72 / 81
第四章 建国の準備
第71話 魔動車の搬出
しおりを挟む
車両甲板に着くとサーシャが俺に聞いてきた。
「守様。
これらの魔動車ですが、どこから降ろすのですか」
サーシャは薄暗い車両甲板に出入り口を見つけられずに俺に聞いてきた。
夜では甲板にある照明だけでも十分に明るく感じていたので、感じなかったのだが、昼間だと暗く感じる。
それだけにサーシャは不安に思ったのか出入り口を探していたようだ。
普通、外とつながっている扉からは明かりが漏れてくるものだ。
サーシャはその明かりを探していたようだ。
だが、そこは日本で活躍していたカーフェリーだ。
外から海水など侵入しないように車両搬入口はしっかりと閉じられており、明かりなど盛れるはずもない。
しかし、サーシャの言う通り俺も確認だけはしておこうかと搬入口に向かう。
しかし、車両甲板の中を歩いて進んでも一向にそれらしき搬入口は見つからない。
甲板内の案内に沿って探していくと、搬入口の真ん前に大きなものが置かれており、それが搬入口をふさいでいた。
「おいおい、これでは車が出せそうにないな。
尤も、今搬入口を開けても車は出せないが……」
しかし、これ、どうやってどかそうかなと俺は考えながら目の前の装置を触る。
怪しげな物体に触ると神様からの祝福かはたまた呪いかは置いておいて、目の前の物体の遣いからが理解できた。
流石防衛隊、良い素ごとをしていた。
この船が向かっていたのは被災地だ。
被災地にカーフェリーが安全に接岸出来て、しかも車両を降ろせるような場所は運が良ければあるかもしれないが、そんなことをあてにはしてない。
陸に近い場所から直接降ろせるようにと、海上面まで落とせるブリッジ装置だった。
これを会場に降ろして、ホバークラフトを使って各種車両を上陸させる作戦だったようだ。
その証拠に、目の前の怪しげな装置のすぐ傍には上陸支援用にホバークラフトが二台待機している。
まずは、こいつに必要となる車両を載せてからだな。
俺はサーシャたちに対して、これからの作業を説明した後に、まず最初に使いそうなパワーショベルとブルドーザーを防衛隊自慢のホバークラフトに乗せた。
ただ、それら建機を動かしてホバークラフトに乗せただけで周りから驚かられた。
確かにボートを始め、船に関してはかなりのものを彼女たちの前でも使って見せたが、陸上のものは初めてかもしれない。
「ま、守様……」
「あの~、これらって」
「ああ、この小さな船を使って浜に降ろすんだ」
「え?
これって、船のなのですか?」
「ああ、今まで見た船とは全く違うタイプだが、これで会場を運べるから便利なんだ」
「ですが浜ではどうやって」
「この船は、このまま浜にも乗り上げることができるから、この船で浜に乗り上げてから魔動車だっけか、これらを降ろすつもりだ。
一緒に行くのだろう」
「え、ええ、ご一緒させていただいてもよろしのでしょうか」
「ああ、本当はいけないのだろうが、納得しないだろう。
運転台の後ろに若干だがスペースもあるし、そこなら大丈夫だろう」
「守様。
しかし、ここからどうやって海に出るのですか。
魔法で移動とか……」
「え?
魔法ってそんなことまで出来るのか」
「私は知りませんが、伝説級の魔法ならば可能かと思います」
「伝説級って、まあいいか。
うん、これからあそこハッチを開いて、目の前の装置を動かすから、少し離れていてくれ。
危ないのでな」
俺はそう言ってから、車両搬入口付近の小さな部屋に入った。
この部屋から搬入口をふさぐハッチの操作ができるらしい。
さっき搬入口を触った時に勝手に頭の中に入ってきた。
確かに便利なのだろうが、慣れるまでは少々邪魔にも思う。
もう少しどうにかならなかったのかなとも思うのだが、あのカミサマ相手だ。
上出来の部類だろう。
俺はハッチを開いてから、部屋から出てあの防衛隊特製の装置の操作盤の前まで行き、素ループを降ろした。
ゆっくりとした動作で、スロープが伸びていき、海上いや、先端は海中多分1mくらいは中に入っていく。
まあ、考えたら当たり前の話で、海上すれすれだと、ホバークラフトを降ろすことはできるだろうが、戻ることはできそうにない。
あれくらい海中に先端が浸かっていないと無理だろう。
だが、使用後のメンテだけはしっかりしないと錆が出そうだな。
使うにしろ注意は必要かということだ。
一連の動作を終えてからみんなをホバークラフトに乗せた。
「これから会場に出るから、何かに捕まっていてほしい。
会場に出るときに揺れるかもしれない」
「「「ハイ」」」
しかし、フェリーからホバークラフトを出すのにも大した揺れも無く、浜に上陸っする際にも同様で、あっという間に浜に上陸した。
すると、浜ではちょっとした騒ぎになっていた。
人込みをかき分けながらフランやダーナがやってきた。
「守様」
「守様、これは……」
「ああ、フランにダーナか。
浜を騒がして済まなかった。
これからはこれを使うから、浜での作業もはかどるぞ」
「魔動車ですか」
「ああ、こういった土木建設に特化した魔動車だ」
「どちらかというとゴーレムのような気が……」
「ゴーレムか……そうともいうか。
人が乗り込んで操作をするゴーレムに近いかもしれない。
とにかく力持ちなので、まずは奥の林の整備からかな」
「え、ええ。
でしたら、ここから奥の広場までの道を作りたいので頼めますか」
「ああ、やってみよう」
俺はダーナと相談して、道になるコースに布切れなど巻いてもらい目印を付けてもらった。
そのうえで、周りに人を使づけないよう頼んでから林の木をなぎ倒していく。
それこそ根っこごと気を取り除くので、俺の通った後は穴ぼこだらけになっている。
うん、これも想定通りだ。
とりあえず根っこごと倒した木は邪魔にならないよう、浜に運んでいくので、大した距離は無い範囲の作業も効率を考えると自慢できるものではなかった。
それでもフランたちには驚きの時間であっという間に道はできたと喜んでいた。
穴ぼこだらけの道でもいいらしい……そんな訳あるはずがない。
俺は一旦パワーショベルを浜の邪魔になりそうにない場所まで運んでから、今度はブルドーザーに乗り換えて道の整備に入る。
ブルで一回鳴らすだけでも簡単に穴はふさがる。
その上で、浜から石交じりに砂を運んで道にまいていく。
ある程度まき終われば、その上をブルドーザーで何度も走り道を固めていく。
距離にして200mくらいだったか、それでもそこまでの作業を終えるのに一日が掛った。
「守様。
これらの魔動車ですが、どこから降ろすのですか」
サーシャは薄暗い車両甲板に出入り口を見つけられずに俺に聞いてきた。
夜では甲板にある照明だけでも十分に明るく感じていたので、感じなかったのだが、昼間だと暗く感じる。
それだけにサーシャは不安に思ったのか出入り口を探していたようだ。
普通、外とつながっている扉からは明かりが漏れてくるものだ。
サーシャはその明かりを探していたようだ。
だが、そこは日本で活躍していたカーフェリーだ。
外から海水など侵入しないように車両搬入口はしっかりと閉じられており、明かりなど盛れるはずもない。
しかし、サーシャの言う通り俺も確認だけはしておこうかと搬入口に向かう。
しかし、車両甲板の中を歩いて進んでも一向にそれらしき搬入口は見つからない。
甲板内の案内に沿って探していくと、搬入口の真ん前に大きなものが置かれており、それが搬入口をふさいでいた。
「おいおい、これでは車が出せそうにないな。
尤も、今搬入口を開けても車は出せないが……」
しかし、これ、どうやってどかそうかなと俺は考えながら目の前の装置を触る。
怪しげな物体に触ると神様からの祝福かはたまた呪いかは置いておいて、目の前の物体の遣いからが理解できた。
流石防衛隊、良い素ごとをしていた。
この船が向かっていたのは被災地だ。
被災地にカーフェリーが安全に接岸出来て、しかも車両を降ろせるような場所は運が良ければあるかもしれないが、そんなことをあてにはしてない。
陸に近い場所から直接降ろせるようにと、海上面まで落とせるブリッジ装置だった。
これを会場に降ろして、ホバークラフトを使って各種車両を上陸させる作戦だったようだ。
その証拠に、目の前の怪しげな装置のすぐ傍には上陸支援用にホバークラフトが二台待機している。
まずは、こいつに必要となる車両を載せてからだな。
俺はサーシャたちに対して、これからの作業を説明した後に、まず最初に使いそうなパワーショベルとブルドーザーを防衛隊自慢のホバークラフトに乗せた。
ただ、それら建機を動かしてホバークラフトに乗せただけで周りから驚かられた。
確かにボートを始め、船に関してはかなりのものを彼女たちの前でも使って見せたが、陸上のものは初めてかもしれない。
「ま、守様……」
「あの~、これらって」
「ああ、この小さな船を使って浜に降ろすんだ」
「え?
これって、船のなのですか?」
「ああ、今まで見た船とは全く違うタイプだが、これで会場を運べるから便利なんだ」
「ですが浜ではどうやって」
「この船は、このまま浜にも乗り上げることができるから、この船で浜に乗り上げてから魔動車だっけか、これらを降ろすつもりだ。
一緒に行くのだろう」
「え、ええ、ご一緒させていただいてもよろしのでしょうか」
「ああ、本当はいけないのだろうが、納得しないだろう。
運転台の後ろに若干だがスペースもあるし、そこなら大丈夫だろう」
「守様。
しかし、ここからどうやって海に出るのですか。
魔法で移動とか……」
「え?
魔法ってそんなことまで出来るのか」
「私は知りませんが、伝説級の魔法ならば可能かと思います」
「伝説級って、まあいいか。
うん、これからあそこハッチを開いて、目の前の装置を動かすから、少し離れていてくれ。
危ないのでな」
俺はそう言ってから、車両搬入口付近の小さな部屋に入った。
この部屋から搬入口をふさぐハッチの操作ができるらしい。
さっき搬入口を触った時に勝手に頭の中に入ってきた。
確かに便利なのだろうが、慣れるまでは少々邪魔にも思う。
もう少しどうにかならなかったのかなとも思うのだが、あのカミサマ相手だ。
上出来の部類だろう。
俺はハッチを開いてから、部屋から出てあの防衛隊特製の装置の操作盤の前まで行き、素ループを降ろした。
ゆっくりとした動作で、スロープが伸びていき、海上いや、先端は海中多分1mくらいは中に入っていく。
まあ、考えたら当たり前の話で、海上すれすれだと、ホバークラフトを降ろすことはできるだろうが、戻ることはできそうにない。
あれくらい海中に先端が浸かっていないと無理だろう。
だが、使用後のメンテだけはしっかりしないと錆が出そうだな。
使うにしろ注意は必要かということだ。
一連の動作を終えてからみんなをホバークラフトに乗せた。
「これから会場に出るから、何かに捕まっていてほしい。
会場に出るときに揺れるかもしれない」
「「「ハイ」」」
しかし、フェリーからホバークラフトを出すのにも大した揺れも無く、浜に上陸っする際にも同様で、あっという間に浜に上陸した。
すると、浜ではちょっとした騒ぎになっていた。
人込みをかき分けながらフランやダーナがやってきた。
「守様」
「守様、これは……」
「ああ、フランにダーナか。
浜を騒がして済まなかった。
これからはこれを使うから、浜での作業もはかどるぞ」
「魔動車ですか」
「ああ、こういった土木建設に特化した魔動車だ」
「どちらかというとゴーレムのような気が……」
「ゴーレムか……そうともいうか。
人が乗り込んで操作をするゴーレムに近いかもしれない。
とにかく力持ちなので、まずは奥の林の整備からかな」
「え、ええ。
でしたら、ここから奥の広場までの道を作りたいので頼めますか」
「ああ、やってみよう」
俺はダーナと相談して、道になるコースに布切れなど巻いてもらい目印を付けてもらった。
そのうえで、周りに人を使づけないよう頼んでから林の木をなぎ倒していく。
それこそ根っこごと気を取り除くので、俺の通った後は穴ぼこだらけになっている。
うん、これも想定通りだ。
とりあえず根っこごと倒した木は邪魔にならないよう、浜に運んでいくので、大した距離は無い範囲の作業も効率を考えると自慢できるものではなかった。
それでもフランたちには驚きの時間であっという間に道はできたと喜んでいた。
穴ぼこだらけの道でもいいらしい……そんな訳あるはずがない。
俺は一旦パワーショベルを浜の邪魔になりそうにない場所まで運んでから、今度はブルドーザーに乗り換えて道の整備に入る。
ブルで一回鳴らすだけでも簡単に穴はふさがる。
その上で、浜から石交じりに砂を運んで道にまいていく。
ある程度まき終われば、その上をブルドーザーで何度も走り道を固めていく。
距離にして200mくらいだったか、それでもそこまでの作業を終えるのに一日が掛った。
0
お気に入りに追加
27
あなたにおすすめの小説
Serendipty~セレンディピティ~リストラから始まったハーレム生活
のらしろ
大衆娯楽
リストラ後に偶然から幸運を引き当ててハーレムを築いていくお話です。
主人公の本郷秀長はある装置メーカーの保守を担当する部署に務めておりましたが昨今の不景気のより希望退職という名のリストラをされました。
今まで職場で一生懸命に頑張ってきていたと自負していたけど他の職場メンバーからは浮いていたようで、職場の総意という伝家の宝刀を抜かれて退職する羽目になりました。
しかし、今まで一生けん目に働いていたことは事実で、そんな彼を評価していた人も少なからずおり、その一人にライバルメーカーの保守部門の課長から誘われて、ライバルメーカー転職したところから物語は始まります。
転職直後に、課長ともども配置転換を命じられて高級クルーザーの販売部署に回されて初の海外出張で産油国の王子と出会い、物語はどんどん普通でない方向に進んでいきます。
その過程で多くの女性と出会い、ハーレムを築いていくお話です。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
俺、貞操逆転世界へイケメン転生
やまいし
ファンタジー
俺はモテなかった…。
勉強や運動は人並み以上に出来るのに…。じゃあ何故かって?――――顔が悪かったからだ。
――そんなのどうしようも無いだろう。そう思ってた。
――しかし俺は、男女比1:30の貞操が逆転した世界にイケメンとなって転生した。
これは、そんな俺が今度こそモテるために頑張る。そんな話。
########
この作品は「小説家になろう様 カクヨム様」にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる