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第七話 ダンジョンで一晩過ごすのは危険なの?
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ミズホたちはソリエを助けてから、もう一つ下の階層に来ていた。
そろそろ、眠気と空腹が酷くなってきていたので、クロフェが安全そうな広場を見つけると休むことを提案する。
クロフェは大きなバッグの中からキャンプの道具を取り出し、食事の準備をする。
「クロフェは料理荷物持ち(クッキングポーター)なの?」
ソリエはてきぱきと料理を作るクロフェに話しかける。
「何なんでしょうね。ただの雑用係じゃないですか? なんでもやらされましたので、それこそなんでも……」
クロフェは手を止めることなく答える。
作りやすく腹持ちのいい、具だくさんのスープに日持ちする水分の少ない固いパンを浸して食べる。
「美味しい! クロフェ、街で食べるのと遜色ない味だわ。ねえ、そう思わないミズホさん」
「……」
絶賛するソリエとは対照的に黙って食事を口に運ぶ。ただそれだけのことで、綺麗なピンク色の唇にソリエとクロフェは目を奪われる。
「ありがとうございます。まだおかわりありますから、どうぞ」
クロフェは鍋が焦げ付かないようかき混ぜながら、ソリエに器を渡す。
「でも、クロフェは食べないの?」
「あたしは残ったものをいただきますので、お気になさらずにどうぞ」
鍋には一人分には満たない量しか残っていなかった。
ソリエは並々と注がれた自分の器を見る。
「これ、クロフェの分」
そう言ってソリエはクロフェに自分の器を渡す。
「いえ、私は大丈夫ですので」
「クロフェ、あなたはもう誰の奴隷でもないのよ。そうですよね、ミズホ様」
ミズホは空の器をクロフェに渡す。
「私は少食だと言ったはずだが」
そう言ってまだ手をつけていないパンをクロフェに渡す。
「クロフェ、食べて。あなたはもう私たちの仲間でしょう」
クロフェは並々とスープが入った器とパンを持ったまま、下を向いたまま呟く。
「あ、ありがとうございます。うっぐ、うぐ」
そう言ってスープを一口食べる。
「ちょっとしょっぱいですけど、美味しいです」
これからは三人で一緒に食事をするとソリエに約束させられたクロフェは子供の頃以来の暖かな食事をした。
出入り口に石を積み上げ、石が崩れたら音が出るように金属板を地面に置く。
簡単な防犯ブザーをつくり、三人は眠りにつく。
しっとりと冷たい風がゆっくりと流れる。焚き火の弾ける音と水が垂れる音が静かに響く。
ミズホが日本刀を手に目を見開く。
目の前にソリエが四つん這いで、すぐ近くまで来ていた。
マントだけを引っ掛けて、人差し指を口の前に当て、声を出さないようジェスチャーで示す。
ミズホはソリエの左手に釘付けとなる。
ロープ。
ソリエの左手にはロープが握られていた。
ミズホは黙って刀を抜こうとする。
「ちょ、ちょっと待ってください。勘違いしてます」
ソリエは慌てて、極力抑えた声でミズホの動きを制する。
「ミズホさんを縛ろうとしてるんじゃないんです。ぎゃ、逆です私を縛って欲しいんです」
「……?」
そう言ってマントを落としたソリエは一糸まとわぬ姿だった。
むっちりとして柔らかそうな丸みを帯びたフォルム。四つん這いのため重力に引っ張られる大きな胸の先に乳首がぷっくらとピンクに怪しく揺れていた。
ミズホは困った顔でソリエを見る。
「私、縛られるのが大好きなんです。それも好きな人から縛られるとそれだけではしたなくイッてしますのです。ミズホ様に縛られてあの氷のような目で見られると思っただけで……私、自分が抑えられないんです」
「嫌です」
ミズホはそのピンクの唇から寒風のような声が響く。
「そうですよね。縛ったってミズホ様は何ら気持ちよくないですよね。ソリエだけが気持ちいいだけじゃない」
「起きてたの? クロフェ!?」
ソリエは後ろから声をかけられたて、ピクンと肩が跳ね上がり、びっくりする。
そこには薄手の黒い下着だけをつけたしなやかな身体に大きな胸を抱えるように腕を組んでいるクロフェがいた。
「獣人の耳の良さを見くびらないでください」
そう言って黒い大きな耳をピクピクとさせる。
「ああ、そうだったわね。でも今は私とミズホ様の話の途中なの、邪魔しないでもらえるかな?」
「いいえ、ミズホ様が困ってるでしょう。あたしならミズホ様を気持ちよくさせられるわよ」
「へ~どうやって?」
ソリエは挑発的な瞳でクロフェを見る。
クロフェもソリエに対応するように挑発的な目でいやらしく舌なめずりをする。
「あたしの口技で行かなかった男の人はいなかったんだから。あそこだけを咥えるだけじゃないんですよ。あたしの舌は……って、だいたい、あなた恋人がいるんじゃないの?」
「ああ、彼ならもういいわよ。あの泥棒猫にくれてやるわよ」
ソリエはピンクの垂れ目でウインクする。
「あら、猫を泥棒扱いするのはやめてもらえますか? ミズホ様はあたしが先ですからね。順番を守ってください」
「あら、こういうのは早い者勝ちではなくて?」
「このままではラチがあかないですね。ミズホ様本人に決めてもらいましょう。あたしかソリエか。どちらがいいですか? ミズホ様」
「私ですよね。縄がしっとりと食い込んで気持ちいいですよ」
クロフェとソリエがミズホに迫る。
しなやかな巨乳と柔そうな巨乳。
大きな目のかわいいい顔とタレ目のほんわりとした顔。
ミズホは二人を見比べる。
「どちらも好みじゃない」
ミズホはあっさりと二人を切り捨てた。
「胸ですか? 胸の大きさならクロフェより大きくて柔らかいですよ。男の人って胸の大きいのが好きなんですよね。あの人も縄にくい込むこの胸は絶品だと褒めてくれたんですよ」
「胸ならあたしも自信がありますよ。大きさはソリエよりちょっとだけ小さいかもしれませんが、あんなにだらしなく垂れてなくて、形はいいですよ。それにあたし胸でも色々できますよ」
ミズホは首を振る。
「お尻ですか? お尻ならあたしちょっと自信あるんでよ! ほら、キュッと引き締まって上向きなんですよ」
クロフェは後ろを向き、引き締まったお尻とヒョロっと長い尻尾を見せる。
「クロフェはわかってないわね。いいお尻は安産型よ。このわたしみたいに安定してどっしりとしたお尻に男は惹かれるのよ。そんなお尻じゃ、叩きたく思わないでしょ。わたしのお尻だと、しながら叩きたくなるのよ。男なら」
そう言ってソリエは叩いてと言わんばかりに大きなお尻をミズホに突き出す。
ミズホはどちらもチラリと見ただけで首を横に振る。
「足ですか? ほら、足なら引き締まって、足首からふくらはぎのこのラインがあたし自慢なんですよ。あと、足の指も器用なので足でも色々できますよ」
足を上げてふくらはぎを見せて、クロフェは足の指をわしゃわしゃする。
「クロフェはまだまだ子供ね。男は太ももが好きなのよ。むっちりとした太ももが。これに黒のニーソを履けば喜ばない男はいないわよ」
いつのまにかソリエは裸ニーソ姿になっていた。
「ほう、これがニーソってやつですか。話には聞いていましたが、初めて見ました」
ソリエはしてやったりと、絶望に打ちひしがれた顔のクロフェを見る。
「二人とも参考になりました。ではお休みなさい」
一通りニーソを見た後、そう言ってミズホは眠ってしまった。
あとには下着姿の獣人の娘と片手にロープを持った裸ニーソのむっちりとした女が残されていた。
「え、駄目なのですか?」
「こんな可愛い娘二人がこんな格好でいるのに」
二人は口を揃えて不満を言う。
「どうする?」
「せっかくだしね……」
「一緒に寝る?」
「うん」
一体の生き物のように折り重なり、二人ははじめて一緒の夜を過ごした。
そろそろ、眠気と空腹が酷くなってきていたので、クロフェが安全そうな広場を見つけると休むことを提案する。
クロフェは大きなバッグの中からキャンプの道具を取り出し、食事の準備をする。
「クロフェは料理荷物持ち(クッキングポーター)なの?」
ソリエはてきぱきと料理を作るクロフェに話しかける。
「何なんでしょうね。ただの雑用係じゃないですか? なんでもやらされましたので、それこそなんでも……」
クロフェは手を止めることなく答える。
作りやすく腹持ちのいい、具だくさんのスープに日持ちする水分の少ない固いパンを浸して食べる。
「美味しい! クロフェ、街で食べるのと遜色ない味だわ。ねえ、そう思わないミズホさん」
「……」
絶賛するソリエとは対照的に黙って食事を口に運ぶ。ただそれだけのことで、綺麗なピンク色の唇にソリエとクロフェは目を奪われる。
「ありがとうございます。まだおかわりありますから、どうぞ」
クロフェは鍋が焦げ付かないようかき混ぜながら、ソリエに器を渡す。
「でも、クロフェは食べないの?」
「あたしは残ったものをいただきますので、お気になさらずにどうぞ」
鍋には一人分には満たない量しか残っていなかった。
ソリエは並々と注がれた自分の器を見る。
「これ、クロフェの分」
そう言ってソリエはクロフェに自分の器を渡す。
「いえ、私は大丈夫ですので」
「クロフェ、あなたはもう誰の奴隷でもないのよ。そうですよね、ミズホ様」
ミズホは空の器をクロフェに渡す。
「私は少食だと言ったはずだが」
そう言ってまだ手をつけていないパンをクロフェに渡す。
「クロフェ、食べて。あなたはもう私たちの仲間でしょう」
クロフェは並々とスープが入った器とパンを持ったまま、下を向いたまま呟く。
「あ、ありがとうございます。うっぐ、うぐ」
そう言ってスープを一口食べる。
「ちょっとしょっぱいですけど、美味しいです」
これからは三人で一緒に食事をするとソリエに約束させられたクロフェは子供の頃以来の暖かな食事をした。
出入り口に石を積み上げ、石が崩れたら音が出るように金属板を地面に置く。
簡単な防犯ブザーをつくり、三人は眠りにつく。
しっとりと冷たい風がゆっくりと流れる。焚き火の弾ける音と水が垂れる音が静かに響く。
ミズホが日本刀を手に目を見開く。
目の前にソリエが四つん這いで、すぐ近くまで来ていた。
マントだけを引っ掛けて、人差し指を口の前に当て、声を出さないようジェスチャーで示す。
ミズホはソリエの左手に釘付けとなる。
ロープ。
ソリエの左手にはロープが握られていた。
ミズホは黙って刀を抜こうとする。
「ちょ、ちょっと待ってください。勘違いしてます」
ソリエは慌てて、極力抑えた声でミズホの動きを制する。
「ミズホさんを縛ろうとしてるんじゃないんです。ぎゃ、逆です私を縛って欲しいんです」
「……?」
そう言ってマントを落としたソリエは一糸まとわぬ姿だった。
むっちりとして柔らかそうな丸みを帯びたフォルム。四つん這いのため重力に引っ張られる大きな胸の先に乳首がぷっくらとピンクに怪しく揺れていた。
ミズホは困った顔でソリエを見る。
「私、縛られるのが大好きなんです。それも好きな人から縛られるとそれだけではしたなくイッてしますのです。ミズホ様に縛られてあの氷のような目で見られると思っただけで……私、自分が抑えられないんです」
「嫌です」
ミズホはそのピンクの唇から寒風のような声が響く。
「そうですよね。縛ったってミズホ様は何ら気持ちよくないですよね。ソリエだけが気持ちいいだけじゃない」
「起きてたの? クロフェ!?」
ソリエは後ろから声をかけられたて、ピクンと肩が跳ね上がり、びっくりする。
そこには薄手の黒い下着だけをつけたしなやかな身体に大きな胸を抱えるように腕を組んでいるクロフェがいた。
「獣人の耳の良さを見くびらないでください」
そう言って黒い大きな耳をピクピクとさせる。
「ああ、そうだったわね。でも今は私とミズホ様の話の途中なの、邪魔しないでもらえるかな?」
「いいえ、ミズホ様が困ってるでしょう。あたしならミズホ様を気持ちよくさせられるわよ」
「へ~どうやって?」
ソリエは挑発的な瞳でクロフェを見る。
クロフェもソリエに対応するように挑発的な目でいやらしく舌なめずりをする。
「あたしの口技で行かなかった男の人はいなかったんだから。あそこだけを咥えるだけじゃないんですよ。あたしの舌は……って、だいたい、あなた恋人がいるんじゃないの?」
「ああ、彼ならもういいわよ。あの泥棒猫にくれてやるわよ」
ソリエはピンクの垂れ目でウインクする。
「あら、猫を泥棒扱いするのはやめてもらえますか? ミズホ様はあたしが先ですからね。順番を守ってください」
「あら、こういうのは早い者勝ちではなくて?」
「このままではラチがあかないですね。ミズホ様本人に決めてもらいましょう。あたしかソリエか。どちらがいいですか? ミズホ様」
「私ですよね。縄がしっとりと食い込んで気持ちいいですよ」
クロフェとソリエがミズホに迫る。
しなやかな巨乳と柔そうな巨乳。
大きな目のかわいいい顔とタレ目のほんわりとした顔。
ミズホは二人を見比べる。
「どちらも好みじゃない」
ミズホはあっさりと二人を切り捨てた。
「胸ですか? 胸の大きさならクロフェより大きくて柔らかいですよ。男の人って胸の大きいのが好きなんですよね。あの人も縄にくい込むこの胸は絶品だと褒めてくれたんですよ」
「胸ならあたしも自信がありますよ。大きさはソリエよりちょっとだけ小さいかもしれませんが、あんなにだらしなく垂れてなくて、形はいいですよ。それにあたし胸でも色々できますよ」
ミズホは首を振る。
「お尻ですか? お尻ならあたしちょっと自信あるんでよ! ほら、キュッと引き締まって上向きなんですよ」
クロフェは後ろを向き、引き締まったお尻とヒョロっと長い尻尾を見せる。
「クロフェはわかってないわね。いいお尻は安産型よ。このわたしみたいに安定してどっしりとしたお尻に男は惹かれるのよ。そんなお尻じゃ、叩きたく思わないでしょ。わたしのお尻だと、しながら叩きたくなるのよ。男なら」
そう言ってソリエは叩いてと言わんばかりに大きなお尻をミズホに突き出す。
ミズホはどちらもチラリと見ただけで首を横に振る。
「足ですか? ほら、足なら引き締まって、足首からふくらはぎのこのラインがあたし自慢なんですよ。あと、足の指も器用なので足でも色々できますよ」
足を上げてふくらはぎを見せて、クロフェは足の指をわしゃわしゃする。
「クロフェはまだまだ子供ね。男は太ももが好きなのよ。むっちりとした太ももが。これに黒のニーソを履けば喜ばない男はいないわよ」
いつのまにかソリエは裸ニーソ姿になっていた。
「ほう、これがニーソってやつですか。話には聞いていましたが、初めて見ました」
ソリエはしてやったりと、絶望に打ちひしがれた顔のクロフェを見る。
「二人とも参考になりました。ではお休みなさい」
一通りニーソを見た後、そう言ってミズホは眠ってしまった。
あとには下着姿の獣人の娘と片手にロープを持った裸ニーソのむっちりとした女が残されていた。
「え、駄目なのですか?」
「こんな可愛い娘二人がこんな格好でいるのに」
二人は口を揃えて不満を言う。
「どうする?」
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