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第9話:総攻撃

次回予告

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『ヴィクター君、首都に革命軍が迫ってくる。早くアルテローゼを出してくれ給え』

 オッタビオ少将は、ヴィクターにアルテローゼの出撃を命じてきた。

「いま、アルテローゼは改装中です。出すなんて無理なのですよ」

 しかし、アルテローゼは改装中。それが完了するまで出撃させることは出来ないとヴィクターは首を振った。

『そんな事を言っている場合ではないのだ。残念だが、ここは実力を行使させて貰うよ』

 モニターの中でオッタビオ少将が指を鳴らすと、格納庫に連邦軍の兵士達がなだれ込んできた。

「き、君たち何をするのかね。まだアルテローゼは改装中なのだよ」

「すいませんね~。これも仕事なんで」

 兵士達は戦車・・を持ち出すと、改装中のアルテローゼが入った繭を格納庫から引きずりだしていく。

 そして、郊外に運ばれたアルテローゼは、革命軍の大軍を前にして、繭から引きずり出された。

「アルテローゼ、なぎ払え」

 オッタビオ少将がアルテローゼに命じる。

『ぐろろあおうふぁおfだふぁ』

 アルテローゼはその口から極太のビームをはき出して、革命軍のロボット兵器をなぎ払った。

「ふふふっ、この力さえあれば儂は世界を取れるぞ。はははははっ」

 オッタビオ少将は高笑いをするが、その横でアルテローゼはがらがらと崩れ去っていく。

「出すのが早すぎた…。だから、改装中だと行ったのだよ」

 崩れ去るアルテローゼとオッタビオ少将は、仲間を破壊され怒りに燃えた革命軍のロボット兵器の大軍に飲み込まれていった。

 次回、「救出」 に、お呼びとあらば、「即、参上!」

 尚、諸般の事情により次回予告と異なった番組内容に変更される場合があります。

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