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聖獣王をさがします
いよいよ旅に出ます。
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あれから2日後、鍛冶屋に棒を取りに行った。
色々工夫してくれたのか、4つに折ってまとめられるようにしてくれていた。
テントにする布も無事完成して、3つ分のテントが出来上がった。
布を縫うのは大変だったんだけど、メイドさんたちやお祖母様、お母様も手伝ってくれたおかげ間に合ったのだ。本当に感謝しかない。
テントを使うのが楽しみです。
そして遂に、今日は聖獣王様に会いに行くために旅立つ日です。
パールはお留守番してもらおうと思ったけど、嫌みたいで一緒に連れていくことに…でも、もしかしたら同じ聖獣だしパールにはいる場所が分かるかもしれないらしい。
あとリーフとアオも一緒だ。ちょっと遠出もするし精霊石も探せたらいいなと思っている。
お兄様たちと並んで挨拶をする。
『おとーしゃま。いってきましゅ。』
「父上、行って参ります。」
お父様たちは少し心配そうな顔をしながら
「ああ、道中気をつけてな。行ってらっしゃい。」
そう言ってぎゅっと抱き締めてくれた。
挨拶を終えると馬車に乗る。今回は2台の馬車だ。
ライル様とケビン様は自分たちの領に戻るまで馬で戻るらしい。
ゆっくり馬車に乗りながら、今後についてお兄様が話してくれた。
今日はイーナン伯爵領の宿屋泊まるらしい。
大体、イーナン伯爵領へは何事も無ければ半日くらいで着くみたい。初日ということもあって疲れる可能性もあるから、今日は少し短めなんだって。
そして次の日イートン侯爵領むかって、まずはイートン家に一日お世話になるそうだ。そこでコーネル様と合流する。
一通りイボーク辺境伯領までの道筋を教えてもらうと、一度馬車が止まった。
ここで、お昼を食べるらしい。きょうも今日とて持ち運び便利なサンドイッチです!!卵焼きを入れてもらった。
うん、美味しい。出来ればマヨネーズをそろそろ作ってゆで卵とかも食べたいな。
皆でご飯を食べて少しゆっくりしているときに、少し気になったことをきいてみた。
『おにーしゃま、いまここはどのへんでしゅか?』
「ここは、丁度アーバントとイーナンの間かな。あの川を渡るとイーナン伯爵領だ。」川に指をさしながら言う。
『ここの川はかれていないのでしゅね!すごいでしゅ!』
最近は少しずつ自然が戻ってきているものの、まだまだなところの方が多い。思わず川があることにビックリしてしまった。
そしたら、「ここの川は以前みんなで精霊石をとった川と繋がってるんだ。だからその影響もあるだろう。あとイーナン家も頑張って精霊を探しているんだ。」と教えてくれた。
これからもこうやって少しずつ自然が戻ってくれればいい。
川を眺めながら思っていると、出発の時間になった。
川の所にかかっている橋を渡ってイーナン伯爵領に入った。
イーナン伯爵領に入ったからと言ってすぐ景色が変わっている訳では無いけど、すごく新鮮な気分だ。
パールと一緒に鼻歌を口ずさみながら馬車が前に進み、一日目は何事もなくイーナン伯爵領の宿屋に着いた。
宿屋に着いたころには日が落ちてきており、すぐご飯を食べて眠ってしまった私なのでした。
3歳児の体力には抗えないです。
ーーーーーーーーーー
【アイザイア視点】
イーナン伯爵領の宿屋について、エヴァはすぐ寝てしまった。
初めての長旅に疲れてしまったのだろう。
僕たちは寝る前にみんなで集まった。
『今日はほぼ予定通りに進んだと思うが、何か気になる点はあった?』
「確かに、予定通りでしたね。ほとんど大通りを走っていますし、滅多なことをしてくる盗賊なども出ては来ないでしょう。」ライルがお茶を飲みながら言う。
ケビーも「俺も見た感じ大丈夫そうかな。」手を頭の後ろで組みながらはなす。
2人が問題ないと言うなら大丈夫だろう。
『わかった。もし明日何かあったらスグ報告してくれ。取り敢えず明日も予定通り進もう』
そう言って今日は早めにみんな就寝した。
色々工夫してくれたのか、4つに折ってまとめられるようにしてくれていた。
テントにする布も無事完成して、3つ分のテントが出来上がった。
布を縫うのは大変だったんだけど、メイドさんたちやお祖母様、お母様も手伝ってくれたおかげ間に合ったのだ。本当に感謝しかない。
テントを使うのが楽しみです。
そして遂に、今日は聖獣王様に会いに行くために旅立つ日です。
パールはお留守番してもらおうと思ったけど、嫌みたいで一緒に連れていくことに…でも、もしかしたら同じ聖獣だしパールにはいる場所が分かるかもしれないらしい。
あとリーフとアオも一緒だ。ちょっと遠出もするし精霊石も探せたらいいなと思っている。
お兄様たちと並んで挨拶をする。
『おとーしゃま。いってきましゅ。』
「父上、行って参ります。」
お父様たちは少し心配そうな顔をしながら
「ああ、道中気をつけてな。行ってらっしゃい。」
そう言ってぎゅっと抱き締めてくれた。
挨拶を終えると馬車に乗る。今回は2台の馬車だ。
ライル様とケビン様は自分たちの領に戻るまで馬で戻るらしい。
ゆっくり馬車に乗りながら、今後についてお兄様が話してくれた。
今日はイーナン伯爵領の宿屋泊まるらしい。
大体、イーナン伯爵領へは何事も無ければ半日くらいで着くみたい。初日ということもあって疲れる可能性もあるから、今日は少し短めなんだって。
そして次の日イートン侯爵領むかって、まずはイートン家に一日お世話になるそうだ。そこでコーネル様と合流する。
一通りイボーク辺境伯領までの道筋を教えてもらうと、一度馬車が止まった。
ここで、お昼を食べるらしい。きょうも今日とて持ち運び便利なサンドイッチです!!卵焼きを入れてもらった。
うん、美味しい。出来ればマヨネーズをそろそろ作ってゆで卵とかも食べたいな。
皆でご飯を食べて少しゆっくりしているときに、少し気になったことをきいてみた。
『おにーしゃま、いまここはどのへんでしゅか?』
「ここは、丁度アーバントとイーナンの間かな。あの川を渡るとイーナン伯爵領だ。」川に指をさしながら言う。
『ここの川はかれていないのでしゅね!すごいでしゅ!』
最近は少しずつ自然が戻ってきているものの、まだまだなところの方が多い。思わず川があることにビックリしてしまった。
そしたら、「ここの川は以前みんなで精霊石をとった川と繋がってるんだ。だからその影響もあるだろう。あとイーナン家も頑張って精霊を探しているんだ。」と教えてくれた。
これからもこうやって少しずつ自然が戻ってくれればいい。
川を眺めながら思っていると、出発の時間になった。
川の所にかかっている橋を渡ってイーナン伯爵領に入った。
イーナン伯爵領に入ったからと言ってすぐ景色が変わっている訳では無いけど、すごく新鮮な気分だ。
パールと一緒に鼻歌を口ずさみながら馬車が前に進み、一日目は何事もなくイーナン伯爵領の宿屋に着いた。
宿屋に着いたころには日が落ちてきており、すぐご飯を食べて眠ってしまった私なのでした。
3歳児の体力には抗えないです。
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【アイザイア視点】
イーナン伯爵領の宿屋について、エヴァはすぐ寝てしまった。
初めての長旅に疲れてしまったのだろう。
僕たちは寝る前にみんなで集まった。
『今日はほぼ予定通りに進んだと思うが、何か気になる点はあった?』
「確かに、予定通りでしたね。ほとんど大通りを走っていますし、滅多なことをしてくる盗賊なども出ては来ないでしょう。」ライルがお茶を飲みながら言う。
ケビーも「俺も見た感じ大丈夫そうかな。」手を頭の後ろで組みながらはなす。
2人が問題ないと言うなら大丈夫だろう。
『わかった。もし明日何かあったらスグ報告してくれ。取り敢えず明日も予定通り進もう』
そう言って今日は早めにみんな就寝した。
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