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第9話 考える時間
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ルナさんの説得に成功したわたし達は、まずは艦を停止させる方法を探す事にした。
この艦を止めるのは超AIから地球を救った後になるだろうが、今のうちに知っておくのも悪くないと思ったのだ。
最初は地球の磁場の届かない太陽系の外まで行って止めると言っていたが、地球を救う選択を選んだ以上、太陽系内で何とかする方法も見つけておいた方がいい。
暴走は何の弾みで起こるか分からないのだから……
どのみち先の長い太陽までの旅。つぶす時間はたっぷりとあった。
「ルナさん、何かいい方法は思いつきますか?」
「ちょっと待って」
ルナさんは目を閉じ集中している。しばらくすると彼女の目が開かれた。
「この艦にアクセス出来るのは私だけみたい。私がこの艦のシステムに介入して止めるしかないわ」
「さすがこの艦と同じ星の出身で艦長のお姉さん。でも、妖精ロボ子でも出来ると思いますよ」
彼女が艦のシステムを把握して全砲門射撃でわたし達を救ってくれたのは記憶に新しいところだ。だが、ルナさんは首を横に振った。
「この件で妖精ロボ子は信用しない方がいいわ」
「どうして?」
「これがAIの不利益になる事だからよ」
「そっか……」
妖精ロボ子はAIを搭載したアンドロイドだ。AIだからこそ感情よりも計算を優先して敵AIの味方につく可能性がある。
助けてくれた仲間なのにAIというだけで信頼できないのは悲しい物がある。だが、今では副長となったルナさんに雑用係のわたしが意見できる事はなかった。
「それでどうやって止めるんですか?」
「それは……」
ルナさんが口籠る。
「どうしました?」
「私はこの艦のシステムに干渉する方法を知らないの」
「そんな事ないですよ。だってルナさんの得意な事は……」
「もう! そんなに褒められても何も出ないわよ!」
ルナさんの照れた顔は可愛い。
「でも、本当に知らないのよ。この艦は私が生まれる前からあった物だし……。私はただ教えられた通りに操作をしていただけだもの」
「でも、この艦のシステムはあなたの国の文明が作ったんですよね」
「ええ、でもその知識はAIの物だったのよ」
「ルナさんの星でもAIを使っていたんですか?」
「AIは人間と会話をする為に作られたの。だから、その技術はAI同士でも共有されていたの」
「じゃあ、ルナさんにもAIの知識があるんじゃないですか?」
「うーん……」
ルナさんは考え込む。
「私はAIと直接会った事がないから、どんな風に作られているのかも分からないわ。それに私は星を守る為に育てられた。その為に必要な事しか教えてもらえなかったわ」
「そうなんですか……」
わたしは考えた。AIに関する知識。それは一体何なのか……。
ルナさんは一つの可能性を思いついたようだった。
「花子さん」
「はい?」
「私が知っているAIの知識をあなたに伝えればいいんじゃないかしら」
「そうなんですか?」
「あなたは誰とでも仲良くなって、この私まで仲間にしてみせた。あなたならAIとでも分かり合えるかもしれない。でも、それだとあなたの記憶が無くなるかもしれない」
「それは困るなあ。わたしはまだこの旅を続けないといけないんです」
「それもそうね。ならこの話はまたこの旅が終わってからにしましょう」
「はい」
こうして、ルナさんがこの艦を止められるようになるまで、わたし達と一緒に行動する事になった。
わたし達はみんなで部屋に集まって艦を止めた後の事を相談する。
「地球が滅びないようにするには超AIを破壊するだけではダメですね。この艦を止めるのと同時に超AIの機能を停止出来れば一番いいのですけど」
「そうだな」
「ねえ、お兄ちゃん。マルスさんは地球を救ってくれるんだよね?」
「ああ、あいつは俺達の友達になった。きっと助けてくれるさ」
「そっか……」
ちづるちゃんが呟く。
「それならば、地球を救うにはどうすればいいのかしら? 私達の力では超AIの力は大きすぎる。超AIは地球を滅ぼす為に地球と同等のエネルギーを用意しているのよ」
「うーん……」
「あの……」
妖精ロボ子が手を上げる。信用しない方がいいとルナさんは言っていたが、みんなが集まる席では断る理由がみつからなかった。
彼女はわたしやルナさんよりもずっと前からこの艦で働いているのだから。
「何かいい案でもあるの?」
「はい。ワタシは月面でAIとして作られたロボットです。だから、地球で作られているコンピューターについても少し詳しいと思うんです」
「確かにそうかも……」
「ワタシの知っている情報によると、コンピューターは電気を沢山使うらしいです。それで、地球には電力を節約するための省エネ機能があります」
「確かにあるわ。私達が地球にいた頃はそれが当たり前だと思っていたけれど、考えてみれば変ね」
ルナさんが言う。わたしには何が変なのか分からないが、話を邪魔したくないのでここは黙って聞き流しておく。
「そこで、この艦のエネルギーを使って地球を冷やせば、地球はエネルギーを使わずに済むと思うんです」
「使われなければ地球が滅びる事はないというわけか」
「攻撃だけなら避ければいいしね」
「え? でも、この艦は戦闘用だぞ。地球の気候を変えるような力はない」
「艦長、そんな事はありません。ワタシ達はこの艦を改造して、太陽の熱を反射するようにしました。この艦は太陽に近づき過ぎても大丈夫なのです」
「何だって!?」
「いつの間に」
妖精ロボ子の行動力にわたし達は驚くばかり。
「つまり、太陽の熱を遠くへ反射して地球を冷やすくらいは出来るはずなんです」
「……本当か?」
「はい、間違いないと思います」
確かに太陽の熱が届かなければ地球は冷えるだろうが……みんなが艦長の決断を待った。彼は深く頷いて言った。
「よし、地球を救うにはこの艦を止めて、超AIの機能を停止させる必要がある。だが、その前に地球が滅ぶのは防ぎたい。地球を救う方法を探す為にもこの艦のシステムを解析しよう」
「艦長!」「艦長!」「艦長!」
「そうと決まれば早速取り掛かろう。みんなで協力してこの艦を調べよう」
「はい!」「おう!」「うん」
この艦にはまだ知らない機能がある。少しでも成功の確率を上げる為にわたし達は艦を調べる事にした。
この艦を止めるのは超AIから地球を救った後になるだろうが、今のうちに知っておくのも悪くないと思ったのだ。
最初は地球の磁場の届かない太陽系の外まで行って止めると言っていたが、地球を救う選択を選んだ以上、太陽系内で何とかする方法も見つけておいた方がいい。
暴走は何の弾みで起こるか分からないのだから……
どのみち先の長い太陽までの旅。つぶす時間はたっぷりとあった。
「ルナさん、何かいい方法は思いつきますか?」
「ちょっと待って」
ルナさんは目を閉じ集中している。しばらくすると彼女の目が開かれた。
「この艦にアクセス出来るのは私だけみたい。私がこの艦のシステムに介入して止めるしかないわ」
「さすがこの艦と同じ星の出身で艦長のお姉さん。でも、妖精ロボ子でも出来ると思いますよ」
彼女が艦のシステムを把握して全砲門射撃でわたし達を救ってくれたのは記憶に新しいところだ。だが、ルナさんは首を横に振った。
「この件で妖精ロボ子は信用しない方がいいわ」
「どうして?」
「これがAIの不利益になる事だからよ」
「そっか……」
妖精ロボ子はAIを搭載したアンドロイドだ。AIだからこそ感情よりも計算を優先して敵AIの味方につく可能性がある。
助けてくれた仲間なのにAIというだけで信頼できないのは悲しい物がある。だが、今では副長となったルナさんに雑用係のわたしが意見できる事はなかった。
「それでどうやって止めるんですか?」
「それは……」
ルナさんが口籠る。
「どうしました?」
「私はこの艦のシステムに干渉する方法を知らないの」
「そんな事ないですよ。だってルナさんの得意な事は……」
「もう! そんなに褒められても何も出ないわよ!」
ルナさんの照れた顔は可愛い。
「でも、本当に知らないのよ。この艦は私が生まれる前からあった物だし……。私はただ教えられた通りに操作をしていただけだもの」
「でも、この艦のシステムはあなたの国の文明が作ったんですよね」
「ええ、でもその知識はAIの物だったのよ」
「ルナさんの星でもAIを使っていたんですか?」
「AIは人間と会話をする為に作られたの。だから、その技術はAI同士でも共有されていたの」
「じゃあ、ルナさんにもAIの知識があるんじゃないですか?」
「うーん……」
ルナさんは考え込む。
「私はAIと直接会った事がないから、どんな風に作られているのかも分からないわ。それに私は星を守る為に育てられた。その為に必要な事しか教えてもらえなかったわ」
「そうなんですか……」
わたしは考えた。AIに関する知識。それは一体何なのか……。
ルナさんは一つの可能性を思いついたようだった。
「花子さん」
「はい?」
「私が知っているAIの知識をあなたに伝えればいいんじゃないかしら」
「そうなんですか?」
「あなたは誰とでも仲良くなって、この私まで仲間にしてみせた。あなたならAIとでも分かり合えるかもしれない。でも、それだとあなたの記憶が無くなるかもしれない」
「それは困るなあ。わたしはまだこの旅を続けないといけないんです」
「それもそうね。ならこの話はまたこの旅が終わってからにしましょう」
「はい」
こうして、ルナさんがこの艦を止められるようになるまで、わたし達と一緒に行動する事になった。
わたし達はみんなで部屋に集まって艦を止めた後の事を相談する。
「地球が滅びないようにするには超AIを破壊するだけではダメですね。この艦を止めるのと同時に超AIの機能を停止出来れば一番いいのですけど」
「そうだな」
「ねえ、お兄ちゃん。マルスさんは地球を救ってくれるんだよね?」
「ああ、あいつは俺達の友達になった。きっと助けてくれるさ」
「そっか……」
ちづるちゃんが呟く。
「それならば、地球を救うにはどうすればいいのかしら? 私達の力では超AIの力は大きすぎる。超AIは地球を滅ぼす為に地球と同等のエネルギーを用意しているのよ」
「うーん……」
「あの……」
妖精ロボ子が手を上げる。信用しない方がいいとルナさんは言っていたが、みんなが集まる席では断る理由がみつからなかった。
彼女はわたしやルナさんよりもずっと前からこの艦で働いているのだから。
「何かいい案でもあるの?」
「はい。ワタシは月面でAIとして作られたロボットです。だから、地球で作られているコンピューターについても少し詳しいと思うんです」
「確かにそうかも……」
「ワタシの知っている情報によると、コンピューターは電気を沢山使うらしいです。それで、地球には電力を節約するための省エネ機能があります」
「確かにあるわ。私達が地球にいた頃はそれが当たり前だと思っていたけれど、考えてみれば変ね」
ルナさんが言う。わたしには何が変なのか分からないが、話を邪魔したくないのでここは黙って聞き流しておく。
「そこで、この艦のエネルギーを使って地球を冷やせば、地球はエネルギーを使わずに済むと思うんです」
「使われなければ地球が滅びる事はないというわけか」
「攻撃だけなら避ければいいしね」
「え? でも、この艦は戦闘用だぞ。地球の気候を変えるような力はない」
「艦長、そんな事はありません。ワタシ達はこの艦を改造して、太陽の熱を反射するようにしました。この艦は太陽に近づき過ぎても大丈夫なのです」
「何だって!?」
「いつの間に」
妖精ロボ子の行動力にわたし達は驚くばかり。
「つまり、太陽の熱を遠くへ反射して地球を冷やすくらいは出来るはずなんです」
「……本当か?」
「はい、間違いないと思います」
確かに太陽の熱が届かなければ地球は冷えるだろうが……みんなが艦長の決断を待った。彼は深く頷いて言った。
「よし、地球を救うにはこの艦を止めて、超AIの機能を停止させる必要がある。だが、その前に地球が滅ぶのは防ぎたい。地球を救う方法を探す為にもこの艦のシステムを解析しよう」
「艦長!」「艦長!」「艦長!」
「そうと決まれば早速取り掛かろう。みんなで協力してこの艦を調べよう」
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