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4日目つづき
来客①
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現在の時刻を確認し、驚く。
いつの間にか、随分時間がすぎていたようだ。
部屋にいたから、バルトさんが帰って来たことに気付かなかったなんてことはないと思うけれど……
まだ寝ているホワンはそのままにして、私は自分の部屋から出てバルトさんが戻っているか確認に向かう。
ガランとした部屋に人影はない。
まだ帰ってきていないことがわかると、急に不安になってくる。
予定より遅れているということは、不測の事態が生じているということだろうか。
私が安全な場所でホワンと戯れ、暢気に妄想に耽っていた間、雨と戦っていたであろうバルトさんを思うと罪悪感を覚えた。
窓の外は、まだ激しい雨が降っている。
家で待っていると約束したけれど、下の階にいるカジドワさんに相談した方がいいだろうか?
ただ遅れているだけならいいのだが、もし何かあったのなら助けが必要かもしれない。
部屋の中をうろつきながら、これからどうしたらいいか考える。
ふと玄関の方から物音が聞こえた気がして、顔を上げた。
バルトさん⁈
急いで玄関のドアに駆け寄ると、鍵を開ける音が耳に届く。
よかった。バルトさんが帰って来たらしい。
ホッと息を吐き、ドアが開けられるのを待つが、バルトさんが入ってくる気配がない。
どうしたのだろう? 不審に思いドアを開けてみる。
……っ⁈
そこには何かを背負った、ずぶ濡れのバルトさんの姿があった。
「大丈夫ですか?」
俯いているから、前髪が邪魔で表情が見えない。
どういう状況かわからないけれど、こんなに濡れていたら家に入れないだろう。
「すぐに乾かしますね」
とにかく、中に入って休んでもらわないと。私は急いで『乾燥』の魔法を発動させ、全力で水を蒸発させた。
「……すまん、助かった」
力なくお礼を言うバルトさんの疲労がうかがえ、心配になる。
背中の重そうな荷物を受け取って楽にさせてあげたかったが、非力な自分では叶いそうにない。
開けた玄関のドアを押さえ、バルトさんがそのまま部屋に入れるように促す。
背負っていたのは、目を閉じてぐったりしている御老人だった。
バルトさんが様子を見に行った、知り合いのお爺さんなのだろう。
雨に濡れないように、バルトさんが行くときに着ていた新しい雨具を着せてきたのだろうけれど、具合が悪そうだ。怪我をしているのかもしれない。
重症なら医者に診てもらわないとならないが、ここに救急車を呼べるわけではないし、そもそもそういった職業の人がいるのかも知らない。こういうときの対処がわからなくて、オロオロしてしまっている私をしり目に、バルトさんは自分の寝台にお爺さんをそっと寝かせた。
そして自身が身に付けていた、機能が低下してしまっている古い方の雨具を素早く脱ぎ捨て、お爺さんが着ている雨具を脱がせにかかる。
手伝いが必要かと思い、寝台の反対側に回り込んで待機してみたけれど、私ができることはほとんどなかった。
ちょっと荒っぽい手付きではあったが、バルトさんは大して時間をかけずに雨具を取り去り、お爺さんが寛げるように整えていく。
そういえば、抱えられたまま寝てしまった私を、バルトさんが寝間着に着替えさせてくれたことがあったのを思い出す。
慣れた様子のバルトさんに納得するも、気恥ずかしさがぶり返し、少々挙動がおかしかくなった。
――しばらくしても、お爺さんの閉じた目が開くことはなく、身動きしない状態に不安になる。
「お爺さん、大丈夫でしょうか?」
「ああ、心配ない。寝てるだけだからな。そういえば、まだ名前を教えてなかったか?」
バルトさんは私の問いに苦笑を浮かべ問題ないことを伝えると、お爺さんの名前を教えてくれた。
「この爺さんが、埋め立て場のボロい小屋に住み始めた変わり者の――ガン爺だ。実際はもっと長い名前だった気がするが、本人も気にしてねえし、皆もそう呼んでるから、ユーチもそう呼べば良い」
私は笑顔で頷き、ただ寝ているだけだと言われたガン爺さんの様子を、改めてうかがう。
確かにそれほど顔色は悪くないように見える。呼吸も穏やかに繰り返されており、苦痛を感じてはいないようだ。
ガン爺さんに問題がないとわかりホッと息を吐く。
でもそうだとすると、いつになく疲れた様子のバルトさんが気にかかる。
「お疲れのようですが、何かあったのですか?」
「いや、問題なくガン爺の小屋には行けたんだが、この爺が頑固でな」
バルトさんはそう言うと、これまでのことをため息まじりに話し始めた。
「思った通り雨漏りしていたから、屋根の修理が終わるまで俺の家に来るように勧めたんだが『大丈夫じゃ、このくらい平気じゃぞい』とか言って動こうとしなくてな。そのくせ、外からあれを持ってこいとか、あれは大事な部品だから雨の当たらない場所に移動してくれだとかって、さんざんこき使ってくれやがったんだわ。いよいよ雨が激しくなって、ベッドの上からも雨水が漏れ出すようになると、やっと諦めがついたんだろうな。俺の家に来る気になったのは良かったんだが、今度はあれもこれも持っていきたいとか言いだして、選別やらなんやらで時間がかかっちまったってわけだ。――さんざん駄々をこねていたくせに、あの雨の中、俺に背負われた状態で暢気に寝ちまうんだから、図太いというか横着というか……呆れるしかないわな」
口ではそう言うものの、ガン爺さんを見下ろすバルトさんの表情は優しい。
家族のような温もりを感じ微笑ましく思っていると、バルトさんから改まった視線が向けてられ首を傾げる。
「ユーチの承諾を得ずに、勝手にガン爺を引き取ることを決めちまって悪かったな」
なぜか突然、私に謝罪してくるバルトさんに、ポカンとしてしまう。
好意に甘えて居候させてもらっている立場の私に、許可など必要ないと思うのだが……バルトさんが申し訳なさそうな顔をするので、どうしていいかわからなくなる。
「身寄りのない年寄りだから、他に頼める奴もいなくてな。気を使わせちまうかもしれねえが、少しの間だと思うから、よろしく頼むわ」
「あ、はい。もちろん大丈夫です。僕の承諾なんて必要ないですし、知り合いが増えるのは嬉しいですから歓迎させていただきます」
どうにかそう返すと、バルトさんは笑みを深めた。
「そう言ってもらえると助かるわ。ありがとな。ガン爺はちょっと口が悪いかもしれねえが、基本自分のことは自分でやるから、ほっといてくれて大丈夫だからな。まあ、暇なときに話し相手にでもなってくれりゃあ喜ぶんじゃねえか。カジドワの知り合いでもあるから、俺が討伐に行っている間に何かあったら、カジドワの奴に丸投げしてくれりゃあいいから」
ガン爺さんが寝ているのに声を押さえることなく話すバルトさんの態度や、その言いように目を瞬かせ、ポカンとするも、カジドワさんとガン爺さんが知り合いだとわかりちょっと安心する。
バルトさんが留守の間、ガン爺さんと2人で暮らすことになるのだ。問題を起こすつもりはないけれど、頼れる人がいると思うと心強い。
「これからどうします? お腹がすいているなら、腕時計に簡単に食べられる物が入っているので、すぐ食べられますよ」
「ああ、そうだな、食い物は今はいらねえかな。それより、ユーチの水を飲ませてくれ」
バルトさんに所望された私は、いそいそと『冷たくて美味しい水』を魔法で出現させ、カップに注ぐ。
ソファーにぐったりと凭れるように座っているバルトさんに、それをそっと差し出し、遠慮がちに隣に座らせてもらう。
おいしそうに水を飲むバルトさんをチラチラうかがい、無事に帰って来てくれたことに頬を緩ませた。
「怪我がなくてよかったです」
ホッと息を吐き、小さな声で呟いた私に「心配させて悪かったな」と、バルトさんはいたわるような眼差しを向け、いつもの様に頭を撫でることで、さらに私を安心させてくれたのだった。
いつの間にか、随分時間がすぎていたようだ。
部屋にいたから、バルトさんが帰って来たことに気付かなかったなんてことはないと思うけれど……
まだ寝ているホワンはそのままにして、私は自分の部屋から出てバルトさんが戻っているか確認に向かう。
ガランとした部屋に人影はない。
まだ帰ってきていないことがわかると、急に不安になってくる。
予定より遅れているということは、不測の事態が生じているということだろうか。
私が安全な場所でホワンと戯れ、暢気に妄想に耽っていた間、雨と戦っていたであろうバルトさんを思うと罪悪感を覚えた。
窓の外は、まだ激しい雨が降っている。
家で待っていると約束したけれど、下の階にいるカジドワさんに相談した方がいいだろうか?
ただ遅れているだけならいいのだが、もし何かあったのなら助けが必要かもしれない。
部屋の中をうろつきながら、これからどうしたらいいか考える。
ふと玄関の方から物音が聞こえた気がして、顔を上げた。
バルトさん⁈
急いで玄関のドアに駆け寄ると、鍵を開ける音が耳に届く。
よかった。バルトさんが帰って来たらしい。
ホッと息を吐き、ドアが開けられるのを待つが、バルトさんが入ってくる気配がない。
どうしたのだろう? 不審に思いドアを開けてみる。
……っ⁈
そこには何かを背負った、ずぶ濡れのバルトさんの姿があった。
「大丈夫ですか?」
俯いているから、前髪が邪魔で表情が見えない。
どういう状況かわからないけれど、こんなに濡れていたら家に入れないだろう。
「すぐに乾かしますね」
とにかく、中に入って休んでもらわないと。私は急いで『乾燥』の魔法を発動させ、全力で水を蒸発させた。
「……すまん、助かった」
力なくお礼を言うバルトさんの疲労がうかがえ、心配になる。
背中の重そうな荷物を受け取って楽にさせてあげたかったが、非力な自分では叶いそうにない。
開けた玄関のドアを押さえ、バルトさんがそのまま部屋に入れるように促す。
背負っていたのは、目を閉じてぐったりしている御老人だった。
バルトさんが様子を見に行った、知り合いのお爺さんなのだろう。
雨に濡れないように、バルトさんが行くときに着ていた新しい雨具を着せてきたのだろうけれど、具合が悪そうだ。怪我をしているのかもしれない。
重症なら医者に診てもらわないとならないが、ここに救急車を呼べるわけではないし、そもそもそういった職業の人がいるのかも知らない。こういうときの対処がわからなくて、オロオロしてしまっている私をしり目に、バルトさんは自分の寝台にお爺さんをそっと寝かせた。
そして自身が身に付けていた、機能が低下してしまっている古い方の雨具を素早く脱ぎ捨て、お爺さんが着ている雨具を脱がせにかかる。
手伝いが必要かと思い、寝台の反対側に回り込んで待機してみたけれど、私ができることはほとんどなかった。
ちょっと荒っぽい手付きではあったが、バルトさんは大して時間をかけずに雨具を取り去り、お爺さんが寛げるように整えていく。
そういえば、抱えられたまま寝てしまった私を、バルトさんが寝間着に着替えさせてくれたことがあったのを思い出す。
慣れた様子のバルトさんに納得するも、気恥ずかしさがぶり返し、少々挙動がおかしかくなった。
――しばらくしても、お爺さんの閉じた目が開くことはなく、身動きしない状態に不安になる。
「お爺さん、大丈夫でしょうか?」
「ああ、心配ない。寝てるだけだからな。そういえば、まだ名前を教えてなかったか?」
バルトさんは私の問いに苦笑を浮かべ問題ないことを伝えると、お爺さんの名前を教えてくれた。
「この爺さんが、埋め立て場のボロい小屋に住み始めた変わり者の――ガン爺だ。実際はもっと長い名前だった気がするが、本人も気にしてねえし、皆もそう呼んでるから、ユーチもそう呼べば良い」
私は笑顔で頷き、ただ寝ているだけだと言われたガン爺さんの様子を、改めてうかがう。
確かにそれほど顔色は悪くないように見える。呼吸も穏やかに繰り返されており、苦痛を感じてはいないようだ。
ガン爺さんに問題がないとわかりホッと息を吐く。
でもそうだとすると、いつになく疲れた様子のバルトさんが気にかかる。
「お疲れのようですが、何かあったのですか?」
「いや、問題なくガン爺の小屋には行けたんだが、この爺が頑固でな」
バルトさんはそう言うと、これまでのことをため息まじりに話し始めた。
「思った通り雨漏りしていたから、屋根の修理が終わるまで俺の家に来るように勧めたんだが『大丈夫じゃ、このくらい平気じゃぞい』とか言って動こうとしなくてな。そのくせ、外からあれを持ってこいとか、あれは大事な部品だから雨の当たらない場所に移動してくれだとかって、さんざんこき使ってくれやがったんだわ。いよいよ雨が激しくなって、ベッドの上からも雨水が漏れ出すようになると、やっと諦めがついたんだろうな。俺の家に来る気になったのは良かったんだが、今度はあれもこれも持っていきたいとか言いだして、選別やらなんやらで時間がかかっちまったってわけだ。――さんざん駄々をこねていたくせに、あの雨の中、俺に背負われた状態で暢気に寝ちまうんだから、図太いというか横着というか……呆れるしかないわな」
口ではそう言うものの、ガン爺さんを見下ろすバルトさんの表情は優しい。
家族のような温もりを感じ微笑ましく思っていると、バルトさんから改まった視線が向けてられ首を傾げる。
「ユーチの承諾を得ずに、勝手にガン爺を引き取ることを決めちまって悪かったな」
なぜか突然、私に謝罪してくるバルトさんに、ポカンとしてしまう。
好意に甘えて居候させてもらっている立場の私に、許可など必要ないと思うのだが……バルトさんが申し訳なさそうな顔をするので、どうしていいかわからなくなる。
「身寄りのない年寄りだから、他に頼める奴もいなくてな。気を使わせちまうかもしれねえが、少しの間だと思うから、よろしく頼むわ」
「あ、はい。もちろん大丈夫です。僕の承諾なんて必要ないですし、知り合いが増えるのは嬉しいですから歓迎させていただきます」
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ガン爺さんが寝ているのに声を押さえることなく話すバルトさんの態度や、その言いように目を瞬かせ、ポカンとするも、カジドワさんとガン爺さんが知り合いだとわかりちょっと安心する。
バルトさんが留守の間、ガン爺さんと2人で暮らすことになるのだ。問題を起こすつもりはないけれど、頼れる人がいると思うと心強い。
「これからどうします? お腹がすいているなら、腕時計に簡単に食べられる物が入っているので、すぐ食べられますよ」
「ああ、そうだな、食い物は今はいらねえかな。それより、ユーチの水を飲ませてくれ」
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ソファーにぐったりと凭れるように座っているバルトさんに、それをそっと差し出し、遠慮がちに隣に座らせてもらう。
おいしそうに水を飲むバルトさんをチラチラうかがい、無事に帰って来てくれたことに頬を緩ませた。
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