃん・・・)
エリーゼがそう考えていると
薬師ギルドの下の階がとても騒がしくなりました。
「???」
バターッンン!!
エリーゼは、ドアの向こうに見える、薬師ギルドの自室を見て、
一瞬固まったが、大きな音を立ててドアを閉めました。
「エリーゼ様、ドアの向こうに薬師ギルドが見えたような感じがしましたが・・・」
アンナはエリーゼにそう問い、エリーゼの答えを待ちました。
「あははは? そんなわけ無いでしょ? アンナ?」
エリーゼは、そう言いながら、ドアを開けてみた。
3人はそ~と扉の向こうを覗いてみました!
そこは、商業ギルドの廊下でした。
「ほらほら ほ~ら 薬師ギルドのわけないよ~。
だってここ商業ギルドだよ」
エリーゼは、背中に汗が流れるのを感じました。
「アンナ嬢。転移魔法をするときは、何を考えるのかな?」
レナードは、アンナに尋ねました。
「そうですね。転移魔法は、まず行ったことのあるところで、今居る場所と、転移しようとする場所の方向と距離を考えます。そうして移転する所を強くイメージすることで、多少の座標のずれを補正して、魔法を使います。
私の場合は、今居る場所と移動する場所を、滅茶苦茶はやく飛んで行くイメージです」
「ほう! では、エリーゼ様。
薬師ギルドの自室を強くイメージしてもう一度ドアを開けてくれますか?」
「え?
そんなことしても、ここの廊下にしか行かないよ」
と言葉では言っていますが
(え?ちょっと、まじ?信じらんない・・・。
私だんだん人間から離れていってない?
ド○え○んがいいな。って思って、彼の○次元ポ○ットから出てくる道具を考えて、薬師ギルドに行きたいな。って思ったら、そこの扉がまさかの○○でもドアみたくなるなんて・・・
聖女が実は○○えもん。いや私は女子だから○○ミちゃん?
そのうちタイ○マシンとかも使えるようになるかも・・・
って そんなことはないとは思うんだけど。
ないと思うんだけど、もしも・・・
ちょっと現実をみたくないな)
そう心の中で考えていると
「「エリーゼ様。はやく扉を開いたら薬師ギルドだと思ってドアを開けてください!!」」
二人は、エリーゼに脅迫した。
二人の言葉と表情がとても怖かったのでエリーゼは
「えい」と行って扉を開けました・・・
エリーゼは、左目を閉めたまま、薄く右目を開いて開いた扉を見ました。
そこは、やはり薬師ギルドの2階にある自室だった・・・
3人は固まってお互いの目を見ていたが
「はあ~。エリーゼ様は、精霊力も強力で、魔力も人並み以上
これで、とうとう人間を辞めたようですね」
とレナードが言い
「私が何年も修行して出来るようになった転移を、ドアノブをカチャって回すだけで出来るようになるんですか・・・
もしかしてエリーゼは、精霊様達の女王様ですか?
いえ、女王様なんですね!」
とアンナは決めつけました。
「あははは。大丈夫。 大丈夫です。私人間ですから・・・
きっと人間ですから・・・」
と言ってエリーゼは頭を抱えた。
(本当に通話の魔道具いらないじゃん。毎日来たら良いじゃん・・・)
エリーゼがそう考えていると
薬師ギルドの下の階がとても騒がしくなりました。
166
あなたにおすすめの小説
「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます
七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。
「ルーチェは魔道具に力を注げる上、癒やしの力まで持っている、まさに聖女だ。燃料でしかない平民のおまえとは比べようもない」
そう言われて、ミュゼは城を追い出された。
しかし城から出たことのなかったミュゼが外の世界に恐怖した結果、自力で結界を張れるようになっていた。
そしてミュゼが力を注がなくなった大結界は力を失い……
私はもう必要ないらしいので、国を護る秘術を解くことにした〜気づいた頃には、もう遅いですよ?〜
AK
ファンタジー
ランドロール公爵家は、数百年前に王国を大地震の脅威から護った『要の巫女』の子孫として王国に名を残している。
そして15歳になったリシア・ランドロールも一族の慣しに従って『要の巫女』の座を受け継ぐこととなる。
さらに王太子がリシアを婚約者に選んだことで二人は婚約を結ぶことが決定した。
しかし本物の巫女としての力を持っていたのは初代のみで、それ以降はただ形式上の祈りを捧げる名ばかりの巫女ばかりであった。
それ故に時代とともにランドロール公爵家を敬う者は減っていき、遂に王太子アストラはリシアとの婚約破棄を宣言すると共にランドロール家の爵位を剥奪する事を決定してしまう。
だが彼らは知らなかった。リシアこそが初代『要の巫女』の生まれ変わりであり、これから王国で発生する大地震を予兆し鎮めていたと言う事実を。
そして「もう私は必要ないんですよね?」と、そっと術を解き、リシアは国を後にする決意をするのだった。
※小説家になろう・カクヨムにも同タイトルで投稿しています。
お前のような地味な女は不要だと婚約破棄されたので、持て余していた聖女の力で隣国のクールな皇子様を救ったら、ベタ惚れされました
夏見ナイ
恋愛
伯爵令嬢リリアーナは、強大すぎる聖女の力を隠し「地味で無能」と虐げられてきた。婚約者の第二王子からも疎まれ、ついに夜会で「お前のような地味な女は不要だ!」と衆人の前で婚約破棄を突きつけられる。
全てを失い、あてもなく国を出た彼女が森で出会ったのは、邪悪な呪いに蝕まれ死にかけていた一人の美しい男性。彼こそが隣国エルミート帝国が誇る「氷の皇子」アシュレイだった。
持て余していた聖女の力で彼を救ったリリアーナは、「お前の力がいる」と帝国へ迎えられる。クールで無愛想なはずの皇子様が、なぜか私にだけは不器用な優しさを見せてきて、次第にその愛は甘く重い執着へと変わっていき……?
これは、不要とされた令嬢が、最高の愛を見つけて世界で一番幸せになる物語。
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
婚約破棄に、承知いたしました。と返したら爆笑されました。
パリパリかぷちーの
恋愛
公爵令嬢カルルは、ある夜会で王太子ジェラールから婚約破棄を言い渡される。しかし、カルルは泣くどころか、これまで立て替えていた経費や労働対価の「莫大な請求書」をその場で叩きつけた。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
宮廷から追放された聖女の回復魔法は最強でした。後から戻って来いと言われても今更遅いです
ダイナイ
ファンタジー
「お前が聖女だな、お前はいらないからクビだ」
宮廷に派遣されていた聖女メアリーは、お金の無駄だお前の代わりはいくらでもいるから、と宮廷を追放されてしまった。
聖国から王国に派遣されていた聖女は、この先どうしようか迷ってしまう。とりあえず、冒険者が集まる都市に行って仕事をしようと考えた。
しかし聖女は自分の回復魔法が異常であることを知らなかった。
冒険者都市に行った聖女は、自分の回復魔法が周囲に知られて大変なことになってしまう。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる