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精霊の味方を増やします

大好きな家族と一緒にピクニックに行くのでお菓子を作ります

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お父様たちと話してから、1週間がたった。
今日は風の日で、明日はいよいよ闇の日になる。

家族みんなで精霊を探しに行くのが楽しみで仕方がない。

そして、何よりピクニックだ!!

ピクニックと言えばみんなでご飯食べたり、お菓子食べたり、遊んだりするよね。

ということで、私も明日のピクニックに向けてお菓子を作ることにした。

『シャーシャ、あしたのぴくにくのためにおかしちゅくりたいでしゅ。りょりちょうのところへいくれしゅよ。』

と私がサーシャに向かって言うと、サーシャは

「承知しました。ですが、エヴァ様が歩いて向かうとなるとお時間がかかってしまいます。よろしければわたくしがお連れしてもよろしいでしょうか?」

確かに、私の足ではポテポテしか歩けない。考えた末『よろちく』と抱っこをしてもらうことにしたのだった。

*********

料理長のところに着くと、料理長に作って欲しいものを頼んだ。

『ヴァンしゃん、おひしゃしぶりでしゅ。コーンシュターチありましゅか?コーンシュターチちゅかってシフォンケーキをちゅくって欲しいです。』

そう伝えると、少し困った顔をしながら
「エヴァ様、お久しぶりです。コーンスターチですかね?こちらは主食で使っているのでありますが、シフォンケーキってなんですか?」と言われてしまった。

そういえばここではあまりお菓子とは出ないイメージがある。
あるとすれば、パサパサのクッキーくらい…

『まず、材料でしゅね。コーンシュターチと、おしゃと、ミルク、たまご、あぶりゃをちゅかいましゅ。』

使うもの伝えると料理長は取りに行ってくれた。

「これで足りるかい?」そう聞かれたので多きく頷いた。

『まずはたまごをらんおーとらんぱくにわけましゅ。わけたららんぱくをふわふわになるまでかきまじぇましゅ。しりょくなってきたらおしゃとをいれてツノがたつまでまじぇてくだしゃい。』

料理長が話を聞きながらまぜはじめてくれた。

『それができたら、あぶりゃ、コーンシュターチ、みるく、らんおーをまぜましゅ。まじぇたら、らんぱくにすこしじゅちむたしながらきるようにまぜてくだしゃい。まぜたりゃそれをやきたいのでしかくいはこみたいなのに入れてほしいでしゅ。』

そうつたえて、オーブンで焼いてもらった。

どんどんいい匂いがしてくる。

これが出来たら明日一緒に持っていこう。

焼きあがったあと、料理長にも味見してもらって、明日持っていくことを伝えた。


明日はいよいよピクニックだ。石が見つかるといいな。たのしみだな。

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