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ハンターの実力
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新たな悪魔達がすでに刺客として近くまで来ているとは知らない光輝達。三人で一緒に通学路を家に向かって歩いていく。
もうすぐ古い公園の前を通る。その直前。
郁子が不意に立ち止まって静止を促してきた。
「待って。敵がいるわ」
「敵?」
そう言われても光輝にはいつもの通学路の景色しか見えない。
希美が緊張と期待にそわそわする前で、郁子は光輝に向かって言った。
「いい機会ね。そのコンタクトの力を試してみましょう」
「コンタクトの力か」
そう言えば忘れるところだったが、目にあのコンタクトを付けたままだった。闇の力が計れるとかいう。
人は何にでも慣れるものなのだろうか、眼帯を付けているのにも手に包帯を巻いているのにももう普通のこととして気にしないようになってきていた。
改めて意識して恥ずかしくなってしまうが今はそんな場合じゃない。
郁子は待っている。悪魔はいつまで待っているか分からない。行動する時だ。
光輝は眼帯を上にずらして、黄色いコンタクトの力で悪魔を探ってみた。
傍で希美が小さく声を上げた。
「お兄ちゃん、邪眼! とか言わないの?」
「言わないよ」
「魔眼! とかは?」
「言わないよ」
言わなくても使える物になぜ言う必要があるのか。希美の言っている邪眼とか魔眼とかは何なのか。光輝には分からなかったが、目的だけに集中する。
郁子も特には何も言わなかった。希美だけが何だかうずうずしている様子だった。
光輝は黄色いコンタクトを通して闇の力を探す。そして、見つけた。
空き地に三匹の悪魔達がいる。
裸眼では壁が邪魔になって見えないが、コンタクトは壁の向こうの闇の力を見つけていた。
「確かにいるね、三匹。どうするの? 逃げるの?」
「今逃げても悪魔達は後で襲ってくるでしょうね。今のうちにこっちから仕掛けましょう」
「先手必勝か」
「晩飯前に片づけよう」
希美も賛成して方針が決まった。
「わたしがやるわ。あなた達は見ていて」
郁子がそう言うので光輝は専門家に任せることにした。
ハンターの実力を見るのにもちょうどいい機会かもしれない。
緊張の空気の中、郁子は壁の角から様子を伺った。
不意を打つのかと思っていたら勢いよく飛びこんだ。そして、堂々と宣言した。
「そこまでよ! 悪魔達!」
「げっ! 闇のハンターか!」
「俺達を狩っているという」
「待てよ。話し合おうじゃないか。俺達は闇の炎さえ手に入れられればいいんだ」
「話にならないわね」
好戦的なのは悪魔よりも郁子の方だった。
悪魔の提案を郁子は一言で切り捨てる。そして、言った。
「闇の炎をあなた達に渡さないのが、今のわたしの仕事よ!」
話にならないのはどちらだろうか。悪魔か郁子か。今はどちらでも良かった。
頼りになるハンターが剣を構えて斬り掛かっていく。
「成敗!」
「うぎゃー!」
さっそく悪魔の一体が斬り伏せられた。
「こいつ強いぞ!」
「何て強さだ……強そうに見えないのに!」
悪魔の言葉には光輝も同感だった。前は見る機会が無かったが、今郁子の実力を間の辺りにしていた。
悪魔はうろたえていた。
「待てよ。お前も同じ闇の者だろう。だから、ここは協力して……」
「同じ闇の者だからよ。だから、わたし達は同胞が人様に迷惑を掛けないように目を光らせているの」
「くっ」
引く気のない郁子。実力で敵わない悪魔の取れる選択はあまり無かった。
「ここまで強いハンターがいるとは計算違いだぜ。退くぞ!」
二体の悪魔達は飛び去っていった。
また前のように希美が人質に取られないように光輝は身構えていたが、その必要が無くなってほっと安心した。
悪魔が去って空き地が元の平穏を取り戻す。
郁子が斬って闇となって消えた一体を気にして希美が言った。
「こいつ死んだの?」
質問に郁子は気楽に剣をしまって答えた。
「こいつらは使い魔だから主がいれば何度でも蘇るわ。でも、復活するためには一度主のところに戻らないといけないけどね。魔力と手間も必要だからしばらく現れることはないわ」
「主というのは?」
「リティシアでしょうね」
「僕の……」
「前世の妹か……」
前世というのはどうなんだと思ったが、事実そうみたいなので特に口を挟むことは無かった。
妹が前世の妹のことを訊いてくる。
「お兄ちゃんの前世の妹ってどんな人なの?」
「知らないよ。そんなの」
「それって薄情じゃない?」
「そう言われても……」
どう答えろというのだろうか。前世のことなんて、光輝は何も覚えていなかった。
郁子もよく知らないようだった。
「リティシアが何かをやったという騒ぎは聞かないし、わたしはこっちで暮らしていたから」
「だよね」
ともかく分からないことを考えてもしょうがない。
今は家に帰ることにしたのだった。
人間界とは次元を隔てた場所にある魔の世界。
そこの荒野に建つ不気味な魔城の広間で、かつて王の物だった玉座に腰かけ、リティシアは悪魔からの報告を受けていた。
美しい少女だ。今の彼女は闇の王女と呼ばれるにふさわしい豪奢なドレスを身に纏い、支配者にふさわしい威厳のあるたたずまいを見せている。
あまり芳しくない話にも、闇の王女リティシアは不機嫌になることもなく、その綺麗な顔に笑みさえ浮かべて悪魔からの報告を受け取った。
「そうか、兄様にはハンターの味方がついているのか」
「はい、あのハンターです」
「ハンターか……」
しばらく反芻するように考え、彼女は再び口を開いた。
「って、ハンターって何?」
今度は少し驚いたような口調が出ていた。
「我らと同じ闇の者でありながら、同胞を退治して回っている者でございます」
リティシアの素朴な疑問に恭しく答えたのは、前の王の補佐も務めていた司祭の老人ゼネルだった。その瞳は賢くも野心の光を湛えている。
リティシアはたいして興味無さそうだった。
「ふーん、何で同じ闇の者同士で戦うんやろなあ」
「奴らの考えなど分かりません。それよりリティシア様。態度にはお気を付けになりませんと」
「む」
リティシアはすぐに表情を引き締めた。
「そやった。王らしく……でしたね。わたしには分かっていますよ」
王として王らしく振る舞う。先代の王よりもふさわしく。そのように教育したのはゼネルだった。
だが、たまに子供っぽい素が出るのが困る。もっともだからこそかつての王より便利に扱えるのだが。そう思いながらゼネルは話をした。
「ハンターを避けて行動することを考えた方がいいかもしれませんな」
「わたしはそのようなことはしない」
「と言われますと?」
再び威厳を見せる王女にゼネルは話を伺う。彼女を自分の都合のいいように影から支配しようと企むゼネルだったが、彼女の意思を無視することはしなかった。
そもそもリティシア自身に支配者と認められる器が無ければ、ゼネルの支配も成り立たないからだ。
そのことが今回の炎の件にも大きく関わっていた。
王が不在となり、リティシアが実質的にトップとなった今の魔界だが、かつての王の力に魅せられた魔族は数多く、リティシアに心からの忠誠を誓う魔族は決して多いとは言えなかった。
王の妹だから従う。そんな形だけの忠誠では不足だ。
支配するには王の力が必要。誰もが恐れ敬った闇の炎シャドウレクイエムが。ゼネルはその確信を強く深めていた。
「兄様の操っていた闇の炎シャドウレクイエム。数多の敵を葬り服従させてきたその強さと美しさをわたしは忘れはしない」
遠い日を思うようにリティシアは語り、玉座から立ち上がった。
「手に入れるには、やはりわたし自身が出向かねばなりませんね」
「まさか、自ら行かれるのですか。人間界に」
驚きを見せるゼネルに、リティシアは美しく頷いた。
「ええ、兄様に会いに。わたし自ら。まさか兄様もわたしを拒みはしないでしょう」
「はあ」
ハンターがいると言ったばかりなのにまるでピクニックに行くような気楽さを見せるリティシアに、ゼネルはちょっとため息を吐いて忠告するのだった。
「くれぐれも外では軽はずみな態度を取ってはいけませんぞ」
「分かってるって。あたしは出来る王なんやから。お兄ちゃんに恥を搔かせることはせんからね。出陣するぞ!」
そして、闇の王女リティシアは私的な配下を引きつれて行動を開始したのだった。
もうすぐ古い公園の前を通る。その直前。
郁子が不意に立ち止まって静止を促してきた。
「待って。敵がいるわ」
「敵?」
そう言われても光輝にはいつもの通学路の景色しか見えない。
希美が緊張と期待にそわそわする前で、郁子は光輝に向かって言った。
「いい機会ね。そのコンタクトの力を試してみましょう」
「コンタクトの力か」
そう言えば忘れるところだったが、目にあのコンタクトを付けたままだった。闇の力が計れるとかいう。
人は何にでも慣れるものなのだろうか、眼帯を付けているのにも手に包帯を巻いているのにももう普通のこととして気にしないようになってきていた。
改めて意識して恥ずかしくなってしまうが今はそんな場合じゃない。
郁子は待っている。悪魔はいつまで待っているか分からない。行動する時だ。
光輝は眼帯を上にずらして、黄色いコンタクトの力で悪魔を探ってみた。
傍で希美が小さく声を上げた。
「お兄ちゃん、邪眼! とか言わないの?」
「言わないよ」
「魔眼! とかは?」
「言わないよ」
言わなくても使える物になぜ言う必要があるのか。希美の言っている邪眼とか魔眼とかは何なのか。光輝には分からなかったが、目的だけに集中する。
郁子も特には何も言わなかった。希美だけが何だかうずうずしている様子だった。
光輝は黄色いコンタクトを通して闇の力を探す。そして、見つけた。
空き地に三匹の悪魔達がいる。
裸眼では壁が邪魔になって見えないが、コンタクトは壁の向こうの闇の力を見つけていた。
「確かにいるね、三匹。どうするの? 逃げるの?」
「今逃げても悪魔達は後で襲ってくるでしょうね。今のうちにこっちから仕掛けましょう」
「先手必勝か」
「晩飯前に片づけよう」
希美も賛成して方針が決まった。
「わたしがやるわ。あなた達は見ていて」
郁子がそう言うので光輝は専門家に任せることにした。
ハンターの実力を見るのにもちょうどいい機会かもしれない。
緊張の空気の中、郁子は壁の角から様子を伺った。
不意を打つのかと思っていたら勢いよく飛びこんだ。そして、堂々と宣言した。
「そこまでよ! 悪魔達!」
「げっ! 闇のハンターか!」
「俺達を狩っているという」
「待てよ。話し合おうじゃないか。俺達は闇の炎さえ手に入れられればいいんだ」
「話にならないわね」
好戦的なのは悪魔よりも郁子の方だった。
悪魔の提案を郁子は一言で切り捨てる。そして、言った。
「闇の炎をあなた達に渡さないのが、今のわたしの仕事よ!」
話にならないのはどちらだろうか。悪魔か郁子か。今はどちらでも良かった。
頼りになるハンターが剣を構えて斬り掛かっていく。
「成敗!」
「うぎゃー!」
さっそく悪魔の一体が斬り伏せられた。
「こいつ強いぞ!」
「何て強さだ……強そうに見えないのに!」
悪魔の言葉には光輝も同感だった。前は見る機会が無かったが、今郁子の実力を間の辺りにしていた。
悪魔はうろたえていた。
「待てよ。お前も同じ闇の者だろう。だから、ここは協力して……」
「同じ闇の者だからよ。だから、わたし達は同胞が人様に迷惑を掛けないように目を光らせているの」
「くっ」
引く気のない郁子。実力で敵わない悪魔の取れる選択はあまり無かった。
「ここまで強いハンターがいるとは計算違いだぜ。退くぞ!」
二体の悪魔達は飛び去っていった。
また前のように希美が人質に取られないように光輝は身構えていたが、その必要が無くなってほっと安心した。
悪魔が去って空き地が元の平穏を取り戻す。
郁子が斬って闇となって消えた一体を気にして希美が言った。
「こいつ死んだの?」
質問に郁子は気楽に剣をしまって答えた。
「こいつらは使い魔だから主がいれば何度でも蘇るわ。でも、復活するためには一度主のところに戻らないといけないけどね。魔力と手間も必要だからしばらく現れることはないわ」
「主というのは?」
「リティシアでしょうね」
「僕の……」
「前世の妹か……」
前世というのはどうなんだと思ったが、事実そうみたいなので特に口を挟むことは無かった。
妹が前世の妹のことを訊いてくる。
「お兄ちゃんの前世の妹ってどんな人なの?」
「知らないよ。そんなの」
「それって薄情じゃない?」
「そう言われても……」
どう答えろというのだろうか。前世のことなんて、光輝は何も覚えていなかった。
郁子もよく知らないようだった。
「リティシアが何かをやったという騒ぎは聞かないし、わたしはこっちで暮らしていたから」
「だよね」
ともかく分からないことを考えてもしょうがない。
今は家に帰ることにしたのだった。
人間界とは次元を隔てた場所にある魔の世界。
そこの荒野に建つ不気味な魔城の広間で、かつて王の物だった玉座に腰かけ、リティシアは悪魔からの報告を受けていた。
美しい少女だ。今の彼女は闇の王女と呼ばれるにふさわしい豪奢なドレスを身に纏い、支配者にふさわしい威厳のあるたたずまいを見せている。
あまり芳しくない話にも、闇の王女リティシアは不機嫌になることもなく、その綺麗な顔に笑みさえ浮かべて悪魔からの報告を受け取った。
「そうか、兄様にはハンターの味方がついているのか」
「はい、あのハンターです」
「ハンターか……」
しばらく反芻するように考え、彼女は再び口を開いた。
「って、ハンターって何?」
今度は少し驚いたような口調が出ていた。
「我らと同じ闇の者でありながら、同胞を退治して回っている者でございます」
リティシアの素朴な疑問に恭しく答えたのは、前の王の補佐も務めていた司祭の老人ゼネルだった。その瞳は賢くも野心の光を湛えている。
リティシアはたいして興味無さそうだった。
「ふーん、何で同じ闇の者同士で戦うんやろなあ」
「奴らの考えなど分かりません。それよりリティシア様。態度にはお気を付けになりませんと」
「む」
リティシアはすぐに表情を引き締めた。
「そやった。王らしく……でしたね。わたしには分かっていますよ」
王として王らしく振る舞う。先代の王よりもふさわしく。そのように教育したのはゼネルだった。
だが、たまに子供っぽい素が出るのが困る。もっともだからこそかつての王より便利に扱えるのだが。そう思いながらゼネルは話をした。
「ハンターを避けて行動することを考えた方がいいかもしれませんな」
「わたしはそのようなことはしない」
「と言われますと?」
再び威厳を見せる王女にゼネルは話を伺う。彼女を自分の都合のいいように影から支配しようと企むゼネルだったが、彼女の意思を無視することはしなかった。
そもそもリティシア自身に支配者と認められる器が無ければ、ゼネルの支配も成り立たないからだ。
そのことが今回の炎の件にも大きく関わっていた。
王が不在となり、リティシアが実質的にトップとなった今の魔界だが、かつての王の力に魅せられた魔族は数多く、リティシアに心からの忠誠を誓う魔族は決して多いとは言えなかった。
王の妹だから従う。そんな形だけの忠誠では不足だ。
支配するには王の力が必要。誰もが恐れ敬った闇の炎シャドウレクイエムが。ゼネルはその確信を強く深めていた。
「兄様の操っていた闇の炎シャドウレクイエム。数多の敵を葬り服従させてきたその強さと美しさをわたしは忘れはしない」
遠い日を思うようにリティシアは語り、玉座から立ち上がった。
「手に入れるには、やはりわたし自身が出向かねばなりませんね」
「まさか、自ら行かれるのですか。人間界に」
驚きを見せるゼネルに、リティシアは美しく頷いた。
「ええ、兄様に会いに。わたし自ら。まさか兄様もわたしを拒みはしないでしょう」
「はあ」
ハンターがいると言ったばかりなのにまるでピクニックに行くような気楽さを見せるリティシアに、ゼネルはちょっとため息を吐いて忠告するのだった。
「くれぐれも外では軽はずみな態度を取ってはいけませんぞ」
「分かってるって。あたしは出来る王なんやから。お兄ちゃんに恥を搔かせることはせんからね。出陣するぞ!」
そして、闇の王女リティシアは私的な配下を引きつれて行動を開始したのだった。
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