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聖獣王をさがします
きょうから山登りです。
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朝起きると、昨日よりは少し疲れが取れているように感じた。
最近は馬車に揺れていたり、テントで寝たりして疲れていたんだと思う。
『さーしゃ、おはようございましゅ。』
「エヴァお嬢様、おはようございます。お仕度してしまいましょう。」
着替えをこちらに持ってきながら、挨拶してくれる。
イラーマ山へ登る前に、パールに聖獣王様がどの辺にいるのか聞いてみる。
「聖獣王様はねぇ、一番上の方かにゃ。気配を見た感じまだまだ遠いかもにゃ…」
上の方か…まだまだ遠いね。
『パールはちかくなったらどこにいるかわかりましゅか?』
「うん、近くなってきたらわかるにゃ。だから気を付けて山をのぼろぁ!!」
そうだね、まずはけがをせずに登りきることを考えよう。
仕度がおわった後、みんなで朝食をいただき山登りに向かった。
山のふもとまでは馬車で、その先は徒歩で登っていくことになるみたい。
聖獣王がいることもあり、大きな獣などはいないみたいだけど、全くでないというわけではないみたい。
みんなで周りを警戒しながら登っていくことになる。
あとは、荷物だけど、みんなでそれぞれリュックを背負って登っていくことになるみたいだ。
貴族の私たちは持たなくてもいいとかそういうのはない。
みんなで少しずつ分けて持って、負担を減らしたうえで登っていかなければ、獣が出てきたときに身動きが取れなくなってしまうそうだ。
私も少しだけだけど荷物を背負った。私の持てない分はサーシャとハンスが持ってくれている。
お兄様たちは荷物プラス鎧をつけている。すごく重そうだ。
山の中は思った以上に入り組んでいた。
道もほとんどない状態で、獣道に近い。一番前を歩く、コーネル様とコーネル様の護衛騎士が雑草を少し踏みながら道を作ってくれている。
コーネル様のスキルは知識だからと一番前で危ない草や花、虫などがいないか歩いてくれているのだ。今日のためにいろいろな図鑑などを見てくれていたみたい。コーネル様のスキルはどちらかというと瞬間記憶に近いみたいで、本などの内容や、話した内容を一度見聞きしたものを覚えることで知識を増やしていくスキルだと教えてくれた。
テストとかあったらすごく便利なスキルだなと思う。
山の中を30分くらい歩いたところだろうか…
全く景色が変わらないため、どのくらい歩いたかはわからないけど、結構進んだと思う。
お兄様が、「ここで少し休憩を取ろう」と言ってみんなで少しお水などをのんで休憩をとった。
正直3歳の足にはきつい旅ですよ、聖獣王様…
「エヴァは大丈夫?疲れてない?」
『おにいしゃま、ありがとうございましゅ。いつもよりあるいているので、つかれてはいましゅが、もうすこしがんばれましゅ』
「じゃあ、あと1時間くらいがんばったら、お昼にしようか」
頭をなでて、コーネル様と話があるようで、コーネル様のところにに歩いて行った。
ーーーーーーーーーーー
【アイザイア視点】
山登りが始まって、まだ30分くらいだ。
正直3歳のエヴァには相当過酷な山登りだと思う。
誰も山の中には入っていないような獣道だ。
砂漠化が進んでいる中でも、この山だけは別で木や草花もほとんどそのままだ。
これも、聖獣王様の力なのかもしれないと思いながら、コーネルの後ろを進んでいく。
エヴァの様子を見てみると疲れているようなので、いったんここで休憩をとることにした。
別に急いでいるわけではないのでゆっくり行こう。
エヴァにも大丈夫か聞いてみたところ、まだ頑張れるといっている。成長のためにももう少し頑張らせてみることにした。後ろにはライルとケビンもいるから遅れることはないとおもえるだけで安心だ。
『ネル、今どの辺まできたかわかる?』
「いやぁ、まだまだ入口の近くだよ。頂上となると全然先だ。休憩が終わったらもう少し進みたい。」
『わかった。途中途中こまめに休憩を取らないと体力がなくなってしまうと思うから、1時間くらいしたら少し休憩を入れよう。』
ネルは、うなずいて了承してくれた。
これから道はどんどん険しくなっていく。一つ一つみんなで乗り越えていくしかないな…
最近は馬車に揺れていたり、テントで寝たりして疲れていたんだと思う。
『さーしゃ、おはようございましゅ。』
「エヴァお嬢様、おはようございます。お仕度してしまいましょう。」
着替えをこちらに持ってきながら、挨拶してくれる。
イラーマ山へ登る前に、パールに聖獣王様がどの辺にいるのか聞いてみる。
「聖獣王様はねぇ、一番上の方かにゃ。気配を見た感じまだまだ遠いかもにゃ…」
上の方か…まだまだ遠いね。
『パールはちかくなったらどこにいるかわかりましゅか?』
「うん、近くなってきたらわかるにゃ。だから気を付けて山をのぼろぁ!!」
そうだね、まずはけがをせずに登りきることを考えよう。
仕度がおわった後、みんなで朝食をいただき山登りに向かった。
山のふもとまでは馬車で、その先は徒歩で登っていくことになるみたい。
聖獣王がいることもあり、大きな獣などはいないみたいだけど、全くでないというわけではないみたい。
みんなで周りを警戒しながら登っていくことになる。
あとは、荷物だけど、みんなでそれぞれリュックを背負って登っていくことになるみたいだ。
貴族の私たちは持たなくてもいいとかそういうのはない。
みんなで少しずつ分けて持って、負担を減らしたうえで登っていかなければ、獣が出てきたときに身動きが取れなくなってしまうそうだ。
私も少しだけだけど荷物を背負った。私の持てない分はサーシャとハンスが持ってくれている。
お兄様たちは荷物プラス鎧をつけている。すごく重そうだ。
山の中は思った以上に入り組んでいた。
道もほとんどない状態で、獣道に近い。一番前を歩く、コーネル様とコーネル様の護衛騎士が雑草を少し踏みながら道を作ってくれている。
コーネル様のスキルは知識だからと一番前で危ない草や花、虫などがいないか歩いてくれているのだ。今日のためにいろいろな図鑑などを見てくれていたみたい。コーネル様のスキルはどちらかというと瞬間記憶に近いみたいで、本などの内容や、話した内容を一度見聞きしたものを覚えることで知識を増やしていくスキルだと教えてくれた。
テストとかあったらすごく便利なスキルだなと思う。
山の中を30分くらい歩いたところだろうか…
全く景色が変わらないため、どのくらい歩いたかはわからないけど、結構進んだと思う。
お兄様が、「ここで少し休憩を取ろう」と言ってみんなで少しお水などをのんで休憩をとった。
正直3歳の足にはきつい旅ですよ、聖獣王様…
「エヴァは大丈夫?疲れてない?」
『おにいしゃま、ありがとうございましゅ。いつもよりあるいているので、つかれてはいましゅが、もうすこしがんばれましゅ』
「じゃあ、あと1時間くらいがんばったら、お昼にしようか」
頭をなでて、コーネル様と話があるようで、コーネル様のところにに歩いて行った。
ーーーーーーーーーーー
【アイザイア視点】
山登りが始まって、まだ30分くらいだ。
正直3歳のエヴァには相当過酷な山登りだと思う。
誰も山の中には入っていないような獣道だ。
砂漠化が進んでいる中でも、この山だけは別で木や草花もほとんどそのままだ。
これも、聖獣王様の力なのかもしれないと思いながら、コーネルの後ろを進んでいく。
エヴァの様子を見てみると疲れているようなので、いったんここで休憩をとることにした。
別に急いでいるわけではないのでゆっくり行こう。
エヴァにも大丈夫か聞いてみたところ、まだ頑張れるといっている。成長のためにももう少し頑張らせてみることにした。後ろにはライルとケビンもいるから遅れることはないとおもえるだけで安心だ。
『ネル、今どの辺まできたかわかる?』
「いやぁ、まだまだ入口の近くだよ。頂上となると全然先だ。休憩が終わったらもう少し進みたい。」
『わかった。途中途中こまめに休憩を取らないと体力がなくなってしまうと思うから、1時間くらいしたら少し休憩を入れよう。』
ネルは、うなずいて了承してくれた。
これから道はどんどん険しくなっていく。一つ一つみんなで乗り越えていくしかないな…
応援ありがとうございます!
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みんなの感想(3件)
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面白いんだけど長文の赤ちゃん言葉?が出て来ると滅茶苦茶読み難いですね…w
この度はこの作品を読んでいただいてありがとうございます。
そうですよね!長文のところに関しては何かしら読みやすい方法を探してみようと思います。
今後も楽しんで読んでいただけますと幸いです。
この度は作品を読んでいただきありがとうございます。
閑話休題の使い方について教えていただきありがとうございます。
少し使い方に戸惑いを思いつつ使ってしまっていたため、非常に助かりました。この後修正させていただきます。
今後も楽しんでいただけますと幸いです。
読み始めました!
情に【熱い】……!?
修造かな?
と思って笑ってしまった/(,,,ó ∀ ò)
では続きを読んでまいります/(,,,ò × ó)و"グッ
この度は数々の作品の中から読み始めていただきありがとうございます。
漢字間違えてますね…教えていただきありがとうございます。
是非続きを楽しんで頂けますと幸いです。