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第9話:総攻撃
Aパート(3)
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リーダーの制止を振り切って、アイラは船長室から逃げ出した。
「待て、アイラ。我々を裏切るのか」
リーダーが怒鳴るが、アイラは振り返ることもなく、ホァンを突き飛ばして走っていった。もちろんアイラの向かう先は、アルテローゼのいるヘリ甲板である。
「糞っ、アイラが裏切っただと。こんなことサトシに報告できるか!」
まさかアイラが裏切るとは思っていなかったリーダーは、怒りに顔をゆがませる。
「こうなったら、早く逃げ出すしかない」
「迎えの船はもうきてるんでしょ?」
革命軍のメンバーの耳には、火星タコが船にとりついて暴れている音が聞こえていた。リーダーが言っていた脱出のタイミングは来ていた。
「そうだな。アイラが裏切った件より、任務の遂行の方が重要だ。彼女を連れて脱出するぞ」
リーダーが手を降って、皆に脱出すると意志表示すると、残りの四人も頷いた。
「リーダー、それで、こいつはどうしますか?」
若い男性の兵士が、ドアの影で様子をうかがっているホァンを指さした。
「憎き地球人の兵士。ここで始末するか…」
銃を向けようとするリーダーを見て、ホァンは顔を引っ込めるが、彼は逃げようとはしなかった。いや、逃げても良かったのだが、ホァンはレイチェルが心配だったのだ。
「お前等、どうせこの船から逃げられないんだ。さっさと降伏しろよ」
ホァンは、ドア越しにそう叫ぶが、返ってきたのは一発の銃弾だった。
「ヒッ」
銃弾にホァンは身をすくめる。
「こっちには人質がいるんだ。お前こそ降伏しろ」
リーダーはそう言って、レイチェルに銃を向けた。そっとドアから顔を出してその様子を見たホァンは、悔しそうな顔をするが、銃どころかナイフすら持っていない状態、しかも五対一の状況ではどうしようもなかった。
「(くそ~、どうして俺は今銃をもってないんだよ。なんて馬鹿なんだ。確かに銃は嫌いだが、それでレイチェルさんを助けられないのなら、意味ないじゃないか)」
ホァンは、新兵時代のとある事件のトラウマから、銃を持つことを極端に嫌っていた。そのため連邦軍の兵士に支給される拳銃すら身に帯びていなかった。もちろん射撃の腕も五人組の中で一番悪かった。
「早くそこから出てこい。さもないと彼女を撃つぞ」
「嘘つけ。レイチェルさんを誘拐するのが目的なのに、撃つわけないだろ」
「殺すなとは言われているが、傷つけるなとは言われてないぞ。まあ、銃じゃ殺してしまうかもしれない。だから、銃を使う代わりに、この女の指をへし折っていくぞ」
リーダーはそう言ってホァンを脅すが、実はサトシから傷一つ付けずに誘拐しろと無茶な命令を受けていた。ホァンへの脅しはブラフなのだが、それはホァンは知らない事である。
双方が、冷や汗を流しながら待つこと数秒。ホァンは、「絶対に撃つなよ」と叫んでドアの陰から出てきた。
「ふん、地球人…しかも連邦軍の兵士を生かしておく必要はないが、お前を殺すと人質が五月蠅そうだからな。おい、こいつを拘束しておけ。こいつも人質として連れて行くぞ」
リーダーは、ホァンが拘束されている間に、レイチェルに近寄って、ヘルメットに頭を付けて話しかけた。
「今度抵抗すれば、こいつを殺す」
リーダーは、レイチェルに脅しをかけた。今まで、様々な手で抵抗をしてきたレイチェルをおとなしくさせるために、ホァンを人質として確保したのだ。しかもアイラと違って、ホァンを殺すことにリーダーは躊躇いがないようにレイチェルには見えた。
「(分かりましたわ)」
レイチェルが諦めたように頷いた。
それを確認したリーダーと革命軍の兵士達は、手錠をかけられたホァンを引き連れて船長室を後にした。
◇
そのころ艦橋では、革命軍の兵士がレーザーカッターでドアを焼き切ろうとしている最中であった。ディビット、マイケル、クリストファーの三人は、拳銃を抜いて兵士達が突入するのを待ちかまえていた。
「拳銃しかないのが辛いぜ。どうして艦橋に武器が置かれてないんだよ」
マイケルがディビットにそう不平を漏らす。
「この船で銃撃戦が起こるとは、誰も考えてなかったからだろ」
ディビットはマイケルにそう返すと、突然コンソールに向き直って、AIを操作し始めた。
「何やってんだ? もしかして起死回生の手でも見つかったか?」
クリストファーは、突然コンソールを操作し始めたディビットに期待するような視線をおくった。
「ちょっと時間稼ぎの手を思いついたんだ。ほれ、これで良いはず。ポチッとな」
ディビットは、何かしらの操作を終えると、コンソールに表示されたボタンをタップした。
マイケルとクリストファーが何が起きるのかと身構えると、突然館内に緊急放送がかかった。
『ただいま船内で火災が発生しました。火元は艦橋です。該当区域の消火設備を作動させますので、御注意ください。ただいま船内で火災が発生しま……』
その放送が流れしばらくすると、艦橋とその周囲の通路ではスプリンクラーから激しく水が放出された。水の噴出量は意図的に多く設定されているのか、まるで土砂降りの雨のように水がまき散らされ、視界が遮られるほどだった。
「ディビット。何してくれんだよ。艦橋が水浸しじゃないか」
「そうだ、しかも前が見えないぞ」
マイケルとクリストファーは、突然の水の放出にずぶ濡れとなり、ディビットに文句を言うが、ディビットはそれを無視してドアの方を見ていた。
「よし、成功だ!」
「「えっ?」」
ディビットが指さした先には、先ほどまでレーザーカッターで焼き切られようとしていたドアがあった。しかし今はスプリンクラーの水で濡れており、ついさっきまで見えていたレーザーカッターの光が消えていた。
そして、ドアの向こうから革命軍の兵士のあわてる声が聞こえてきた。どうやら、兵士達は突然のスプリンクラーの放水によって、混乱しているようだった。
「狙い道理! 上手くいったな」
「ディビット、何をしたんだ。俺達にも教えろ」
「そうだ、そうだ」
「な~に、簡単なことさ。あいつらレーザーカッターを使っていただろ。それを邪魔するのに水をまき散らしてやっただけさ」
「なるほど。レーザーは雨に弱いからな」
「この状態じゃ、ドアを焼き切るのは難しいか」
マイケルとクリストファーは、ディビットの機転に感心していた。
「その通りさ。それに濡れたドアにレーザーを当てると水蒸気爆発が起きるんだ。そうなればしめた物だったんだが、革命軍の兵士もそこまで馬鹿じゃなかったな。って、うぁっ」
ディビットがそんなことを行っていると、巡視船が突然大きく揺れた。
「ついに火星タコが船に取り付きやがったか」
「このままだと不味いな」
「何とかしないと船が沈むぞ」
三人は艦橋の窓から外を眺めて、火星タコが船に取り付いたのを確認した。
艦橋のドアの向こういた兵士達が騒ぎ始めたのは、その時だった。
「どうやら艦橋への進入をあきらめたようだな」
ディビットが、濡れたコンソールを操作して通路の様子を見ると、革命軍の兵士達は慌てた様子でどこかに走り出していた。
「助かったぜ。ろくな武器もないのに戦えるかってーの」
「それで、ディビットいつになったらこの水は止まるんだ?」
「いや、それそれがだな…AIをごまかして動作させたから、止めるのはかなり難しいな。たぶん水がなくなるまで止まらないんだな。ハハハハ」
ディビットは、スプリンクラーが止められないことを二人に白状すると、土砂降りの中で乾いた笑いをあげるのだった。
「マジかよ」
「最低だな」
「「ハハハハ」」
マイケルとクリストファーは、未だ水をまき散らすスプリンクラーを見上げて、ディビットと一緒に笑い出すのだった。
「待て、アイラ。我々を裏切るのか」
リーダーが怒鳴るが、アイラは振り返ることもなく、ホァンを突き飛ばして走っていった。もちろんアイラの向かう先は、アルテローゼのいるヘリ甲板である。
「糞っ、アイラが裏切っただと。こんなことサトシに報告できるか!」
まさかアイラが裏切るとは思っていなかったリーダーは、怒りに顔をゆがませる。
「こうなったら、早く逃げ出すしかない」
「迎えの船はもうきてるんでしょ?」
革命軍のメンバーの耳には、火星タコが船にとりついて暴れている音が聞こえていた。リーダーが言っていた脱出のタイミングは来ていた。
「そうだな。アイラが裏切った件より、任務の遂行の方が重要だ。彼女を連れて脱出するぞ」
リーダーが手を降って、皆に脱出すると意志表示すると、残りの四人も頷いた。
「リーダー、それで、こいつはどうしますか?」
若い男性の兵士が、ドアの影で様子をうかがっているホァンを指さした。
「憎き地球人の兵士。ここで始末するか…」
銃を向けようとするリーダーを見て、ホァンは顔を引っ込めるが、彼は逃げようとはしなかった。いや、逃げても良かったのだが、ホァンはレイチェルが心配だったのだ。
「お前等、どうせこの船から逃げられないんだ。さっさと降伏しろよ」
ホァンは、ドア越しにそう叫ぶが、返ってきたのは一発の銃弾だった。
「ヒッ」
銃弾にホァンは身をすくめる。
「こっちには人質がいるんだ。お前こそ降伏しろ」
リーダーはそう言って、レイチェルに銃を向けた。そっとドアから顔を出してその様子を見たホァンは、悔しそうな顔をするが、銃どころかナイフすら持っていない状態、しかも五対一の状況ではどうしようもなかった。
「(くそ~、どうして俺は今銃をもってないんだよ。なんて馬鹿なんだ。確かに銃は嫌いだが、それでレイチェルさんを助けられないのなら、意味ないじゃないか)」
ホァンは、新兵時代のとある事件のトラウマから、銃を持つことを極端に嫌っていた。そのため連邦軍の兵士に支給される拳銃すら身に帯びていなかった。もちろん射撃の腕も五人組の中で一番悪かった。
「早くそこから出てこい。さもないと彼女を撃つぞ」
「嘘つけ。レイチェルさんを誘拐するのが目的なのに、撃つわけないだろ」
「殺すなとは言われているが、傷つけるなとは言われてないぞ。まあ、銃じゃ殺してしまうかもしれない。だから、銃を使う代わりに、この女の指をへし折っていくぞ」
リーダーはそう言ってホァンを脅すが、実はサトシから傷一つ付けずに誘拐しろと無茶な命令を受けていた。ホァンへの脅しはブラフなのだが、それはホァンは知らない事である。
双方が、冷や汗を流しながら待つこと数秒。ホァンは、「絶対に撃つなよ」と叫んでドアの陰から出てきた。
「ふん、地球人…しかも連邦軍の兵士を生かしておく必要はないが、お前を殺すと人質が五月蠅そうだからな。おい、こいつを拘束しておけ。こいつも人質として連れて行くぞ」
リーダーは、ホァンが拘束されている間に、レイチェルに近寄って、ヘルメットに頭を付けて話しかけた。
「今度抵抗すれば、こいつを殺す」
リーダーは、レイチェルに脅しをかけた。今まで、様々な手で抵抗をしてきたレイチェルをおとなしくさせるために、ホァンを人質として確保したのだ。しかもアイラと違って、ホァンを殺すことにリーダーは躊躇いがないようにレイチェルには見えた。
「(分かりましたわ)」
レイチェルが諦めたように頷いた。
それを確認したリーダーと革命軍の兵士達は、手錠をかけられたホァンを引き連れて船長室を後にした。
◇
そのころ艦橋では、革命軍の兵士がレーザーカッターでドアを焼き切ろうとしている最中であった。ディビット、マイケル、クリストファーの三人は、拳銃を抜いて兵士達が突入するのを待ちかまえていた。
「拳銃しかないのが辛いぜ。どうして艦橋に武器が置かれてないんだよ」
マイケルがディビットにそう不平を漏らす。
「この船で銃撃戦が起こるとは、誰も考えてなかったからだろ」
ディビットはマイケルにそう返すと、突然コンソールに向き直って、AIを操作し始めた。
「何やってんだ? もしかして起死回生の手でも見つかったか?」
クリストファーは、突然コンソールを操作し始めたディビットに期待するような視線をおくった。
「ちょっと時間稼ぎの手を思いついたんだ。ほれ、これで良いはず。ポチッとな」
ディビットは、何かしらの操作を終えると、コンソールに表示されたボタンをタップした。
マイケルとクリストファーが何が起きるのかと身構えると、突然館内に緊急放送がかかった。
『ただいま船内で火災が発生しました。火元は艦橋です。該当区域の消火設備を作動させますので、御注意ください。ただいま船内で火災が発生しま……』
その放送が流れしばらくすると、艦橋とその周囲の通路ではスプリンクラーから激しく水が放出された。水の噴出量は意図的に多く設定されているのか、まるで土砂降りの雨のように水がまき散らされ、視界が遮られるほどだった。
「ディビット。何してくれんだよ。艦橋が水浸しじゃないか」
「そうだ、しかも前が見えないぞ」
マイケルとクリストファーは、突然の水の放出にずぶ濡れとなり、ディビットに文句を言うが、ディビットはそれを無視してドアの方を見ていた。
「よし、成功だ!」
「「えっ?」」
ディビットが指さした先には、先ほどまでレーザーカッターで焼き切られようとしていたドアがあった。しかし今はスプリンクラーの水で濡れており、ついさっきまで見えていたレーザーカッターの光が消えていた。
そして、ドアの向こうから革命軍の兵士のあわてる声が聞こえてきた。どうやら、兵士達は突然のスプリンクラーの放水によって、混乱しているようだった。
「狙い道理! 上手くいったな」
「ディビット、何をしたんだ。俺達にも教えろ」
「そうだ、そうだ」
「な~に、簡単なことさ。あいつらレーザーカッターを使っていただろ。それを邪魔するのに水をまき散らしてやっただけさ」
「なるほど。レーザーは雨に弱いからな」
「この状態じゃ、ドアを焼き切るのは難しいか」
マイケルとクリストファーは、ディビットの機転に感心していた。
「その通りさ。それに濡れたドアにレーザーを当てると水蒸気爆発が起きるんだ。そうなればしめた物だったんだが、革命軍の兵士もそこまで馬鹿じゃなかったな。って、うぁっ」
ディビットがそんなことを行っていると、巡視船が突然大きく揺れた。
「ついに火星タコが船に取り付きやがったか」
「このままだと不味いな」
「何とかしないと船が沈むぞ」
三人は艦橋の窓から外を眺めて、火星タコが船に取り付いたのを確認した。
艦橋のドアの向こういた兵士達が騒ぎ始めたのは、その時だった。
「どうやら艦橋への進入をあきらめたようだな」
ディビットが、濡れたコンソールを操作して通路の様子を見ると、革命軍の兵士達は慌てた様子でどこかに走り出していた。
「助かったぜ。ろくな武器もないのに戦えるかってーの」
「それで、ディビットいつになったらこの水は止まるんだ?」
「いや、それそれがだな…AIをごまかして動作させたから、止めるのはかなり難しいな。たぶん水がなくなるまで止まらないんだな。ハハハハ」
ディビットは、スプリンクラーが止められないことを二人に白状すると、土砂降りの中で乾いた笑いをあげるのだった。
「マジかよ」
「最低だな」
「「ハハハハ」」
マイケルとクリストファーは、未だ水をまき散らすスプリンクラーを見上げて、ディビットと一緒に笑い出すのだった。
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