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第二章・少女剣士たちとの出会い

第二の型『比叡』

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 互いに握り締めた拳を打ち合わせ、やってやろうという意識を共有する燈と栞桜。
 小気味良い、コツンという音が小さく響いた時、二人の心は遂に繋がることが出来た。

 生まれて初めて男性を、それも異世界の住人である男を信じ、背中を預けるだけの信頼を抱いた栞桜は、これまで感じたことのなかった心強さに体を熱くしている。
 今の自分たちならばどんなことでも出来そうだ、と……心の中で思いながら、彼女は燈と無言のまま視線を交わし、土蜘蛛たちの様子を伺った。

 現在の自分たちの位置から、そう遠くない場所に数体。
 そこから点々と数体ごとのグループになって位置している土蜘蛛たちの陣形を把握した二人は、手近な敵から確実に仕留めていく方向で作戦を決め、タイミングを見計らった後に同時に飛び出す。

「おおおおおっ!!」

「はああっっ!!」

 鞘から引き抜かれ、暗闇の中で鋭い光を放つ『金剛』の刃。
 気力を注ぎ込まれ、熱を帯び、赤く刃を焦がす『紅龍』。

 二振りの武神刀が同時に闇を斬り、標的と定めた土蜘蛛へと叩き込まれる。
 金と赤、二つの光が一閃を煌かせたその瞬間には、二体の土蜘蛛が物言わぬ死体と化していた。

「グギギッ!?」

 疾風のような討ち入りからの、不意打ち。
 突如として巣に踏み入ってきた人間たちの姿に驚き、硬直する土蜘蛛たちを即座に斬り捨てていく燈と栞桜。

 一撃必殺の威力を誇る二人の刀によって次々と仲間を討ち取られていった土蜘蛛たちは、ほんの数秒の間に十体ほどの数を減らしてから、ようやく迎撃の体勢を整えたようだ。

 全員で二人を取り囲み、全方位から攻撃を仕掛けられる陣を敷く。
 じわり、じわりと距離を詰め、巣を襲った人間たちをその辺に転がっている繭たちの仲間にすべく戦いの構えを取る。

「……背中、預けたぜ」

「下手を打つなよ、燈!」

 背中合わせで刀を構えていた燈と栞桜は、お互いに声をかけてから迫る土蜘蛛たちへと躍りかかっていく。

 自分の前に存在する妖に集中しつつ、相手と距離を取り過ぎない位置関係を徹底して取り続ける二人。
 お互いがお互いの窮地を救えるよう、即座に駆けつけられる距離を保持し続けていることが二人の心の余裕に繋がり、その余裕は良い形で振るう刀にも表れていた。

 特に、今までずっと余裕のない剣筋を見せていた栞桜の豹変ぶりは凄まじい。
 自身の剛力を活かした力強い動きはそのままに、がむしゃらに攻めるだけでなく適度な受け流しと回避を選択出来る心の余裕を持った彼女の動きは、もはや別人と見紛う程だ。

「せやあああああっっ!!」

「ピギュイッ!?」

 気力を注ぎ込み、巨大化させた『金剛』で土蜘蛛を叩き潰す。
 ぐしゃりと音がして、重く分厚い刀身に圧し潰された妖は、情けない断末魔の悲鳴を上げて肉体を崩壊させた。

 大の大人よりも大きな土蜘蛛の体を悠々と叩き潰せる栞桜の武神刀を脅威に感じた土蜘蛛たちは、まずは彼女の手からその武器を奪い取るべく、数体がかりで糸を吐きかけるが……。

「ええいっ、しゃらくさいっ!!」

「ギャガァァッ!?」

 気合一発、栞桜の大声が広間に響く。
 そのまま、べっとりと粘着力抜群の糸が張り付いている自身の愛刀を思い切り振り回してみせれば、『金剛』と吐いた糸で繋がっている土蜘蛛たちが、甲高い悲鳴と共に宙を舞った。

 相当な重みがあるはずの『金剛』と、それを引っ張る数体の土蜘蛛たちを難なく振り回して、逆方向の地面へと妖たちを叩きつけた栞桜は、大きく息を吐いてから次の獲物を見定める。

 そんな彼女がたった今、土蜘蛛たちを叩きつけた地面の周りでは、ぷすぷすと斬られた跡から煙を立ち上らせる虫たちの遺体が転がっていた。

「しっ! うりゃあっ! そこだぁっ!!」

 赤熱した『紅龍』を振るい、土蜘蛛たちを斬り捨てていく燈。
 並の刀を通さない堅牢さを誇る妖たちの外殻も、燈を相手にすれば何の意味も為さない。

 巨大な体が、武器として振るおうとした前脚が、グロテスクな目が並ぶ頭部が……軽々と斬り裂かれていく。
 超高温の刃を持つ『紅龍』の前では、如何に堅牢な妖の外殻であろうとも心太ところてん同然。
 刃が触れた時点で斬り捨てられることが確定し、一瞬後に訪れる体に赤い剣閃を残した亡骸となる未来を受け入れる以外に道はない。

 燃える、燈に斬り捨てられた仲間たちの体が。
 潰される、巨大な鉄塊にも等しき『金剛』の刀身によって。

 間合いに入った時点で、もう終わっている。
 数を恃み、仲間たちの死体を踏みつけて二人に迫っていった土蜘蛛たちも、圧倒的な戦力を見せる燈と栞桜の姿に本能的な恐怖を感じたようだ。

 接近戦では分が悪い。戦術を変更すべきだ。
 そう、それぞれの個体が意識を共有させた結果、土蜘蛛たちは糸の弾丸による遠距離射撃による攻撃へと戦法を切り替えた。

 同士討ちを防ぐために列を作り、燈たちの攻撃が届かない位置から雨あられと弾丸を浴びせかける。
 絡新婦のそれよりかは小さく、威力は低いであろうが、まともに食らい続ければ相当な痛手を負うであろう土蜘蛛たちからの攻撃。
 だが、二人の反応は素早く、それに対する防御策も阿吽の呼吸で取ることが出来ていた。

「燈、私の後ろへっ!」

「悪い、助かる!!」

 大剣から、通常の日本刀の形へと『金剛』を変形させ、それを地面に突き刺す。
 その状態から再び気力を送り込み、即座に大剣の形へと愛刀を変化させれば、『金剛』の巨大な刀身はそのまま敵の攻撃を防ぐ強固な縦となって二人を守ってくれた。

「燈、行けっ!!」

「言われなくともだぜっ!」

 安全地帯を作り出した栞桜の背後から一歩踏み込み、跳躍。
 次の一歩でその分厚さに見合った安定感を見せる『金剛』の鍔を踏みつけて、再び跳躍。

 たった二歩の助走だけとは思えない驚異的な跳躍力を見せた燈は、その勢いを活かして土蜘蛛たちの群れの中へと飛び込み、既に気力を充填させていた『紅龍』を振るう。
 落下と共に斬り下ろし。着地から間を置かずに疾走、一気に距離を詰めて二体目を屠る。
 遠距離戦に考えを切り替えていた土蜘蛛たちは、瞬時に自分たちの真っ只中へと急襲を仕掛けにきた燈の攻勢に反応出来ず、いたずらに死骸を増やすばかりだ。

 何とか反転し、急いで燈を迎撃しようとした土蜘蛛たちであったが、そうなれば弾幕の脅威から解放された栞桜が自由になる。
 敵の意識が燈に向いたことを見て取るや否や、彼女は再度日本刀の大きさに戻した『金剛』を手に、真っ向から敵陣へと斬り込んでいった。

「おらおらぁ! まだまだ止まんねえぞ!!」

「幾らでも、かかって来いっ!!」

 敵陣真っ只中に斬り込んだ燈と、真っ向から敵に突っ込んでいく栞桜。
 敵陣の内部と外側で大暴れする二人によって、土蜘蛛たちの陣形は大きく乱されている。

 どんなに数を揃えても、奴らは一刀の下に仲間を斬り捨てる。
 糸で捕えようにも、燈は炎で糸を焼き切ってしまうし、栞桜は吐いた糸を掴まれて逆に振り回されてしまう始末だ。

 両方に戦力を分散してはどちらも止められない。
 かといって、片方に戦力を集中しようとしても、もう片方が鬼神の如き活躍を見せるためにそれすらも叶わない。

 攻撃力と機動力を兼ね備えた驚異的な腕前の人間たちが、見事な連携を取って自分たちを追い詰める様は、思考能力の薄い土蜘蛛たちですら理解出来る脅威を有していた。
 一体、また一体と数を減らしていく土蜘蛛たちは、燈たちに唯一勝っていた数の有利すらもそろそろ消滅させようとしている。

 また新たに、燈の手によって頭部と胴を泣き別れにされた土蜘蛛の遺体が転がっていく中、敵陣営に散々な打撃を与えた彼ら二人は、お互いの背後から迫る土蜘蛛に向かって愛刀を振るった。

 栞桜は一直線に、迫る土蜘蛛の顔面を狙って『金剛』の切っ先を突き出す。
 蜘蛛たちの粘液を纏っても鋭い切れ味を保っている彼女の武神刀は、燈の背へと突っ込んできた巨大な蜘蛛の額へとずぶりと沈んでいった。

 燈はそんな栞桜と交錯するように滑り込むと、スライディングをしながら土蜘蛛の顔から胴体に至るまでを斬り裂くようにして刃を突き立てた。
 広く裂けた土蜘蛛の口が端から切り開かれ、そのまま胴や尻に至るまでが断ち切られる。
 数本の脚も一緒に斬り落とされた土蜘蛛は、傷口から黒い煙を噴き出させながら動かなくなった。

「残り、何体だ!?」

「わからん! だが、動く奴がいなくなるまで叩き斬れば良いだけだ!!」

 ここまで何体の妖を屠ったのか、正確な数は判らない。逆に、残りどれだけの数の敵が残っているのかも判りはしない。
 それでも、その全員を相手取ることが出来ると、栞桜は思っていた。

 信頼出来る仲間に背を預け、共に戦える今ならば、どんな苦境だって問題にならない。
 力強く柄を握り、随分と数を減らした土蜘蛛たちへと真っ直ぐな視線を向ける栞桜。

 このまま一気に敵を殲滅してやると意気込み、再び斬りかかろうとしたところで、猛烈な敵意を感じた彼女は、びくりとその動きを止めた。

「退け、栞桜っ!」

「くっ……!?」

 瞬間、燈の叫びが響く。
 言われるがままに彼の下に後退した栞桜は、自分たち目掛けて飛んでくる白い濁流を目にして息を飲んだ。

 岩を砕き、土蜘蛛たちの死体を巻き込みながら迫るその白い濁流の正体は、糸だ。
 他の土蜘蛛たちとは比較にならない大きさの巨大土蜘蛛が遂に動き出し、自分たちに攻撃を仕掛けたのだ。

「おりゃああっっ!!」

 巻き込まれれば大怪我では済まないであろうその攻撃を、自身の気力で作り出した炎の壁で燈が止める。
 糸の端から炎を巻き上がった炎はその糸を伝って巨大土蜘蛛の口元まで迫ったが、惜しいところで危険に気が付いた妖が糸の射出を止めたために直撃には至らなかった。

「ギ、ギ、ギッ!!」

「……いよいよ、大ボスのお出ましか。さ~て、あいつをどう仕留めるかね……?」

 炎の壁を消滅させた燈が、長い距離を取って巨大土蜘蛛と睨み合う。

 他の土蜘蛛とは桁違いの威力を誇る糸での攻撃は、こちらも全力で受け止められる状態でないと防ぎ切るのは難しいだろう。
 接近し、直接奴を叩き斬るという選択肢を取るには、あまりにもリスクが大きい。出来ることならば、遠距離攻撃で仕留めたいところだ。

 だが、燈がそれをやると繭の中にいる人たちを巻き添えにしてしまう可能性がある。
 となると、やはりどうにか栞桜と連携を取って接近するしかないか……と、考えていた燈だが、そんな彼の肩を栞桜が意味有り気な笑みを浮かべながら叩き、こう言った。

「……燈、時間稼ぎを頼めるか? 最初に一分、その後にもう一分……お前に相当な負担をかけることになるが、耐えてくれるか?」

「あぁ? ……なんだよ、随分と楽しそうな顔してるな? 何か、策でもあるのか?」

「……ある。正直、自信があるわけではないが、お前が力を貸してくれたら、私が――」
  
「ああ、みなまで言うな。わ~ったよ、合計二分間、お前を守ってやればいいんだな?」

 必要以上の言葉はいらない。ただ、やりたいようにやれ。
 俺はお前を信じてる。だから、お前のやりたいことを全力でやってみせろ。

 ……そう、燈の背中は言っていた。
 巨大土蜘蛛の攻撃から、まだ残っている土蜘蛛たちの包囲網から、何かを仕掛けようとする栞桜を守るために奮闘することを承諾した彼へと、栞桜も全幅の信頼を寄せて『金剛』を握る。

「……おばば様。やっと、わかった気がするよ。おばば様が何を思い、何を考えて、私に『金剛』を授けてくれたのかが……!」

 左手で、刀の柄を握る。
 もう片方の手はそこから上へ上へと武神刀を撫でるように動いていき、切っ先寸前のところで止まった。

「絶対、こんなもの使わないって思ってた。こんな情けない力を使うことなんてないと思ってた。でも、今は……大切な仲間のためにこの力を使えることが、心の底から誇らしく思える。わかったよ、おばば様。『金剛』は、なんだ。信頼出来る仲間がいてこそ、本当の力を発揮出来る武神刀……おばば様は、私にそんな友達が出来ることを本気で祈ってくれてたんだね」

 『金剛』の形が、今再び変わっていく。
 だが、今度は武骨で重厚な大剣の形ではない。それよりもずっと細く、しなやかな形だ。

 直線に伸びていた刀が、弧を描く三日月のようにしなっていく。
 その端と端をつなぐように、美しい銀色の弦がぴんと張られていく。

 形作られていくその武器は、近付いて戦うためのものではない。
 むしろその逆で、離れた敵を射貫くために使う武器だ。

 こんなもの、武士にあるまじき武器だと思っていた。
 刀を振るい、正々堂々と敵を討ちとってこその武士だと思っていた栞桜にとって、この形の『金剛』は使うに値しないものだと思い込んでいた。

 ……それに、実をいうと、これを使うと胸が弦に当たって痛いからあまり使いたくないという思いもあった。
 サラシを巻いていれば平気だが、使う度に自分が女であることを意識してしまうこの武器が栞桜は大嫌いで、絶対に使いたくないと思っていた。

 だが、それも過去の話だ。
 今の栞桜は、自分の全てを受け入れた。女であることも、失敗作であることも、全てを受け入れたからこそ、『金剛』に込められた桔梗の想いに気が付くことが出来た。

 この武器は、前線で戦う仲間を援護するための武器だ。
 そして、自分を守り、必死に戦線を押し上げてくれる仲間のために、彼らでは届かない位置にいる敵を倒すための武器なのだ。

「ふぅぅ……っ!」

 深く、全ての空気を肺から吐き出すようにして息を吐く。
 意識を集中させ、弓幹ゆがらを握った栞桜は、その武器を構えて狙いを巨大土蜘蛛へと定める。
 弓へと形を変えた愛刀を構えながら、必中の覚悟を固めた彼女は次なる変化を見せた『金剛』の名を叫んだ。

「『金剛』第二の型・『比叡』!」
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