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聖獣王をさがします
イボーク辺境伯領に入る前にキャンプします。
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旅がスタートして2時間くらいが経った。
あっという間に町の中を通り過ぎ、今は広大な大地を走っている。といってもちょっとした道路みたいな道はあるのだけど、砂利道みたいな感じでずっとがたがたしてお尻が痛い…
アーノルドや、イーナンはそこまで砂利はなく、どちらかというと砂が多かったので、進むのがそれほど大変ではなかった。
これは早めに道を整備する必要もあるのかもしれないと、頭の中にインプットした。
それにしてもクッションが欲しい…
そう思っていると、最初の目的地に着いたみたいだ。
一度馬車をおりて、ここで朝ご飯を食べる。朝ご飯は、イートン家で作ってもらったものだ。パンとちょっとしたサラダ、あとは塩で焼いたお肉などが入っていた。
塩肉だけっていうのがなんとも味気ないけど、別々に食べるよりはいいのかと思い、ハンバーガーっぽくして食べることにする。元々パンは少し薄く丸いパンが2枚あったからちょうどいい。
ハンバーガーを作り、口の中に入れると普通に食べるよりもすごくおいしかった。思わず笑顔になる。
お兄様たちも私の顔を見ながら、「え、そんなにおいしいの?」そう言って真似をして食べていた。
こっちの世界にきてまた、ハンバーガーが食べられるなんて…って感動も少しある。今度はてりやきとか、ハンバーグとかのせて作ってみようと思う。
みんなでご飯を食べた後はまた、馬車に乗りひたすら何もない土地を走る。
馬車が走り出す前に、アオにおねがいして氷を変えておいた。これでひとまず安心だ。
馬車に乗っていると、コーネル様がこの辺の地について教えてくれた。
この辺はもともと大きな農園がたくさんあったそうだ。ただ、雨がなかなか降らず、どんどん作物が取れなくなっていった。そして作物が取れないということは、人もなかなか住むことができないということで、いろいろな所に行ってしまったそうだ。
うまくこの辺を農園に戻すことができれば、いいかもしれない。
これ以外の地にも似たようなところがあるだろうし、少しでも良くなるように精霊を増やしていくしかない。
そのことをみんなに伝えると、確かに精霊を増やしていくということが大切だと言っていた。おそらく貴族だけが契約するだけではだめだ。領民それぞれが精霊と契約していく必要がある。お兄様たちはまた家に帰った後、お父様たちに進言するそうだ。
いろいろ難しい話をしていると、あっという間にお昼になった。お昼はちょっとしたオアシスによることにした。このオアシスを過ぎると大きな山があってそこを馬車で登っていくことになるらしい。そしてその山を越えたらイボーク領だそうだ。
山もちょっと標高が高かったり、少し道が細いらしく、今のうちにご飯を食べおくことになった。お昼は干し肉をみんなが食べようとしていたから、私がクーラーボックスから色々出して、簡易サンドイッチを作って食べた。
これにはお兄様たちもびっくりだ。この距離を走っていても腐っていない食べ物なんてなかなか食べれない。ただ今は詳しいことを聞いている時間がないとのことで、急いで食べて出発した。
おいしいと言ってもらえてうれしかった。
そして、山を登りだして日も落ちてきたころ、今日はここに泊まろうと少し人場になっているところに泊まった。
お兄様たちは順番に夜番をしてくれるみたいだ。
みんなで、馬車からおり、薪を拾ってきたりいろいろ支度をしていった。
そして私はというと…このために作っておいたテントを取り出す。
サーシャとハンスにお願いをして、テントの組み立てを手伝ってもらいテントを3つ作った。
うん、初めてにしてはいい出来だと思う。まだまだ改良はできそうだけど、これはきっと商人などに売れるかもしれないと思って、また楽しみが増えた。
お兄様たちはこれをみてびっくりをしていたけど…寝やすいと言ってテントの中にそれぞれ入っていく。
私はサーシャと、お兄様たちは二人ずつに分かれてテントを使っていた。
こうして、3日目の旅も無事終わりを迎えた。
あっという間に町の中を通り過ぎ、今は広大な大地を走っている。といってもちょっとした道路みたいな道はあるのだけど、砂利道みたいな感じでずっとがたがたしてお尻が痛い…
アーノルドや、イーナンはそこまで砂利はなく、どちらかというと砂が多かったので、進むのがそれほど大変ではなかった。
これは早めに道を整備する必要もあるのかもしれないと、頭の中にインプットした。
それにしてもクッションが欲しい…
そう思っていると、最初の目的地に着いたみたいだ。
一度馬車をおりて、ここで朝ご飯を食べる。朝ご飯は、イートン家で作ってもらったものだ。パンとちょっとしたサラダ、あとは塩で焼いたお肉などが入っていた。
塩肉だけっていうのがなんとも味気ないけど、別々に食べるよりはいいのかと思い、ハンバーガーっぽくして食べることにする。元々パンは少し薄く丸いパンが2枚あったからちょうどいい。
ハンバーガーを作り、口の中に入れると普通に食べるよりもすごくおいしかった。思わず笑顔になる。
お兄様たちも私の顔を見ながら、「え、そんなにおいしいの?」そう言って真似をして食べていた。
こっちの世界にきてまた、ハンバーガーが食べられるなんて…って感動も少しある。今度はてりやきとか、ハンバーグとかのせて作ってみようと思う。
みんなでご飯を食べた後はまた、馬車に乗りひたすら何もない土地を走る。
馬車が走り出す前に、アオにおねがいして氷を変えておいた。これでひとまず安心だ。
馬車に乗っていると、コーネル様がこの辺の地について教えてくれた。
この辺はもともと大きな農園がたくさんあったそうだ。ただ、雨がなかなか降らず、どんどん作物が取れなくなっていった。そして作物が取れないということは、人もなかなか住むことができないということで、いろいろな所に行ってしまったそうだ。
うまくこの辺を農園に戻すことができれば、いいかもしれない。
これ以外の地にも似たようなところがあるだろうし、少しでも良くなるように精霊を増やしていくしかない。
そのことをみんなに伝えると、確かに精霊を増やしていくということが大切だと言っていた。おそらく貴族だけが契約するだけではだめだ。領民それぞれが精霊と契約していく必要がある。お兄様たちはまた家に帰った後、お父様たちに進言するそうだ。
いろいろ難しい話をしていると、あっという間にお昼になった。お昼はちょっとしたオアシスによることにした。このオアシスを過ぎると大きな山があってそこを馬車で登っていくことになるらしい。そしてその山を越えたらイボーク領だそうだ。
山もちょっと標高が高かったり、少し道が細いらしく、今のうちにご飯を食べおくことになった。お昼は干し肉をみんなが食べようとしていたから、私がクーラーボックスから色々出して、簡易サンドイッチを作って食べた。
これにはお兄様たちもびっくりだ。この距離を走っていても腐っていない食べ物なんてなかなか食べれない。ただ今は詳しいことを聞いている時間がないとのことで、急いで食べて出発した。
おいしいと言ってもらえてうれしかった。
そして、山を登りだして日も落ちてきたころ、今日はここに泊まろうと少し人場になっているところに泊まった。
お兄様たちは順番に夜番をしてくれるみたいだ。
みんなで、馬車からおり、薪を拾ってきたりいろいろ支度をしていった。
そして私はというと…このために作っておいたテントを取り出す。
サーシャとハンスにお願いをして、テントの組み立てを手伝ってもらいテントを3つ作った。
うん、初めてにしてはいい出来だと思う。まだまだ改良はできそうだけど、これはきっと商人などに売れるかもしれないと思って、また楽しみが増えた。
お兄様たちはこれをみてびっくりをしていたけど…寝やすいと言ってテントの中にそれぞれ入っていく。
私はサーシャと、お兄様たちは二人ずつに分かれてテントを使っていた。
こうして、3日目の旅も無事終わりを迎えた。
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