明鏡の惑い

赤津龍之介

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第二十四章 勇者の帰還

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 そして高校入試の結果が発表される日は来た。受験生たちは卒業したばかりの中学校に朝早く集まり、教員たちの運転する自動車に分乗してそれぞれの高校へと向かった。悠太郎は尾池賢一先生の愛車フェアレディZに乗り込んで、二度上峠を越える道を高崎へと運ばれた。頭痛と目眩とふらつきは、相も変わらずひどかった。だがこの悪夢のような受験の結末は、やはり見届けておかなければならないと思われた。尾池先生は運転しながら、上機嫌で悠太郎に何くれと話しかけた。高崎のラーメン屋ではどこがうまいとか、東京大学への進学率がどうのこうのとかいう話であったが、悠太郎は全然興味を持てなかった。もう合格したものと尾池先生は考えているのかもしれないが、それにしても受かろうが落ちようが、この先も何らかの生活が続いてゆくと考えることは、悠太郎にとって非現実的に思われた。力尽きる――。そんな思いのなかへと、悠太郎は際限なく落ちていった。「真壁も気をつけることね。次は遠からずあなたが言われる番よ。おまえの成績なら高崎も夢じゃないって。よく考えることね。高校受験で全力を使い果たして、それで人生は終わりじゃないから。瞬間的な馬鹿力と、長きにわたる継続とは、全然別のことだから。真壁の力の出し方を見ていると、私はちょっと心配になるの」という留夏子の涼しげな声が思い出された。
 そうでしたね。本当にそうでした。留夏子さんの言う通りでした。あなたの忠告を私は無視しました。しかしあなたの忠告を無視しなければならないところまで私を追い詰めたのは、あなた自身ではなかったでしょうか。あなたのあの残酷な、凍りつくような横顔ではなかったでしょうか。しかしあなたにあんな顔をさせてしまったのは、やはり私の勇気のなさだったのでしょう。和解の使者に立ってくれたペトラさんを追い払ったあのとき、私の命運が尽きることは決したのです。あのときあなたと話し合っていれば……。いや、それは考えますまい。あなたは私を卑怯者と思うでしょう。実際私は卑怯者です。しかし敢えて卑怯であろうとする勇気というものも、またあるのではないでしょうか。ああして離れるということが、あのときの私にできる精一杯のことだったのです。あなたを守るために、そうしたつもりです。もうそばにいないという仕方で、私はあなたを守ったつもりでした。星と星との距離のように隔たってあることを、私たちは受け容れなければならなかったのです。留夏子さん。どうしておられますか。お元気ですか。苦しんではいませんか。淋しくはありませんか。あの夏の日に湖のほとりで語り合ったように、永遠を思っていますか。私はこうして判断を誤り、戦いに敗れました。今日の結果発表で受かっていようが落ちていようが、私の敗れたことに変わりはありません。しかし私が判断を誤ったのは、結局はあなたのためだったのです。だからどうかあなたは、健やかに人生を全うしてください。私は自分の合格なんかよりもよほど強く、そのことを願っています。私の幸いのすべてを懸けて、そのことだけを願っています――。
 烏川に懸かる和田橋をフェアレディZは渡り、悠太郎と尾池先生は掲示板に24という受験番号を認めた。「イエーイ!」と尾池先生は両手を上げて叫び、あたかも自分が合格したかのように喜んだ。しかし悠太郎は掲示板を見つめたまま、がっくりと肩を落として呆然と立ち尽くしていた。喜びに踊る受験生がおり、悲しみに泣く受験生がいた。傍から見れば悠太郎は、どう見ても不合格になった受験生と見えるに違いなかった。「どうした悠太郎くん! なぜ喜ばないんですか? 人生でまたとない瞬間ですよ! この先どんな大学にも進めて、どんな職業にもつける道が、きみに開かれたんですよ! 嬉しいだろう?」と尾池先生は、大きな手のひらで悠太郎の曲がった背を叩きながら言った。しかし悠太郎は、「私の受験票にある24と、この掲示板に出ている24が、同じ24であるという保証はありますか? 一日の二十四時間と、西洋音楽の二十四調では、意味が違うのではないでしょうか」と呆けたように応じた。「またきみは哲学的なことを言う。きみの受験票の番号が、合格者を発表する掲示板に出ているんですよ。言われてみれば、意味深い番号だな。ひとつの秩序ある宇宙の全体を表す番号か。まったくもってきみに相応しい。そういう番号で受験して、きみは合格したんだ。なおさら喜ばしいじゃないか。ほれ、喜べ喜べ!」と尾池先生は悠太郎を元気づけようとした。しかしレンズの厚い眼鏡の奥から、悠太郎は無表情に涙を流した。「私は、もう、戦えません。この県でいちばん優秀な生徒たちが、この高校に入ってくるのでしょう。高校の学習内容は、中学校より遥かに難しいのでしょう。そんななかで、これまでのように首位を走り続けることができるでしょうか。そうするためには、どれほど睡眠時間を削って刻苦勉励しなければならないでしょうか。私は、もう、戦えません……」と悠太郎は生気のない声で言った。「そんなことは、もうどうでもいいじゃないか」と尾池先生は、合格して落ち込んでいる奇妙な受験生を励ました。「充実した学園生活が待っている。またとない青春を楽しめ。俺はきみの勉強のことは、何ひとつ心配していない。知ってるか、この高校の薔薇園は素晴らしいんだぞ。薔薇の香りに酔い痴れろ。薔薇の華やぎに染まれ。成績は後からついて来る。明るい道が開かれたのに、眩しい道が目の前にあるのに、そこを歩こうとしないのは大馬鹿者だぞ!」
 六里ヶ原へ戻る帰り道にも、フェアレディZの助手席で悠太郎は物思いに沈んでいた。明るい道、暗い道――。「それはよかった。オオルリは幸福の青い鳥です。今日この緑萌える五月のよき日に、青い鳥を見たあなた方の行く道は明るいでしょう」と、かつて草壁敬子先生は理科の先生らしからぬ予言をした。「生きていたって、どうせ私たちが歩くのは、私たちが歩かされるのは、暗い道に決まっているもの」と入江いづみは呟くように言って、揺らめき波立つ緑色の水面を放心したように眺めていた。あれきり遠くへ旅立っていったいづみは、今どこにいるのか。「ミスター・トバラ、マフィア、マフィア!」と言い捨てて、あの湖畔を脱走したチャンドラカルナ・ムリ・ギリさんは、今どこにいるのか。ああ、俺の思いはいつも帰ってゆく。賑やかで美しかったあの湖畔へ。愛しいものたちを映しては揺らめいていたあの湖へ。水面が揺らめき波立つにつれて、映っていた像は消えてゆく。ある、ない、ある、ない……。俺たち存在者もまた、水の鏡に映った像と同じように不確かなものではないか。水の鏡に映った花々が揺らめく。樹々が揺らめく。山々が揺らめく。人々が揺らめく。ああ、そんな映像を思い描いていると、俺は眠くなる――。「先生、中学校に着くまで、少し眠らせていただきます。今日はありがとうございました。今まで、ありがとうございました」と悠太郎は言った。「いいとも。ゆっくり眠れ」と尾池先生は応じた。悠太郎はがっくりと頭を垂れて深い眠りに入った。
 フェアレディZが再び二度上峠を越えて六里ヶ原に入っても、校舎の裏の駐車場に停車しても、悠太郎は目を醒まさなかった。睡眠時間を削って受験勉強を続けた生徒への思いやりから、尾池先生は敢えて悠太郎を起こさずに職員室へと向かった。「真壁悠太郎くん、大勝利です!」と尾池先生が報告すると、モアイのような埴谷高志先生は「ウオー!」と絶叫したが、一階の職員室で発せられたその大音声は、三階まで聞こえたということであった。自分の声がでかすぎて難聴になった埴谷先生であってみれば、これでその難聴は悪化したに違いなかった。坊ちゃん刈りのデア・ノイエこと野家宏先生は、「勇者の帰還というわけですか。勝利の勇者の凱旋ですね」とチェロのような声で言った。埴谷先生の雄叫びを聞きつけて、保健室から篠原豊子先生も職員室に姿を現し、「それで凱旋の勇者はどこにいるんすか?」と問うた。「俺の愛車のなかで眠ってますよ。あんまりよく眠っていたから、起こすのが可哀想でね。でもまあそろそろ起こしに行きますか。みんなで凱旋の勇者を迎えなきゃなりませんからね」と尾池先生が応じた。「私も行きましょう。早く祝いの言葉をかけてやりたい」と野家先生が立ち上がった。「私も行くっす。かなり疲れたでしょうから、労ってあげたいっす」と篠原先生も加わった。三人は浮き立つような気分で話をしながら、校舎の裏の駐車場に停まっているフェアレディZを目指した。尾池先生は助手席のドアを開けると、「悠太郎くん! そろそろ起きてください! 今の気分はどうですか?」と大声で呼びかけた。
 しかし悠太郎は眠り続けていた。
 「凱旋の勇者ユダス・マカベウス! 目を醒ますんだ! 私の祝福を受けてくれ!」と野家先生は呼びかけながら、眠る少年の肩を手でそっと揺すった。
 しかし悠太郎は眠り続けていた。
 「悠太郎くん! 悠太郎くん! どうしたんすか?」と篠原先生は呼びかけながら、眠る少年の頬を何度か手のひらで軽く叩いてみた。
 しかし悠太郎は眠り続けていた。
 眠り続ける少年が気味の悪いいびきをかいていることに、ようやく三人は気づいて顔を見合わせた。不吉な予感が三人の胸に兆した。次の瞬間には篠原先生が、「救急車を呼びます!」と叫んで職員室へと走った。
 悠太郎が搬送されたのは、古森の坂を下りてすぐのところにある犬飼いぬかい病院で、そこの古くて陰気な病棟の集中治療室に患者は収容された。集中治療室には、ほかに患者はいなかった。よれよれの白衣を着た胡麻塩頭の犬飼医師は、スーパーマリオのような口ひげを蓄えていることから、ドクターマリオとあだ名されていた。連絡を受けて駆けつけた秀子に犬飼医師は、「若年性脳梗塞ですね。さっき中学校の先生に聞いたのですが、もともとコレステロール値が高かったとか。そこへ無理な勉強が祟って心身に大きな負荷がかかり、発症したのでしょう。あまりに若い患者ですが、あり得ないことではない。あり得ないようなあまりの無理をしたのでしょう。それとも、させられたのでしょうか?」と沈着冷静な声で診断を下し、所見を述べた。「息子の意識は戻りますよね? 息子は元に戻りますよね?」と秀子は、下膨れの顔を蒼白にしながら問うた。「意識が戻るかどうかは、何とも言えませんね。ただ言えるのは、仮に意識が戻ったとしても、高次脳機能障害が残ることは免れないということです」とドクターマリオは無慈悲にも断定した。悠太郎の回復を切望していた秀子であったが、優秀な息子はもう戻ってこないと告げられるや否や、その速やかな死を願うようになった。
 そうして何日か人工呼吸器をつけて眠り続けていた悠太郎を、デア・ノイエこと野家宏先生が見舞った。その手には小型のCDラジカセがあった。「秀子さん、悠太郎くんに音楽を聴かせることを許してください。人間は意識を失っても、その聴覚は働いていると言われています。悠太郎くんが合格したら、弾いてやると約束したチェロの曲です。これを聴けばあるいは、悠太郎くんはこちらの世界に戻ってくるかもしれません」と野家先生は言った。しかし秀子は「せっかくですが、余計なことはしないでください。重い障害が残るなら、意識が戻ったところで何になるでしょう。ただでさえ、こうしているあいだにも合格した生徒たちは、高校の予習や出された課題に余念がありません。息子はこうして寝ているあいだに、刻一刻と落ちこぼれているんです。意識が戻った息子を待っているのは、落伍者としての人生です。私は落伍者の母になってしまいます。障害者の母になってしまいます。それならいっそのこと、このまま死なせてやってください」とそれを拒否した。それを聞いた野家先生は、轟々と響くチェロのような声で怒りを発した。「秀子さん! あなたはひとりの人間としての悠太郎くんを、かけがえのない個人としての悠太郎くんを、いったいどうお考えか! あなたは悠太郎くんを、ご自分の息子としてしか見ていないではありませんか! あなたをエリートの母にしてくれる可能性があったから、あなたは悠太郎くんを愛したのでしょう! あなたをエリートの母にしてくれる可能性がなくなったから、もう悠太郎くんは用済みなのでしょう! ふざけるのも大概にしてください! 悠太郎くんはあなたの道具でも、アクセサリーでもありません! 彼なりに愛し、苦悩し、戦うことで、かけがえのないひとつの世界を生きてきたひとりの人間です! ひとりの人間が愛し、苦悩し、戦うことで、かけがえのないひとつの世界を生きるということがどういうことか、あなたも一緒にベートーヴェンを聴いて学んでください! 鳴らしますよ! コンセントはどこだ? ここか! これでよし!」
 かくて集中治療室に〈「見よ勇者の帰れるを」の主題による変奏曲〉が、控えめな音量で鳴り響いた。病床で眠り続ける悠太郎の夢のなかでは、観光ホテル明鏡閣の大食堂で、野家先生と陽奈子先生がそれを弾いていたわけであった。主題の提示が終わり、第一変奏が終わり、第二変奏が終わり、第三変奏が終わった。第四変奏が終わり、第五変奏が終わり、第六変奏が終わった。第七変奏が終わり、第八変奏が終わり、第九変奏が終わった。第十変奏が終わり、第十一変奏がおわり、いつしか三拍子で喜びに踊るような最後の第十二変奏が終わった。野家先生がCDラジカセを停止させてしばらくの後、悠太郎は二重瞼の物問いたげな大きな目を、ゆっくり黒々と見開いた。「悠太郎くん! ユダス・マカベウス! 気がついたか! 帰ってきたか! よかった! 本当によかった! よく戻ってきた!」と野家先生は泣きながら少年の手を取った。しかし記憶と認知をかなりの程度損なわれた悠太郎は、自分の置かれた情況が理解できないとでも言いたげに、秀子と野家先生を虚ろな目で見ていた。そして人語を話すことは、もうできなくなっていた。
 そして千代次は六里ヶ原なる学芸村の真壁の家で、家長然とした暴虐な怒りを爆発させた。「おい秀子、おめえは母親だろう! この出来損ないを作ったのはおめえだ! 責任を持ってこの出来損ないを始末しろ!」と、千代次は極度に細い近視の目をしばたたきながら、出来の悪い出戻りの次女を怒鳴りつけた。それで深夜に家族三人は、悠太郎を秀子の自動車の助手席に積み込んだ。「はあ二度と帰ってくるじゃねえぞ!」と老父に言われた秀子は、運転席に着くとドアをバタンと閉め、車を発進させた。梅子はパンチパーマの頭をゆらゆらと揺らしながら「ウッフフ、死なばもろともだよ」と小声で言ったが、耳の遠い千代次は聞いていなかった。
 悠太郎には自分がどこへ運ばれてゆくのか、何となく分かるような気がした。車は舗装された起伏のある道を通り、急な坂道を下って照月湖の前に停車したらしかった。レストラン照月湖ポカラ・ガーデンの建物の左にあるプレハブ小屋の、そのまた左側に車は停まっていた。エンジンは停止され、あたりは寂としていた。秀子は数分のあいだ無言でいたが、「いろんなことがあったわね」と不意に言った。ややあって悠太郎は、こっくりと頷いた。秀子はなおも数分のあいだ、この湖畔で起こった様々なことを思い起こしている様子であったが、やがて意を決したようにエンジンをかけると、アクセルを目一杯に踏み込んだ。昔より温暖になった三月の氷は、自動車の重さを支えはしなかった。母と子を乗せた車は湖に沈んでいった。月のない深夜の水は、底なしであるかのように暗黒であった。
 そして小学校の修了式があった日、群がって集団下校していた大屋原の通学班に、一台の軽自動車が猛スピードで突っ込んだ。驚きうろたえ逃げ惑う小学生たちに向かって、執拗に突撃は繰り返されたから、何人かの児童たちは撥ね飛ばされたり轢かれたりした。そのとき佐原康雄の弟の拓也は、六年生が卒業した後の新たな班長として、大屋原第一集落の通学班を率いていた。ランドセルを投げ捨てた拓也は、「逃げろ! 散れ! 固まるな! 散るんだ!」と鋭い声で指示を飛ばし、運転者の注意を引きつけるために、「交通安全」と書かれた黄色い旗をめちゃくちゃに振りながら、わざと軽自動車のそばを走り抜けた。電柱を背にして立った拓也は、なおも黄色い旗を振りながら、「トレアドール! ピカドール! マタドール!」と大声で叫んだ。凶悪な軽自動車は拓也に向かって突進した。拓也の脳裏には、「闘牛士っていうのは人なのかい? トウギュウシっていう牛がいるのかと思った」という誰かの言葉がふと思い浮かんだ。しかし次の瞬間に拓也が大きく横っ飛びして身をかわすと、軽自動車は電柱に激突して大破した。黒焦げになった梅子が、パンチパーマの頭をゆらゆらと揺らすことはもはやなかった。
 かくて千代次は世間の目を憚る独居老人になってしまった。六里ヶ原のような僻地にあって、自動車も運転できないのでは日々の暮らしに不便なので、千代次はほとぼりが冷めるまで、ひとまず高崎にいる長女夫婦の世話になろうと考えた。「おい正子、おめえ英久の車で俺を迎えに来お!」と千代次は電話で優秀な長女に命じた。しかし英久の意見では、ミニクーパーに大人が三人乗っては、二度上峠の上り坂が大変だということであった。結局は正子をひとり高崎に残し、英久がひとりで車を運転して義父を連れてくることになった。しかしこれがいけなかった。ひとりマンションに残された正子は、薬局から持ち出してあった薬を大量に飲んで、冷たい屍と化していたのである。かくも衝撃的な事態に直面した千代次が、不慣れな環境で病みついて物質に還るまで、長くはかからなかった。
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