5 / 17
第五話 ダンジョンの奥にいるオークって強いの?
しおりを挟む
二人がダンジョンを進むと何かが威嚇をする大きな声が複数聞こえる。
ミズホとクロフェは警戒しながら声のする方へ向かう。
濡れた地面に足を取られないように気を付け、光の玉(ライト)の光量を下げる。
「きゃー」
女性の声がダンジョンの石壁に反射して響く。
声からするとすぐそこのようだ。クロフェはそう思いながら、ミズホに遅れないように必死についていく。
ミズホが急に立ち止まり、クロフェは危なくぶつかりそうになる。
細い道からミズホは広場を覗き込む。クロフェもミズホに習って広場を覗き込むと、そこには六人の男女がいた。
二メートルは越す巨体は横幅はミズホの倍ほどあり、筋肉の上にたっぷりの脂肪がついている。
その顔は豚の顔に猪のような牙を持つ、オークが五人いた。どのオークの手にも丸太を持っている。
その肌の色は通常の緑とは違う赤黒い肌であった。
「あの肌の色はオークエースですね。普通のパーティーでも一匹くらいしか相手にできないのですけど、五匹もいるなんてやっぱり階層が低いと、出てくるモンスターの質も数も変わってきますね」
そのオークエース五人の相手をしているのは、クロフェより一回り縦も横も大きいひとりの女性だった。
身を包んでいる白地に金色の装飾を施された神官衣装からこぼれる、緑のウエーブのかかった髪の毛は恐怖のためか乱れていた。ピンク色の大きな垂れ目には不安の色が見える。
装飾を施された神官杖(しんかんじょう)を体の前にかざし、光の壁を展開していた。
オークエースの二人が前に出て、まるで太鼓を叩くように丸太で光の壁を叩く。
「我がマナより炎よ出でよ」
「我がマナより氷よ出でよ」
後ろにいるオークエース二人が炎と氷の塊を飛ばす。
オークエースの魔法と打撃に光の壁は耐えきれないようにヒビが入る。
「我がマナより雷よ出でよ」
一番後ろに控えていたオークエースがヒビの入った光の壁を立て直す暇を与えず、雷の魔法を打ち込む。
「きゃ!」
悲鳴と共に光の壁が消え、防ぎ切らなかった雷の一部が肉付きの良い神官服の女性に当たると、痺れたように倒れこみ、むっちりとした太ももが服からこぼれる。
「オークエースが魔法を使うなんて聞いたことがないです。ただのオークエースじゃなさそうですね」
クロフェは声量を抑えながら驚きの声を上げる。
オークエースは勝利の雄叫びと共に女性を捕まえ、服を剥ぎ取る。クロフェより大きな胸とむっちりとしたお尻があらわにされる。その人妻を思わせるむっちりとして男好きする体には線状の赤い痣が幾重にもついており、戦いの激しさを物語っていた。
白い肌に扇情的についた痣はオークエースの嗜虐心を刺激したのか、ますます喜びの声を上げる。
「いひゃ~」
雷の影響が残っているのか、ろれつが回っていない声で悲鳴をあげる。
「助けないんですか?」
クロフェはミズホに問いかけるが、特に反応がない。
ジッとオークエースたちの様子を見ている。
そうしていると、オークエースがあらわにした下半身には女性の腕ほどある大きなものがそそり立っていた。
「でかいな……二人、頑張っても三人同時に相手するのが精一杯か」
ミズホは呟く。
一対多数戦。師匠と二人ずっと山で修行に明け暮れていたミズホにとって、山を降りてからしか実戦経験はなかった。
ミズホは師匠の言葉を思い出す。
「結局のところ一対一の状況を作り出せばいいんだよ。相手同士が重なるように動くなり、一撃離脱なんかをうまく生かしてよ」
おもむろにミズホは自分のバッグをクロフェへ預けて、オークエースたちの方へ歩き始めた。
「ミズホ様……」
クロフェはミズホの背中を見て呟く。困った女性を見ると助けずにはいられないなんて、素敵な人なんだろうとクロフェは気持ちが高揚するのを感じていた。
「お前たち! そんな女を相手にしないで私と勝負しませんか?」
今にも犯されそうな女神官はオークエースの腕を振りほどこうとしながら叫ぶ。
「助けてください! ただやられるなんて我慢できません」
女神官を犯そうとしているオークエースは別の者に合図すると、嫌そうに一人がミズホに近づいてくる。
「我シルフ」
ミズホは風の精霊を身にまとい、一気に間合いを詰めて飛ぶ。
ゴトッ
オークエースの頭が落ちる。
女神官の上に。
ミズホは向かってきたオークエースを無視して女神官に覆いかぶさろうとしていたオークエースの首を切り落とす。
光一閃(こういっせん)!
ミズホの納めるモリタ流の技の一つ。
居合の一種で抜刀の際、光の魔法を剣撃に乗せる。歴戦の冒険者だったガースの首を落とした技。
「きゃー!」
オークエース死体の下で血に溺れそうになりながら女神官が叫ぶ。
しかしこの場には一人を除いて女神官の存在を無視していた。
残ったオークエースは二人一組で前衛、後衛に分かれてフォーメーションを組み、前衛が二人がミズホへ襲いかかる。
動き自体は単調だが、その一撃一撃が必殺の重い一撃である。
ミズホはその二つの丸太をヒラリヒラリと美しい金色の髪をたなびかせながら避けていく。
ザクッ
ミズホの日本刀がオークエースの片腕に刺さる。
「硬いですね。切り落とすつもりだったんですけど……修行不足です。これでは師匠にお仕置きされてしまいます」
傷を負ったオークエースは唸り声を上げてミズホに襲いかかる。
「我がマナより炎よ出でよ」
「我がマナより氷よ出でよ」
傷を負ったオークエースは間合いに入る直前、急に横っ飛びすると、ミズホの目の前には炎と氷の塊が迫っていた。
怒り狂った姿はフェイクだ!
「我ユグドラシル! ウォール」
ミズホの目の前には石の壁がせり上がり、炎と氷の塊を防ぐ。
その壁の左右からオークエースが丸太を振りかぶり、襲いかかる。
「神の御名において奇跡を起こせ! ライトウォール」
クロフェに支えられた裸の女神官はミズホの周りに光の壁を作る。
「我サラマンダー」
ミズホが火の精霊の炎をその身に纏うのを確認すると、女神官は光の壁を解除する。
それと同時にミズホは右のオークエースに突きを繰り出す。
ミズホの突きは硬いオークエースの皮膚に阻まれ、剣先しか刺さらなかった。
オークエースは剣先が抜けないように胸に力を込めて、炎を纏った美形の剣士を掴もうと手をのばす。その赤黒い肌は硬さだけでなく、耐魔法特性まで持っているかのようにオークエースは躊躇しなかった。
「ファイアバースト!」
ミズホを纏っている炎が一瞬にして消えるとオークエースの口や目、股の間から炎が吹き上がった。まるでオークエースの内側から燃え上がったかのように。
ミズホは悶え苦しむオークエースを無視して、刀を引き抜くと腰につけた鞘に納めつつ、オークエースが迫る後ろに飛ぶ。
「我シルフ」
ミズホの背中が丸太を振りかぶったオークエースの腹に当たり、オークエースは前につんのめる。
ミズホは振り下ろされる腕を掴み、オークエースの勢いを借りて投げ飛ばした。魔法の石の壁を見るとちょうど崩れ落ち、二人のオークエースが魔法を放とうとしている。
納刀した日本刀の柄に手をかけ、纏った風に乗り二人のオークエースの間を駆け抜ける。
光一閃! 旋。
ミズホが二人の間に入った一瞬、ミズホを中心に光の円が水平に出来る。
一瞬間を置いて二人のオークエースの胴が横に真っ二つになる。
投げ飛ばされたオークエースが立ち上がった時にはあたりが血の海になっていた。
「ウォー!」
オークエースは叫び声をあげて、まだ火がくすぶっている仲間の焼死体をミズホに投げつける。
ミズホは投げつけられた焼死体に向かって走ると、その下をくぐるように足からスライディングする。焼死体と一緒に走り込んで来たオークエースの股の下も一緒に抜ける。
抜けざま、ミズホはオークエースの股を切りつける。
「ぎゃーーー!!」
女性の腕ほどあるオークエースの男根が血を流して落ちる。
「しまった!」
ミズホは振り向きざまに立ち上がると、股を抑えて苦しむオークエースがいた。
静かに納刀すると、一瞬目を閉じた。
光一閃!
この場にいる最後のオークエースの首がゴトりと落ちた。
「この人たちも違うのですね」
妖艶の美青年は悲しみの表情を浮かべて呟く。
ミズホとクロフェは警戒しながら声のする方へ向かう。
濡れた地面に足を取られないように気を付け、光の玉(ライト)の光量を下げる。
「きゃー」
女性の声がダンジョンの石壁に反射して響く。
声からするとすぐそこのようだ。クロフェはそう思いながら、ミズホに遅れないように必死についていく。
ミズホが急に立ち止まり、クロフェは危なくぶつかりそうになる。
細い道からミズホは広場を覗き込む。クロフェもミズホに習って広場を覗き込むと、そこには六人の男女がいた。
二メートルは越す巨体は横幅はミズホの倍ほどあり、筋肉の上にたっぷりの脂肪がついている。
その顔は豚の顔に猪のような牙を持つ、オークが五人いた。どのオークの手にも丸太を持っている。
その肌の色は通常の緑とは違う赤黒い肌であった。
「あの肌の色はオークエースですね。普通のパーティーでも一匹くらいしか相手にできないのですけど、五匹もいるなんてやっぱり階層が低いと、出てくるモンスターの質も数も変わってきますね」
そのオークエース五人の相手をしているのは、クロフェより一回り縦も横も大きいひとりの女性だった。
身を包んでいる白地に金色の装飾を施された神官衣装からこぼれる、緑のウエーブのかかった髪の毛は恐怖のためか乱れていた。ピンク色の大きな垂れ目には不安の色が見える。
装飾を施された神官杖(しんかんじょう)を体の前にかざし、光の壁を展開していた。
オークエースの二人が前に出て、まるで太鼓を叩くように丸太で光の壁を叩く。
「我がマナより炎よ出でよ」
「我がマナより氷よ出でよ」
後ろにいるオークエース二人が炎と氷の塊を飛ばす。
オークエースの魔法と打撃に光の壁は耐えきれないようにヒビが入る。
「我がマナより雷よ出でよ」
一番後ろに控えていたオークエースがヒビの入った光の壁を立て直す暇を与えず、雷の魔法を打ち込む。
「きゃ!」
悲鳴と共に光の壁が消え、防ぎ切らなかった雷の一部が肉付きの良い神官服の女性に当たると、痺れたように倒れこみ、むっちりとした太ももが服からこぼれる。
「オークエースが魔法を使うなんて聞いたことがないです。ただのオークエースじゃなさそうですね」
クロフェは声量を抑えながら驚きの声を上げる。
オークエースは勝利の雄叫びと共に女性を捕まえ、服を剥ぎ取る。クロフェより大きな胸とむっちりとしたお尻があらわにされる。その人妻を思わせるむっちりとして男好きする体には線状の赤い痣が幾重にもついており、戦いの激しさを物語っていた。
白い肌に扇情的についた痣はオークエースの嗜虐心を刺激したのか、ますます喜びの声を上げる。
「いひゃ~」
雷の影響が残っているのか、ろれつが回っていない声で悲鳴をあげる。
「助けないんですか?」
クロフェはミズホに問いかけるが、特に反応がない。
ジッとオークエースたちの様子を見ている。
そうしていると、オークエースがあらわにした下半身には女性の腕ほどある大きなものがそそり立っていた。
「でかいな……二人、頑張っても三人同時に相手するのが精一杯か」
ミズホは呟く。
一対多数戦。師匠と二人ずっと山で修行に明け暮れていたミズホにとって、山を降りてからしか実戦経験はなかった。
ミズホは師匠の言葉を思い出す。
「結局のところ一対一の状況を作り出せばいいんだよ。相手同士が重なるように動くなり、一撃離脱なんかをうまく生かしてよ」
おもむろにミズホは自分のバッグをクロフェへ預けて、オークエースたちの方へ歩き始めた。
「ミズホ様……」
クロフェはミズホの背中を見て呟く。困った女性を見ると助けずにはいられないなんて、素敵な人なんだろうとクロフェは気持ちが高揚するのを感じていた。
「お前たち! そんな女を相手にしないで私と勝負しませんか?」
今にも犯されそうな女神官はオークエースの腕を振りほどこうとしながら叫ぶ。
「助けてください! ただやられるなんて我慢できません」
女神官を犯そうとしているオークエースは別の者に合図すると、嫌そうに一人がミズホに近づいてくる。
「我シルフ」
ミズホは風の精霊を身にまとい、一気に間合いを詰めて飛ぶ。
ゴトッ
オークエースの頭が落ちる。
女神官の上に。
ミズホは向かってきたオークエースを無視して女神官に覆いかぶさろうとしていたオークエースの首を切り落とす。
光一閃(こういっせん)!
ミズホの納めるモリタ流の技の一つ。
居合の一種で抜刀の際、光の魔法を剣撃に乗せる。歴戦の冒険者だったガースの首を落とした技。
「きゃー!」
オークエース死体の下で血に溺れそうになりながら女神官が叫ぶ。
しかしこの場には一人を除いて女神官の存在を無視していた。
残ったオークエースは二人一組で前衛、後衛に分かれてフォーメーションを組み、前衛が二人がミズホへ襲いかかる。
動き自体は単調だが、その一撃一撃が必殺の重い一撃である。
ミズホはその二つの丸太をヒラリヒラリと美しい金色の髪をたなびかせながら避けていく。
ザクッ
ミズホの日本刀がオークエースの片腕に刺さる。
「硬いですね。切り落とすつもりだったんですけど……修行不足です。これでは師匠にお仕置きされてしまいます」
傷を負ったオークエースは唸り声を上げてミズホに襲いかかる。
「我がマナより炎よ出でよ」
「我がマナより氷よ出でよ」
傷を負ったオークエースは間合いに入る直前、急に横っ飛びすると、ミズホの目の前には炎と氷の塊が迫っていた。
怒り狂った姿はフェイクだ!
「我ユグドラシル! ウォール」
ミズホの目の前には石の壁がせり上がり、炎と氷の塊を防ぐ。
その壁の左右からオークエースが丸太を振りかぶり、襲いかかる。
「神の御名において奇跡を起こせ! ライトウォール」
クロフェに支えられた裸の女神官はミズホの周りに光の壁を作る。
「我サラマンダー」
ミズホが火の精霊の炎をその身に纏うのを確認すると、女神官は光の壁を解除する。
それと同時にミズホは右のオークエースに突きを繰り出す。
ミズホの突きは硬いオークエースの皮膚に阻まれ、剣先しか刺さらなかった。
オークエースは剣先が抜けないように胸に力を込めて、炎を纏った美形の剣士を掴もうと手をのばす。その赤黒い肌は硬さだけでなく、耐魔法特性まで持っているかのようにオークエースは躊躇しなかった。
「ファイアバースト!」
ミズホを纏っている炎が一瞬にして消えるとオークエースの口や目、股の間から炎が吹き上がった。まるでオークエースの内側から燃え上がったかのように。
ミズホは悶え苦しむオークエースを無視して、刀を引き抜くと腰につけた鞘に納めつつ、オークエースが迫る後ろに飛ぶ。
「我シルフ」
ミズホの背中が丸太を振りかぶったオークエースの腹に当たり、オークエースは前につんのめる。
ミズホは振り下ろされる腕を掴み、オークエースの勢いを借りて投げ飛ばした。魔法の石の壁を見るとちょうど崩れ落ち、二人のオークエースが魔法を放とうとしている。
納刀した日本刀の柄に手をかけ、纏った風に乗り二人のオークエースの間を駆け抜ける。
光一閃! 旋。
ミズホが二人の間に入った一瞬、ミズホを中心に光の円が水平に出来る。
一瞬間を置いて二人のオークエースの胴が横に真っ二つになる。
投げ飛ばされたオークエースが立ち上がった時にはあたりが血の海になっていた。
「ウォー!」
オークエースは叫び声をあげて、まだ火がくすぶっている仲間の焼死体をミズホに投げつける。
ミズホは投げつけられた焼死体に向かって走ると、その下をくぐるように足からスライディングする。焼死体と一緒に走り込んで来たオークエースの股の下も一緒に抜ける。
抜けざま、ミズホはオークエースの股を切りつける。
「ぎゃーーー!!」
女性の腕ほどあるオークエースの男根が血を流して落ちる。
「しまった!」
ミズホは振り向きざまに立ち上がると、股を抑えて苦しむオークエースがいた。
静かに納刀すると、一瞬目を閉じた。
光一閃!
この場にいる最後のオークエースの首がゴトりと落ちた。
「この人たちも違うのですね」
妖艶の美青年は悲しみの表情を浮かべて呟く。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
[完]異世界銭湯
三園 七詩
ファンタジー
下町で昔ながらの薪で沸かす銭湯を経営する一家が住んでいた。
しかし近くにスーパー銭湯が出来てから客足が激減…このままでは店を畳むしかない、そう思っていた。
暗い気持ちで目覚め、いつもの習慣のように準備をしようと外に出ると…そこは見慣れた下町ではなく見たことも無い場所に銭湯は建っていた…
おっさん達のTRPG日記 ~七人の《魔導書使い》が四篇の《聖典》を奪い合いながら迷宮戦争やってみた!~
書記係K君
ファンタジー
剣と魔法の幻想世界・リンガイア大陸――
この世界には、自らの霊魂から《魔導書-デッキ-》を創り出し、神与の秘術《魔法-ゴスペル-》を綴り蒐集し、
神秘を使役する《魔導書使い-ウィザード-》と呼ばれる者達がいた。彼らが探し求めるのは、
あらゆる願望を叶えると云う伝説の魔導書《聖典》――。
この物語は、聖遺物《聖典》が封印された聖域《福音の迷宮》への入境を許された
選ばれし七人の《魔導書使い-ウィザード-》達が、七騎の《英雄譚-アルカナ-》を従えて
七つの陣営となり、四篇に別れた《聖典の断章》を蒐集すべく奪い合い、命を賭して覇を争う決闘劇。
其の戦いは、後世に《迷宮戦争》と謳われた――
――という設定で、おっさん達がまったりと「TRPG」を遊ぶだけのお話だよ(ノ・∀・)ノ⌒◇
全裸ドSな女神様もお手上げな幸運の僕が人類を救う異世界転生
山本いちじく
ファンタジー
平凡で平和に暮らしていたユウマは、仕事の帰り道、夜空から光り輝く物体が公園に落ちたのを見かけた。
広い森のある公園の奥に進んでいくと、不思議な金色の液体が宙に浮かんでいる。
好奇心を抱きながらその金色の液体に近づいて、不用心に手を触れると、意識を失ってしまい。。。
真っ白な世界でユウマは、女神と会う。
ユウマが死んでしまった。
女神は、因果律に予定されていない出来事だということをユウマに伝えた。
そして、女神にもお手上げな幸運が付与されていることも。
女神が作った別の世界に転生しながら、その幸運で滅亡寸前の人類を救えるか検証することに。
ユウマは突然の死に戸惑いながら、それを受け入れて、異世界転生する。
俺だけ入れる悪☆魔道具店無双〜お店の通貨は「不幸」です~
葉月
ファンタジー
一学期の終わり、体育館で終業式の最中に突然――全校生徒と共に異世界に飛ばされてしまった俺。
みんなが優秀なステータスの中、俺だけ最弱っ!!
こんなステータスでどうやって生き抜けと言うのか……!?
唯一の可能性は固有スキル【他人の不幸は蜜の味】だ。
このスキルで便利道具屋へ行けると喜ぶも、通貨は『不幸』だと!?
「不幸」で買い物しながら異世界サバイバルする最弱の俺の物語が今、始まる。
平凡なサラリーマンのオレが異世界最強になってしまった件について
楠乃小玉
ファンタジー
上司から意地悪されて、会社の交流会の飲み会でグチグチ嫌味言われながらも、
就職氷河期にやっと見つけた職場を退職できないオレ。
それでも毎日真面目に仕事し続けてきた。
ある時、コンビニの横でオタクが不良に集団暴行されていた。
道行く人はみんな無視していたが、何の気なしに、「やめろよ」って
注意してしまった。
不良たちの怒りはオレに向く。
バットだの鉄パイプだので滅多打ちにされる。
誰も助けてくれない。
ただただ真面目に、コツコツと誰にも迷惑をかけずに生きてきたのに、こんな不条理ってあるか?
ゴキッとイヤな音がして意識が跳んだ。
目が覚めると、目の前に女神様がいた。
「はいはい、次の人、まったく最近は猫も杓子も異世界転生ね、で、あんたは何になりたいの?」
女神様はオレの顔を覗き込んで、そう尋ねた。
「……異世界転生かよ」
女子高生は卒業間近の先輩に告白する。全裸で。
矢木羽研
恋愛
図書委員の女子高生(小柄ちっぱい眼鏡)が、卒業間近の先輩男子に告白します。全裸で。
女の子が裸になるだけの話。それ以上の行為はありません。
取って付けたようなバレンタインネタあり。
カクヨムでも同内容で公開しています。
異世界TS転生で新たな人生「俺が聖女になるなんて聞いてないよ!」
マロエ
ファンタジー
普通のサラリーマンだった三十歳の男性が、いつも通り残業をこなし帰宅途中に、異世界に転生してしまう。
目を覚ますと、何故か森の中に立っていて、身体も何か違うことに気づく。
近くの水面で姿を確認すると、男性の姿が20代前半~10代後半の美しい女性へと変わっていた。
さらに、異世界の住人たちから「聖女」と呼ばれる存在になってしまい、大混乱。
新たな人生に期待と不安が入り混じりながら、男性は女性として、しかも聖女として異世界を歩み始める。
※表紙、挿絵はAIで作成したイラストを使用しています。
※R15の章には☆マークを入れてます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる