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聖獣王をさがします
この子は一体なにもの??
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お兄様たちの稽古の時間になると私も一緒に外へ出て鑑定を使いながら色々外を歩いている。
最近は自然が増えてきたためか、動物たちも少しずつ増えてきた。
動物達がいるということは水も綺麗という事だと私は思っている。
スズメに似たチュンカやウサギに似たサウギーもいて、可愛い動物が主だ。あとは最近よく見かけるのがネコに似ている動物だ。これに関してはお兄様も見た事がないと言っていた。一応鑑定もしてみたんだけど、???の子としか出てこなかった。
鑑定して???ってどういうこと?って思っちゃうけどね…
見た目は猫なんだけどシッポが3つに分かれている。見た目はサバトラにちかいかな。
『ねこみゃ、またきたんでしゅか?』そう言うと、「んなー」と言いながら足にすり寄ってくる。
うぐ、可愛い…
これだけ擦り寄ってくるってことは野良猫じゃないと思うんだけどな。
そう思いながら少し撫でてあげる。
撫でてると気持ちよさそうだ。家族とはぐれちゃったのかな。
『ねこちゃ、1人でしゅか?』そう聞くと「んなー」と返ってきた。
こ、これは、返事してくれてるのかな。1人になっちゃったってことか。家で飼えればいいんだけど…
猫ちゃんと遊んでいると稽古が終わったお兄様たちが戻ってきた。
『おにーしゃま。おつかれしゃまでしゅ。』
「エヴァ、ただいま!!」お兄様が歩いて寄ってきた。
「この子また来てるんですね。」ライル様は猫ちゃんを撫でている。
私は意を決してお兄様に聞いてみた。
『おにーしゃま。この子1人みたいでしゅ。いっしょにすめましぇんか?』上目遣いでお兄様を見ていると、
「うーん、そればっかりは父上たちに聞いてみないとなぁ。因みにエヴァの鑑定ではこの子はなんと鑑定されたんだい??」
やっぱり、お父様たちにきいてみないとだよね。鑑定結果も???の子としか出てこないから分からないから、お兄様にも分からないことを伝えた。
多分安全な子ではあるんだけど…
「もしかしたらもう少し大きくならないと分からないのかもね。僕からも父上にお願いするから、二人で説得しよう!」そう言って笑った。
そして、そのまま猫ちゃんを連れて屋敷の中に入った。
猫ちゃんも私も結構汚れている。3歳児だから仕方ないよね。
サーシャに湯浴みしてもらい、2人とも綺麗になってから父上の執務室へ向かった。
執務室に着くとお兄様ももう来ていたみたいだ。ライル様やケビン様も来ていた。
猫ちゃんと2人で入るとお母様が「かわいいわぁ!!」なんて言いながらチラチラ触りたそうに見ていた。
その光景を見てお兄様もクスクス笑っている。
『おとーしゃま!!このこかいたいでしゅ。ちゃんとめんどうみましゅ。おねがいしましゅ。』頭を下げながらお父様に言うと、
「いいぞ。」と返ってきた。
頭に少しハテナが浮かぶ。こんなに早く良いって言って貰えると思わなかったから…
「ただし、明日は一日この子について調べて見ること。屋敷にある図書室もつかっていい。ちゃんと調べた上で面倒を見れるのであれば許可する。」
『わかりまちた。ちゃんとしらべましゅ。』そういうと頭を撫でながら、また明日調べ終わったら執務室にくるように言われた。
ーーーーーーーーーーーーー
【アイザイア視点】
エヴァ達が部屋に戻ったあと、僕は執務室に残った。
『父上、良かったんですか?何も伝えなくて…』
父上は前もって図書室で調べてあとこの正体を知っているみたいだった。
「いいんだ。あの子が飼いたいと言っているなら、本人で調べたほうが良いだろう。明日はイザも休みだったよな。エヴァと一緒に図書室に行って調べるの手伝ってやってくれ」
『わかりました。失礼します。』
そう言って執務室をでた。
あの子の正体を知った上で、父上も良いと言っているんだ。だから、害は無いのだろう。明日調べるのが楽しみだ。
最近は自然が増えてきたためか、動物たちも少しずつ増えてきた。
動物達がいるということは水も綺麗という事だと私は思っている。
スズメに似たチュンカやウサギに似たサウギーもいて、可愛い動物が主だ。あとは最近よく見かけるのがネコに似ている動物だ。これに関してはお兄様も見た事がないと言っていた。一応鑑定もしてみたんだけど、???の子としか出てこなかった。
鑑定して???ってどういうこと?って思っちゃうけどね…
見た目は猫なんだけどシッポが3つに分かれている。見た目はサバトラにちかいかな。
『ねこみゃ、またきたんでしゅか?』そう言うと、「んなー」と言いながら足にすり寄ってくる。
うぐ、可愛い…
これだけ擦り寄ってくるってことは野良猫じゃないと思うんだけどな。
そう思いながら少し撫でてあげる。
撫でてると気持ちよさそうだ。家族とはぐれちゃったのかな。
『ねこちゃ、1人でしゅか?』そう聞くと「んなー」と返ってきた。
こ、これは、返事してくれてるのかな。1人になっちゃったってことか。家で飼えればいいんだけど…
猫ちゃんと遊んでいると稽古が終わったお兄様たちが戻ってきた。
『おにーしゃま。おつかれしゃまでしゅ。』
「エヴァ、ただいま!!」お兄様が歩いて寄ってきた。
「この子また来てるんですね。」ライル様は猫ちゃんを撫でている。
私は意を決してお兄様に聞いてみた。
『おにーしゃま。この子1人みたいでしゅ。いっしょにすめましぇんか?』上目遣いでお兄様を見ていると、
「うーん、そればっかりは父上たちに聞いてみないとなぁ。因みにエヴァの鑑定ではこの子はなんと鑑定されたんだい??」
やっぱり、お父様たちにきいてみないとだよね。鑑定結果も???の子としか出てこないから分からないから、お兄様にも分からないことを伝えた。
多分安全な子ではあるんだけど…
「もしかしたらもう少し大きくならないと分からないのかもね。僕からも父上にお願いするから、二人で説得しよう!」そう言って笑った。
そして、そのまま猫ちゃんを連れて屋敷の中に入った。
猫ちゃんも私も結構汚れている。3歳児だから仕方ないよね。
サーシャに湯浴みしてもらい、2人とも綺麗になってから父上の執務室へ向かった。
執務室に着くとお兄様ももう来ていたみたいだ。ライル様やケビン様も来ていた。
猫ちゃんと2人で入るとお母様が「かわいいわぁ!!」なんて言いながらチラチラ触りたそうに見ていた。
その光景を見てお兄様もクスクス笑っている。
『おとーしゃま!!このこかいたいでしゅ。ちゃんとめんどうみましゅ。おねがいしましゅ。』頭を下げながらお父様に言うと、
「いいぞ。」と返ってきた。
頭に少しハテナが浮かぶ。こんなに早く良いって言って貰えると思わなかったから…
「ただし、明日は一日この子について調べて見ること。屋敷にある図書室もつかっていい。ちゃんと調べた上で面倒を見れるのであれば許可する。」
『わかりまちた。ちゃんとしらべましゅ。』そういうと頭を撫でながら、また明日調べ終わったら執務室にくるように言われた。
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【アイザイア視点】
エヴァ達が部屋に戻ったあと、僕は執務室に残った。
『父上、良かったんですか?何も伝えなくて…』
父上は前もって図書室で調べてあとこの正体を知っているみたいだった。
「いいんだ。あの子が飼いたいと言っているなら、本人で調べたほうが良いだろう。明日はイザも休みだったよな。エヴァと一緒に図書室に行って調べるの手伝ってやってくれ」
『わかりました。失礼します。』
そう言って執務室をでた。
あの子の正体を知った上で、父上も良いと言っているんだ。だから、害は無いのだろう。明日調べるのが楽しみだ。
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