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狡猾な赤ずきん
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赤ずきんは街から追い出された。狼の生贄として捧げられるためだ。だが、その事を赤ずきんは知らない。街には男ばかりいる。1ヶ月毎にひとりずついなくなる。
赤ずきんは父親に言われた小屋に向かった。狼の住む森の近くの小屋に。
赤ずきんはその小屋で3日過ごして村に帰ってくる。その間に森で色々なものを採ってくる、そういった手はずだ。もちろん、狼はそろそろ来るということが習慣的にわかっていた。
赤ずきんにそれを知る術は無かった。赤ずきんはそのまま狼に食べられた。
「なんてストーリー、叶うことはありませんわね」
赤ずきんは知っていた。何故小屋に向かわされているのか、何故自分なのか、何故村に赤ずきん以上の歳の女がいないのか。
しかし、依然として赤ずきんは小屋に向かった。父親に言われたから、ではない。
「あんな村で過ごしたって、幸せなどない」
何故、どうして男ばかり残っているのか、その理由はひとつしかなかった。男が権力を持っているからだ。
女の肉は美味い、そんな話を聞いたことがあるかもしれない。実際村の会議に忍び込んだ時に、
「狼はきっと美味しい女の肉を求めているはず、だから赤ずきんに行かせるしかないんだ、わかってくれ」
などとわけのわからない供述をしており、父親も渋々納得していた。
だが、考えても見てほしい。我々人間が鳥や豚、牛の肉を食べる時に女か男か、つまりメスかオスかなんて気にするだろうか? いやしない。ましてや人間程の知能もない獣ごときが餌がメスかオスかなど気にしているはずがない。ただ自分が食われたくないだけ、そして、会議に参加しているのが男だけ、ただそれだけだ。
自分が死にたくないなら自分の娘を差し出す、そんな父親は赤ずきんには必要ない。
そんなことを考えている間に、小屋についた。
辺りは森に囲まれていて、いつ狼が出てもおかしくはなかったが、狼に見つかるより先に、森に囲まれた、誰も掃除などしていないボロボロの小屋を発見した。
聞いていた通り、小屋は鍵がついていた。赤ずきんにとって、この鍵は自分の命綱だった。
もし鍵が閉まらなかったら、もし小屋を発見する前に狼に見つかっていたら、もし小屋に物資が何も置いていなかったら、赤ずきんは狼に食われていただろう。
しかし、赤ずきんは賭けに勝った。極めて勝率の高い賭けに。
どうして勝率が高かったのか、それには赤ずきんのおばあさんが関わっていた。
赤ずきんのおばあさんは狼への初めの生贄だった。
狼に襲われていた村がとった、最後の策として、生贄の交渉をしたのだ。その当時も、自分が生贄になるなんて肝のすわった人物はいなかった。当時子供で考えることが出来なかった赤ずきんのおばあさんは、生贄に選ばれた。
生贄は食べられるために必要だった。だが、子供だった赤ずきんのおばあさんは体が小さかったので、狼に餌として育てられた。その時に建てられたのが今赤ずきんの入った小屋だ。
赤ずきんのおばあさんは結果的に餌にはならなかった。小屋から逃げ出し、村に帰ったのだった。
おばあさんは村に帰って歓迎されるとばかり思っていた。しかし実際は違った。
「どうして、どうしてここにいるの!?」
「小屋に戻りなさい!」
「なんで? どうしてみんなそんなこと言うの?」
「お前はここに居てはいけないんだ! 早く戻りなさい!」
こうして赤ずきんのおばあさんは村から再度追い出された。自分の家の庭に日記を残して。
それを見つけた赤ずきんのお母さんは、その日記を発見し、誰にも見つからないようにしていた。
おばあさんは狼に食べられ、狼の要求はどんどんエスカレートしていった。
そして、遂に、5ヵ月前、赤ずきんのお母さんは村から追い出された。
赤ずきんのお母さんは、赤ずきんにその日記を誰にも見つからないように渡し、小屋へと向かっていった。その後、どうなったのかはわからないが、小屋にもいない、そして帰っても来なかったということは、そういうことなんだろう。
ともかく、赤ずきんは知っていた。日記に書かれていた小屋への道や、小屋の内装を。
しかし、いくつか日記とは違う点があった。物資が沢山あったことだ。
木や、手頃な石などがそこには置いてあった。そう、狼を倒すための道具が。
「石か、なるほど」
その石は大きさ順に並べられていた。だとしたら少しおかしい事があった。
「手に持てるいい大きさの石だけ少ない、そして、石を入れるために作られたかのようなカゴがある」
そう、それは赤ずきんのお母さんが石を投げつけ闘ったという形跡だった。実際、赤ずきんのお母さんは、そうして闘い、傷一つつけることなく狼に倒された。
「お母さん……なんて馬鹿なの?」
赤ずきんは知っていた。狼という生き物を。
昔から勉強が好きで、研究熱心だった赤ずきんは、大人がやっていた村政治の悪い点などを知っていた。それ故に村の会議などに昔から忍び込んでいた。
狼の話を知ってから、その研究は狼のものへと移っていった。狼と純粋に闘っても、勝てないということも知っていた。
だが、赤ずきんはこれも知っていた。自分が絶対に狼に勝てると。
その日から赤ずきんは何度も外に散歩に行った。但し、狼に会っても確実に小屋に戻れる距離に限って。
狼は知っていた。自分は石を投げつけられた程度で死なないことを。そして、小屋の鍵だけは破壊出来ないことを。
狼は考えた。あれだけ散歩をしている赤ずきんなら、小屋に戻られる前に先回りして小屋の方面から赤ずきんを追い回せば、必ず赤ずきんを食べる事が出来ると。
しかし、狼はまだ知らなかった。人間というものを。
遂に赤ずきんはいつもより遠くまで散歩に行った。狼はこのチャンスを逃しはしなかった。
「そこにいるのはだあれ?」
赤ずきんは尋ねた。
狼は何も言わず、赤ずきんを襲った。
この距離まで来れば赤ずきんは逃げ切れないことを狼は知っていた。
「いやっ、来ないで!」
赤ずきんは懸命に逃げた。狼の方を見向きもせずに逃げた。しかし、狼は遂に赤ずきんを追い詰めた。
追い詰められた赤ずきんに為す術はない、はずだった。
狼は赤ずきんに飛びかかるため踏み込んだ。と、同時に狼は次の一歩が出せなくなってしまった。
落とし穴だった。
赤ずきんはようやく振り返った。薄ら笑いを浮かべながら。
「あハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!」
「赤ずきん、てめえ!」
「これでわかったでしょう? あなたが何を敵に回したか」
「うおおおおおおおおおおおおお!」
赤ずきんはその近くにあった石を狼の上に降らせた。散歩している時についでに運んでいた石を。
「石程度で俺が死ぬはずがない……とか思ってたんでしょう? 反吐が出るわ」
狼に返答はなかった。
「さようなら、狼。あなたは強かった。でも、人間には勝てなかったようね。え? 人間なら何人も食ってきたって? やあねぇ、あんなの人間じゃないわよ」
その後、赤ずきんは村を捨て、人間を探しに旅に出た。その後のお話はまた別の機会に……。
赤ずきんは父親に言われた小屋に向かった。狼の住む森の近くの小屋に。
赤ずきんはその小屋で3日過ごして村に帰ってくる。その間に森で色々なものを採ってくる、そういった手はずだ。もちろん、狼はそろそろ来るということが習慣的にわかっていた。
赤ずきんにそれを知る術は無かった。赤ずきんはそのまま狼に食べられた。
「なんてストーリー、叶うことはありませんわね」
赤ずきんは知っていた。何故小屋に向かわされているのか、何故自分なのか、何故村に赤ずきん以上の歳の女がいないのか。
しかし、依然として赤ずきんは小屋に向かった。父親に言われたから、ではない。
「あんな村で過ごしたって、幸せなどない」
何故、どうして男ばかり残っているのか、その理由はひとつしかなかった。男が権力を持っているからだ。
女の肉は美味い、そんな話を聞いたことがあるかもしれない。実際村の会議に忍び込んだ時に、
「狼はきっと美味しい女の肉を求めているはず、だから赤ずきんに行かせるしかないんだ、わかってくれ」
などとわけのわからない供述をしており、父親も渋々納得していた。
だが、考えても見てほしい。我々人間が鳥や豚、牛の肉を食べる時に女か男か、つまりメスかオスかなんて気にするだろうか? いやしない。ましてや人間程の知能もない獣ごときが餌がメスかオスかなど気にしているはずがない。ただ自分が食われたくないだけ、そして、会議に参加しているのが男だけ、ただそれだけだ。
自分が死にたくないなら自分の娘を差し出す、そんな父親は赤ずきんには必要ない。
そんなことを考えている間に、小屋についた。
辺りは森に囲まれていて、いつ狼が出てもおかしくはなかったが、狼に見つかるより先に、森に囲まれた、誰も掃除などしていないボロボロの小屋を発見した。
聞いていた通り、小屋は鍵がついていた。赤ずきんにとって、この鍵は自分の命綱だった。
もし鍵が閉まらなかったら、もし小屋を発見する前に狼に見つかっていたら、もし小屋に物資が何も置いていなかったら、赤ずきんは狼に食われていただろう。
しかし、赤ずきんは賭けに勝った。極めて勝率の高い賭けに。
どうして勝率が高かったのか、それには赤ずきんのおばあさんが関わっていた。
赤ずきんのおばあさんは狼への初めの生贄だった。
狼に襲われていた村がとった、最後の策として、生贄の交渉をしたのだ。その当時も、自分が生贄になるなんて肝のすわった人物はいなかった。当時子供で考えることが出来なかった赤ずきんのおばあさんは、生贄に選ばれた。
生贄は食べられるために必要だった。だが、子供だった赤ずきんのおばあさんは体が小さかったので、狼に餌として育てられた。その時に建てられたのが今赤ずきんの入った小屋だ。
赤ずきんのおばあさんは結果的に餌にはならなかった。小屋から逃げ出し、村に帰ったのだった。
おばあさんは村に帰って歓迎されるとばかり思っていた。しかし実際は違った。
「どうして、どうしてここにいるの!?」
「小屋に戻りなさい!」
「なんで? どうしてみんなそんなこと言うの?」
「お前はここに居てはいけないんだ! 早く戻りなさい!」
こうして赤ずきんのおばあさんは村から再度追い出された。自分の家の庭に日記を残して。
それを見つけた赤ずきんのお母さんは、その日記を発見し、誰にも見つからないようにしていた。
おばあさんは狼に食べられ、狼の要求はどんどんエスカレートしていった。
そして、遂に、5ヵ月前、赤ずきんのお母さんは村から追い出された。
赤ずきんのお母さんは、赤ずきんにその日記を誰にも見つからないように渡し、小屋へと向かっていった。その後、どうなったのかはわからないが、小屋にもいない、そして帰っても来なかったということは、そういうことなんだろう。
ともかく、赤ずきんは知っていた。日記に書かれていた小屋への道や、小屋の内装を。
しかし、いくつか日記とは違う点があった。物資が沢山あったことだ。
木や、手頃な石などがそこには置いてあった。そう、狼を倒すための道具が。
「石か、なるほど」
その石は大きさ順に並べられていた。だとしたら少しおかしい事があった。
「手に持てるいい大きさの石だけ少ない、そして、石を入れるために作られたかのようなカゴがある」
そう、それは赤ずきんのお母さんが石を投げつけ闘ったという形跡だった。実際、赤ずきんのお母さんは、そうして闘い、傷一つつけることなく狼に倒された。
「お母さん……なんて馬鹿なの?」
赤ずきんは知っていた。狼という生き物を。
昔から勉強が好きで、研究熱心だった赤ずきんは、大人がやっていた村政治の悪い点などを知っていた。それ故に村の会議などに昔から忍び込んでいた。
狼の話を知ってから、その研究は狼のものへと移っていった。狼と純粋に闘っても、勝てないということも知っていた。
だが、赤ずきんはこれも知っていた。自分が絶対に狼に勝てると。
その日から赤ずきんは何度も外に散歩に行った。但し、狼に会っても確実に小屋に戻れる距離に限って。
狼は知っていた。自分は石を投げつけられた程度で死なないことを。そして、小屋の鍵だけは破壊出来ないことを。
狼は考えた。あれだけ散歩をしている赤ずきんなら、小屋に戻られる前に先回りして小屋の方面から赤ずきんを追い回せば、必ず赤ずきんを食べる事が出来ると。
しかし、狼はまだ知らなかった。人間というものを。
遂に赤ずきんはいつもより遠くまで散歩に行った。狼はこのチャンスを逃しはしなかった。
「そこにいるのはだあれ?」
赤ずきんは尋ねた。
狼は何も言わず、赤ずきんを襲った。
この距離まで来れば赤ずきんは逃げ切れないことを狼は知っていた。
「いやっ、来ないで!」
赤ずきんは懸命に逃げた。狼の方を見向きもせずに逃げた。しかし、狼は遂に赤ずきんを追い詰めた。
追い詰められた赤ずきんに為す術はない、はずだった。
狼は赤ずきんに飛びかかるため踏み込んだ。と、同時に狼は次の一歩が出せなくなってしまった。
落とし穴だった。
赤ずきんはようやく振り返った。薄ら笑いを浮かべながら。
「あハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!」
「赤ずきん、てめえ!」
「これでわかったでしょう? あなたが何を敵に回したか」
「うおおおおおおおおおおおおお!」
赤ずきんはその近くにあった石を狼の上に降らせた。散歩している時についでに運んでいた石を。
「石程度で俺が死ぬはずがない……とか思ってたんでしょう? 反吐が出るわ」
狼に返答はなかった。
「さようなら、狼。あなたは強かった。でも、人間には勝てなかったようね。え? 人間なら何人も食ってきたって? やあねぇ、あんなの人間じゃないわよ」
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