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精霊を呼び出したい

取り敢えず精霊と契約するための情報を集めます。

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執務室に着くと、お父様とお母様が揃っていた。

私はお兄様におろしてもらい、ポテポテ歩いて二人に近寄った。

『おとーしゃま、おかーしゃま!!みちぇくだしゃい!!精霊さんでしゅ!!』ニコニコしながら2人に話す。

しかし二人は首を傾げ何があったのだろう…そんな顔をしている。

たしかに入ってきてはしゃいでこんな話したら吃驚するかもしれない。

そんなことを考えていると、お兄様が助け舟を出してくれた。
「父上、母上お忙しいところ申し訳ございません。今大丈夫ですか?」そう確認すると、お父様が「二人ともそこに座りなさい。」とソファに座るよう促してくれた。

お兄様の横に座らせてもらい、テーブルを挟んで前にはお父様とお母様が座っている。

「で、先程の精霊の話だが、どういうことが説明してくれるか?」とお父様が私とお兄様に話を振ってきた。

そして、先程あったことをお兄様が伝えてくれたのだ。

「二人とも話しは理解した。エヴァ、お父様とお母様にも精霊さんに会わせてくれないかい?」そうお父様が聞いてきたので、

こくりと頷いて精霊さんに出てきて欲しいとお願いをする。

そうするとまた石が光だして、精霊さんが出てきたのだ。

『おとーしゃま、おかーしゃま、これがせいれいさんでしゅ。みどりのせいれいさんなんでしゅよ。』

そう言うと精霊さんが二人の周りをくるくる回った。

「ザック、本当に精霊がいるわ!!」とお父様に話しかけている。お母様も吃驚しているみたいだ。

「イザ、エヴァ、契約については恐らく昔の文献を見てみれば出てくるだろう。だからこちらでも調べてみる。エヴァ、精霊さんに、契約は急いだ方がいいのかだけ聞いてもらえるかな?」眉間の皺を押さえながらお父様が私に聞いてきた。

精霊さんには、人の言葉がわかるみたいで
「そんなに急いでいるわけじゃないよ。ただ、契約をしないと僕も精霊の力が足りなくてあまりこっちに居られない。あと見た感じ砂漠化が結構進んできているみたいだからね。なるべく早い方がいいかな。」

そう言っていることをお父様に伝えた。

そしたらお父様も「分かった。急ごう。」と言って文献をさがしに図書室へ向かった。

ーーーーーーーーーーー
【アイザック視点】
俺が仕事をしている間に色々なことが起きていて、
吃驚したは事実だ。

ただ、ずっと受け継がれていた物語を
子供に聞かせている時点で、
心のどこかでは何かあるんじゃないかとは思ってたんだ。

ただ、大人になればなるほど信じるものは少なくなっていく。

きっとエヴァだからこそ気づいたのだろう。

とにかく早めに精霊との契約について調べなくてはな。

そう思って探していると古い本を見つけた。
絶対これだ。そう思いながら本を開いた。

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