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第一章 第一話から第十五話までの一気読みダイジェスト♪
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森の小さな千年記 ポンポン・トゥルポン・あらカルト 比類無き者達との出会い
第一章 比類無き者達の目覚め
第一話 ぽっかり輝くお月さま♪
広大無辺な宇宙の片隅に小さな小さなジャガイモの様な蒼く輝く星がぽっかりと浮かんでいました・・・
その名を「ポテ地」またの名を「地球」と呼ばれる生命豊かな楽園の様な星です・・・
ポテ地は「太陽」と呼ばれる恒星の周りを回っている惑星達の中で太陽から3番目の軌道を回っていました・・・
太陽はポテ地を始めとした惑星達を何時も温かい愛情と共に優しく見守っています・・・
そしてポテ地には「月」と呼ばれる衛星が傍らに寄り添う様に浮かんでいました・・・
新たな物語はこの月の管理人を務める心優しき姫の憂いから始まります・・・
彼女の名は「かぐや姫」・・・永遠なる生命力の源・・・原初炎(宇宙の根源の力または意思)の使徒の一人でもあります♪
彼女達はまた精霊と言われる存在でもありました・・・
精霊達は肉体と言われる物理的身体を持たない為私達の様な生死を体験する事はありませんがエネルギーの転換を行う事によってその容姿もその時代によって変化するのでありました・・・
かぐや姫にはウサ・ポンと言う付き人・・・いや月兎が身の回りのお世話や雑事を行っていました・・・
かぐや姫はウサ・ポンが搗いた月見団子が大好物なのでした♪
ある夜・・・これはポテ地のとある国から見た夜の事ですが・・・
かぐや姫が長い年月をまどろみの中から目覚め・・・そっと見据えたポテ地の様子にビックリ!!
かぐや「おや?・・・何と言う事でしょう・・・」ゴシゴシ・・・と寝ぼけ眼を擦りながら・・・
余りの速さで流れる時間感覚(地上での意識体である人間を始めとする意識達の感覚)にポテ地がグルグルと目を回しているではありませんか・・・
かぐや「これでは何れポテ地は興奮のあまり破裂する・・・かも?・・・むにゃむにゃ・・・」
と寝ぼけながらも危惧するかぐや姫なのでありました・・・
そこでかぐや姫は付き人ならぬ月兎のウサ・ポンを呼びつけました・・・
かぐや「これウサ・・・すぐに鶴亀と亀鶴を連れて来なさい・・・むにゃむにゃ・・・」
しばらくして少し離れたところからウサ・ポンが現れ・・・
ウサ「ぐすっ・・・・姫様・・・それが鶴亀と亀鶴なのですが・・・まだ冬眠から覚めて下りません・・・いたたた・・・」
かぐや姫はそれを思い出し・・・
かぐや「そうであった・・・私も目覚めたばかりだと言うのに・・・ウサ??そなたは何時目覚めたのですか?」
ウサ・ポンはそれを聞いて・・・
ウサ「先ほど姫に叩き起こされたのですけど・・・」( ;∀;)
・・・・・・・・・・
そうです・・・かぐや姫は目ボケ眼で手に持っていた月輪扇「明(メイ)」を無意識に変化させ天の羽子板でウサ・ポンを「ポンポン」と叩き起こしていたのでしたw
かぐや姫の持つ月輪扇「明(メイ)」には対の月輪扇「影(エイ)」がありましたが数千年前に消失してしまい行方が分からなくなっていました・・・
そしてその時以来かぐや姫の意識に異変が起こり始めるのであります・・・
その謎が解き明かされる日は来るのでしょうか・・・
一方ポテ地のとある国のとある小さな森では・・・・・
奇跡の森とも云われる「トゥルシーの森」の奥深くに精霊達の眠る「現しの陽だまり」と呼ばれる精霊界と現象界(我々の住む物理的な世界)とを結ぶ結界での出来事です・・・
夜空に丸いお月さま♪・・・ぽっかり浮かんで見つめてる♪・・・
みんなの笑顔に微笑んで♪・・・ゆったり僕らを見つめてる♪・・・
夜明けの太陽来るまでは♪・・・そっと僕らを照らしてる♪・・・
みんなの夢を見つめては♪・・・それが叶えと照らしてる♪・・・
満月の月明りに照らされてゆらゆらと揺れる小さな精霊が長い長い眠りについていました・・・
その傍らには千年単位の時を刻む「千年計」と呼ばれる目覚まし時計?が目覚めの時を待っていました・・・
しかし長い時の中で千年計は倒れてしまって・・・汗
静かに時を刻む星々のゆったりとした流れの中で静かに新たな物語が始まろうとしていました・・・
小さな小さな千年記が・・・
第二話 月の餅つきとその秘密♪
「現しの陽だまり」と言われる精霊界と現象界(我々の住む物理的な世界)とを結ぶ結界が
トゥルシーの森の奥深くにありました・・・
これはその結界の中での出来事で私たちには見る事が出来ませんが・・・
ほんの一握りの存在達だけがその結界を出入りする事が出来ました・・・
その一つが精霊と言われる精霊界の住人とそしてもう一つが精霊達に認められた存在だけが行き来する事が許されていました・・・
ある満月の夜・・・
月明りに照らされた草むらの中で一つの光の玉が揺らめいていました・・・
とても小さな小さなその光の玉は可愛らしい小さな寝顔をゆらゆらと照らしていました・・・
その小さな寝顔の持ち主の名は「トゥル・ポン」奇跡のハーブ「トゥルシー(ホーリーバジル)」の精霊と呼ばれる存在でした・・・
一千年から数千年に一度目覚める精霊の中でもとても力強い生命力と不思議な力を秘めた存在です・・・
トゥル・ポンたち精霊は私たちの様な手足を持たずにその心の力(想い)によって自分の体を浮かせたり自分以外の道具などを動かす事が出来ました・・・
本来精霊達は物質的な体を持たず普段は精霊界で光の体で活動していましたが現象界での活動が出来る様に物質的な体を現象界に普段は眠らせているのでした・・・
トゥル・ポンの傍らには千年単位の時を刻む「千年計」と呼ばれる目覚まし時計?が目覚めの時を待っていた・・・はずでしたが・・・(;´・ω・)
何かの悪戯か仰向けに倒れて背中のゼンマイが埋もれてしまっていました・・・( ;∀;)
そしてそのすぐそばには謎のネジ??が転がっていました・・・
一方月界で目覚めたばかりのかぐや姫とそのかぐや姫に叩き起こされた月兎のウサ・ポン・・・( ;∀;)
達は未だ冬眠をしている「鶴亀&亀鶴」と呼ばれるお使い達を起こしに向かうのでした・・・
鶴亀は鶴と亀のキメラで甲羅に鶴の首と羽そして足と尾羽があり
亀鶴は同じく鶴と亀のキメラですが甲羅に鶴の首以外は亀の手足としっぽがありました・・・
鶴は千年亀は万年・・・とその齢がとても長いとの例えにより長寿の象徴としても知られています・・・(我々人間にとってのですが・・・)
かぐや姫たちが鶴亀&亀鶴の眠る「カゴメの籠」・・・つまり籠の中の鳥ならぬ・・・(n*´ω`*n)
の前に辿り着きましたが・・・
その封印を解くために必要なウサ・ポン特製の「謹製・月界月見団子」をポンポンと搗く必要がありました・・・
そこでウサ・ポンは専用の臼と材料になる「月界餅米・ウサ月一番」を近くの蔵から持ち出して来ました・・・
さて・・・ここで問題なのが・・・より美味しい「謹製・月界月見団子」を作るためには「月界餅米・ウサ月一番」を思いっきりポンポンと搗かなければなりません・・・
そうです・・・ウサ・ポンの憂さ晴らしが必要なのですw
ウサ「・・・・またこれをやらなければならないのですね姫・・・」・・・( ;∀;)
かぐや「むろんじゃ♪これが私の楽しみの一つですからね♪ルンルン♪」
ウサ「・・・・・・・・・・・・・・」・・・( ;∀;)
ウサ(心の叫び)「グス・・・姫様のおたんこナス~~~~~!!」
そして思いっきりポンポンと「月界餅米・ウサ月一番」を専用の臼で搗きまくるウサ・ポンなのでありました・・・・
続きはまた次回のお楽しみ♪
第三話 燦々と輝く太陽♪
時は少し戻り太陽界を支配する太陽の女神「女王フレア」は地球に眠る精霊の中でも比類無き力を持つ「トゥルシー(ホーリーバジル)」の精霊「トゥル・ポン」を目覚めさせる為に使者を送る事にしたのであった・・・
フレア「黒装束の兄弟よ・・・ポテ地に行って精霊の勇者を目覚めさせるのです」
黒装束の兄「女王・・・その勇者と言うのは何処にいるのです?」
フレア「今は日の本の国にあるトゥルシーの森の中にいるであろう・・・」
黒装束の兄「承知・・・してどの様に起こすのです?」
フレア「恐らく目覚めを知らせる者に不具合があるのであろう・・・ちと遅れておる・・・」
と言いつつフレアは末娘達に「MU-Cを連れておいで・・・」と虫型探査ロボのMU-Cを連れてこさせるのであった・・・
虫型探査ロボット「MU-C」は外見はまるでかの有名な・・・「ゴキ・・」・・・とにかく生命力豊かなタフな虫の中の虫をモデルにした正にゴッドビートルなのでありましたw
黒装束の弟「探査ロボに探させるのですね?」
フレア「うむ・・・これには様々な装置が取り付けてある・・・それも役に立つであろう・・・」
黒装束の弟「では我々はすぐにでも出立致しますが・・・移動には例のあれを?」
フレア「むろんじゃ♪」
黒装束の兄と弟「・・・・・また真っ黒に・・・・(;´・ω・)」・・・と黒装束の兄弟は互いに顔を見合わせるのであった・・・・
一方ポテ地より少し離れた場所にポツリと浮かぶ小さな天体?・・・いやどうやら人工的な船の様だ・・・
恐らく太陽系の外からの来訪者であろうその船は丁度細長い・・・・春巻きの様な形の母船らしい♪
母船の中では様々な惑星の住人達が友好的に搭乗(暮らしている?)していてその中でも特にポテ地好きな異星人である「ガーリック星人」がいます・・・
そしてその中でもとっても好奇心旺盛にしてグルメ好きな「ガー・リック」・・・おっと・・・
彼らの名前は皆「ガー・リック」なので固有の名前は不明と言うより無いのか??
どのガー・リックなのか見分けるには・・・とっても勇気が要りそうである・・・プ~~ン♪
ガーリック星人の中のグルメ好きなガー・リックは愛用機であるギョーザ型円盤に乗り独特なハーモニーと共に旅立つのでありました・・・プ~~ン♪
一方月界のかぐや姫とウサ・ポンは専用臼で思いっきり搗いた「謹製・月界月見団子」を鶴亀&亀鶴の眠る「カゴメの籠」に目がけポ~ンと投げ込むのでありました・・・
とても良い香りのする「謹製・月界月見団子」につられてフゴフゴと鼻を鳴らして鶴亀&亀鶴がその嘴を開き美味しそうに食べ始めるのでありました・・・
かぐや「これウサや・・・籠を開きこの者達を出しておやりなさい・・・」
ウサ「ハイ♪久しぶりに二人の漫才じみたやり取りが見られますね♪」(/ω\)
かぐや「うむ・・・何時も滑っておるがな・・・w」
そして目を覚ました鶴亀&亀鶴はかぐや姫とウサ・ポンに挨拶をする為に籠の中から出て来ました・・・
か~~ごめ♪かごめ~~♪か~~ごの中の鳥は~~♪いつ~~いつ~~でや~~る♪
夜明けの晩に~~♪鶴と亀が滑った~~♪紅葉饅頭~~美味し~~いな~~♪
ズコ♪・・・と早速の滑り出しにかぐや姫と兎のウサ・ポンはお決まりのリアクションを決めるのでありました・・・
めでたし・・めでたし・・・・
おいおい・・・そんな話ではないだろう♪
続きはまた後で♪
第四話 出立の時・・・黒の謎と白の秘密♪
太陽の女神の命を受けた黒装束の兄弟達はフレアの息吹の力によって遠く離れた三番目の石ころ・・・ポテ地に向けて飛び立つ事になりましたが・・・
フレア「出立の準備(覚悟)はよいか?」
黒装束の兄「・・・・・おい兄弟これが最後の旅になると思うか?」
黒装束の弟「・・・・・真っ黒な焼き鳥になるは間違いないだろ?」
黒装束の兄「よく無事にここまでこれたな・・・・(;´・ω・)」
黒装束の弟「女神の加護が有らんことを・・・・( ;∀;)」
黒装束の兄「その女神に焼き鳥にされるのだがな・・・・Σ( ̄□ ̄|||)」
そうボヤキながら黒装束の兄弟は白と黒のツートンカラーのポンポンシュターに飛び乗るのでありました・・・・チーン♪
その頃母船を飛び立った餃子型円盤に乗ったガーリック星人のガー・リックは太陽から数えて3番目に浮かぶジャガイモの様な惑星を目指して例のハーモニーを漂わせていました♪
その何とも言えない芳しさに近くの小惑星達は・・・フゴフゴ・・・(n*´ω`*n)
思わず後を着いて来る石ころたちもいました・・・Σ( ̄□ ̄|||)
どうなる事やらww
一方月界のかぐや姫とウサ・ポン達は目覚めたばかりの鶴亀&亀鶴にポテ地の現状を伝えポテ地の日の本国(ニッポンとも言う)に眠る精霊達を目覚めさせる為にまずは地の精霊であるハニワン達の所に向かうように命ずるのでありました・・・
ハニワン達は大地の精霊の中でも物質界で多く活動していてより効率的に他の精霊達を目覚めさせる役を果たせるとかぐや姫は鶴亀&亀鶴たちに説明するのでありました・・・
かぐや「ハニワンたちは今・・・日の本国の富士山のお腹の中で眠っているはずです・・・」と言いながらポンポンと自らのお腹を月輪扇で軽く叩いて見せました・・・
しかしかぐや姫にはある事が気がかりでありました・・・それは以前の目覚めの時に紛失した月輪扇「影(エイ)」の行方・・・そしてその頃から感じるかぐや姫の脱力感と言うか半身を失ったかの様な感覚を覚える様になっている事でした・・・
ウサ・ポンはそのかぐや姫の変化に薄々と気が付いていましたが口には出さず黙々とかぐや姫のお世話をしていたのであります・・・モグモグと月見団子のお味見も忘れずにw
かぐや「ウサ・・・鶴(ツー)と亀(カー)の(かぐや姫はフルネームで言うのが面倒なのでこう呼ぶw)出立の準備をなさい♪」
ウサ「はい♪早速準備にかかりま~~す♪」(o^―^o)ニコ
と・・・月兎のウサ・ポンは久しぶりの任務にテンションがマックスになるのでありました♪
その頃太陽界ではポンポンシュターに乗った黒装束の兄弟をポテ地に送る為女王フレアは久しぶりの例のアレをするのにルンルン気分で日輪扇「焔」を涼しげに口元を扇ぐのでありました♪
フレア「覚悟・・・いや準備はよいか?・・・♪♪♪」
黒装束の兄「おい・・・兄弟・・・タバコはあるか?」
黒装束の弟「・・・なんでこんな時にタバコなんだい?」
黒装束の兄「こいつ(ポンポンシュター)にはライター着いて無いだろ?」
黒装束の弟「ああ・・・ついて無いね?それがどうした?」
黒装束の兄「・・・今のうちに吸い溜めしておくのさw」
黒装束の弟「・・・ああ・・・生きていればなw」
場面は変わってポテ地のとある国のとある小さな森ではまだ目覚めぬ精霊達が涼しげな顔でスヤスヤとまどろんで下りました♪
しかしその中でも幾つかの目覚めが起ころうとしていました・・・その一人が・・・
グ~~~♪
静かな森の片隅にある大きな木の根にぽっかりと空いた小さな穴蔵に眠っていたシマリスの精霊のシマ・ポンのお腹時計の音が鳴り響いているのでしたww
グ~~~♪グ~~~♪
まるで何処かのいいね♪並みでありましたとさ・・・・
お??こんな落ちでいいのか??
グ~~~♪グ~~~♪グ~~~♪
(n*´ω`*n)また次回のお楽しみに♪
第五話 月は満る・・・そして♪
まだ寒空の残る早春の満月の夜・・・
満月の月明りの下で目覚めようとしていた精霊がここにも下りました・・・
トゥルシーの森の西の果てに位置する岩山の穴蔵にトラの精霊トラ・ポンが暗がりに差し込んで来た月明りに擽られてその重い眼をそっと開くのでありました・・・
トラ「んんん・・・?」・・・「今宵の満月が目覚めの時か?」( ,,`・ω・´)ンンン?
その月は「スーパー・ブルー・ブラッド・ムーン」と呼ばれる類稀な満月でしかも2000年に一度の約束の時?を少し回ったある年の夜でした♪
本来なら目覚めの時を知らせる千年計の共振波(目覚まし時計のアラーム音の様な物)によって目覚めるはずでしたが・・・
トラ「目覚ましの音は聞こえなかった様な??・・・も少し寝るかw」
と二度寝を決め込むトラ・ポンなのでありました・・・
トラ「グ~~~♪グ~~~♪」
一方月界ではかぐや姫に命ぜられて鶴亀&亀鶴の出発準備をする為にウサ・ポンは発射台となる竹を割ったような一本気な性格の竹型ロボの「竹輪1号」にカタパルト形態になる様に指示し鶴亀&亀鶴に飛行形態に変身する様に促すのでした♪
ウサ「さあ・・・ツーとカー例の合体をして頂戴♪」
鶴亀「あまり気が乗ら無いけど・・・仕方ないw」
亀鶴「それはこっちのセリフだぜw」
そう言って月の極に残る氷の湖(太陽光のあまり当たらないクレーターの湖)を模したツルツルの円板の上で鶴亀がツルっと滑り・・・すかさず亀鶴がその尾羽にパクっと噛みついて♪
「ツルっとカメっとで合体~~♪」
とハモリながらクルクルと回転してその甲羅と甲羅がガッチ~ンと合体するのでありました(n*´ω`*n)
さて・・・そのころポテ地に向かっている訪問者たちはそれぞれの思惑と共にある者はルンルン気分で・・・またある者は・・・(;´・ω・)w
黒装束の兄「・・・流石に熱くは無いが・・・」
黒装束の弟「・・・灰に成らずに済んだよね・・・真っ黒だけどw」
慣れもあるのか?フレアの愛情のなせる技なのか?焦げ焦げになって飛ばされたポンポンシュターに搭乗する二人と探査ロボ「MU-C」は案の定・・・
これでまた黒の謎が解けたかな??
一方・・・プ~~ン♪と不思議なハーモニーを漂わせている比類無き飛行物体が悠々と木星(黙々と次期恒星を狙っている沈黙の惑星)の脇を擽るかの様に飛んでいました♪
黙した惑星「フゴフゴ・・・ヒュ~~ンヒュ~~ン♪」
その頃この物語の主人公である・・・はずの・・・小さな勇者??
トゥルシーの精霊「トゥル・ポン」はと言えば・・・
こちらも相も変わらず・・・
グ~~~♪
ふむ・・・寝ていますね(;´・ω・)♪
いつ物語が始まるのやら・・・え??・・・もう始まってるって??
ゆったりとした時の中で・・・光瞬く星々の・・・紡ぐ謳々流れ聴く・・・
風に乗って揺らめいて・・・心と身体に染み渡る・・・人の本来の在り方を・・・
君は何時思い出すのだろう・・・
そんなこんなでゆったりとした時間の中でこの物語は続くのでありました・・・
のんびりペースでお楽しみ下さい♪
第六話 月の使者と太陽の使者それと気になる者達♪
ウイ~~ン♪ウイ~~ン♪
ここは月界の玄関口とも言える月界宇宙開発局内ポテ地観測管理事務局・・・・汗
とにかくポテ地を見守る拠点のとある一角での光景です♪
ウサ「エネルギー充填・・・25%・・・ツーとカー・・・スタンバイ・モード・・・」
鶴亀&亀鶴「OK~~♪」
とウサ・ポンは月界管制室にて鶴亀&亀鶴の合体形態である「ゴット・カメッツル」の発射準備を進めるのでありました・・・
ウサ「エネルギー充填・・・50%・・・う・・・やはり・・・」
かぐや「どうしました?・・・ウサ?」
ウサ「・・・姫~~・・・やはりエネルギーが不足して下ります~~(;´・ω・)」
かぐや「・・・・」
ウサ「・・・エネルギー充填・・・75%・・・ううう・・・これ以上は~~~( ;∀;)」
鶴亀&亀鶴「う~~ん!!!足りね~~~ww」
かぐや「・・・・」
ウサ「姫~~・・・??」
かぐや「・・・・ムフ♪」
ウサ「・・・・・Σ( ̄□ ̄|||)」
鶴亀&亀鶴「・・・・(;'∀')」
丁度その頃・・・火星(火の精霊達の星?「魔あず」とも言う)の脇を擽る様に・・・例の比類なき飛行物体がw
プ~~ン♪
魔あず「フゴフゴ・・・ヒュ~~ン♪ヒュ~~ン♪」(芸が無いと言わないでw)
一方・・・太陽界より女王フレアの息吹(苛烈なる烈火)によってぶっ飛び出した??ポンポンシュターに乗った黒装束の兄弟達は・・・
黒の装束の兄「水星の奴・・・相変わらずボヤいてやがったなw」
黒装束の弟「ああ・・・太陽に一番近いのに水の星って呼ぶなよってなw」
黒装束の兄「おっと・・・お次は・・・」
黒装束の弟「・・・金星か?」
と・・・意外にも快適??なドライブを楽しんで下りました♪
場面は変わってポテ地の日の本国にある富士山と呼ばれる霊峰のお腹の中に眠るハニワンたちに近づく黒い影が・・・
黒い影「・・・・まだ力が足りぬ・・・結界が破れぬわw・・・も少し待とう♪」
そう言いながら樹海へと姿を消すのでありました・・・
月界に戻り・・・
かぐや「かくなるは・・・この手を使います♪」
ウサ「Σ( ̄□ ̄|||)・・・姫・・・やけに嬉しそうですw」
かぐや「ムフ♪♪」
はてさて・・・エネルギー不足で発射出来ぬ鶴亀&亀鶴たちの運命は??
鶴亀&亀鶴「・・・・・・・・」
乞うご期待♪
第七話 月の夜空に舞う♪
エネルギー不足が深刻化している月界(本来ポテ地から放出される量のハッピーパワーが減少している為)では環境維持するのがやっとの状態になっていました・・・
それ故にポテ地へ飛び立つ事になった鶴亀&亀鶴ももう少しエネルギーが必要になっていましたが・・・
ウサ「姫・・・(/ω\)♪」
かぐや「ムフ♪・・・」
鶴亀&亀鶴「ひえ~~~w」
かぐや「ツーとカー思いっきり行くわよ~~~♪♪」
鶴亀&亀鶴「ぬお~~~~~~~~~~~!!!!」
と・・・出来る限りの噴射をする鶴亀&亀鶴の合体モード「ゴット・カメッツル」・・・
ゴ~~~~~!!!!
鶴亀&亀鶴「ふぬ~~~~~~~~~~~~!!!!」
かぐや「・・・月扇よ・・・思いっ切りバットにな~~れ♪♪」
そう言うなりかぐや姫の手にする月輪扇「明」は見る見るうちに巨大なバットへと姿を変えて行くのでありましたw
その頃・・・火星を通り過ぎた例の比類なき飛行物体・・・そうですガーリック星人の「ガー・リック」がいよいよポテ地に近づこうとしていました♪
プ~~ン♪
一方金星を横切っている黒装束の兄弟たちの乗るポンポンシュターはその速度を少し減速してポテ地への航路を修正していました・・・
黒装束の兄「・・・ふむ・・・ポテ地に着くまであと少しか?」
黒装束の弟「ああ・・・この辺りで少しポテ地への侵入航路を計算しておくか?」
黒装束の兄「うむ・・・ポテ地の日の本国の夜を狙おう♪」
黒装束の弟「ああ・・・俺たちは夜に強いからねw」
流石・・・黒装束の兄弟「カラーズ・ブラザーズ」です♪彼らはカラスの精霊達なのでありましたw
夜にま~~ぎれて生きる~~~♪
おっと・・・何処かで聴いたような??
さあいよいよ月界を飛び出した鶴亀&亀鶴ですが・・・・
かぐや姫の「一発・入魂・月バット~~~~!!!!」の掛け声で思い切りフルスイングにて叩き出されたのでありましたw
鶴亀&亀鶴「ひえ~~~~~~~~~w」
ヒュ~~~~~ン♪
ウサ「・・・・・往ってらっしゃ~~~いw」(*ノωノ)♪
かぐや「・・・・ふむ・・・少しスライスしたかw」
と・・・月輪扇「明」に残る誰かの甲羅の残骸がヒラヒラと月界の夜空に舞い上がるのでありました♪
こうしてやっとの思いでポテ地へと向かう鶴亀&亀鶴たちでしたが無事に任務は果たせるのでしょうか?
そして目的地である日の本国の冨士山に現れた謎の影の正体とその目的は??
同じく太陽界より飛び立った黒装束の兄弟たちは物語の主人公であるトゥルシーの精霊「トゥル・ポン」を無事に目覚めさせる事が出来るのでしょうか?
まだまだ物語は始まったばかりです・・・・
広大無辺の宇宙の片隅で・・・小さな小さなこの星の小さな小さな千年記はこうしてのんびりと紡がれるのでありました♪
続きはまた・・・お楽しみに(o^―^o)ニコ
第八話 眠りの中で揺れる思い♪
ここはとある国のとある小さな森・・・・そしてその森の奥深くに「現しの陽だまり」と言う精霊界と現象界(私たちの住む物質界)とを結ぶ結界の中・・・・
その中央に位置する「トゥルシオン」と言う結界その物を作り出し精霊たちの実体である光の身体の出入り口でもあります♪
この物語の主人公であるトゥルシーの精霊「トゥル・ポン」はその傍らで約2000年の間物質的身体をまどろみの中で休眠させていたのであります・・・・
満月の明かりに照らされて・・・ゆらゆらと揺らめく小さな光の玉・・・その光は精霊達が持つこの物質界と精霊界を繋ぐ「希望の灯」・・・・
西暦2000年にセットしてあった目覚まし時計の「千年計」(1000年単位の目覚ましw)でしたが何かのはずみで倒れてしまい・・・・
背中にあるゼンマイの金具が地面に埋もれてしまっていました・・・・(;´・ω・)
そしてそのすぐ傍には謎の「ネジ」が転がっているのでした・・・w
空から一筋の光がこの小さな森の片隅に飛来して来ました・・・
そして光の筋は静かに森の中に消えて行きました・・・・
一方無事に月界より飛び立った?かぐや姫のお使いである鶴亀&亀鶴は日の本国にある霊峰「冨士山」を目指してその翼をのびのびと広げるのでありました♪
鶴亀「・・・ハアハア・・・・何時もながら姫の月バットは甲羅に堪えるぜw」
亀鶴「・・・全くだ・・・・・お蔭で甲羅の寿命が100年は縮んだ思いだぜww」
実際に少し寸法が縮んでいる事に気が付かぬ二人なのでありました・・・・(/ω\)♪
その鶴亀&亀鶴の様子を眺めている謎の訪問者がいました・・・・
その訪問者の不思議なハーモニーは・・・・・
プ~~ン♪
ガー・リック「フゴフゴ・・・」
と何やら一冊のガイドブックを取り出してポテ地の訪問先を物色しているのでありました・・・w
ガー・リック「フゴ♪♪」
どうやら決まった様です(n*´ω`*n)
場面は変わって小さな森の別の片隅に鳴り響くあの音はと言うと・・・・♪
グ~~~♪
おや?
グ~~~♪グ~~~♪グ~~~♪グ~~~♪・・・・・
そろそろ我慢が出来ない様ですww
シマ「むにゃむにゃ・・・もう食べられない~~~ジュル♪」
・・・・・どうやら夢の中で頬々袋を思いっきり揺らしている様ですねw
それぞれの思いと目的を無事に果たす事が出来るのでしょうか?
そしてその先に待つ障害は・・・・
シマ「・・・・あ!・・・保険にとってあったあの木の実・・・・どこだっけw・・・・むにゃむにゃ・・・♪」
・・・・・・・乞うご期待w
第九話 鳴り響く音と漂う気配♪
数百年に一度の満月の夜・・・小さな森の茂みの中に一筋の光が舞い降りた・・・・
シュ~~~ン♪
静まり返った森に一瞬騒めきが・・・
ガサガサガサ・・・・・
ガラガラガラ・・・・・
バキバキバキ・・・・・
謎の声「・・・・・おお~~・・・・ててててて・・・・」
ガラゴロゴロゴロ・・・・・・
もう一人の謎の声「・・・・・おいおい・・・・もう少し静かに止まれないのか?」
ゴロ・・ゴロ・・・・ポキッ♪
謎の声「・・・・羽が一本折れたw」
もう一人の謎の声「・・・・オレ二本w」
その鈍い音に気が付ていたのか?小さな森の西の片隅にある洞窟の中に眠る虎の精霊トラ・ポンが耳をピクピクと震わせるのでありました・・・・
トラ「んん??・・・目覚ましにしてはヤケに鈍い音だな?」
そう言いながら片目をうっすらと開いて辺りを見渡すのでした・・・
丁度そのころこちらも音に気が付いたのか?気が付かなかったのか?・・・・
グ~~~♪
鈍い音に反応した訳では無さそうですw
シマ「・・・・小腹が空いた♪・・・・空いた♪・・・・むにゃむにゃ・・・」
そう言いながら頬々袋をモグモグと揺らすシマ・ポンなのでありました・・・(/ω\)
一方霊峰富士山の中腹にある洞窟の入り口が何かに反応していました・・・・
プ~~ン♪
入口の少し上の小さな二つの穴が・・・・
「フゴフゴ・・・♪」
どうやらこちも小腹が空いている様ですww
ガー・リック「フゴ♪」
こちらもご満悦の様子です(n*´ω`*n)
いよいよ目覚めの時をまじかにしたこの物語ですが・・・・マジにのんびりペースな進行に・・・
おい・・・・引っ張るね??
との声が・・・・・(/ω\)♪
次回は鶴亀&亀鶴が無事?に飛び立った後の月の様子を・・・・の予定です♪
お楽しみに(o^―^o)ニコ
第十話 天には真ん丸お月様♪
ポテ地に寄り添う様に月は静かに見つめている・・・・その顔はまるで真ん丸眼鏡を掛けた・・・・
Imagine there's no heaven
It's easy if you try
No hell below us
Above us only sky
Imagine all the people living for today
Imagine there's no countries
It isn't hard to do
Nothing to kill or die for
And no religion too
Imagine all the people living life in peace
You, you may say
I'm a dreamer, but I'm not the only one
I hope some day you'll join us
And the world will be as one
※僕は月に誓った・・・ジョンの様にこの星を何時までも見守って行こうと・・・それが彼が残した意思であると信じて・・・仲間と共に・・・天のジョンに捧ぐ♪
その月の世界・・・月界の管理人「かぐや姫」はその付き人ならぬ月兎の「ウサ・ポン」を従えて悠久の時の中でこのポテ地を見守っていました・・・
永い永い年月を時にはまどろみ・・・時には餅つき・・・そして・・・・「ムフ♪」っと微笑むのでした♪
ウサ「・・・・往ってしまいましたね・・・姫♪」
かぐや「・・・・うむ♪」
ウサ「・・・・それにしても・・・・w」
・・・とスッキリ爽快な顔で微笑むかぐや姫の横顔を覗き見るウサ・ポンなのでありました♪
丁度その頃・・・太陽界では・・・
フレア「ふう・・・久しぶりの烈火はちと堪えるなw」
と・・・・渾身の一吹きをかました女王フレアはその手に持つ日輪扇「焔」をパタパタと扇ぐのでありました♪
その様子を見ていた末娘たちは何時になく喘ぐ様子に「クスクス・・・」と微笑むのでありました♪
フレア「これ・・・おチビたち・・・黒装束の兄弟だけでは心元無い・・・」
そう言うと黒装束の兄弟の乗ったポンポンシュターとは別にひまわりの花の形をした円盤を指さして
フレア「あれに乗って行ってポテ地の様子を知らせておくれ♪」
娘たち「・・・・ハイ♪ママ(^▽^)/」
娘たちの乗ったひまわり型円盤を今度はそっと優しく「ふ~~~っ」と送り出す女王フレアなのでありました♪
・・・・ずいぶん待遇が違うぞ??・・・・って??(n*´ω`*n)
Imagine no possessions
I wonder if you can
No need for greed or hunger
A brotherhood of man
Imagine all the people sharing all the world
You, you may say
I'm a dreamer, but I'm not the only one
I hope some day you'll join us
And the world will be as one
※何時しか叶えばいいな・・・そう・・・君もそう思うでしょ??
いよいよ主人公の目覚めが起こり・・・そして共に歩む者と・・・何故かその妨げになる者とに分かれ・・・ポテ地を舞台に物語は紡がれようとしているのでありました・・・・
続きはまた・・・・・(o^―^o)ニコ
第十一話 2000年後の目覚めの時?♪
ポテ地には数々の国々がありそしてその中にもそれぞれの地域社会があります・・・・
私たちはその境界を何時の間にか築き上げて来ましたが・・・・
本来ポテ地はこの広大な宇宙にぽっかりと浮かんだまるでポテト(ジャガイモ)の様な姿に空と海がその歪な姿を真ん丸にしている・・・・
そして真ん丸なポテ地の上には何ら境界線は無く・・・そしてそこに住む生命たちにも何ら隔たりは無い・・・・はずでした・・・・
これは日の本の国と言われるポテ地の大きな海の北西側に浮かぶ小さな島国のそのまた北東のとある場所の小さな森・・・トゥルシーの森での出来事です・・・・
およそ2000年前にその役目を果たし眠りに就いた精霊たち・・・・
人々の精神的な成長はまだまだ未熟ではありましたがその後の2000年の歩みに何がしかの種は蒔かれていました・・・・
その種は「希望の灯」と言われる小さな小さな光の種でした・・・・
トゥルシーの森の中央には精霊界と物質界とを繋ぐ「トゥルシオン」と呼ばれる聖地がありその秘められた力が結界を張りめぐらし精霊たちやそれに認められた存在以外は決して目にする事が出来ません・・・・
聖地「トゥルシオン」の傍らに小さな光の玉が揺らめいていました・・・・
その光に小さな可愛らしい寝顔がうっすらと照らし出されていました・・・・
その寝顔の主はトゥルシーの精霊「トゥル・ポン」・・・比類なき生命力を持った小さな勇者なのでありました・・・・♪
トゥル・ポンはその力を封印する為に「菊の釘」(上から読んでも下から読んでも・・・w)に封印の糸で結ばれていました・・・・
実は風に飛ばされない様にしているだけなのかも知れませんがw(n*´ω`*n)
そのすぐ傍に何かの拍子で倒れてしまった目覚まし時計の「千年計」がいました・・・・
その文字盤は針式では無くデジタル式で・・・・「set2000」と西暦2000年にアラームを鳴らすはずでしたが・・・・
実は千年計の背中にはデジタル時計のくせにアラームはゼンマイ式と言う・・・・(/ω\)
そのゼンマイ回しが地面にめり込んで動かない状態なのでありました・・・・ww
千年計「・・・・・・・・汗」
自力では立てない状態が続いていた様です・・・・( ;∀;)
そのまた傍らには謎のネジ「NE-G」が横になっていました・・・・
こちらも自力では起きない様ですww
さて・・・無事にトゥルシーの森に辿り着いた黒装束の兄弟と探査ロボ「MU-C」なのでしたが・・・
黒装束の兄「・・・この辺りのはずだが??」
黒装束の弟「・・・ああ・・・取りあえずこの虫に探させるかい??」
黒装束の兄「そうだな・・・虫よ適当に探って来てくれ♪」
MU-C「・・・・ピコピコ・・・・ピッ♪」
と発信音を出してカサカサカサ・・・・・・と特有の足音で探索に出かけるMU-Cあのでありました・・・・
一方あまりに香ばしい香りに鼻を鳴らして口を開いた霊峰冨士山は・・・・
富士「・・・・フゴフゴ・・・んが~~~♪」
その香りを吸い込むかの様に息を飲み込むのでありました・・・・
すると・・・・・ww
鶴亀&亀鶴「・・・・・ぎょえ~~~w・・・・吸い込まれるwww」
ズコ!!!!
富士「・・・・・・( ;∀;)w」
あまりにも突然の出来事とそして・・・・喉チンコに突き刺さった鶴亀&亀鶴の合体形態「ゴット・カメッツル」に涙する霊峰冨士山なのでありましたw
・・・・・噴火しなくてよかったですね・・・・冨士山の忍耐に感謝♪
さて・・・いよいよハニワンたちの登場が近づくにつれ例の黒い影の動向も気になるところです・・・
影「ムフ♪・・・・飛んで火に入る・・・・亀かw」
続きはまたのお楽しみに(o^―^o)ニコ
第十二話 虫の知らせに漂う物♪
ここはポテ地の日の本国と言う島国にある非常に容姿端麗な霊峰である富士山・・・・
その中腹にはぽっかりと独特な口元が時には舌を出して・・・
富士「(*ノω・*)テヘペロ♪」
ある満月の夜・・・その事態は起きまいした♪
プ~~~~ン♪
とっても独特なハーモニーと漂うミステリアスなその香りがw
富士「フゴフゴ・・・・んが~~~~・・・・美味しそ♪」
と小腹の空いた富士山がその香りと共に吸い込んでしまったのは・・・・( ̄□ ̄;)!!
一方その頃こちらも日の本国にある小さな森に辿り着いた白黒の物体からモクモクと煙と共に出て来た二人連れと一匹?たちはと言うと・・・・
黒装束の兄「虫の奴・・・上手く探してくれるといいのだが?」
黒装束の弟「・・・・ああ・・・・アイツの性能は確かだが・・・」
黒装束の兄「・・・問題は結界か?」
黒装束の弟「・・・・だな・・・」
黒装束の兄弟達の指示で精霊の勇者?トゥルシーの精霊「トゥル・ポン」を探している探索ロボ「MU-C」であるが「現しの陽だまり」と呼ばれる精霊たちの結界に上手く侵入出来るかが問題であった・・・・
そのころ探索ロボMU-Cはと言うと・・・・
MU-C「ピコ・・・・ピコ・・・・」
と発信音を響かせながら森の木陰で探索を続けていると・・・・
グ~~~~♪
おや??
あの音は??
グ~~~~♪
そうです・・・小腹を空かせたあの・・・食いしん坊シマリスの精霊「シマ・ポン」の腹時計の音です(〃∇〃)
MU-C「ピコ・・・・ピコ・・・・ピッ♪」
どうやら探り当てられた様ですw
場面は変わって思いっきり吸い込んだ香りと共に飛び込んで来た異物が喉に突き刺さった富士山はと言うと・・・・
富士「・・・・・(`;ω;´)」
もちろん我慢の子でありましたw (恐らく「おしん」にも負けません♪)
その突き刺さった異物・・・いや鶴亀&亀鶴の合体した「ゴット・カメッツル」でありましたが何とか自力で嘴を引き抜きその下・・・いや舌かな??に無事着陸したのでありました♪
鶴亀「・・・・おい・・・何か臭わないか?」
亀鶴「・・・・臭うなw」
鶴亀&亀鶴と同時に吸い込まれた例の香りが充満する富士山の口内・・・・
実にミステリアスなシチュエーションなのでありましたw
ガー・リック「フゴ♪」
それを観察していたガーリック星人の「ガー・リック」も流石観光名所のワンシーンだと感心するのでありました(*´ω`*)
やっと辿り着いた目覚めの時・・・・のハズw
続きはまた今度のお楽しみ(o・ω・o)v
第十三話 そして奥へと進む者たち♪
ここはポテ地の東の果てにある日の本国でも最高峰の霊山として名高い名峰「富士山」・・・
そしてその中腹には時折見せる(*ノω・*)テヘペロ♪洞窟・・・・
ある満月の夜に訪れた何ともいい難いアクシデント?がw
プ~~~~~ン♪
そしてその芳しくもミステリアスな香りにツイツイ・・・・
富士山「フゴ~~~♪・・・・・パクッ♪」
ズコ!!
富士山「・・・・・(´;ω;`)ウッ…」
最高峰の意地とも言える忍耐に涙する富士山なのでありましたw
その富士山よりずっと東北にある小さな森・・・神聖なる精霊たちの住む「トゥルシーの森」
一組の来訪者が無事に?辿り着いたであろう森の東の茂みの中での出来事です・・・
黒装束の兄「そろそろMU-Cの奴結界の在り処を見つけ出したかも知れないな?」
黒装束の弟「・・・・ああ・・・・今アイツからの知らせが来やがったw」
「MU-C」こと高性能探索虫型ロボからの知らせを携帯端末で受け取った黒装束の兄弟達は知らせの有った場所へと急ぐのであった♪
一方結界の入り口付近であろう例の音色の響く場所で結界への侵入を試みる MU-Cなのでありました・・
MUC「・・・・ピコピコ・・・・ピコピコ・・・・・?」
グ~~~♪
シマ「・・・・あれ??・・・・誰か居るの??」
と何時になに気配に気が付いたシマリスの精霊シマ・ポンが寝ぼけ眼を擦りながら・・・
シマ「・・・僕の木の実食べちゃダメだよ??」
MU-C「・・・・ピコピコ♪」
その頃・・・黒装束の兄弟たちが太陽界より飛び出した後に旅立った女王フレアの末娘たちはゆっくりとヒマワリ型円盤でポテ地を目指すのでありました♪
双子の蜜蜂の精霊である姉妹は何時も一緒でお互いをイニシャルの「E」と「S」と呼び合っていました♪
E「・・・もうすぐ水星(まあキュウリ)の軌道ね♪」
S「うん・・・・E?・・・キュウリって相変わらずボヤいてるわねw」
そうです・・・・太陽に一番近くに居るので灼熱の惑星のはずなのに何故か水の星と呼ばれてしかも・・・・
まあキュウリ「・・・・キュウリって呼ぶなよ(# ゚Д゚)」
E&S「wwwww」(n*´ω`*n)
ようやく霊峰富士山の中腹にあるテヘペロ洞窟の中に辿り着いた鶴亀&亀鶴たちはハニワの精霊たちの眠る封印の鍾乳洞へと進むのでありました・・・・
洞窟内は薄い赤みを帯びた比較的明るい場所でした・・・これは富士山の聖体エネルギーによる物でまだまだ活き活きとした霊山であることの現れなのであしました♪
鶴亀「・・・・姫から預かったこの玉をハニワンの臍に嵌めれば・・・」
亀鶴「ああ・・・・玉を落とすなよ?・・・・たまったもんじゃ無いからw」
鶴亀「玉だけになww」
と・・・何時もの如く滑っては進みを続けるのでありました(/ω\)
そして結界の入り口の前に辿り着いたその瞬間・・・・
ドヨ~~~~~~~ン♪
突然辺りが真っ暗になり・・・・
影「これ・・・そこの者達よ・・・・」
鶴亀「・・・・・あれ??・・・・・もしや??」
亀鶴「・・・・・どちら様??」
影「・・・・フフフフ♪」
さて・・・・この影の正体は??
そしてようやく「現しの陽だまり」に辿り着いた黒装束の兄弟とMU-Cたちは・・・
おっと・・・そう言えば例の比類なき飛行物体の主は??
ガー・リック「・・・フゴフゴ・・・フゴ♪」
何やら新しいネタを見つけたらしいです(n*´ω`*n)
プ~~~~ン♪
と例のハーモニーと共に南の方角に飛んで行くのでありました・・・・
続きはまたのお楽しみに(o^―^o)ニコ
第十四話 さあ突入だ♪
ここは太陽が統べる太陽系内第三惑星「ポテ地」こと地球またの名を「三番目の石ころ・石焼ポテ地(仮)」・・・・(/ω\)
さて・・・それぞれが目的地にようやく辿り着いたポンポンたちなのでありましたが・・・
MU-C「ピコピコ・・・ピッピッ♪」
シマ「むにゃ??・・・そこに居るのは??・・・誰??」
MU-C「ピコピコ・・・ピコ♪」
シマ「え??・・・僕の木の実を一緒に探してくれるって??」
MU-C「ピコッ♪」
シマ「・・・\(^_^)/♪」
と・・・突然のオファーに喜ぶシマリスの精霊シマ・ポンなのでありました(⌒∇⌒)♪
一方冨士さんの構内ならぬ口内「テヘペロ洞窟」に突入した鶴と亀のキメラ鶴亀&亀鶴たちは突然現れた謎の影の魔力によって混乱し・・・
鶴亀「・・・・これはこれは姫様・・・♪」
亀鶴「・・・・何故にここに姫様?」
影「ふふ♪・・・お前たちがやって来るのを首を長くしてまって居ましたよ・・・」(*˘︶˘*).。.:*♡
鶴亀「・・・・これからハニワンの眠り(封印)を解く為に姫様より預かりましたこの玉を・・・」
亀鶴「・・・・玉を嵌める前にこの奥にある結界を解かなければ入れませんけどねw」
影「・・・うむ・・・その結界には私は入れません・・・その玉を使って結界に入りそしてこのベルト(影の意のままに動く命のベルト)をハニワンに嵌めるのです♪」
鶴亀&亀鶴「・・・・御意~~~♪」
何故か光の玉「祈りの宝玉」から目を反らす影の存在なのでありました・・・
一方MU-Cと共に太陽界よりポテ地に飛来した黒装束の兄弟たちはトゥルシーの森の奥深くにある結界「現しの陽だまり」の入り口へと向かうのでありました・・・
黒装束の兄「・・・ふう・・・もうすぐ辿り着きそうだな?」
黒装束の弟「・・・この辺りのはずだが??」
とMU-Cの発信している信号を追跡機で探す黒装束の兄弟たちなのでありました・・・
そんな状況とは裏腹にのんびりペースでポテ地を目指す太陽界の女王フレアの末娘たちの乗るひまわり型円盤「サンフラワ一番搾りでゴーゴー♪」(適当に名前付けるなよと怒られそう(=o=;)♪)はと言うと・・・・
E「そろそろポテ地が見えるわ♪」
S「あ・・・隣のはムーンね♪」
ポテ地に寄り添う様に微笑む衛星「ムーン」は得意の丸メガネをヒクヒクッ♪っと揺らすのでありました(o・ω・o)v♪
BGM~~~♪
Imagine there's no heaven
It's easy if you try
No hell below us
Above us only sky
Imagine all the people living for today
さて・・・いよいよ主人公であるトゥルシーの精霊「トゥル・ポン」たちの眠りが妨げ・・・いや・・・覚めるに至るのでありましたが・・・
当初2017年に目覚める予定でしたが急遽(諸事情にもよりますがw)2018年へとズレ込みました事をこの場をお借りしてm(_ _)mm(_ _)mm(_ _)m♪
来月辺りからまた絵の方も本格的に練習再開する予定ですのでお楽しみに\(^o^)/♪
第十五話 想いとは裏腹に・・・♪
太陽系第三惑星・・・それは「ポテ地」またの名を「地球」と呼ばれるじゃがいもの様な可愛らしい姿をした楽園の様な小さな小さな星・・・その傍らに寄り添う様に浮かぶ衛星「ムーン」・・・その月の世界の管理人でもあるかぐや姫の目覚めと共に新たなる物語は始まったのでありました・・・
かぐや姫が約2000年の眠りから目覚め目の当たりにしたポテ地の様子を見て驚き付き人ならぬ月兎の精霊ウサ・ポンに命じ鶴と亀のキメラロボット?鶴亀&亀鶴を使いとしてポテ地の日の本国の最高峰霊山「富士さん」に眠る埴輪の精霊「ハニワン」たちを目覚めさせる為にエネルギー不足を克服して旅立たさせたのでありました♪
その際にかぐや姫は鶴亀&亀鶴に「祈りの宝玉」と言う玉を手渡しハニワンたちが無事にポテ地の災禍転福(災い転じて福となす)を果たせるようにと願ったのでありました・・・
「祈りの宝玉」は富士の中腹にある「テヘペロ洞窟」の中の結界を解きその先に眠るハニワンたちのボス「イヴィル・ハニワン」の眠りを覚ます為に必要なレアアイテムなのでありました♪
鶴亀&亀鶴の飛び立った後の月界のかぐや姫とウサ・ポンはその後の様子を確かめる為に用意したモニターを覗くのでありましたが・・・
ウサ「・・・姫??・・・何故かツーとカーからの通信が途絶えてしまっています・・・(=o=;)」
かぐや「・・・おや??・・・どうしたのでしょうね??」
ウサ「・・・今・・・復旧作業に入りましたが・・・」
かぐや「うむ・・・エネルギーも不足していましたからね・・・暫く様子を見ましょう♪」
ウサ「・・・そうですねw」
鶴亀&亀鶴の発射シーンを思い出しながら(〃∇〃)♪っとなる二人なのでありました・・・w
発射台として活躍した竹型ロボ「竹輪一号」はと言うと元の形態である竹筒形態へと戻りかぐや姫たちの居城である「門松城」の城門脇へと戻っているのでありました・・・
竹輪「・・・」
・・・・流石一本気の警備隊長・・・無言ですw
さて・・・こちらは太陽界の女王フレアの依頼を受けて同じくポテ地の日の本国のとある小さな森の奥深くに眠る精霊たちを呼び覚ます為にやって来たエージェント「カラース・ブラザーズ」こと黒装束の兄弟たちはと言うと・・・
黒装束の弟「・・・兄弟・・・いやがったぜ♪虫のやつw」
黒装束の兄「ああ・・・何やら結界の中の誰かと話しているみたいだな??」
黒装束の弟「・・・うん・・・暫く様子を見てみるかい??」
黒装束の兄「・・・だな♪・・・上手くすればすんなり中に入れるかも知れないしな♪」
黒装束の弟「そりゃ好都合♪」
と共に森に訪れた超高性能探索虫型ロボ「MU-C」と結界の中の住人でもあるシマリスの精霊「シマ・ポン」とのやり取りを茂みの影から見守る事にした様です(。・・。)♪
この小さな森は「トゥルシーの森」と呼ばれポンポンたち精霊の多くが精霊界からこの物質界へと訪れ活動をする為に物質的身体を休眠させている結界の中の聖地「トゥルシオン」が存在しています♪
その頃・・・鈍い音に耳を澄ませ目を凝らしていた虎の精霊トラ・ポンは・・・
トラ「・・・何やら見慣れぬ気配が・・・ここの者では無いな?」
そう言うとシマ・ポンが居る東の方角を睨みつけるのでありました・・・
空にはぽっかりと満月がそれぞれの様子を伺う様に微笑んでいる様です♪
ムーン「・・・フフン♪」
トラ「・・・満月を見るとツイ・・・ウズくなw」
ヒュ~~~~~ン♪ヒュ~~~~~ン♪
と・・・自慢のトランペットを自分の周りにクルクルと飛び回せるトラ・ポンなのでありました・・・
ポンポン達は光の玉(命のエネルギー体)を好みの物体に変化させる事が出来るのであります♪
場面は変わりようやくポテ地に辿り着いた太陽の女王フレアの末娘たちはと言うと・・・
E「・・・ポテ地に着いたけど何処か隠れるとこ探さなくちゃね♪」
S「うん・・・こっそり見張って無くちゃいけないから・・・う~~ん」
そう言うと二人は日の本国の周辺ガイドマップを取り出して適当な場所を探すのでありました(〃∇〃)
さてさて・・・舞台となるポテ地の日の本国(日本)ですが・・・今は大荒れの様子・・・こちらもこっそり見守って居ましょう♪
※羊の精霊メイ・ポン(作者の分身)(。・・。)♪
次回はいよいよそれぞれの結界の中へと進み目覚めを迎える予定です(o・ω・o)v
お楽しみに♪♪
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森の小さな千年記 ポンポン・トゥルポン・あらカルト 比類無き者達との出会い 主題歌「二千年の絆」をこちらにて公開して下ります。https://soundcloud.com/oktwtcgvkub3/cpghdex1st7c
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