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第5話 一緒にいる生活
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午後もひたすらにパソコンに向かい続ける。定時が近付くと私はそわそわしだした。
まだ残業があるんだけどね。それでも気持ちはせわしなくなるものだ。
「先輩、何か用事があるんですか?」
隣の席の後輩が私の様子に気付いたのか声を掛けてくる。
「いや、別にそういう訳じゃないけど……家で待っている子がいるんで」
「え!? 先輩って結婚してらしたんですか!?」
「ち……違う違う。実は……家でペットを飼い始めたんだ。その……猫のようなものを……」
別に嘘は言っていない。猫だと思って拾ったらサラマンダーで、それがまた人間になっただけで。
私がそう言うと後輩は羨ましそうに嘆息した。
「へえ~、いいなあ、ペット。やっぱり世話するのって大変ですか?」
「まあ、大変は大変だけどやっぱり可愛いからね。癒されるよ」
「いいなあ、そう言われると私も飼いたくなるんだけど、やっぱり大変そうだからなあ」
「まあ、気が向いたらでいいと思うよ。私もまだ飼い始めたばかりでよく分かってないしね」
「協力できる事があったら言ってくださいね」
「うん、その時はよろしく」
さて、いつまでも無駄話をしている場合じゃない。早く仕事を済ませないと帰る時間が遅くなってしまう。私は気を引き締め直して再び仕事に集中した。
「ふぅ、ようやく終わった。後は提出すれば終わりだ」
私は書類を提出し、帰り支度をする。もう外はすっかり暗くなっていた。
会社を出て駅に入って電車に乗る。
もうラッシュ帯をとうに過ぎた電車はわりとガラガラだ。巣ごもりなんて物が囁かれるようになってからさらに空いた気がする。
「一人……か……」
この前まで何とも思っていなかったそれが何だかとても寂しい事のように思えた。
私は鞄をギュッと抱きしめる。
「早くリューに会いたいなぁ」
考えているうちに駅に着いた。他人の流れに乗って私は足早に改札を出る。
そこからまっしぐらに家に向かう。
「ただいまー」
鍵を開け、ドアを開くとリューが玄関まで出迎えてくれた。
「ニャー」
「リュー、いい子にしていたかい?」
私は靴を脱ぎながらリューに話しかける。リューは嬉しそうに尻尾を振っている。
「ほら、お土産だよ」
私は途中のコンビニで買ってきたお菓子を差し出す。するとリューは喜んでそれを受け取った。
「ニャ、ニャン」
「どうぞ召し上がれ」
私はリューが食べているのを見守る。リューは美味しそうにお菓子を食べていた。
「ふふっ、可愛いねリューは」
私はリューの頭を撫でてやる。リューは気持ち良さそうに目を細めた。
「じゃあ、今日は何をして遊ぼうか。あ、その前に晩御飯の用意をしないとね」
私は台所に立って料理を始める。リューは興味深げに後ろについてきた。
「危ないからちょっと離れててね」
「ニャン!」
元気のいい返事が返ってくる。私は思わず笑ってしまった。
「じゃあ、今日はハンバーグを作ってみようかな」
リューも人間になったのでこういうのが好きかもしれない。私は早速調理に取り掛かった。
「できたよリュー」
「ニャーン♪」
リューはとても嬉しそうな顔をしながらテーブルの前に座った。
私はリューの目の前に皿を置く。
「はい、熱いから気をつけてね。いや、サラマンダーだから熱いのは平気かな」
「ニャーン♪」
リューはお行儀よく手を合わせていただきますをすると、勢い良くご飯を食べ始めた。
「ふふっ、気に入ったみたいだね。やっぱり子供はハンバーグが好きなのかな」
私は微笑ましく思いながらその様子を眺めていた。
「ふう、よく食べたね。リューはよく食べるね、成長期なのかな」
「ニャン」
私達は片づけを終えてリビングのソファーに座った。リューはもう眠そうにしている。
「疲れちゃったかな? 寝る前にきちんとお風呂に入って歯を磨くんだよ」
「ニャーン」
私がそういうとリューは眠そうな顔をして私に抱き着いてきた。
「はは、可愛い奴。じゃあ、一緒に入ろうね」
私はリューを抱き上げてお風呂に入る。洗ってやってから体を拭いてドライヤーを掛けてやる。
「はい、綺麗になったっと。さて、テレビでも見ようかな。リューは何か見たいのある?」
「ニャ、ニャン……」
「あ……あれ、もう眠い? しょうがないなあ。寝る前に歯を磨くよ」
私は苦笑いしながらリューの歯磨きを済ませてベッドに連れて行って布団を掛けると、自分も横になってリューと一緒に眠りにつくことにした。
「今日はあまり遊べなかったけど、明日もよろしくね、リュー」
窓の外の星空は綺麗に輝いている。こんな夜はきっといい夢が見られるだろう。
リューの寝顔は安らかで私も気持ちよく眠りに就いたのだった。
チュンチュンと小鳥の声が聞こえる。窓から差し込む陽光が心地よい。私はゆっくりと目を開けた。
「ん~……朝か」
体を起こす。隣を見るとリューはまだ眠っているようだ。昨日は一人でお留守番をして疲れたのだろうか、ぐっすりと眠っている。
「ふわぁ……まだ眠い……もう一回寝ちゃおうか……」
私は二度寝を決め込もうとしたが、そこでハッと我に帰る。
「駄目だ! もう起きないと遅刻しちゃう!」
私は慌ててベッドから出て支度をする。
「リュー、ごめんね。今日も仕事なんだ。また帰ってから遊ぼうね」
「ニャァーン」
「うん、いい子にしてるんだよ」
私はリューに見送られながら急いで家を出た。こうして私の日常はまた始まっていくのだ。
まだ残業があるんだけどね。それでも気持ちはせわしなくなるものだ。
「先輩、何か用事があるんですか?」
隣の席の後輩が私の様子に気付いたのか声を掛けてくる。
「いや、別にそういう訳じゃないけど……家で待っている子がいるんで」
「え!? 先輩って結婚してらしたんですか!?」
「ち……違う違う。実は……家でペットを飼い始めたんだ。その……猫のようなものを……」
別に嘘は言っていない。猫だと思って拾ったらサラマンダーで、それがまた人間になっただけで。
私がそう言うと後輩は羨ましそうに嘆息した。
「へえ~、いいなあ、ペット。やっぱり世話するのって大変ですか?」
「まあ、大変は大変だけどやっぱり可愛いからね。癒されるよ」
「いいなあ、そう言われると私も飼いたくなるんだけど、やっぱり大変そうだからなあ」
「まあ、気が向いたらでいいと思うよ。私もまだ飼い始めたばかりでよく分かってないしね」
「協力できる事があったら言ってくださいね」
「うん、その時はよろしく」
さて、いつまでも無駄話をしている場合じゃない。早く仕事を済ませないと帰る時間が遅くなってしまう。私は気を引き締め直して再び仕事に集中した。
「ふぅ、ようやく終わった。後は提出すれば終わりだ」
私は書類を提出し、帰り支度をする。もう外はすっかり暗くなっていた。
会社を出て駅に入って電車に乗る。
もうラッシュ帯をとうに過ぎた電車はわりとガラガラだ。巣ごもりなんて物が囁かれるようになってからさらに空いた気がする。
「一人……か……」
この前まで何とも思っていなかったそれが何だかとても寂しい事のように思えた。
私は鞄をギュッと抱きしめる。
「早くリューに会いたいなぁ」
考えているうちに駅に着いた。他人の流れに乗って私は足早に改札を出る。
そこからまっしぐらに家に向かう。
「ただいまー」
鍵を開け、ドアを開くとリューが玄関まで出迎えてくれた。
「ニャー」
「リュー、いい子にしていたかい?」
私は靴を脱ぎながらリューに話しかける。リューは嬉しそうに尻尾を振っている。
「ほら、お土産だよ」
私は途中のコンビニで買ってきたお菓子を差し出す。するとリューは喜んでそれを受け取った。
「ニャ、ニャン」
「どうぞ召し上がれ」
私はリューが食べているのを見守る。リューは美味しそうにお菓子を食べていた。
「ふふっ、可愛いねリューは」
私はリューの頭を撫でてやる。リューは気持ち良さそうに目を細めた。
「じゃあ、今日は何をして遊ぼうか。あ、その前に晩御飯の用意をしないとね」
私は台所に立って料理を始める。リューは興味深げに後ろについてきた。
「危ないからちょっと離れててね」
「ニャン!」
元気のいい返事が返ってくる。私は思わず笑ってしまった。
「じゃあ、今日はハンバーグを作ってみようかな」
リューも人間になったのでこういうのが好きかもしれない。私は早速調理に取り掛かった。
「できたよリュー」
「ニャーン♪」
リューはとても嬉しそうな顔をしながらテーブルの前に座った。
私はリューの目の前に皿を置く。
「はい、熱いから気をつけてね。いや、サラマンダーだから熱いのは平気かな」
「ニャーン♪」
リューはお行儀よく手を合わせていただきますをすると、勢い良くご飯を食べ始めた。
「ふふっ、気に入ったみたいだね。やっぱり子供はハンバーグが好きなのかな」
私は微笑ましく思いながらその様子を眺めていた。
「ふう、よく食べたね。リューはよく食べるね、成長期なのかな」
「ニャン」
私達は片づけを終えてリビングのソファーに座った。リューはもう眠そうにしている。
「疲れちゃったかな? 寝る前にきちんとお風呂に入って歯を磨くんだよ」
「ニャーン」
私がそういうとリューは眠そうな顔をして私に抱き着いてきた。
「はは、可愛い奴。じゃあ、一緒に入ろうね」
私はリューを抱き上げてお風呂に入る。洗ってやってから体を拭いてドライヤーを掛けてやる。
「はい、綺麗になったっと。さて、テレビでも見ようかな。リューは何か見たいのある?」
「ニャ、ニャン……」
「あ……あれ、もう眠い? しょうがないなあ。寝る前に歯を磨くよ」
私は苦笑いしながらリューの歯磨きを済ませてベッドに連れて行って布団を掛けると、自分も横になってリューと一緒に眠りにつくことにした。
「今日はあまり遊べなかったけど、明日もよろしくね、リュー」
窓の外の星空は綺麗に輝いている。こんな夜はきっといい夢が見られるだろう。
リューの寝顔は安らかで私も気持ちよく眠りに就いたのだった。
チュンチュンと小鳥の声が聞こえる。窓から差し込む陽光が心地よい。私はゆっくりと目を開けた。
「ん~……朝か」
体を起こす。隣を見るとリューはまだ眠っているようだ。昨日は一人でお留守番をして疲れたのだろうか、ぐっすりと眠っている。
「ふわぁ……まだ眠い……もう一回寝ちゃおうか……」
私は二度寝を決め込もうとしたが、そこでハッと我に帰る。
「駄目だ! もう起きないと遅刻しちゃう!」
私は慌ててベッドから出て支度をする。
「リュー、ごめんね。今日も仕事なんだ。また帰ってから遊ぼうね」
「ニャァーン」
「うん、いい子にしてるんだよ」
私はリューに見送られながら急いで家を出た。こうして私の日常はまた始まっていくのだ。
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