AIの書いた追放

けろよん

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第3話

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「さて、そろそろ出発するか」

 町の外に出た俺は、アイテムボックスの中から『あるもの』を取り出した。
 それは乗り物……というか、足代わりである。
『ホバーバイク』と名付けたこの乗り物は、風の力で宙に浮かぶことが出来るのだ。
 もちろん、動力源となるのはこの世界に存在する魔力だ。
 仕組みはよく分からないが、この世界の人間には魔法を使う才能があるらしく、ほとんどの人間が簡単な魔法を使えるらしい。
 そのお陰で、機械技術の発展もかなり進んでいるようだ。
 ちなみに、俺がこの世界に持ち込んだものはかなり少ない。
 最初に作った『家』と『車』『飛行機』ぐらいだろうか?……よく考えたら『武器』とか全然持ってなかったな。まあいいか……。
 閑話休題。
 ともかく、この世界で手に入れた貴重な財産の一つであるこのマシンを使って、新たな旅に出ようと思う。

「よし、出発!」

 エンジンをかけ、地面を蹴る。ふわりと浮かび上がった車体は、そのまま勢い良く加速していった。

「おお、気持ちいいなこれ!!」

 スピードを上げて進んでいく。
 このままだとちょっとしたアトラクション気分が味わえるな。

「ん?」

 遠くに人の気配を感じた。これは……魔物と戦っているな?

「助けてやるかな」

 俺はハンドルを切り、その場所へと向かった。

「ぐあっ!!」
「くそっ! もうダメだ!」

 現場に到着するなり、俺は地面に降り立つ。
 目の前では二人の冒険者が必死になって戦っていた。
 だが、多勢に無勢。20体ほどのゴブリンに囲まれていた。

「大丈夫か!?」
「あ、アンタは!?」
「助けにきた!……よっと!!」

 俺は刀を抜き放つと、一瞬にして全ての敵を斬り伏せた。

「すげぇ……」
「これがAランク冒険者の実力……」

 感心している二人に近付く。

「怪我は無いか?」
「あ、ああ。助かったよ」
「ありがとうございます」

 二人はお礼を言ってきた。どうやら無事のようだな。

「ところで、こんな所で何をしてるんだ?」
「実は俺たち、仲間の一人に裏切られてさ……」
「それで、逃げるために荷物を捨てて、町から離れようと走ってたら……」
「途中で襲われて逃げ場がなくなったと」
「はい……」

 二人は俯きながら言う。

「そうか。じゃあ町に戻るか」
「え? でも……」
「仲間を見捨てるのか?」

 俺の言葉に二人はハッとした表情になり、それから力強く立ち上がった。

「そうだな、戻ろう!」
「はい!」

 元気を取り戻したようだ。さて、町に戻るとしますかね。
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