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獣人
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バチッと大きな、まるで雷のような音が鳴って私は身体に電流でも走った気がして、びっくりして息を止めた。
後ろから見ていた私はエタンの、無いはずの毛が逆立った様に感じた。
「……だ、大丈夫?エタン?……おっちゃん!大丈夫なの?」
ピクリともしないエタンが心配になりおっちゃんを見るとおっちゃんがたじろいだ。
「おっ、おう!バッチリ解除したぞ!おかげで更にいい男になった!だが、坊主、お前の目の色まで変わっちまった。一体どうなってんだ?」
どうも目が泳いでいるが一応、解除は成功したのだろう。そう思っているとおっちゃんが私の目を見て気まずそうに言った。
種族がトカゲとかの爬虫類系なのか目が挙動不審にギョロりと動いてちょっと怖い。
おっちゃん、禿げてるから余計に目が目立つんだよね。
…………って、待って待って?
「私の目?」
おっちゃんが頷いて「この兄ちゃんと同じ様な金色になっちまったんだ」
「えっ?な、なんで?!」
ヤバイの?変な呪いみたいな感じじゃないよね?
そう言うと気の所為か小さく『たぶん』と言った。
「なんでだろうな?ちと魔力を入れすぎちまったけど。ちゃんと発動したのは間違いないし。それも、こっちの兄ちゃんに対してだけだったんだが。おっちゃんの鑑定眼で見てやろうにも今日は許容量オーバーだしなぁ」
ジト目でおっちゃんを見ていると、おっちゃんは目を逸らした。
「むぅ、別に金でもいいから、別にいいや。でも機会があったら見てね!」
「おう!明日にでも来たら鑑定してやるからな!」
仕方ないなぁ。と私はおっちゃんに頷いてエタンの方を見た。
ポカンと口を開けて私を見るエタンの目も金色になっている。
「うん、なんだかしっくりくるね」
金色の目になったエタンなんてあんまり想像できなかったけど。何だかとてもしっくり来る。
そっかぁ。私の目もこんな綺麗な色なのかな?なら、別にこのままでもいいや。
そんな事より私は、エタンからの視線にちょっと恥ずかしくなって来ていた。
さっきからエタンは、私の目を、私の顔を馬鹿みたいにじっと見て来るからなんだか居た堪れない。
「見すぎだよ!」
「……あっ、あぁ」
聞いてるのか聞いてないのか、エタンは相槌を打つけど私をガン見したままだ。
だけど…なるほど、確かにこの色が彼の持つ生まれ持った色なのだろうと納得した。
少年が青年に孵化したみたいに雰囲気がガラリと変わった。
なんと言うか、近寄り難い硬質な雰囲気に野性味と色気が加わってしまったような。
知らず、私の眉間にシワがよる。
「変なのか?」
そんな私を見て不安げな顔をするエタンに私は慌てて首を振った。
違うんだよ!筋肉が!大人の色気が私を不整脈にしてくるんだよ!だから、耐えてたら眉間にしわがよってしまっただけなんだよ!
取り敢えず変じゃないと首だけは必要に振ってアピールした。
「かっかっかっ!大方、兄ちゃんがあんまりすげぇ男前になっちまったからビビったんだろ。たぶん獣人にそのうち覚醒すると思うぞ?耳がこう、ひょっこりとな。
まぁ、坊主の方はまだまだ先だがな」
おっちゃんがそう言ってエタンの背を叩くがエタン、ビクともせず。
そして、正しくその通りだったので私は渋々ちょっと恥ずかしいが、頷いておいた。
私の頭の中はエタンが、エタンが!って感じでおっちゃんの最後の言葉なんて聞いちゃいなかった。
「そうか。それがお前の色だったんだな。同じ色だったんだな」
何やらおっちゃんの大音量でなんと言ったのかは聞こえなかったけど、エタンはエタンで、珍しい事に笑っていた。
「いやぁ、さすが先祖返り!」とおっちゃんはビクともしないエタンの背を興奮気味に叩き続けている。はっきり言って騒がしい。
「あっ、ちなみに、先祖返りは、この国だと無条件で冒険者登録するとBランクからのスタートになるから、まぁ、アレだ。頑張れよー!あっ、もし騎士になりたかったら俺が口利きしてやるから、いつでも来いよ!」と拳を振りながら教えてくれるおっちゃんに「ありがとう!明日また来るね!」と手を振って私達は歩き出した。
エタンと二人、無言になって歩く。
結局なんで私の目まで金色になったのかは不明だ。でも、エタンとお揃いだと思うと無い尻尾がご機嫌に揺れる様な喜びを感じてた。
あの魔の森を歩いていた時とは違ってなんだか楽しかった。ただ歩いているだけなのに。
この道を真っ直ぐに行くと要塞都市に着く。そこに、ここから一番近い冒険者ギルドの支部があるそうだ。
森に入り、小さな魔物が飛び出して来たけどさっきの魔の森で出くわした魔物に比べればなんてことは無い。
後ろではエタンが小さな魔物を羽虫でも潰す様に踏み潰して、食べられる木の実などを余裕で取っている。
「あっ、それ美味しそうだね!」
と言いながらも私の目はエタンの胸元位までで止まっている。
なんでだか、あの金色の目と目が合うとなぜか無駄にドキドキしてしまうせいで顔が見れない。
何となく物言いたげな視線をひしひしと背中に感じるけど、私は俯きながら歩いた。
「…No.……クリス」
「僕はNo 、クリスなんて名前じゃ無い」
ちょっとむくれて振り向くとエタンがほっとしたような、バツの悪そうな顔で「クリス」と呼び直した。
どうやら、自分でも意外だけど、自分が付けた『クリス』と言う名を私は存外に気に入っていたみたいだ。折角名を得たのに。とむくれた顔をしてしまった。
でも、エタンに「クリス」と呼ばれるのは純粋に嬉しくて私は知らぬ間に笑顔になっていた。
「うん、なぁに?」
その変わり身の速さにちょっとだけエタンが呆気にとられた顔で言った。
「俺が獣人と知っても一緒に行くつもりか?」
そう言って、あっ、そう言えば動悸がするから後ろは振り向くまいと思ってたんだっけ?と思い出したけど、もう金の目に慣れたのか奇妙な動悸は消えてエタンを普通に見る事ができた。
「そう言えばエタンって獣人だったんだね?」
「…みたいなだ。俺も知らなかった。」
苦笑いするエタンに私がびっくりして目を丸くした。
「えっ!知らなかったの!?」
「ああ」
開き直ったのかちょっとドヤ顔で頷かれてしまった。
「多分、両親も自分達の血筋に獣人がいるなんて知らないんじゃないか?彼等とあまり話したことがないからわからないが。」
知っていたら自分の異常な力をあそこまで恐れていないんじゃないかと首を傾げるエタンに何とも言えない気持ちになった。
家族に恐れられて生活してたのか。と今更ながらにエタンの生い立ちを少しだけ知って胸が痛んだ。
自分だけがエタンの生い立ちを知ってしまったのは何だか気まずい。だから私も自分の事をエタンに話した。
「僕も自分にどんな血が入っているかなんてしらない。僕は捨て子で、捨てられた時は赤ちゃんだったし。」
けれど、言った後に後悔した。
何だか不幸自慢になって無い?とか、暗い話になったな。とか。
それから、エタンにとても傷付いた顔をさせてしまったな。とか。
「でも、今日からはエタンが僕のお兄ちゃんになってくれるんだよね?」
だから私はおどけた様に必死に笑って言った。
だって、空気が!オモイノ!
「……お兄ちゃん………」
エタンが悲愴な顔から一転、ポカンとしてこちらを見ている。
図々しい奴だと思っているかも?でも良いのだ。ノリだ!ちょっとしたノリだ!
だから
そんな瞬き忘れた真顔でこっちを見ないでー!!
後ろから見ていた私はエタンの、無いはずの毛が逆立った様に感じた。
「……だ、大丈夫?エタン?……おっちゃん!大丈夫なの?」
ピクリともしないエタンが心配になりおっちゃんを見るとおっちゃんがたじろいだ。
「おっ、おう!バッチリ解除したぞ!おかげで更にいい男になった!だが、坊主、お前の目の色まで変わっちまった。一体どうなってんだ?」
どうも目が泳いでいるが一応、解除は成功したのだろう。そう思っているとおっちゃんが私の目を見て気まずそうに言った。
種族がトカゲとかの爬虫類系なのか目が挙動不審にギョロりと動いてちょっと怖い。
おっちゃん、禿げてるから余計に目が目立つんだよね。
…………って、待って待って?
「私の目?」
おっちゃんが頷いて「この兄ちゃんと同じ様な金色になっちまったんだ」
「えっ?な、なんで?!」
ヤバイの?変な呪いみたいな感じじゃないよね?
そう言うと気の所為か小さく『たぶん』と言った。
「なんでだろうな?ちと魔力を入れすぎちまったけど。ちゃんと発動したのは間違いないし。それも、こっちの兄ちゃんに対してだけだったんだが。おっちゃんの鑑定眼で見てやろうにも今日は許容量オーバーだしなぁ」
ジト目でおっちゃんを見ていると、おっちゃんは目を逸らした。
「むぅ、別に金でもいいから、別にいいや。でも機会があったら見てね!」
「おう!明日にでも来たら鑑定してやるからな!」
仕方ないなぁ。と私はおっちゃんに頷いてエタンの方を見た。
ポカンと口を開けて私を見るエタンの目も金色になっている。
「うん、なんだかしっくりくるね」
金色の目になったエタンなんてあんまり想像できなかったけど。何だかとてもしっくり来る。
そっかぁ。私の目もこんな綺麗な色なのかな?なら、別にこのままでもいいや。
そんな事より私は、エタンからの視線にちょっと恥ずかしくなって来ていた。
さっきからエタンは、私の目を、私の顔を馬鹿みたいにじっと見て来るからなんだか居た堪れない。
「見すぎだよ!」
「……あっ、あぁ」
聞いてるのか聞いてないのか、エタンは相槌を打つけど私をガン見したままだ。
だけど…なるほど、確かにこの色が彼の持つ生まれ持った色なのだろうと納得した。
少年が青年に孵化したみたいに雰囲気がガラリと変わった。
なんと言うか、近寄り難い硬質な雰囲気に野性味と色気が加わってしまったような。
知らず、私の眉間にシワがよる。
「変なのか?」
そんな私を見て不安げな顔をするエタンに私は慌てて首を振った。
違うんだよ!筋肉が!大人の色気が私を不整脈にしてくるんだよ!だから、耐えてたら眉間にしわがよってしまっただけなんだよ!
取り敢えず変じゃないと首だけは必要に振ってアピールした。
「かっかっかっ!大方、兄ちゃんがあんまりすげぇ男前になっちまったからビビったんだろ。たぶん獣人にそのうち覚醒すると思うぞ?耳がこう、ひょっこりとな。
まぁ、坊主の方はまだまだ先だがな」
おっちゃんがそう言ってエタンの背を叩くがエタン、ビクともせず。
そして、正しくその通りだったので私は渋々ちょっと恥ずかしいが、頷いておいた。
私の頭の中はエタンが、エタンが!って感じでおっちゃんの最後の言葉なんて聞いちゃいなかった。
「そうか。それがお前の色だったんだな。同じ色だったんだな」
何やらおっちゃんの大音量でなんと言ったのかは聞こえなかったけど、エタンはエタンで、珍しい事に笑っていた。
「いやぁ、さすが先祖返り!」とおっちゃんはビクともしないエタンの背を興奮気味に叩き続けている。はっきり言って騒がしい。
「あっ、ちなみに、先祖返りは、この国だと無条件で冒険者登録するとBランクからのスタートになるから、まぁ、アレだ。頑張れよー!あっ、もし騎士になりたかったら俺が口利きしてやるから、いつでも来いよ!」と拳を振りながら教えてくれるおっちゃんに「ありがとう!明日また来るね!」と手を振って私達は歩き出した。
エタンと二人、無言になって歩く。
結局なんで私の目まで金色になったのかは不明だ。でも、エタンとお揃いだと思うと無い尻尾がご機嫌に揺れる様な喜びを感じてた。
あの魔の森を歩いていた時とは違ってなんだか楽しかった。ただ歩いているだけなのに。
この道を真っ直ぐに行くと要塞都市に着く。そこに、ここから一番近い冒険者ギルドの支部があるそうだ。
森に入り、小さな魔物が飛び出して来たけどさっきの魔の森で出くわした魔物に比べればなんてことは無い。
後ろではエタンが小さな魔物を羽虫でも潰す様に踏み潰して、食べられる木の実などを余裕で取っている。
「あっ、それ美味しそうだね!」
と言いながらも私の目はエタンの胸元位までで止まっている。
なんでだか、あの金色の目と目が合うとなぜか無駄にドキドキしてしまうせいで顔が見れない。
何となく物言いたげな視線をひしひしと背中に感じるけど、私は俯きながら歩いた。
「…No.……クリス」
「僕はNo 、クリスなんて名前じゃ無い」
ちょっとむくれて振り向くとエタンがほっとしたような、バツの悪そうな顔で「クリス」と呼び直した。
どうやら、自分でも意外だけど、自分が付けた『クリス』と言う名を私は存外に気に入っていたみたいだ。折角名を得たのに。とむくれた顔をしてしまった。
でも、エタンに「クリス」と呼ばれるのは純粋に嬉しくて私は知らぬ間に笑顔になっていた。
「うん、なぁに?」
その変わり身の速さにちょっとだけエタンが呆気にとられた顔で言った。
「俺が獣人と知っても一緒に行くつもりか?」
そう言って、あっ、そう言えば動悸がするから後ろは振り向くまいと思ってたんだっけ?と思い出したけど、もう金の目に慣れたのか奇妙な動悸は消えてエタンを普通に見る事ができた。
「そう言えばエタンって獣人だったんだね?」
「…みたいなだ。俺も知らなかった。」
苦笑いするエタンに私がびっくりして目を丸くした。
「えっ!知らなかったの!?」
「ああ」
開き直ったのかちょっとドヤ顔で頷かれてしまった。
「多分、両親も自分達の血筋に獣人がいるなんて知らないんじゃないか?彼等とあまり話したことがないからわからないが。」
知っていたら自分の異常な力をあそこまで恐れていないんじゃないかと首を傾げるエタンに何とも言えない気持ちになった。
家族に恐れられて生活してたのか。と今更ながらにエタンの生い立ちを少しだけ知って胸が痛んだ。
自分だけがエタンの生い立ちを知ってしまったのは何だか気まずい。だから私も自分の事をエタンに話した。
「僕も自分にどんな血が入っているかなんてしらない。僕は捨て子で、捨てられた時は赤ちゃんだったし。」
けれど、言った後に後悔した。
何だか不幸自慢になって無い?とか、暗い話になったな。とか。
それから、エタンにとても傷付いた顔をさせてしまったな。とか。
「でも、今日からはエタンが僕のお兄ちゃんになってくれるんだよね?」
だから私はおどけた様に必死に笑って言った。
だって、空気が!オモイノ!
「……お兄ちゃん………」
エタンが悲愴な顔から一転、ポカンとしてこちらを見ている。
図々しい奴だと思っているかも?でも良いのだ。ノリだ!ちょっとしたノリだ!
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