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豊穣の町(仮)に行く編
3.この村を救うには。いや、俺達は神じゃないって
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俺とシシオウは、村の真ん中の広場へ来ていた。
「あのー、皆さん。突然すみません。俺の話を聞いてもらえますか」
「……」
「俺に食料を分けさせてくれませんか?」
「必要ない…」
「食料は、全員分お腹いっぱいになるだけ持っています。だから」
「そんな事をしても死ぬのが遅くなるだけだ。もう楽になりたいんだ。井戸水は汚れ、畑は育たない。今を生き延びたって、また絶望するだけなんだよ」
「で、でも」
「必要ない」
村人達はどうやら、生きるのを諦めようとしているみたいだ。
絶望的状況に叩きつけられ、助かる見込みもない。
だが、俺は諦めてしまっている村人を見て、イラっときた。
「何諦めてんだ!井戸の水が汚れて水が飲めなくなって、畑が育たなくなったからってなんだよ!今お前達は生きているだろう!
真っ暗で何もない場所にいるわけでもない!自分が動けば、景色が変わる場所に今お前達はいるんだ!今、生き延びたら、なにか変化があるかもしれない。だけど今諦めて死んでしまえば、もうそこで本当に終わりなんだ!諦めないで飯を食え!」
「なにをしても無駄…」
「うるせぇ!無駄じゃない!行動を起こす前に無駄かどうかなんて、わからないだろ!」
「起こしたさ!行動はした!やれるだけ試した!だが、ダメだったんだ!無駄なんだよ!」
「いいや、無駄じゃない。そうやって試して、足掻いて、ダメだったって結果がわかった。次に同じことをやらないで済むようになった。それに俺が来た。俺達が畑を、井戸を全部何とかしてやる。だから飯を食え!俺はお前達が生きたいと思うまで飯を食わせ続ける!!」
「信じられない」
「いいや、信じてもらう。俺はお前達を絶対に救ってやる」
「……」
今まで黙っていた、グロウが口を開いた。
「みんな、もう一度頑張って見ないか?それに、餓死するよりも、腹一杯食べて死んだ方が、辛くないと思うんだ。だから飯を食べよう」
「…グロウがそう、言うなら」
どうやら、とりあえず飯は食べてくれるみたいだ。久しぶりに俺も感情的になってしまった。
暗闇で一度生きる事を諦めてしまった俺と重ねてしまった。
今考えると、ちょっと怒鳴ったのは恥ずかしいなぁ。
「じゃあ、食べ物出しますね」
そう言って、焼きたての魔物の肉や、食べると元気になる実、水を一人一人に渡していった。全員がお腹いっぱいになるように。
村人達は、飯を貰うや否や、すぐに手をつけた。
いらないとは言っていたが、お腹は空いたんだろう。
村人達は涙を流しながら飯を食べていた。
「うめぇ、うめぇよ……」
あたりからそんな声が聞こえる。
子供の泣き声だって聞こえた。
飯を渡して食べれたのはいい。食料もまだたくさん残っているし、引き出しから出せばいくらでも出せる。
ただ、この村をどうやって、建て直すかだ。井戸と畑は間違いなく、魔法か何かがあるだろう。家畜の病気は闇魔法か何かだろう。
とにかく、調べてみなければわからない事だらけだ。
俺は村人全員が飯を食べ終えるのを確認すると、グロウに井戸へ向かうと伝えて、井戸へ向かった。
うーん、これはなんだ、魔法じゃない。ただ、何かあるなぁ。魔法と似た何かが井戸の底で蠢いているなぁ。
こうゆうの図書館で読んだことあるぞ。なんだったかな。確か古い魔法みたいな、なんだっけな。ああ、あと少しで出そう。えっとぉーー!
「ガゥ」
ああ、今シシオウが話しかけたせいで忘れたわ。すぐそこまで出てきたのに。
「なんだよ、シシオウ。今井戸について考えてたんだぞ。あと少しでこの原因がわかるところだったんだが、シシオウに話しかけられて、忘れちゃったわ!」
「グゥガァウ」
「え、俺なら治せる?そんなバカなこと……」
俺がそう言っている間にシシオウは井戸の前に立ち、ピカピカを放ち始めた、これは聖気だ。
あ、思い出した!呪いだ!
確か、呪いはかけた人の生命力を使って、かけるものだったな。
呪いの厄介なところは、魔法じゃ干渉できないところだ。何しろ生命力を使ってかけてきているからな。
ただ解く方法はある。
こちらも生命力を使って解除したり、今シシオウがしているみたいに聖気を使い浄化したりできる。
封印っていうのもあったかな。
ちなみに俺は聖気は使えないが、解くことができる。
毘沙門天を使えば呪いを断ち切り、消すことができるからな。
シシオウだけができるってわけじゃないってこと!
そんな事を考えているうちにシシオウは井戸の浄化をしたみたいだ。
「おつかれシシオウ!よくやったな!よしよしよしよし!」
「グゥ」
「とりあえず、村人達に井戸使えるようになった事報告しに行くかー」
そう思って、井戸から離れようとして、後ろを向いた時。
「神だ……」
「天のお力だ!」
「「うぉぉぉ!」」
どうやら村人達は、シシオウが浄化しているところを見ていたらしい。
「あ、あの、井戸はどうにかなりました……」
村人達が俺とシシオウをものすごくキラキラした目で見てきている。
さっきまで、死んだような目をしていた人が、全員まるで神をみて敬うような目でこちらを見ているのだ。
いや、いいんだけどね。生きる希望を持ってくれるのは。
ただ、目が、目がすごいのだ。
「井戸どうにかなったって、言ったんですけどー」
「あ、はい!そうでした!ありがとうございます!我々はあなた様方に失礼な言動をとってしまいました。申し訳ございません!」
お礼を言われた後、突然謝られた。
いや、グロウってそんなキャラじゃないだろ。さっき、俺と口論した人までキラキラしている。
「えっと、謝らなくていいですよ。
それと、ちゃんと言っておきますが、俺もシシオウも、神ではありませんからね」
「はい、あなた様方が言うなら、神も神では無くなりますよね!お前達、そうだろう!?」
「「はい!」」
なんだこれは、なんのドッキリなんだ。目がすごい。俺の神じゃないよ発言が、変な方向で受け取られているのはわかる。だって、この人達話通じないもん。
「だから、俺とシシオウは神ではなく、人間と獣です!いいですね!」
「はい!わかっています!あなた様方(以外)は神ではなく、人間と獣なんですね!!」
なんだわかってるじゃんか。ならなぜキラキラな目をやめないのだろう。
まあ、わかってくれたならいいか。
「わかってくれたなら、大丈夫です。」
「「おぉ!」」
何が「おぉ!」なのだろう。この人達にいちいちツッコミを入れていくと日が暮れてしまう。というか、もう暮れてきている。
「では、ゆうた様、シシオウ様、暗くなってきましたので、村の中の家にお泊り頂けないでしょうか?」
「グロウさん、あの……」
「グロウとお呼びください」
「ぐ、グロウ、あの、様ってつけるのやめてもらえませんか?」
「敬語も必要ありません。そして様を止めることはできません。ゆうた様、シシオウ様は(神であり)私達の恩人、様をつけずに呼ぶことはできません」
「わ、わかりまし」
「敬語は必要ありません」
「わ、わかった」
やばい、グロウの目が本気すぎて、断れない。
まだ畑は何もしてないのになぁ。
明日は畑を見に行かなきゃなぁ
「あのー、皆さん。突然すみません。俺の話を聞いてもらえますか」
「……」
「俺に食料を分けさせてくれませんか?」
「必要ない…」
「食料は、全員分お腹いっぱいになるだけ持っています。だから」
「そんな事をしても死ぬのが遅くなるだけだ。もう楽になりたいんだ。井戸水は汚れ、畑は育たない。今を生き延びたって、また絶望するだけなんだよ」
「で、でも」
「必要ない」
村人達はどうやら、生きるのを諦めようとしているみたいだ。
絶望的状況に叩きつけられ、助かる見込みもない。
だが、俺は諦めてしまっている村人を見て、イラっときた。
「何諦めてんだ!井戸の水が汚れて水が飲めなくなって、畑が育たなくなったからってなんだよ!今お前達は生きているだろう!
真っ暗で何もない場所にいるわけでもない!自分が動けば、景色が変わる場所に今お前達はいるんだ!今、生き延びたら、なにか変化があるかもしれない。だけど今諦めて死んでしまえば、もうそこで本当に終わりなんだ!諦めないで飯を食え!」
「なにをしても無駄…」
「うるせぇ!無駄じゃない!行動を起こす前に無駄かどうかなんて、わからないだろ!」
「起こしたさ!行動はした!やれるだけ試した!だが、ダメだったんだ!無駄なんだよ!」
「いいや、無駄じゃない。そうやって試して、足掻いて、ダメだったって結果がわかった。次に同じことをやらないで済むようになった。それに俺が来た。俺達が畑を、井戸を全部何とかしてやる。だから飯を食え!俺はお前達が生きたいと思うまで飯を食わせ続ける!!」
「信じられない」
「いいや、信じてもらう。俺はお前達を絶対に救ってやる」
「……」
今まで黙っていた、グロウが口を開いた。
「みんな、もう一度頑張って見ないか?それに、餓死するよりも、腹一杯食べて死んだ方が、辛くないと思うんだ。だから飯を食べよう」
「…グロウがそう、言うなら」
どうやら、とりあえず飯は食べてくれるみたいだ。久しぶりに俺も感情的になってしまった。
暗闇で一度生きる事を諦めてしまった俺と重ねてしまった。
今考えると、ちょっと怒鳴ったのは恥ずかしいなぁ。
「じゃあ、食べ物出しますね」
そう言って、焼きたての魔物の肉や、食べると元気になる実、水を一人一人に渡していった。全員がお腹いっぱいになるように。
村人達は、飯を貰うや否や、すぐに手をつけた。
いらないとは言っていたが、お腹は空いたんだろう。
村人達は涙を流しながら飯を食べていた。
「うめぇ、うめぇよ……」
あたりからそんな声が聞こえる。
子供の泣き声だって聞こえた。
飯を渡して食べれたのはいい。食料もまだたくさん残っているし、引き出しから出せばいくらでも出せる。
ただ、この村をどうやって、建て直すかだ。井戸と畑は間違いなく、魔法か何かがあるだろう。家畜の病気は闇魔法か何かだろう。
とにかく、調べてみなければわからない事だらけだ。
俺は村人全員が飯を食べ終えるのを確認すると、グロウに井戸へ向かうと伝えて、井戸へ向かった。
うーん、これはなんだ、魔法じゃない。ただ、何かあるなぁ。魔法と似た何かが井戸の底で蠢いているなぁ。
こうゆうの図書館で読んだことあるぞ。なんだったかな。確か古い魔法みたいな、なんだっけな。ああ、あと少しで出そう。えっとぉーー!
「ガゥ」
ああ、今シシオウが話しかけたせいで忘れたわ。すぐそこまで出てきたのに。
「なんだよ、シシオウ。今井戸について考えてたんだぞ。あと少しでこの原因がわかるところだったんだが、シシオウに話しかけられて、忘れちゃったわ!」
「グゥガァウ」
「え、俺なら治せる?そんなバカなこと……」
俺がそう言っている間にシシオウは井戸の前に立ち、ピカピカを放ち始めた、これは聖気だ。
あ、思い出した!呪いだ!
確か、呪いはかけた人の生命力を使って、かけるものだったな。
呪いの厄介なところは、魔法じゃ干渉できないところだ。何しろ生命力を使ってかけてきているからな。
ただ解く方法はある。
こちらも生命力を使って解除したり、今シシオウがしているみたいに聖気を使い浄化したりできる。
封印っていうのもあったかな。
ちなみに俺は聖気は使えないが、解くことができる。
毘沙門天を使えば呪いを断ち切り、消すことができるからな。
シシオウだけができるってわけじゃないってこと!
そんな事を考えているうちにシシオウは井戸の浄化をしたみたいだ。
「おつかれシシオウ!よくやったな!よしよしよしよし!」
「グゥ」
「とりあえず、村人達に井戸使えるようになった事報告しに行くかー」
そう思って、井戸から離れようとして、後ろを向いた時。
「神だ……」
「天のお力だ!」
「「うぉぉぉ!」」
どうやら村人達は、シシオウが浄化しているところを見ていたらしい。
「あ、あの、井戸はどうにかなりました……」
村人達が俺とシシオウをものすごくキラキラした目で見てきている。
さっきまで、死んだような目をしていた人が、全員まるで神をみて敬うような目でこちらを見ているのだ。
いや、いいんだけどね。生きる希望を持ってくれるのは。
ただ、目が、目がすごいのだ。
「井戸どうにかなったって、言ったんですけどー」
「あ、はい!そうでした!ありがとうございます!我々はあなた様方に失礼な言動をとってしまいました。申し訳ございません!」
お礼を言われた後、突然謝られた。
いや、グロウってそんなキャラじゃないだろ。さっき、俺と口論した人までキラキラしている。
「えっと、謝らなくていいですよ。
それと、ちゃんと言っておきますが、俺もシシオウも、神ではありませんからね」
「はい、あなた様方が言うなら、神も神では無くなりますよね!お前達、そうだろう!?」
「「はい!」」
なんだこれは、なんのドッキリなんだ。目がすごい。俺の神じゃないよ発言が、変な方向で受け取られているのはわかる。だって、この人達話通じないもん。
「だから、俺とシシオウは神ではなく、人間と獣です!いいですね!」
「はい!わかっています!あなた様方(以外)は神ではなく、人間と獣なんですね!!」
なんだわかってるじゃんか。ならなぜキラキラな目をやめないのだろう。
まあ、わかってくれたならいいか。
「わかってくれたなら、大丈夫です。」
「「おぉ!」」
何が「おぉ!」なのだろう。この人達にいちいちツッコミを入れていくと日が暮れてしまう。というか、もう暮れてきている。
「では、ゆうた様、シシオウ様、暗くなってきましたので、村の中の家にお泊り頂けないでしょうか?」
「グロウさん、あの……」
「グロウとお呼びください」
「ぐ、グロウ、あの、様ってつけるのやめてもらえませんか?」
「敬語も必要ありません。そして様を止めることはできません。ゆうた様、シシオウ様は(神であり)私達の恩人、様をつけずに呼ぶことはできません」
「わ、わかりまし」
「敬語は必要ありません」
「わ、わかった」
やばい、グロウの目が本気すぎて、断れない。
まだ畑は何もしてないのになぁ。
明日は畑を見に行かなきゃなぁ
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