上 下
21 / 63
精霊の味方を増やします

精霊石を見つけたので精霊を呼び出したいと思います

しおりを挟む
あれからすぐお父様も精霊石を見つけた。

その後お母様、お兄様も下流におりてきて無事に見つけることができた。

まさか一日で全員見つかるとは思ってなかったけど…

もしかしたら女神様が見つけやすく…いや、まさかな…

つぎは精霊を呼び出さないと行けない。でもここはあまりに砂漠化が進行していて呼び出すのは難しそうだ。

お父様に相談してみよ。

『おとーしゃま、せーれーしゃんをよぶにょに、みじゅなどがしゅくなしゅぎましゅ。ここらへんでみじゅがわいてしょうなところはありましぇんか?』

お父様の足をつかみながら聞いてみる。

「そうだな。水が湧いてるところはすこしここから遠くなるがあるにはあるぞ。みんな石に出会えた事だし行ってみるか。」

そう言ってみんなに問いかける。

お兄様も賛成なのか頷いているし大丈夫だろう。

『しゅっぱちゅでしゅ!!』
馬車に乗って移動を開始した。

********

移動をしていくと今までより若干水が湧き出ているところがあった。
きっと今の状態ではこれが限界だったのだろう。

そして、上流に昇っていくと湖までは行かない大きさの水が湧き出ていた。

馬車をおりてお兄様と手を繋いで水の近くに行く。お母様とお父様はその後ろをついてきている。

石を手に持ち水に近づけながら2時間くらいお喋りしながら待っていると、前と同様に石が光り始めた。

そして、その光が精霊の形に変わっていく。
『はじめまちて、せーれーしゃんでしゅか?エヴァンジェリンっていいましゅ。よろちくおねがいしましゅ。なかよくしてくだしゃ。』
そう言って頭を下げると、

「あ、君がエヴァだね!!緑の精霊から聞いてるよ。精霊界は繋がっているからね。久しぶりに、ヒトが精霊を呼んだことで大騒ぎだったんだよ。改めまして、僕が水を司る精霊さ。よろしくね。エヴァンジェリン。」

そう言って私の周りをくるくる回っている。

私以外のみんなも精霊たちが出てきたようだ。これで少しづつ水が潤っていけばいいんだけどな。

ーーーーーーーーーーーー
【エリザ視点】
精霊さんが姿を見せてくださって、
お屋敷に帰ったら契約をと思っていたのだけれど、
まさかのエヴァが疲れて眠ってしまいました。

おそらく朝からはしゃいでたのもあったのでしょう。
でも、まさか私たち大人でも精霊さんに会えるなんて
なんだか奇跡を見ているみたいです。

ザックも子供みたいな笑顔ではしゃいでいました。

『ザック、イザ今日はエヴァも寝てしまったし、契約は明日にしましょう。エヴァが寝ている間に契約してしまうと、明日エヴァが不貞腐れてしまいそうだわ。』

そう言って二人をなだめます。

ザックも少しがっかりしながら
「そうだな。明日にしよう。今日はみんな疲れているしゆっくり休んでくれ。」
そう言ってその場は解散になりました。

明日は無事契約出来ればいいのですけど。
これからよろしくお願いしますね。精霊さん。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

神の使いでのんびり異世界旅行〜チート能力は、あくまで自由に生きる為に〜

和玄
ファンタジー
連日遅くまで働いていた男は、転倒事故によりあっけなくその一生を終えた。しかし死後、ある女神からの誘いで使徒として異世界で旅をすることになる。 与えられたのは並外れた身体能力を備えた体と、卓越した魔法の才能。 だが骨の髄まで小市民である彼は思った。とにかく自由を第一に異世界を楽しもうと。 地道に進む予定です。

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?

みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。 ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる 色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く

転生幼女が魔法無双で素材を集めて物作り&ほのぼの天気予報ライフ 「あたし『お天気キャスター』になるの! 願ったのは『大魔術師』じゃないの!」

なつきコイン
ファンタジー
転生者の幼女レイニィは、女神から現代知識を異世界に広めることの引き換えに、なりたかった『お天気キャスター』になるため、加護と仮職(プレジョブ)を授かった。 授かった加護は、前世の記憶(異世界)、魔力無限、自己再生 そして、仮職(プレジョブ)は『大魔術師(仮)』 仮職が『お天気キャスター』でなかったことにショックを受けるが、まだ仮職だ。『お天気キャスター』の職を得るため、努力を重ねることにした。 魔術の勉強や試練の達成、同時に気象観測もしようとしたが、この世界、肝心の観測器具が温度計すらなかった。なければどうする。作るしかないでしょう。 常識外れの魔法を駆使し、蟻の化け物やスライムを狩り、素材を集めて観測器具を作っていく。 ほのぼの家族と周りのみんなに助けられ、レイニィは『お天気キャスター』目指して、今日も頑張る。時々は頑張り過ぎちゃうけど、それはご愛敬だ。 カクヨム、小説家になろう、ノベルアップ+、Novelism、ノベルバ、アルファポリス、に公開中 タイトルを 「転生したって、あたし『お天気キャスター』になるの! そう女神様にお願いしたのに、なぜ『大魔術師(仮)』?!」 から変更しました。

婚約破棄された令嬢が記憶を消され、それを望んだ王子は後悔することになりました

kieiku
恋愛
「では、記憶消去の魔法を執行します」 王子に婚約破棄された公爵令嬢は、王子妃教育の知識を消し去るため、10歳以降の記憶を奪われることになった。そして記憶を失い、退行した令嬢の言葉が王子を後悔に突き落とす。

異世界に来ちゃったよ!?

いがむり
ファンタジー
235番……それが彼女の名前。記憶喪失の17歳で沢山の子どもたちと共にファクトリーと呼ばれるところで楽しく暮らしていた。 しかし、現在森の中。 「とにきゃく、こころこぉ?」 から始まる異世界ストーリー 。 主人公は可愛いです! もふもふだってあります!! 語彙力は………………無いかもしれない…。 とにかく、異世界ファンタジー開幕です! ※不定期投稿です…本当に。 ※誤字・脱字があればお知らせ下さい (※印は鬱表現ありです)

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油
ファンタジー
 貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。  僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。  魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。  言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。  この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。  小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。 ------------------------------------------------------------------  お知らせ   「転生者はめぐりあう」 始めました。 ------------------------------------------------------------------ 注意  作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。  感想は受け付けていません。  誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

神獣に転生!?人を助けて死んだら異世界に転生する事になりました

Miki
ファンタジー
学校が終わりバイトに行く途中、子供を助けて代わりに死んでしまった。 実は、助けた子供は別の世界の神様でお詫びに自分の世界に転生させてくれると言う。 何か欲しい能力があるか聞かれたので希望をいい、いよいよ異世界に転生すると・・・・・・ 何故か神獣に転生していた! 始めて書いた小説なので、文章がおかしかったり誤字などあるかもしてませんがよろしくお願いいたします。 更新は、話が思いついたらするので早く更新できる時としばらく更新てきない時があります。ご了承ください。 人との接し方などコミュニケーションが苦手なので感想等は返信できる時とできない時があります。返信できなかった時はごめんなさいm(_ _)m なるべく返信できるように努力します。

憧れのスローライフを異世界で?

さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。 日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。

処理中です...