8 / 14
プロローグ・嵐魔琥太郎と茶緑ガラシャ
バズった! 次のコラボの誘いもきた!
しおりを挟む
「ばっ、ばばば、バズってる……!? チャンネル登録者もフォロワーも、こんなに……!?」
翌日の朝、目を覚ました明影は自身のチャンネル登録者数とSNSのフォロワーの数が倍以上に増えている様を目にして、昨日とはまた違った理由で心臓の鼓動を早くしていた。
これは何かの間違いで、自分はまだ夢の中にいるのでは……と疑って頬をつねった彼は、微かな痛みを感じると共にこれが現実であることを確信し、身震いする。
まさか、こんなことになるなんて……と、二週間前から目まぐるしく変わっていく状況についていけずに戸惑う彼であったが、そこで事務所の代表である斧田から電話がかかってきた。
「もっ、もしもし! 風祭ですけど……」
「明影、やったな! とんでもなくバズってるぞ!」
珍しく声を弾ませている斧田の様子に、じわじわと自分が大勢の人たちに注目されている実感を覚え始める明影。
ファンたちからの注目は嵐魔琥太郎だけに留まらず、所属事務所である【戦極Voyz】にも及んでいるようだ。
「お前がバズってから、他の奴らのチャンネル登録者数も僅かにだが増加している。アーカイブの視聴回数もかなり増えているし、間違いなくお前が注目された効果が出ているぞ!」
「そ、そうなんですか? だとしたら嬉しいです。僕なんかが、みんなの役に立てるなんて……」
「謙遜するな! スタッフもタレントたちも、みんなお前に感謝してるぞ! もちろん、俺もそうだ。この勢いを維持できれば、一気に事務所の名前を広めることができるかもしれない。お前が運んでくれたチャンスを逃さないようにしようって、みんなやる気を見せてるぞ!」
斧田の嬉しそうな声を聞いていた明影は、自分もまた知らず知らずのうちに笑みをこぼしていることに気が付いた。
バズった。注目された。人気が出始めた。昨日までほとんどの人間に存在も知られていなかった【戦極Voyz】という事務所が、多くのファンたちの注目を集めているという事実に、明影の胸が高鳴る。
「それで、どうなんだ? 茶緑ガラシャさんと次のコラボについて話とかしているのか?」
「い、いえ、まだです。でも、雰囲気的にはもう一回くらいはやるんじゃないかなって……あっ!?」
ガラシャの、環の名前が出たそのタイミングを見計らったかのように、通話アプリに彼女からの着信が入る。
それを目にして驚いた明影の声を聞いただけで全てを察した斧田は、彼へと興奮が隠しきれていない声で言った。
「明影、俺が許す。向こうとのコラボを最優先に考えて動け。全力で向こうの企画に乗って、チャンスを掴み取るんだ」
「は、はいっ!」
「……頑張ってくれよ。【戦極Voyz】の未来は、お前の活躍にかかってるからな!」
プレッシャーを与えられたような気もしなくはないが、それ以上に斧田から信頼してもらえていることが嬉しかった明影は、嬉しさに何度か飛び跳ねながらそんな自分のことを落ち着かせるために深呼吸をした。
そうやって呼吸を整えた彼は、そのまま環からの着信に応える。
「あ、もしもし、風祭です……」
「へっへ~ん……ど~よ? ぼくのお陰でバズりにバズっただろ~?」
「は、はいっ! 全部明智さんのお陰です! 本当に感謝してます!!」
「にゃっはっはっはっは~! もっと褒めろ~! 崇めろ~! 奉れ~! もうぼくに足を向けて寝れないね~、こたりょ~!」
ぺこぺこと頭を下げながら、環へと感謝の言葉を述べる明影。
これまでとは立場が真逆になっているが、そんなことも気にせずに自分たちにここまでの大バズりチャンスをくれた彼女へと頭を下げ続ける中、電話の向こうで不敵な笑みを浮かべた環が言う。
「でさ~、あれだけじゃあ流石に悪いと思ったから、もう一回コラボしたいと思ってるんだけど……その前に一つ、確認させてもらっていい?」
「か、確認ですか? 何を……?」
意味深なその言葉にごくりと明影が息を飲む。
緊張で体を強張らせる彼へと、逆にリラックスしかしていなさそうな環が実に楽しそうな声でこう尋ねてきた。
「このバズりでぼくのこたりょ~への恩返しは十分にさせてもらった。むしろこたりょ~がぼくに恩を感じるレベルだよね? こたりょ~はぼくに恩がある。その恩を返すまでは、ぼくの言うことを何でも聞く……よね?」
「はい、もちろんです! このご恩を返すためならば、どのようなことでもさせていただきます!」
「そっか、そっか! なら、その言葉が本当かどうか、試させてもらっちゃおうかな~……!!」
このチャンスは逃すわけにはいかない。斧田の命令通り、何を後に回しても茶緑ガラシャとのコラボを最優先にしなければ。
そう考えた明影は、特に考えるでもなく彼女の言うことを肯定したのだが……その瞬間、環は嬉しそうに笑いながら何やら思惑を感じさせることを言い始める。
「じゃあさ、これからぼくが言うゲームをインストールしておいてよ! それを二人でプレイしよう! ねっ!?」
「はい! ……あの、念のために確認したいんですけど、今度は普通に配信しますよね? また数分で終わりとかにはなりませんよね?」
「当たり前じゃ~ん! あんなの何回もやったりしないよ~! 今度は普通に配信するって~! 安心してよ、こたりょ~!」
「で、ですよね~! すいません、変なこと聞いちゃって……」
もう変わり種というか、開始から数分で終わるような馬鹿げた配信はしないと断言した環と共に大笑いする明影。
それならばもう彼女に振り回されることもないと、そう安堵していたのだが――?
「……でもまあ、普通にゲームをプレイするとは言ってないけどね」
「……はい?」
――そんな一言を耳にした瞬間、彼の脳裏に環がドヤ顔を浮かべながら胸を張っている姿が浮かび上がってきた。
なにか……とても嫌な予感を覚え始めた彼へと、満面の笑みを浮かべた環が弾んだ声で言う。
「いや~、一回でいいから経験してみたかったんだよね~! ひ♡め♡プ♡ ぼくの言うことをな~んでも聞く、従順で優秀なしもべをゲットできてラッキーだな~!」
「え? えっ? ひ、姫プ……? その、明智さん? いったい配信で何をするおつもりなのでしょうか……?」
「ひ♡み♡ちゅっ♡ まあ、とりあえずゲームをインストールしてよ。そしたら詳しい話をするからさ! ほら、急げこたりょ~! 時間は待っちゃくれないぞ~! 抹茶だけにね~! にゃっはっはっはっは!!」
……どうやら、環は普通にゲームをするつもりなどこれっぽっちもないようだ。
なんとなく予想ができてしまうが、姫プという単語に嫌な予感しか覚えない明影は、自分がまたも彼女に振り回されることを確信すると共に肩を落とす。
そんな彼の気持ちも知らずに楽しそうにはしゃぎながら、環は嬉しそうに配信の計画を練り続けるのであった。
翌日の朝、目を覚ました明影は自身のチャンネル登録者数とSNSのフォロワーの数が倍以上に増えている様を目にして、昨日とはまた違った理由で心臓の鼓動を早くしていた。
これは何かの間違いで、自分はまだ夢の中にいるのでは……と疑って頬をつねった彼は、微かな痛みを感じると共にこれが現実であることを確信し、身震いする。
まさか、こんなことになるなんて……と、二週間前から目まぐるしく変わっていく状況についていけずに戸惑う彼であったが、そこで事務所の代表である斧田から電話がかかってきた。
「もっ、もしもし! 風祭ですけど……」
「明影、やったな! とんでもなくバズってるぞ!」
珍しく声を弾ませている斧田の様子に、じわじわと自分が大勢の人たちに注目されている実感を覚え始める明影。
ファンたちからの注目は嵐魔琥太郎だけに留まらず、所属事務所である【戦極Voyz】にも及んでいるようだ。
「お前がバズってから、他の奴らのチャンネル登録者数も僅かにだが増加している。アーカイブの視聴回数もかなり増えているし、間違いなくお前が注目された効果が出ているぞ!」
「そ、そうなんですか? だとしたら嬉しいです。僕なんかが、みんなの役に立てるなんて……」
「謙遜するな! スタッフもタレントたちも、みんなお前に感謝してるぞ! もちろん、俺もそうだ。この勢いを維持できれば、一気に事務所の名前を広めることができるかもしれない。お前が運んでくれたチャンスを逃さないようにしようって、みんなやる気を見せてるぞ!」
斧田の嬉しそうな声を聞いていた明影は、自分もまた知らず知らずのうちに笑みをこぼしていることに気が付いた。
バズった。注目された。人気が出始めた。昨日までほとんどの人間に存在も知られていなかった【戦極Voyz】という事務所が、多くのファンたちの注目を集めているという事実に、明影の胸が高鳴る。
「それで、どうなんだ? 茶緑ガラシャさんと次のコラボについて話とかしているのか?」
「い、いえ、まだです。でも、雰囲気的にはもう一回くらいはやるんじゃないかなって……あっ!?」
ガラシャの、環の名前が出たそのタイミングを見計らったかのように、通話アプリに彼女からの着信が入る。
それを目にして驚いた明影の声を聞いただけで全てを察した斧田は、彼へと興奮が隠しきれていない声で言った。
「明影、俺が許す。向こうとのコラボを最優先に考えて動け。全力で向こうの企画に乗って、チャンスを掴み取るんだ」
「は、はいっ!」
「……頑張ってくれよ。【戦極Voyz】の未来は、お前の活躍にかかってるからな!」
プレッシャーを与えられたような気もしなくはないが、それ以上に斧田から信頼してもらえていることが嬉しかった明影は、嬉しさに何度か飛び跳ねながらそんな自分のことを落ち着かせるために深呼吸をした。
そうやって呼吸を整えた彼は、そのまま環からの着信に応える。
「あ、もしもし、風祭です……」
「へっへ~ん……ど~よ? ぼくのお陰でバズりにバズっただろ~?」
「は、はいっ! 全部明智さんのお陰です! 本当に感謝してます!!」
「にゃっはっはっはっは~! もっと褒めろ~! 崇めろ~! 奉れ~! もうぼくに足を向けて寝れないね~、こたりょ~!」
ぺこぺこと頭を下げながら、環へと感謝の言葉を述べる明影。
これまでとは立場が真逆になっているが、そんなことも気にせずに自分たちにここまでの大バズりチャンスをくれた彼女へと頭を下げ続ける中、電話の向こうで不敵な笑みを浮かべた環が言う。
「でさ~、あれだけじゃあ流石に悪いと思ったから、もう一回コラボしたいと思ってるんだけど……その前に一つ、確認させてもらっていい?」
「か、確認ですか? 何を……?」
意味深なその言葉にごくりと明影が息を飲む。
緊張で体を強張らせる彼へと、逆にリラックスしかしていなさそうな環が実に楽しそうな声でこう尋ねてきた。
「このバズりでぼくのこたりょ~への恩返しは十分にさせてもらった。むしろこたりょ~がぼくに恩を感じるレベルだよね? こたりょ~はぼくに恩がある。その恩を返すまでは、ぼくの言うことを何でも聞く……よね?」
「はい、もちろんです! このご恩を返すためならば、どのようなことでもさせていただきます!」
「そっか、そっか! なら、その言葉が本当かどうか、試させてもらっちゃおうかな~……!!」
このチャンスは逃すわけにはいかない。斧田の命令通り、何を後に回しても茶緑ガラシャとのコラボを最優先にしなければ。
そう考えた明影は、特に考えるでもなく彼女の言うことを肯定したのだが……その瞬間、環は嬉しそうに笑いながら何やら思惑を感じさせることを言い始める。
「じゃあさ、これからぼくが言うゲームをインストールしておいてよ! それを二人でプレイしよう! ねっ!?」
「はい! ……あの、念のために確認したいんですけど、今度は普通に配信しますよね? また数分で終わりとかにはなりませんよね?」
「当たり前じゃ~ん! あんなの何回もやったりしないよ~! 今度は普通に配信するって~! 安心してよ、こたりょ~!」
「で、ですよね~! すいません、変なこと聞いちゃって……」
もう変わり種というか、開始から数分で終わるような馬鹿げた配信はしないと断言した環と共に大笑いする明影。
それならばもう彼女に振り回されることもないと、そう安堵していたのだが――?
「……でもまあ、普通にゲームをプレイするとは言ってないけどね」
「……はい?」
――そんな一言を耳にした瞬間、彼の脳裏に環がドヤ顔を浮かべながら胸を張っている姿が浮かび上がってきた。
なにか……とても嫌な予感を覚え始めた彼へと、満面の笑みを浮かべた環が弾んだ声で言う。
「いや~、一回でいいから経験してみたかったんだよね~! ひ♡め♡プ♡ ぼくの言うことをな~んでも聞く、従順で優秀なしもべをゲットできてラッキーだな~!」
「え? えっ? ひ、姫プ……? その、明智さん? いったい配信で何をするおつもりなのでしょうか……?」
「ひ♡み♡ちゅっ♡ まあ、とりあえずゲームをインストールしてよ。そしたら詳しい話をするからさ! ほら、急げこたりょ~! 時間は待っちゃくれないぞ~! 抹茶だけにね~! にゃっはっはっはっは!!」
……どうやら、環は普通にゲームをするつもりなどこれっぽっちもないようだ。
なんとなく予想ができてしまうが、姫プという単語に嫌な予感しか覚えない明影は、自分がまたも彼女に振り回されることを確信すると共に肩を落とす。
そんな彼の気持ちも知らずに楽しそうにはしゃぎながら、環は嬉しそうに配信の計画を練り続けるのであった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
子供にしかモテない私が異世界転移したら、子連れイケメンに囲まれて逆ハーレム始まりました
もちもちのごはん
恋愛
地味で恋愛経験ゼロの29歳OL・春野こはるは、なぜか子供にだけ異常に懐かれる特異体質。ある日突然異世界に転移した彼女は、育児に手を焼くイケメンシングルファザーたちと出会う。泣き虫姫や暴れん坊、野生児たちに「おねえしゃん大好き!!」とモテモテなこはるに、彼らのパパたちも次第に惹かれはじめて……!? 逆ハーレム? ざまぁ? そんなの知らない!私はただ、子供たちと平和に暮らしたいだけなのに――!
男女比5対1の女尊男卑の世界で子供の頃、少女を助けたら「お嫁さんになりたい!」と言って来た。まさか、それが王女様だったなんて……。
楽園
恋愛
「将来、あなたのお嫁さんになりたい」
10年前、俺は魔法の力で一人の少女を救った。
……そして現在。ここは男女比5:1の女尊男卑の世界。
男は女に「選ばれる」ためだけの存在する。
俺、アルトは、前世の記憶と女でさえ持っていない無限の魔力を隠し、父と静かに暮らす「モブ」になるはずだった。
「待っていましたわ、アルト」
学園で再会したあの時の少女は、驚くべきことにリリアーナ王女だった。
どうやら彼女、あの日の「約束」を本気で果たしに来たらしい。
(俺の平穏なモブ生活が……!)
最強を隠したい男と、その秘密ごと彼を手に入れたい王女の、すれ違い学園ファンタジー!
クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について
沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。
かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。
しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。
現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。
その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。
「今日から私、あなたのメイドになります!」
なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!?
謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける!
カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる