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雄っぱい触らせて
しおりを挟むずっと前から、焦がれてた。
「デイーク団長!」
団長に、意を決して話しかける。
「––––ん、おぉ?どうしたサマリー」
振り向いて、私の名前を呼んでくれた。
「私、今日誕生日なんです」
「へぇ!そりゃめでたいな、いくつになったんだ?」
「18に」
そう、18歳になった。大人の仲間入りを果たしたのだ。
「そうかぁー、おめでとう。若人だなぁ」
「ええそれで、どうしても団長にプレゼントをいただきたくて。私の願いを叶えてくれますか?」
「なんだ集りに来たのか?良いけど高いのは勘弁してくれよ」
「ありがとうございます!さぁじゃあこっちに来てください」
丸太みたいにふっとい団長の腕を引いて連れてこうとしたけど、全然無理だった。
普通についてきてくれる団長を案内して、私の部屋まで連れて行く。
「–––––––ん?」
部屋に連れ込んでドアに鍵をかけたあたりで団長の怪訝そうな声が聞こえたけど、もう後戻りは出来ない。
リーチが違うのでまともに出来てないけど、何度もイメージトレーニングした壁ドンで団長に詰め寄った。
「さ、サマリー?」
おぉ、流れる汗がセクシー。
「団長の、おっぱい触らせてください」
「おっ…えっ、えぇ?!」
「お金かかりません!なにとぞ、なにとぞお願いします!」
必死になって頼み込む。
「いつも鍛錬後にシャツを脱ぐでしょう?団長の上半身がもう気になって気になって!一回だけでいーから触ってみたかったんです!」
「え、いや、えーと」
「成人祝いにどうか!!」
そのムキムキな雄っぱいを堪能させてください!
「………ま、まぁ金かからなきゃ良いって言ったの俺だし…、な?」
「団長!!」
やった––––!!
団長はため息をついて、ソファに座って上半身を晒け出してくれた。
すぐさま寄って、おそるおそる手を伸ばす。
触れた瞬間ピクッと胸筋が動いたけど、咳払いをして続きを促された。
うわぁぁ、かったーい。
盛り上がりに合わせて手を添えたり、ちょっと乳首突きながら腹筋も撫でてみたり。
自分の胸とはまるで違う厚い胸板すごい。楽しい。
「……あの、これいつまで続くの。もう30分以上経ってるんだけど」
わお、雄っぱいに夢中になってる間にそんなに時間過ぎてたのか。
「––––じゃああの、舐めてみても?」
「なあっ?!」
このぽちって出てるピンクな乳首舐めたらどんな味すんだろう。
「ちょっと、あの、サマリーさん。男の生理現象についてご存知で?」
「はぁ、まぁ男所帯ですからそこかしこで下品な事象には出会いますが」
酒の席なんか酷いもんだ。
「俺な?今必死で違うこと考えて誤魔化してるけど限界近くてな?」
「はぁ」
「舐められちゃったりしたらちょっと……無理」
頬染めて目ぇ逸らして可愛いこと言う団長がクソ可愛い。
「ちんこ勃っちゃう感じで?」
「下品!せっかく誤魔化したのに」
同僚たち普通にエロ話するからな、このくらい慣れちゃった。
話してる間も胸を触りながら、チラッと団長の下半身を見る。服の上からじゃよくわかんないな。
「み、見ないでください…」
「服着てたらわかんないんで、下も脱いでもらえます?」
「俺の声聞こえてる?!見ないでって言ったんですけど!」
聞こえてる聞こえてる。その通りにする気がないだけで。
「あのね?君はよく知らないかもしれないけども男は狼でね?」
なんかかわいーこと言いだした。見た目ごっついのに本当中身可愛い人だな。
「団長だって知らないでしょう、女は女豹なんですよ?」
適当に返事した。最初から雄っぱい触るだけで終わらせるつもりなんか毛頭ない。
「めっ…あっ、その」
「ふふ、可愛い。キスしていいですか?」
団長は目をウロウロさせたあと、ギュッと目を瞑ったので返事はないけどオッケーだと解釈した。
カサカサした唇に舌を這わせ、口を開かない団長の鼻を摘んで無理やり開けさせる。
うわぁ、口の中あったかーい。
舌でいろんなとこ舐めて、吸ってってしてたらそのうち団長も舌を絡ませてくれた。
もちろんその間も雄っぱいを弄る手はとめない。
団長もその気になったのか、押し付けてた胸のボタンを外して直接触りだす。
「ふ、んっ」
熱い手が気持ちいい。
「サマリー。いいの?俺とまらなくなるけど」
この期に及んでこの人はほんともう。
「はい、いっぱい触ってください…ふぁ」
胸の先を口に含まれて、吸われたり、噛まれたり、すごい気持ちいい。
団長の下半身に手を伸ばしたら、手首を掴まれてとめられた。
「触ったらダメ。暴発しそう」
諦めてまた雄っぱいに手を戻したけど、団長の手が私の下半身に来て下着を脱がされた。
「…暴発します」
「ぶはっ、発するもんねぇだろ」
私は諦めたのに団長は触るとかズルくない?
私の愛液を掬い取って、絶妙な力加減で団長の指が私のクリトリスを擦っていく。
「あ、はっ」
いつのまにか上下が入れ替わってて、ぎゅっと抱きしめられる。
団長の大きい体に覆われて、他に何も見えない。
「キスしたいんだけど…目を瞑ったりしてくれる気は」
あるわけない。全部見てないと勿体ない。
瞬きすらもしたくなくて、じっと見てたらため息つかれたけど、それ以上なにも言われなかった。
足を開かされて、団長が荒い息を吐きながら陰茎を埋めていく。
「サマリー」
日に焼けた逞しい身体を弄って、舌を出して顔を近づけたら上向かされて、そのまま絡め取られて口の中蹂躙された。
団長、遠慮なくなってきたな。
「胸だけじゃなくて、俺も見てね」
団長が目を瞑る度見てるし。
眉間の皺も、顎まで落ちてく汗も、荒々しいのに気遣われてるの分かる感じも全部見てる。
いっぱいキスされて、抱きしめられて、あーいいなぁこーゆーの。
「––––––––ふっ、ぅ」
抽送が速くなったと思ったら、ズボッと抜かれてお腹の上に精子出された。
「避妊薬飲んでたから中で良かったのに」
「いや、えーと…うんごめん。気持ち悪いだろう?すぐ拭こう」
用意してたタオルを手に取ったら奪いとられて優しく拭かれた。
「……血が」
せっせとタオルを洗って来ては身体中拭いてくれてた団長が、びっくりした顔でこっちを見る。
「あれ?激しい運動してたら処女膜破れるって聞いてたのに普通にあったんだ。あーあバレちゃった」
「バレちゃったじゃないだろう、君はどーしてそんなに軽く大事なものを!う、奪った俺が言うのもおかしいけどっ」
別に大事にとっといたわけじゃないけど、軽く捨てたわけでもない。
「だってどーせなら大好きな人にもらって欲しいじゃないですか」
「へぇっ?!」
もー、ほんといちいち反応が可愛い人だなぁ。
「あ、責任とれとか言わないんで安心してください。来週お見合いだし私居なくなるので大丈夫ですよ」
「見合い……」
「養父がうるさくって。まぁ世話になったし親孝行だと思って嫁ごうかなと」
処女は団長に貰ってもらったし、もう心残りはない。
「誰?」
「えーと、どっかの子爵家の嫡男?貴族と繋がれる父さん大喜びです」
「俺、伯爵継いでるんだけど」
知ってるよ、知ってるからこんな方法になったんじゃん。団長が平民だったら父さんなんか無視して何がなんでも嫁いでみせたのに。
「団長はお見合いの話とか来ないんですか?男盛りとはいえそろそろ適齢期過ぎちゃいますよ」
「くるにはくるけど…って違う、子爵より上の俺を狙う気はないのか」
「ないですよ~、分は弁えてます。団長はこーんな底辺の小娘が籠絡できる相手じゃないです、身分も教養も足りないし」
自分で言って悲しくなってきた。もう目的は達成したし団長追い出してから感傷に浸りたい。
「王太子妃殿下が平民出の時代に何を言ってるんだ、このまま嫁いでくれば良いだろう」
団長が何を言ってるんだ、だ。
「団長?責任なんかとらなくていんですよ」
「責任とりたい」
「…あの、一回セックスしたくらいでいちいち責任とってたらキリないですよ?誘っておいてなんだけど、身分ある立場なんだからちゃんとして下さいよ」
「誘われたりはあったけど、でもそれで俺も乗ったのはサマリーだけだし、責任とりたいって思ったのも初めてだよ。まんまと籠絡された」
頬に手を添えられて、そのまま額にキスをされる。
「サマリーが好きだよ。俺と結婚して欲しい」
呆然として、団長を見ることしかできない。
「オッサンで申し訳ないけど」
いやそれは全然。鍛え抜かれた身体は同年代と比べても若々しい。
「えぇ?団長頭大丈夫です?」
「自己評価低すぎないか?サマリーは団員達にすごくモテてるの気付いてないの?俺は随分年上だし、相手にされるわけがないって端から諦めてたんだ。わざわざ君から落ちてきてくれたのに、逃すわけがないだろう」
女少ないし、手っ取り早く近場で見繕うとしてた男ばっかりな気がするけど。
「サマリーが俺を好きになってくれて嬉しい。お嫁さんになってくれる?」
「くれって言うなら喜んで差し出しますけど…」
「有り難く受け取るよ、可愛らしい俺のお嫁さん。誕生日おめでとう」
うはぁ、お嫁さんだって。言い方がまた可愛い。
「明日、指輪を買いに行こう。あとちゃんとした誕生日プレゼントも」
「プレゼントなら、もうちょっとおっぱい堪能したいです」
さっき結局舐めれてないし。
「……男の胸触って何が楽しいの?まぁいいけど、形になる物も贈らせてくれ」
男の胸じゃない、団長の雄っぱいだから至高なんだ。
力説したら、二人の時はいつでも触っていいよって言ってくれたから拝んどいた。
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