69 / 133
迷宮都市編
25.魔物大討伐。倒しまくるぞぉー!おー!
しおりを挟む
二十万の魔物の姿はもうすぐそこまできていた。
魔物は鎧を着た色々な種類の骨がいた。
更に、これまで均一だった魔物の強さがバラバラになっていて、本当に軍隊のようだった。
将軍のような骨だったり、尖兵のような骨だったりいる。
尖兵といっても、銀級では相手にできないほどの強さを持っている。
将軍の骨は金級でも勝てるか怪しいほどの強さだ。
そしてその数が二十万。はっきり言ってやばい。
俺はシリルさん達と作戦会議をしていた。
「敵はブラックヘルスケルトン二十万だね。奴らの鎧は魔法に耐え、奴らの攻撃は一撃で数十の命を刈り取るって言われているよ。
それがあんな数でくるなんてね。それに統率力がある。
はっきり言ってこれは異常だね。
魔物が群れて人間の軍隊のように歩くなんておかしいよ。
今回のスタンピードはおかしすぎるよ。
普通こんな量の魔物は来ないし。変な魔物達も来ないからね」
シリルさんがそう話すとアシルが反応した。
「シリルにいちゃん。初めてスタンピードにあったけどそんなにやばいのか?」
「うん、やばいね。
そうだね。例えばあそこの大きめのブラックヘルスケルトンはアシル一人じゃ倒せないよ。
そんなスタンピードが何度も起こってたら僕達は生まれてきてないよ」
「げ、まじかー!」
「少し不安です…」
アシルとサニーが話を聞いて、少し驚いていた。
「だから、大きめの奴は僕がはじくから、残りをアシルとサニアに任せるよ。
サニアは魔法を後方から打っていて、
アシルは手前の魔物を倒したら下がるを繰り返してほしい」
「「わかった」」
「うん、それで、ゆうたくんなんだけれども…」
お、俺の番だ。
「ゆうたくんの強さを見込んで、ゆうたくんは後ろから注意を引いて欲しいんだ。
かなり危険だよ。断ってくれても構わない。やってくれるかい?」
いや、やるだろ!!
「やります!後ろは任せてください!」
「その言葉の使い方は違うけど、任せたよ!」
作戦会議を終え、もう来ていたので、すぐに行動に移した。
俺は刀を出して全力疾走で真ん中から骨を切り分けながら後ろに回り込んだ。
一秒もかからずに回り込めた。
「よし、回り込めたな」
ドゴォォォン!
前の方で雷が落ちている。
威力がやべぇ。
俺も負けてられないなぁ。
俺は後ろ側に魔物達の気を引くために大きなモーションで斬撃を飛ばした。
ズバババババババババババババババババ!
おぉ、めっちゃ斬れた。千体くらいはやれた気がするな。
この骨達は自然魔法のツタや根っこでは動きを封じれないので、大黒天を使って木を生やして、その木を中心として骨を捕まえて、骨の魔力を木の燃料として吸った。
それを自動で行うように自然魔法を木に付与した。
これで勝手に魔物は消えていくかな。
そう思いながら、刀で骨を五万体ほど斬った。
それまでにかかった時間としては十分ほどかかった。
変わらずに倒していると、魔力を吸って育っていた木が倒れた。
ん?なんだ???
そう思い木の方に目を向けると、大きな斧を持った大きい骨が木を切り落としていた。
あんな骨いたか??
気配で察知できなかった。どうやらこのデカ骨は気を抑え込める骨らしい。
俺はデカ骨の元へ行きながら、斬撃を飛ばした。
パキンッ!
デカ骨は飛ばした斬撃を斧で弾いた。
つえぇ。
デカ骨の前まで行き、刀を構えて相手の様子を伺った。
デカ骨もこちらの様子を伺っていたので、試しに少し雷魔法を飛ばしてみた。
バチッ!
攻撃は当たった。
だが、無傷。
そういえば、鎧は魔法を耐えるって言っていたな。
無効の間違えじゃないのか?無傷だぞ?
そう思っているとデカ骨が動き出した。
「○◇▽◎○○○!」
ドガン!!
「えっ!」
見える、避けれる。それはいい。
スケルトンって、喋れるの!?今口から喋ったのか?なんか頭に直接響いたような…
なんて言ってるかわからねぇし。
「なんだお前!」
「…」
喋らないか?俺の聞き間違えかな?
いや、聞き間違えって、何と聞き間違えるんだよ。ってことは喋ってたってことか。
ああ、そんなことより早く倒さなきゃな。
俺はそう思い、刀に力を込めて、一気に相手の間合いに詰め寄った。
普通、間合いに入れば斧で一撃だろう。体は真っ二つになり絶命する。
普通ならな!!甘いわ!!反応できないくらい早く間合いに入ればいいじゃないか!!!
「じゃあな」
スパッ
「◎▽◇△!」
俺は毘沙門天を使って、跡形もなく消した。
「…やっぱり喋ってるじゃねぇか…」
なんだったんだ、さっきの。
一瞬そう思ったが、他にも倒す骨がたくさんいたので、どんどん骨を倒していった。
十二万体くらい倒した気がする。
ここまでに三十分ほどかかった。
デカ骨の戦闘に時間がかかったからだ。
だが、もう残り五万ほどとなっていたので後方から叩くのをやめて、シリルさん達の元へと戻った。
「粗方、後方は片付けましたよ」
ズバ!
「ゆうたくん、すごすぎだよ!」
ボギッ!
「あと五万ほどですね。みんな無事ですか?」
ズバババ!
「アシルとサニアは無事だけど、ウェストのギルドマスターさんがさっき女性をかばって、剣を脇腹に食らったくらいかな」
ボキボギボギ!!
「わかりました。次に俺は何をすればいいですか??」
ズバ!
「次かい?もう十分ゆうたくんはやってくれたでしょう?強そうなブラックヘルスケルトンは大体は倒せたしなぁ。まあ、強いて言うなら他の冒険者をアシストしてあげてほしいかな」
ボギッ!
「わかりました」
シリルさんの話を聞いて、ウェストのギルドマスターのところへ向かった。
大丈夫だといいなぁ
魔物は鎧を着た色々な種類の骨がいた。
更に、これまで均一だった魔物の強さがバラバラになっていて、本当に軍隊のようだった。
将軍のような骨だったり、尖兵のような骨だったりいる。
尖兵といっても、銀級では相手にできないほどの強さを持っている。
将軍の骨は金級でも勝てるか怪しいほどの強さだ。
そしてその数が二十万。はっきり言ってやばい。
俺はシリルさん達と作戦会議をしていた。
「敵はブラックヘルスケルトン二十万だね。奴らの鎧は魔法に耐え、奴らの攻撃は一撃で数十の命を刈り取るって言われているよ。
それがあんな数でくるなんてね。それに統率力がある。
はっきり言ってこれは異常だね。
魔物が群れて人間の軍隊のように歩くなんておかしいよ。
今回のスタンピードはおかしすぎるよ。
普通こんな量の魔物は来ないし。変な魔物達も来ないからね」
シリルさんがそう話すとアシルが反応した。
「シリルにいちゃん。初めてスタンピードにあったけどそんなにやばいのか?」
「うん、やばいね。
そうだね。例えばあそこの大きめのブラックヘルスケルトンはアシル一人じゃ倒せないよ。
そんなスタンピードが何度も起こってたら僕達は生まれてきてないよ」
「げ、まじかー!」
「少し不安です…」
アシルとサニーが話を聞いて、少し驚いていた。
「だから、大きめの奴は僕がはじくから、残りをアシルとサニアに任せるよ。
サニアは魔法を後方から打っていて、
アシルは手前の魔物を倒したら下がるを繰り返してほしい」
「「わかった」」
「うん、それで、ゆうたくんなんだけれども…」
お、俺の番だ。
「ゆうたくんの強さを見込んで、ゆうたくんは後ろから注意を引いて欲しいんだ。
かなり危険だよ。断ってくれても構わない。やってくれるかい?」
いや、やるだろ!!
「やります!後ろは任せてください!」
「その言葉の使い方は違うけど、任せたよ!」
作戦会議を終え、もう来ていたので、すぐに行動に移した。
俺は刀を出して全力疾走で真ん中から骨を切り分けながら後ろに回り込んだ。
一秒もかからずに回り込めた。
「よし、回り込めたな」
ドゴォォォン!
前の方で雷が落ちている。
威力がやべぇ。
俺も負けてられないなぁ。
俺は後ろ側に魔物達の気を引くために大きなモーションで斬撃を飛ばした。
ズバババババババババババババババババ!
おぉ、めっちゃ斬れた。千体くらいはやれた気がするな。
この骨達は自然魔法のツタや根っこでは動きを封じれないので、大黒天を使って木を生やして、その木を中心として骨を捕まえて、骨の魔力を木の燃料として吸った。
それを自動で行うように自然魔法を木に付与した。
これで勝手に魔物は消えていくかな。
そう思いながら、刀で骨を五万体ほど斬った。
それまでにかかった時間としては十分ほどかかった。
変わらずに倒していると、魔力を吸って育っていた木が倒れた。
ん?なんだ???
そう思い木の方に目を向けると、大きな斧を持った大きい骨が木を切り落としていた。
あんな骨いたか??
気配で察知できなかった。どうやらこのデカ骨は気を抑え込める骨らしい。
俺はデカ骨の元へ行きながら、斬撃を飛ばした。
パキンッ!
デカ骨は飛ばした斬撃を斧で弾いた。
つえぇ。
デカ骨の前まで行き、刀を構えて相手の様子を伺った。
デカ骨もこちらの様子を伺っていたので、試しに少し雷魔法を飛ばしてみた。
バチッ!
攻撃は当たった。
だが、無傷。
そういえば、鎧は魔法を耐えるって言っていたな。
無効の間違えじゃないのか?無傷だぞ?
そう思っているとデカ骨が動き出した。
「○◇▽◎○○○!」
ドガン!!
「えっ!」
見える、避けれる。それはいい。
スケルトンって、喋れるの!?今口から喋ったのか?なんか頭に直接響いたような…
なんて言ってるかわからねぇし。
「なんだお前!」
「…」
喋らないか?俺の聞き間違えかな?
いや、聞き間違えって、何と聞き間違えるんだよ。ってことは喋ってたってことか。
ああ、そんなことより早く倒さなきゃな。
俺はそう思い、刀に力を込めて、一気に相手の間合いに詰め寄った。
普通、間合いに入れば斧で一撃だろう。体は真っ二つになり絶命する。
普通ならな!!甘いわ!!反応できないくらい早く間合いに入ればいいじゃないか!!!
「じゃあな」
スパッ
「◎▽◇△!」
俺は毘沙門天を使って、跡形もなく消した。
「…やっぱり喋ってるじゃねぇか…」
なんだったんだ、さっきの。
一瞬そう思ったが、他にも倒す骨がたくさんいたので、どんどん骨を倒していった。
十二万体くらい倒した気がする。
ここまでに三十分ほどかかった。
デカ骨の戦闘に時間がかかったからだ。
だが、もう残り五万ほどとなっていたので後方から叩くのをやめて、シリルさん達の元へと戻った。
「粗方、後方は片付けましたよ」
ズバ!
「ゆうたくん、すごすぎだよ!」
ボギッ!
「あと五万ほどですね。みんな無事ですか?」
ズバババ!
「アシルとサニアは無事だけど、ウェストのギルドマスターさんがさっき女性をかばって、剣を脇腹に食らったくらいかな」
ボキボギボギ!!
「わかりました。次に俺は何をすればいいですか??」
ズバ!
「次かい?もう十分ゆうたくんはやってくれたでしょう?強そうなブラックヘルスケルトンは大体は倒せたしなぁ。まあ、強いて言うなら他の冒険者をアシストしてあげてほしいかな」
ボギッ!
「わかりました」
シリルさんの話を聞いて、ウェストのギルドマスターのところへ向かった。
大丈夫だといいなぁ
1
お気に入りに追加
2,806
あなたにおすすめの小説
日本帝国陸海軍 混成異世界根拠地隊
北鴨梨
ファンタジー
太平洋戦争も終盤に近付いた1944(昭和19)年末、日本海軍が特攻作戦のため終結させた南方の小規模な空母機動部隊、北方の輸送兼対潜掃討部隊、小笠原増援輸送部隊が突如として消失し、異世界へ転移した。米軍相手には苦戦続きの彼らが、航空戦力と火力、機動力を生かして他を圧倒し、図らずも異世界最強の軍隊となってしまい、その情勢に大きく関わって引っ掻き回すことになる。
辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい
ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。
チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~
第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~
第八章 クリフ一家と領地改革!?
第九章 魔国へ〜魔族大決戦!?
第十章 自分探しと家族サービス
集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
これダメなクラス召喚だわ!物を掌握するチートスキルで自由気ままな異世界旅
聖斗煉
ファンタジー
クラス全体で異世界に呼び出された高校生の主人公が魔王軍と戦うように懇願される。しかし、主人公にはしょっぱい能力しか与えられなかった。ところがである。実は能力は騙されて弱いものと思い込まされていた。ダンジョンに閉じ込められて死にかけたときに、本当は物を掌握するスキルだったことを知るーー。
最強聖女は追放されたので冒険者になります。なおパーティーメンバーは全員同じような境遇の各国の元最強聖女となった模様。
山外大河
ファンタジー
とある王国の」最強の聖女、アンナ・ベルナールは国王の私利私欲の為の邪魔となり王国を追放されてしまう。
そして異国の地で冒険者になったアンナだが、偶然知り合った三人の同年代の少女達は全員同じような境遇で国を追放された各国の最強の元聖女達だった。
意気投合した四人はパーティーを結成。
最強の元聖女四人による冒険者生活が今始まる。
……ついでに彼女たちを追放した各国は、全部滅びるようです。
転生した体のスペックがチート
モカ・ナト
ファンタジー
とある高校生が不注意でトラックに轢かれ死んでしまう。
目覚めたら自称神様がいてどうやら異世界に転生させてくれるらしい
このサイトでは10話まで投稿しています。
続きは小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していますので、是非見に来てください!
欲しいものはガチャで引け!~異世界召喚されましたが自由に生きます~
シリウス
ファンタジー
身体能力、頭脳はかなりのものであり、顔も中の上くらい。負け組とは言えなそうな生徒、藤田陸斗には一つのマイナス点があった。それは運であった。その不運さ故に彼は苦しい生活を強いられていた。そんなある日、彼はクラスごと異世界転移された。しかし、彼はステ振りで幸運に全てを振ったためその他のステータスはクラスで最弱となってしまった。
しかし、そのステ振りこそが彼が持っていたスキルを最大限生かすことになったのだった。(軽い復讐要素、内政チートあります。そういうのが嫌いなお方にはお勧めしません)初作品なので更新はかなり不定期になってしまうかもしれませんがよろしくお願いします。
世界最強で始める異世界生活〜最強とは頼んだけど、災害レベルまでとは言ってない!〜
ワキヤク
ファンタジー
その日、春埼暁人は死んだ。トラックに轢かれかけた子供を庇ったのが原因だった。
そんな彼の自己犠牲精神は世界を創造し、見守る『創造神』の心を動かす。
創造神の力で剣と魔法の世界へと転生を果たした暁人。本人の『願い』と創造神の『粋な計らい』の影響で凄まじい力を手にしたが、彼の力は世界を救うどころか世界を滅ぼしかねないものだった。
普通に歩いても地割れが起き、彼が戦おうものなら瞬く間にその場所は更地と化す。
魔法もスキルも無効化吸収し、自分のものにもできる。
まさしく『最強』としての力を得た暁人だが、等の本人からすれば手に余る力だった。
制御の難しいその力のせいで、文字通り『歩く災害』となった暁人。彼は平穏な異世界生活を送ることができるのか……。
これは、やがてその世界で最強の英雄と呼ばれる男の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる