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答え合わせ
魔女と呼ばれた本当の意味。ルーカス視点
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デビュタントから数日。私に早馬が届いた。
なんでも急ぎ、国に戻ってきてほしいとのことだった。
恐らくキャロルのこと、キャロルの母親のこと、そして俺の母親の真実を暴こうとしているのではないだろうかと思う。
俺は急ぎ手紙を返信し、リーンハルトの所へ向かった。
「リーンハルト。俺は一度マーレ国に戻ることになった。できれば、リーンハルトも一緒に来てくれると助かるのだが…」
リーンハルトに一緒に来てもらいたいのには訳がある。どのような結果になるかを見届けてほしいということと、リーンハルトの叔母にあたるキャロルの母親についての真実を一緒に伝えられればと思ったからだ。
ここからマーレ国まで戻る間に、フラージア領にもよることになるだろうからそこで2人に話をしてキャロルとクラウドに来てもらうつもりだ。着いたばかりで一つに申し訳ないが…。
リーンハルトも俺の言葉を理解したのか、足早に「父上のところに行ってくる」と言って出ていってしまった。
俺も今のうちに準備をしてリーンハルトが戻ってきたらすぐ家を出れるようにしておく。
そして30分後リーンハルトが戻ってきたため急いで馬車に乗りマーレ国へ向かった。
⟡.·*.··············································⟡.·*.
大事な話があるということでキャロル達は後から来ることになった。
「二人はうまくいってるかな」
リーンハルトがキャロル達を思い浮かべながら話しかけてくる。
「まぁきっと上手くいってるよ。兄的な立ち位置からすると二人が一緒になってくれるのは嬉しいね。」
リーンハルトと2人馬車に乗り話しながら進んでいくと、馬車の周りが光り始める。一瞬瞬きをした瞬間に俺たちはマーレ国の王宮にについていた。今までにこんな経験はなかったため驚いた。
しかも目の前には先ほど別れたはずのクラウドとキャロルがいた。
「ルーカス様。リーンハルトお兄様。」
俺たちに駆け寄ってくる2人も何が何だかわかっていない様子だ。
とりあえず早く話を始められるのはありがたいため急ぎ父上のところに向かった。
父上達もくるのがわかってきたのかわからないが俺たちが謁見の間に入る前にキャロルの家族が謁見の間に連れて行かれる。その家族の後ろをルイが歩いていく。
「ルーカス。あれが…?」
「あぁ、キャロルの元家族とルイ、俺の弟。」
リーンハルトが3人を見て少し怒っているようだ。まぁ、俺も怒りたいところを抑えているが…
「ルーカス、入ってこい。」
父上から言葉をかけられたのでリーンハルトより先に謁見の間に向かった。
「父上、お久しぶりでございます。今日は立会人としてもう1人と、今回の内容の被害者でもあるキャロル・ロビンソンを連れてきました。お呼びしてもよろしいでしょうか。」
父上もわかっているのだろう。目を瞑り、
「わかった。」と一言返してくる。
扉を開けるとリーンハルトとキャロル、クラウドが中に入ってきた。
「マーレ国国王陛下。お久しぶりでございます。フィオーレ国、王太子リーンハルト・フィオーレ。ここに立会人として馳せ参じました。」
キャロルとクラウドも頭を下げる。
「リーンハルト・フィオーレ王太子殿下。ようこそいらっしゃいました。本日は立会人としてよろしくお願いいたします。」
リーンハルトの挨拶に誠意を持って返す父上。
ロビンソン侯爵、ロビンソン侯爵夫人を見ると顔がみるみる青くなっていくのが見える。
「さて始めようか。まずはキャロル嬢についてだ。」
私はキャロル嬢の真実から話していくことにした。この数年何も遊んでいたわけではない。色々なところに行き、真実を探っていた。
「キャロル嬢が行ってきたと言われたことは全てベレニスや家族がキャロル嬢に対し行ってきたことだということは全て調べが付いている。」
俺は書類を父上と、リーンハルトに渡した。
本当はキャロルがいるところで話したかったところだが折角前を向いてクラウドと旅をしているのだ。できれば邪魔をしたくない。
「キャロルに対し、無視をする。キャロルをいないように扱うだけでなく、気に食わないと殴る、蹴るなどの暴力行為、お茶会などがある日は反省室に入れて、出席できないようにする、さらにはルイ王太子殿下から届いた手紙を勝手に返信するなどが行われていたと報告を受けた。」
こちらについてはロビンソン家にいたメイドからも証言が取れた。
「辞めさせられたメイドを探すのは苦労したよ。」
キャロルの味方をするメイドたちは悉く辞めさせられており、なかなか見つからなかった。
なぜ見つからないのか、ほとんどの人はもう亡くなっていたからだ。
口止め料払っているとかならまだしも、ロビンソン侯爵が行っていた行為は人とは言えない行為だった。
「名もない村を回ってやっと1人見つけることができたんだからね。」
証人として連れてこようと思ったが、俺が会いにいった時にはあまりよくない状況で、話すのがやっとだった。
キャロルのことを話し始めると大きな声でベレニスが叫び始めた。
「う、う、うそよ!!私はそんなことしていないわ!お姉様が全部悪いのよ!!」
「そうです。全てルーカス殿下の出まかせです。」
侯爵もベレニスの言葉に便乗し全て嘘だと言い出し、夫人はオモチャのようにコクコクと首を縦に振っている。
まだここで認めていればよかったものを…
「そういうと思っていたよ。この国にはないが他の国では投影魔法があるんだ。今回メイドが話したことについては全て記録してある。こちらは後ほど陛下、リーンハルト王太子殿下に献上いたします。」
「お姉さまは半分以上家にいなかったわ!それは他の男たちと遊び歩いていたからなんでしょ!お父様たちがそう言って他の聞いたんだから!」
この親子から出てくる話は全て胸糞悪い話ばかりで聞くに耐えない。俺は深く深呼吸してから続きを話し始めた。
「キャロルが家にいなかったことについてだが…」
「私が家にいなかったことは私から説明させていただきます!国王陛下。お久しぶりです。」キャロルが堂々とした面持ちで話し始める。
「私が家に戻らなかったのは領地を周り結界石に魔力を通したり、王妃教育、ルイ王太子殿下の代わりに執務を行なっていたからです。決して遊んでいたことはございません。」
キャロルが言った後に続けて一言伝える。
「これらについては父上と私が証人だ。」
「し、しかし、そんな何日もかかるものなんですか?」
なぜ王太子なのに知らないのか、恐らく勉強をしてこなかったからだろう。
「我息子ながらに呆れたよ。結界石はな全ての領地にあるんだ。それをキャロルは1人で回っていた。キャロルが結界石に魔力を注ぐと半年は持つからだ。」
ちなみに他の人だともっと頻繁に魔力を注がなくてはならない。
「通常は他の聖女たちと手分けして回るんだが、キャロルは王妃として国民のことをよく知りたいと自分で回っていたんだよ。おまえがそこのベレニスと遊んでいる間にね。」
「う、うそだ…」
そもそも魔女という呼び方だって、「魔力の多い聖女」という意味だったんだ。それを黒持ちを忌避する奴らが勝手に「魔王のような聖女」と言い出したことで、よくない印象を与えた。
「ルイ王太子殿下は周りの言葉に踊らされすぎたんですよ。自分で何も見ようとしてこなかったツケが回ったということですね。」
俺は厳しい言葉と分かりながらも何も知ろうと知らなかったルイを冷たく突き放した。
なんでも急ぎ、国に戻ってきてほしいとのことだった。
恐らくキャロルのこと、キャロルの母親のこと、そして俺の母親の真実を暴こうとしているのではないだろうかと思う。
俺は急ぎ手紙を返信し、リーンハルトの所へ向かった。
「リーンハルト。俺は一度マーレ国に戻ることになった。できれば、リーンハルトも一緒に来てくれると助かるのだが…」
リーンハルトに一緒に来てもらいたいのには訳がある。どのような結果になるかを見届けてほしいということと、リーンハルトの叔母にあたるキャロルの母親についての真実を一緒に伝えられればと思ったからだ。
ここからマーレ国まで戻る間に、フラージア領にもよることになるだろうからそこで2人に話をしてキャロルとクラウドに来てもらうつもりだ。着いたばかりで一つに申し訳ないが…。
リーンハルトも俺の言葉を理解したのか、足早に「父上のところに行ってくる」と言って出ていってしまった。
俺も今のうちに準備をしてリーンハルトが戻ってきたらすぐ家を出れるようにしておく。
そして30分後リーンハルトが戻ってきたため急いで馬車に乗りマーレ国へ向かった。
⟡.·*.··············································⟡.·*.
大事な話があるということでキャロル達は後から来ることになった。
「二人はうまくいってるかな」
リーンハルトがキャロル達を思い浮かべながら話しかけてくる。
「まぁきっと上手くいってるよ。兄的な立ち位置からすると二人が一緒になってくれるのは嬉しいね。」
リーンハルトと2人馬車に乗り話しながら進んでいくと、馬車の周りが光り始める。一瞬瞬きをした瞬間に俺たちはマーレ国の王宮にについていた。今までにこんな経験はなかったため驚いた。
しかも目の前には先ほど別れたはずのクラウドとキャロルがいた。
「ルーカス様。リーンハルトお兄様。」
俺たちに駆け寄ってくる2人も何が何だかわかっていない様子だ。
とりあえず早く話を始められるのはありがたいため急ぎ父上のところに向かった。
父上達もくるのがわかってきたのかわからないが俺たちが謁見の間に入る前にキャロルの家族が謁見の間に連れて行かれる。その家族の後ろをルイが歩いていく。
「ルーカス。あれが…?」
「あぁ、キャロルの元家族とルイ、俺の弟。」
リーンハルトが3人を見て少し怒っているようだ。まぁ、俺も怒りたいところを抑えているが…
「ルーカス、入ってこい。」
父上から言葉をかけられたのでリーンハルトより先に謁見の間に向かった。
「父上、お久しぶりでございます。今日は立会人としてもう1人と、今回の内容の被害者でもあるキャロル・ロビンソンを連れてきました。お呼びしてもよろしいでしょうか。」
父上もわかっているのだろう。目を瞑り、
「わかった。」と一言返してくる。
扉を開けるとリーンハルトとキャロル、クラウドが中に入ってきた。
「マーレ国国王陛下。お久しぶりでございます。フィオーレ国、王太子リーンハルト・フィオーレ。ここに立会人として馳せ参じました。」
キャロルとクラウドも頭を下げる。
「リーンハルト・フィオーレ王太子殿下。ようこそいらっしゃいました。本日は立会人としてよろしくお願いいたします。」
リーンハルトの挨拶に誠意を持って返す父上。
ロビンソン侯爵、ロビンソン侯爵夫人を見ると顔がみるみる青くなっていくのが見える。
「さて始めようか。まずはキャロル嬢についてだ。」
私はキャロル嬢の真実から話していくことにした。この数年何も遊んでいたわけではない。色々なところに行き、真実を探っていた。
「キャロル嬢が行ってきたと言われたことは全てベレニスや家族がキャロル嬢に対し行ってきたことだということは全て調べが付いている。」
俺は書類を父上と、リーンハルトに渡した。
本当はキャロルがいるところで話したかったところだが折角前を向いてクラウドと旅をしているのだ。できれば邪魔をしたくない。
「キャロルに対し、無視をする。キャロルをいないように扱うだけでなく、気に食わないと殴る、蹴るなどの暴力行為、お茶会などがある日は反省室に入れて、出席できないようにする、さらにはルイ王太子殿下から届いた手紙を勝手に返信するなどが行われていたと報告を受けた。」
こちらについてはロビンソン家にいたメイドからも証言が取れた。
「辞めさせられたメイドを探すのは苦労したよ。」
キャロルの味方をするメイドたちは悉く辞めさせられており、なかなか見つからなかった。
なぜ見つからないのか、ほとんどの人はもう亡くなっていたからだ。
口止め料払っているとかならまだしも、ロビンソン侯爵が行っていた行為は人とは言えない行為だった。
「名もない村を回ってやっと1人見つけることができたんだからね。」
証人として連れてこようと思ったが、俺が会いにいった時にはあまりよくない状況で、話すのがやっとだった。
キャロルのことを話し始めると大きな声でベレニスが叫び始めた。
「う、う、うそよ!!私はそんなことしていないわ!お姉様が全部悪いのよ!!」
「そうです。全てルーカス殿下の出まかせです。」
侯爵もベレニスの言葉に便乗し全て嘘だと言い出し、夫人はオモチャのようにコクコクと首を縦に振っている。
まだここで認めていればよかったものを…
「そういうと思っていたよ。この国にはないが他の国では投影魔法があるんだ。今回メイドが話したことについては全て記録してある。こちらは後ほど陛下、リーンハルト王太子殿下に献上いたします。」
「お姉さまは半分以上家にいなかったわ!それは他の男たちと遊び歩いていたからなんでしょ!お父様たちがそう言って他の聞いたんだから!」
この親子から出てくる話は全て胸糞悪い話ばかりで聞くに耐えない。俺は深く深呼吸してから続きを話し始めた。
「キャロルが家にいなかったことについてだが…」
「私が家にいなかったことは私から説明させていただきます!国王陛下。お久しぶりです。」キャロルが堂々とした面持ちで話し始める。
「私が家に戻らなかったのは領地を周り結界石に魔力を通したり、王妃教育、ルイ王太子殿下の代わりに執務を行なっていたからです。決して遊んでいたことはございません。」
キャロルが言った後に続けて一言伝える。
「これらについては父上と私が証人だ。」
「し、しかし、そんな何日もかかるものなんですか?」
なぜ王太子なのに知らないのか、恐らく勉強をしてこなかったからだろう。
「我息子ながらに呆れたよ。結界石はな全ての領地にあるんだ。それをキャロルは1人で回っていた。キャロルが結界石に魔力を注ぐと半年は持つからだ。」
ちなみに他の人だともっと頻繁に魔力を注がなくてはならない。
「通常は他の聖女たちと手分けして回るんだが、キャロルは王妃として国民のことをよく知りたいと自分で回っていたんだよ。おまえがそこのベレニスと遊んでいる間にね。」
「う、うそだ…」
そもそも魔女という呼び方だって、「魔力の多い聖女」という意味だったんだ。それを黒持ちを忌避する奴らが勝手に「魔王のような聖女」と言い出したことで、よくない印象を与えた。
「ルイ王太子殿下は周りの言葉に踊らされすぎたんですよ。自分で何も見ようとしてこなかったツケが回ったということですね。」
俺は厳しい言葉と分かりながらも何も知ろうと知らなかったルイを冷たく突き放した。
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