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聖獣王をさがします
お兄様がお父様に大きな仕事を任されたようです。
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あれから一週間くらい経った頃、
お兄様がお父様に呼ばれて執務室へ向かった。
因みに今週からお兄様は長期休暇に入っている。
こっちでの長期休暇は二ヶ月間まるまる休みということらしい。
夏と冬に分かれているとかではなく、秋から冬にかけて二ヶ月間の休みだそうだ。休みの間はだいたい私と一緒にいてくれる。ライル様やケビン様は長期休暇ということもあり、実家に帰っているようだ。
お父様と2人で話してきたお兄様はすこし、ワクワクした顔をして戻ってきた。
『おにーしゃま、なにかたのしいことあったでしゅか?』そう聞くと、
「うん。そうだね!これから少し楽しみな事が起こりそうなんだ。」
声も少し楽しそう!なんかこれから色々起こるのかなーと思うと、私も少し楽しみになった。
ーーーーーーーーー
【アイザイア視点】
父上に呼ばれて、執務室へ行くと父上は書類から顔を上げてこちらをみた。
『失礼します。父上。何か御用でしょうか?』
目の下にクマを使った父上と目が合う。
「あぁ、イザか。待っていたぞ。」そう言ってこちらに寄ってくる。
少し疲れた顔してるな。
『父上、大丈夫ですか?お疲れのようですが…』
「あぁ、大丈夫だ。早速本題に入らせてもらおう。」
大丈夫と言われても説得力ないけど、これ以上聞いても教えてくれないだろう。
本題に入ると言われたので少し姿勢を正して父上を見据えた。
『実はな、先日の話だ。お前ももう直ぐ14歳になるよな。これから先執務など、やってもらうことも増えてくる。その前に一度、大きな仕事を与える。』
そう言って、聖獣王の件を任せると言ってきた。
その上で、父上は何も手伝わないとのこと。少し心配だけどわくわくする。
僕はまだ細かい話を聞いていないのに二つ返事で『わかりました』と答えていた。
「今、俺は教会を増やすことなどで手一杯になっている。だから俺は何もできない。というかしない。まずはイボークまだ何日くらいかかるのか。その間にどこに泊まるのか。何人くらい連れて行かなければならないのか。いくらくらいかかるのか、考えるんだ。俺や父上を連れて行くのは無理だからな。それ以外で考えてみろ。あと、イラーマ山についてちゃんと調べて、登るのに何日かかるのかだな。イラーマ山には馬車では入れないからな。勿論エヴァの足でどのくらいかかるのか考えてやれ。」
色々アドバイスをくれた。
「あぁ、このことについてもし相談したいという事があれば、セバスに話してあるから相談してみると良い。頑張ってみろ。」
今日の話は以上だ。と言われたので『わかりました。精一杯がんばります。』と言って外を出た。
まずは何からやらないといけないのか…かんがえながら準備を進めよう。
全て任せてくれた父上の気持ちに応えたい。
そして、任せてくれた嬉しさに足取り軽くエヴァのところに戻った。
エヴァに気づかれるくらいワクワクしていたなんて思わなかったけど。
まずは3歳のエヴァには過酷な旅になることも考えなきゃいけないな。
あとは一人で決めるのにも限界がある。これはもしかしたらライルとケビーにも手伝ってもらったほうがいいかもしれない。
連絡をとってみるか。そう思って手紙を書き出した。
お兄様がお父様に呼ばれて執務室へ向かった。
因みに今週からお兄様は長期休暇に入っている。
こっちでの長期休暇は二ヶ月間まるまる休みということらしい。
夏と冬に分かれているとかではなく、秋から冬にかけて二ヶ月間の休みだそうだ。休みの間はだいたい私と一緒にいてくれる。ライル様やケビン様は長期休暇ということもあり、実家に帰っているようだ。
お父様と2人で話してきたお兄様はすこし、ワクワクした顔をして戻ってきた。
『おにーしゃま、なにかたのしいことあったでしゅか?』そう聞くと、
「うん。そうだね!これから少し楽しみな事が起こりそうなんだ。」
声も少し楽しそう!なんかこれから色々起こるのかなーと思うと、私も少し楽しみになった。
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【アイザイア視点】
父上に呼ばれて、執務室へ行くと父上は書類から顔を上げてこちらをみた。
『失礼します。父上。何か御用でしょうか?』
目の下にクマを使った父上と目が合う。
「あぁ、イザか。待っていたぞ。」そう言ってこちらに寄ってくる。
少し疲れた顔してるな。
『父上、大丈夫ですか?お疲れのようですが…』
「あぁ、大丈夫だ。早速本題に入らせてもらおう。」
大丈夫と言われても説得力ないけど、これ以上聞いても教えてくれないだろう。
本題に入ると言われたので少し姿勢を正して父上を見据えた。
『実はな、先日の話だ。お前ももう直ぐ14歳になるよな。これから先執務など、やってもらうことも増えてくる。その前に一度、大きな仕事を与える。』
そう言って、聖獣王の件を任せると言ってきた。
その上で、父上は何も手伝わないとのこと。少し心配だけどわくわくする。
僕はまだ細かい話を聞いていないのに二つ返事で『わかりました』と答えていた。
「今、俺は教会を増やすことなどで手一杯になっている。だから俺は何もできない。というかしない。まずはイボークまだ何日くらいかかるのか。その間にどこに泊まるのか。何人くらい連れて行かなければならないのか。いくらくらいかかるのか、考えるんだ。俺や父上を連れて行くのは無理だからな。それ以外で考えてみろ。あと、イラーマ山についてちゃんと調べて、登るのに何日かかるのかだな。イラーマ山には馬車では入れないからな。勿論エヴァの足でどのくらいかかるのか考えてやれ。」
色々アドバイスをくれた。
「あぁ、このことについてもし相談したいという事があれば、セバスに話してあるから相談してみると良い。頑張ってみろ。」
今日の話は以上だ。と言われたので『わかりました。精一杯がんばります。』と言って外を出た。
まずは何からやらないといけないのか…かんがえながら準備を進めよう。
全て任せてくれた父上の気持ちに応えたい。
そして、任せてくれた嬉しさに足取り軽くエヴァのところに戻った。
エヴァに気づかれるくらいワクワクしていたなんて思わなかったけど。
まずは3歳のエヴァには過酷な旅になることも考えなきゃいけないな。
あとは一人で決めるのにも限界がある。これはもしかしたらライルとケビーにも手伝ってもらったほうがいいかもしれない。
連絡をとってみるか。そう思って手紙を書き出した。
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