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4日目つづき
同い年の子供
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俺――バンチは孤児院で世話になっている子供の中で一番年上である。
同い年のコブとデシャより先に生まれたのもあってか体格も良く、院長先生たち大人から頼られることが多い。
ただ愛想のない見た目に加え急に伸びた身長のせいで、幼児組の子供らには敬遠されてしまっている気がして少々居心地が悪かったりする。
今日はポポトの収穫を頼まれた。
そのため、このところコブと一緒に毎日受けていたギルドの依頼は、今日は受けていない。
朝から孤児院の細々した用事を手伝い、畑へ向かった。
そこに現れた見覚えのある子供に目を見開く。
昨日から孤児院で魔法を習うことになったというその子は〝ユーチ〟という名前だとデシャから紹介された。
名前は知らなかったが、数日前に街でコブがぶつかりそうになった子供だと知る。
思わぬ出会いに妙な縁を感じ、少しその子供に興味を覚えた。
小柄で10歳より幼く見える彼は、子供らしくない丁寧な言葉遣いで話し、落ち着いた雰囲気がある。どうにもちぐはぐな印象なのだが、人見知りをしないデシャはともかく、セラやコブまでも知り合って間もないその子に気を許しているように見え、ますます気になってきた。
畑では前回の経験を活かして、慣れた手つきでポポトの株を抜いていく。
土の中からポポトが出てきたときの、幼児組の歓声に頬が緩んだ。
にやけそうになるのを我慢しつつ、コブと2人で黙々と力のいる作業を続けていった……のだが。
気付けば、ユーチという子供のおかしな魔法によって、ほとんどのポポトが掘り出され集められていた。
目の前の光景が信じられず、開いた口がしばらく塞がらなかったのだが、それも仕方がないだろう。ユーチが見せた魔法は、マーザ院長も驚くほどおかしな魔法だったのだから。
当の本人は、自分が何をしでかしたのかわかっていないのか、周りの反応に戸惑い狼狽えている。魔力切れも相まって、なんとも情けない姿に毒気を抜かれ苦笑が漏れた。
こうして、いつになく短時間のうちにポポトの収穫作業は無事(?)終了する。
たくさんのポポトを前に満面の笑顔を見せる幼児組の子供たちを労い『洗浄』の魔法で綺麗にした後は、部屋に移動しておやつの時間だ。
ギルドの依頼を受けるようになってからは、ここでおやつを食べることも無くなっていた俺とコブは、何となく気恥ずかしくて、少し離れた場所で立ったまま貰った果物を口に入れる。行儀が悪いが、大きくなった身体は子供用の椅子では小さすぎるのだから仕方がない。
咎めるような視線を向けてくるマーザ院長に、小さく頭を下げ謝罪の意を示すと苦笑が返された。どうやら今回は大目に見てもらえるようだ。ホッと息を吐く。
ライソンに懐かれた新顔――ユーチの様子がなんとなく目に留まる。
ここでもすんなり馴染んでいることに感心するも、なにやらおかしなことになっていた。
ざわつく子供らの視線の先は、ユーチの肩にある白い物らしい。
白い物が生き物であることは、離れている俺のところからもすぐにわかった。
懐いている様子から飼い主はユーチのようだが、それまでどこに隠れていたのだろう。全く気付かなかった。
生き物に触れあう機会があまりない子供らの前に、突然現れた小さくて可愛らしい存在だ。興味がおやつから離れるのも当然だろう。じっとしていられるわけがなかった。
一人が席を立ちその動物に近付こうと動けば、それに続けとばかりに皆が動き出す。
ユーチが意図したわけではなかったのだろうか? 白い生き物を守るように胸に抱き、落ち着かせようと撫でるユーチの顔は引きつっているように見える。
このままではまずい気がしてどうしたものかと思っていると、マーザ院長が一言二言声をかけただけで、子供たちを落ち着かせてしまった。
――さすが年の功。
俺が感心しながら心の中で呟いた言葉を見透かしたように、マーザ院長から鋭い視線が向けられ焦った。背筋に冷たい汗が流れた気がする。
「この子は〝ホワン〟といいます。ニーリスという種族の子供で、数日前に伴侶動物として登録しました。まだ他の人には慣れていないので、急に大きな声を出したり触ろうとしたりすると怖がって逃げてしまうかもしれません。少しずつでも仲良くなれるように、優しく接してくれると嬉しいです」
子供たちが落ち着いてきたのを見計らい、ユーチは小動物を手の平に乗せ、子供たちに見せるようにしながら紹介している。
あの白い小動物が滅多に見られないと聞く〝ニーリス〟だと知り驚く。
確か、警戒心が強く人に懐かないはずだ。
森で生きたニーリスを見られたら『幸運な奴』だと言われるほどだったと思うのだが……?
ユーチの手の上で、大人しくちょこんと座っている様子からは、そう言われているニーリスとは思えず首を傾げたくなる。
あれは、本当にニーリスなのだろうか?
本物だとしたら、警戒心の強い動物をどうやって仲間にしたのか聞いてみたい。
おかしな魔法に加え、珍しい動物ニーリスの存在。ビックリ箱のようなユーチにますます興味が湧いてくる。
知らず頬が緩んでいたのだろうか、コブに「なんだか楽しそうだね」と笑われ戸惑う。
無表情だと言われる俺が、内心を悟られるとは……
恥ずかしくなり、小さく咳ばらいして気を引き締めたのだが、コブは隣でクスクス笑っていやがった。
赤くなる頬を隠すように、視線を子供たちに向ける。
子供たちはユーチが注意したことをちゃんと理解したようだ。
小さな声で「ちいさいね」「かわいいね」とささやきながら、目を細め愛しそうに小さな生き物を見守っている。
素直な子供たちの姿がいじらしくて、なんだか誇らしい気持ちになった。
マーザ院長も笑みを浮かべて頷いている。きっと俺と同じように感じているのだろう。
同い年のコブとデシャより先に生まれたのもあってか体格も良く、院長先生たち大人から頼られることが多い。
ただ愛想のない見た目に加え急に伸びた身長のせいで、幼児組の子供らには敬遠されてしまっている気がして少々居心地が悪かったりする。
今日はポポトの収穫を頼まれた。
そのため、このところコブと一緒に毎日受けていたギルドの依頼は、今日は受けていない。
朝から孤児院の細々した用事を手伝い、畑へ向かった。
そこに現れた見覚えのある子供に目を見開く。
昨日から孤児院で魔法を習うことになったというその子は〝ユーチ〟という名前だとデシャから紹介された。
名前は知らなかったが、数日前に街でコブがぶつかりそうになった子供だと知る。
思わぬ出会いに妙な縁を感じ、少しその子供に興味を覚えた。
小柄で10歳より幼く見える彼は、子供らしくない丁寧な言葉遣いで話し、落ち着いた雰囲気がある。どうにもちぐはぐな印象なのだが、人見知りをしないデシャはともかく、セラやコブまでも知り合って間もないその子に気を許しているように見え、ますます気になってきた。
畑では前回の経験を活かして、慣れた手つきでポポトの株を抜いていく。
土の中からポポトが出てきたときの、幼児組の歓声に頬が緩んだ。
にやけそうになるのを我慢しつつ、コブと2人で黙々と力のいる作業を続けていった……のだが。
気付けば、ユーチという子供のおかしな魔法によって、ほとんどのポポトが掘り出され集められていた。
目の前の光景が信じられず、開いた口がしばらく塞がらなかったのだが、それも仕方がないだろう。ユーチが見せた魔法は、マーザ院長も驚くほどおかしな魔法だったのだから。
当の本人は、自分が何をしでかしたのかわかっていないのか、周りの反応に戸惑い狼狽えている。魔力切れも相まって、なんとも情けない姿に毒気を抜かれ苦笑が漏れた。
こうして、いつになく短時間のうちにポポトの収穫作業は無事(?)終了する。
たくさんのポポトを前に満面の笑顔を見せる幼児組の子供たちを労い『洗浄』の魔法で綺麗にした後は、部屋に移動しておやつの時間だ。
ギルドの依頼を受けるようになってからは、ここでおやつを食べることも無くなっていた俺とコブは、何となく気恥ずかしくて、少し離れた場所で立ったまま貰った果物を口に入れる。行儀が悪いが、大きくなった身体は子供用の椅子では小さすぎるのだから仕方がない。
咎めるような視線を向けてくるマーザ院長に、小さく頭を下げ謝罪の意を示すと苦笑が返された。どうやら今回は大目に見てもらえるようだ。ホッと息を吐く。
ライソンに懐かれた新顔――ユーチの様子がなんとなく目に留まる。
ここでもすんなり馴染んでいることに感心するも、なにやらおかしなことになっていた。
ざわつく子供らの視線の先は、ユーチの肩にある白い物らしい。
白い物が生き物であることは、離れている俺のところからもすぐにわかった。
懐いている様子から飼い主はユーチのようだが、それまでどこに隠れていたのだろう。全く気付かなかった。
生き物に触れあう機会があまりない子供らの前に、突然現れた小さくて可愛らしい存在だ。興味がおやつから離れるのも当然だろう。じっとしていられるわけがなかった。
一人が席を立ちその動物に近付こうと動けば、それに続けとばかりに皆が動き出す。
ユーチが意図したわけではなかったのだろうか? 白い生き物を守るように胸に抱き、落ち着かせようと撫でるユーチの顔は引きつっているように見える。
このままではまずい気がしてどうしたものかと思っていると、マーザ院長が一言二言声をかけただけで、子供たちを落ち着かせてしまった。
――さすが年の功。
俺が感心しながら心の中で呟いた言葉を見透かしたように、マーザ院長から鋭い視線が向けられ焦った。背筋に冷たい汗が流れた気がする。
「この子は〝ホワン〟といいます。ニーリスという種族の子供で、数日前に伴侶動物として登録しました。まだ他の人には慣れていないので、急に大きな声を出したり触ろうとしたりすると怖がって逃げてしまうかもしれません。少しずつでも仲良くなれるように、優しく接してくれると嬉しいです」
子供たちが落ち着いてきたのを見計らい、ユーチは小動物を手の平に乗せ、子供たちに見せるようにしながら紹介している。
あの白い小動物が滅多に見られないと聞く〝ニーリス〟だと知り驚く。
確か、警戒心が強く人に懐かないはずだ。
森で生きたニーリスを見られたら『幸運な奴』だと言われるほどだったと思うのだが……?
ユーチの手の上で、大人しくちょこんと座っている様子からは、そう言われているニーリスとは思えず首を傾げたくなる。
あれは、本当にニーリスなのだろうか?
本物だとしたら、警戒心の強い動物をどうやって仲間にしたのか聞いてみたい。
おかしな魔法に加え、珍しい動物ニーリスの存在。ビックリ箱のようなユーチにますます興味が湧いてくる。
知らず頬が緩んでいたのだろうか、コブに「なんだか楽しそうだね」と笑われ戸惑う。
無表情だと言われる俺が、内心を悟られるとは……
恥ずかしくなり、小さく咳ばらいして気を引き締めたのだが、コブは隣でクスクス笑っていやがった。
赤くなる頬を隠すように、視線を子供たちに向ける。
子供たちはユーチが注意したことをちゃんと理解したようだ。
小さな声で「ちいさいね」「かわいいね」とささやきながら、目を細め愛しそうに小さな生き物を見守っている。
素直な子供たちの姿がいじらしくて、なんだか誇らしい気持ちになった。
マーザ院長も笑みを浮かべて頷いている。きっと俺と同じように感じているのだろう。
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