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ええ……王子系男子がド変態なんて…そんなことあるんだねぇ

友達が欲しい化け物君は迷う

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ガラガラッ

梅「すみませんっ!」

虎「……」

「遅いぞ!転校初日から遅刻とは!慣れないのは分かるが規律は!あっ……虎島もか」

虎「……」

先生「次からは気をつけろよ…」

梅「はい……」

梅鳥はさっき話した雰囲気では反抗するタイプでは無さそうなのに、謝らなかった虎島を不思議に思いながら、そのまま授業は始まった。



梅「ごめん教科書見せてほしいんだまだ用意出来てなくて」

虎「……こく」
小さく頷く

梅「ありがとう……」

教科書を貸した瞬間、梅鳥が耳元で囁いた。

梅「さっきの返事待ってるね……あと虎くんいい匂いするね特にうなじから」

虎「……んっ……」
耳元に息がかかりビクッと身体が動いてしまった

思いもよらないことを言われて声が出た
その後何となく授業は上の空でただ時間が流れていった

また休み時間が来る
梅鳥がパッと話しかける

梅「虎くんさっきの返事聞かせてよ~!」

するとクラス全員が固まる
その後クラスの女子グループが小声で話しだす

「えっやばくない?」

「大丈夫かな?」

「知らないんだし言わなきゃだめじゃない?」

1人が梅鳥に声をかける

「梅鳥くんちょっと話があるから来て」

梅「えっ、今虎君と喋ろうと」

「いーからさ」

梅鳥は不満げな顔をしたまま

梅「虎くんあとでね~」
教室を後にした

虎島は少し俯いたまま、座ってい


廊下
「転校初日だし知らなくて当たり前だけど、虎島くん本当にやばいから」

梅「えっ、なんで?」

「他校の喧嘩最強とか虎島くんと喧嘩する為に他県から喧嘩しにくる人とかと定期的に喧嘩してて、血付いてるなんてざらだし」

「この学校の子もボコボコにしてるって」

「喋らない方がいいよ、関わったら痛い目に合うだけ」

梅「そっか~でも個人的には気にしないから大丈夫教えてくれてありがとう」

「えっ……!なんで?ボコボコにされてる人もいるんだよ?梅鳥君の為にも関わらず過ごした方がっ」

梅「大丈夫!俺ボコボコにされるのとか興奮するから好都合」

「……はっ……?…」

梅「じゃあ教室戻るから!じゃね!」

「……え……」

梅鳥が教室に戻ると虎島は居なくなっていた

梅(どこだろ……?)

虎島はよく分からない所にいた
よく分からない所は1人で過ごすのにぴったりだから自然と来てしまう

虎(みんなと普通に喋れたら誤解も解けるかな……)

虎島は人と喋ろうとすると緊張で声が出てこない、独り言でやっと
少し聞こえる

虎「梅島君とは喋れた……嬉しい」
ニヤついてしまう顔を抑えようとしてもにやにやが止まらない

虎(急すぎて緊張する暇もなかった……あ……返事……)

虎(……性的な……友達よく分からない僕の中の友達像は帰りにマック寄ったり、カラオケに行ってみたり…お互いの家でゲームとか!……へへっ楽しそう)

虎(じゃあ……性的な友達って何するんだろう?……キッ…ちゅう…とかもするってこと…?……///)

虎(でも友達とは……ちゅうしないよな…じゃあ他は……セッ…っうわあああ//////こっこれは飛びすぎたまだ早いよ///)

虎(勿論友達にはなりたいけど性的なって……なんで僕なんだろう学校にはかっこいい男の子もかわいい女の子も沢山居るのに……)

虎島思い出し中
梅「君の身体 女性も男性も超えた素晴らしい肉体だよ」

虎(こんな体なだけで怖い人に絡まれるし痛い事してくるし……この体のお陰で何とか耐える事が出来てるけど……反撃……しないといけないのかなでもやっぱりだめな気がするお父さんが言ったこと破っちゃったな……ごめんなさい)

虎(暗い気持ちになっちゃった…そうだ嫌な事もあるけど素晴らしい肉体だよ……なんて言われたんだへへっ嬉しいなでもスポーツ全般苦手なんだけどね、でも言ってくれた事には変わりないから!)

虎(性的な友達……はよく分からないけど梅鳥君と友達になりたいな!)
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