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【序幕・第1章】次女花穂襲来すっ 前編!
1.パンツからにじみ出るのは姉汁ですっ!
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入学式の翌日も、授業の内容はほぼ自己紹介で終わった。
何度も何度も繰り返すと飽きてくる。教科のたびにやらされるのだ。
もう先生に名刺を渡す社会人方式でいいではないか。
(……眠い)
高校生活二日目にして気怠さを感じる。
中学時代の見知った顔もあるため、緊張感は然程ない。
環境は変わったが、どこか新鮮味に欠ける。
校門を出て、住宅街の狭い道路を歩いて行く。
先月、フライング気味に開花した桜の花びらが風に乗って踊る。
桜は咲き乱れているときより、散り際が美しい。
そんな風流人を気取っているうちに自宅に到着する。
「ただいまー!」
玄関を開けると、姉の通学用の革靴が丁寧に揃えてある。
花穂姉ちゃんが既に帰宅しているようだ。ただいまを言うかどうかは、姉の靴を見て判断している。
この四月、二年生になった花穂姉ちゃんは、その人気と持ち前の明朗な性格で周囲の推薦を受け、三年を押し退けて生徒会長に当選してしまった。
入学早々、生徒会長の弟という格付け。
……それを考えるだけで気が重い。
二階にあがると、すぐ自室のドアがある。
右隣は花穂姉ちゃんの部屋だ。帰宅部で放課後ノープランの俺はこのあと着替えを済ませ、惰眠を貪るかゲームを夕飯までダラダラと続けるかどちらかだ。
いつも通りに自室のドアを開くと……
「おかえりっ! 蒼太! ねえ、するっ!?」
俺のベッドの横で花穂姉ちゃんがあられもない姿で立っている。
着替えの途中なのか、ブラジャーの肩紐はずり落ちて、パンツの片側もやや下がっているものの肝心の制服がどこにも見当たらない。上下とも白の下着のようだ。ほんのり甘い香りがするのは気のせいだろうか。
「花穂姉ちゃん! 人の部屋でなにしてんだよ!?」
「いいじゃん! 蒼太とゲームしようと思って待ってたんだよ!?」
やれやれとため息をつきながらカバンを置いて制服を脱ぎ始めると、花穂姉ちゃんが下着姿で近付いて、耳元に息を吹きかけるようにささやく。
「ひょっとして期待した!? するって、エッチなことだと思った?」
「うわっ! 馬鹿言うんじゃないっ! 姉弟だぞ!」
「ほら早く制服脱いでしようよエッチ……じゃなくてゲーム!」
「さらっと物騒なこと言うんじゃないっ!」
これが二番目の姉である花穂の重大な欠陥なのだ。
ブラコンを超えているかもしれない。否、既にその壁を超えつつある。
ここは弟として、断固阻止せねばなるまい。
「花穂姉ちゃん、その格好なんとかしてくれよ……」
「気にしないでいいよ。四月なのに今日は暑いねっ! 蒼太、早くゲームの用意して!」
デーンと下着姿のままテレビ画面の前に座る花穂姉ちゃん。
こんな姿、学校の連中が見たら間違いなく幻滅するだろうな……
「なあ、姉ちゃん……せめてブラの肩紐はちゃんと上げてくれ!」
テレビの前でスタンバっている姉から甘い香りがする。
まだ色気はいささか足りないが、それを補って余りある美しさ。
それに加え、絶対に外では見せない姿をここでオープンにしている。
「蒼太、ちょっと上げてくれない? 手が離せないの」
早速ゲームを始めて、手が離せない状況になっているようだ。
純白のブラは安物っぽいが、可愛いもの好きな花穂姉ちゃんらしいチョイスだと言える。男にとって未知の、このブラジャーなるものを姉たちが身に付け始めた頃から同じ場面を経験しているのだ。
「花穂姉ちゃん、今日の下着可愛いな」
ひょいっとずり落ちたブラジャーの紐を姉の肩に戻す。
姉とわかっていても、やはり女である。
胸の膨らみ、ブラ、ホック、背中、パンツ、脚と上から下へ目線が移動してしまう。
「ありがと。お礼に脱がしてもいいよ!」
「それ、全力で却下な!」
◇◇◇
ゲームを始めて一時間は経過しただろうか。
隣で下着姿のままゲームを続ける姉は汗ばんでいる。
首筋と胸元にうっすら汗が浮き出て、パンツも……
なにかおかしい。そこは集中的に汗をかく部分ではない気がする。
本人はこの状況に気付いているのだろうか。
「蒼太? さっきからお姉ちゃんのパンツばっかり見てない?」
「ね、姉ちゃん!? 股の間にあるシミは汗? オシッコ?」
「あっ! ジワってる!? これは女の汗かな。エロ汁とか愛液? 蒼太、興味あるの?」
ジワるってのは、主に吹き出しそうな場面のことだ。
今の状況、つまり姉の純白パンツの大事な部分がジワってるという表現もそうだが、羞恥心はないのだろうか。
「違うって! それ気にならないのか?」
あぐら座りで股を開いているせいで、シミの部分が丸見えなのだ。
縦長の楕円形で、明らかに股間部分が湿っている。
「よくあることだから気にしないけど? 嗅いでみる?」
「うーん、そうだなぁ……って、やるかっ!」
実はちょっと嗅いでみたい。
姉のパンツ、その奥から出る分泌液がどんな成分なのか。
今すぐに鼻を擦り付けるようにパンツに突入したいが、我慢しなければ……
ブラコンは断固阻止……できるのだろうか……
何度も何度も繰り返すと飽きてくる。教科のたびにやらされるのだ。
もう先生に名刺を渡す社会人方式でいいではないか。
(……眠い)
高校生活二日目にして気怠さを感じる。
中学時代の見知った顔もあるため、緊張感は然程ない。
環境は変わったが、どこか新鮮味に欠ける。
校門を出て、住宅街の狭い道路を歩いて行く。
先月、フライング気味に開花した桜の花びらが風に乗って踊る。
桜は咲き乱れているときより、散り際が美しい。
そんな風流人を気取っているうちに自宅に到着する。
「ただいまー!」
玄関を開けると、姉の通学用の革靴が丁寧に揃えてある。
花穂姉ちゃんが既に帰宅しているようだ。ただいまを言うかどうかは、姉の靴を見て判断している。
この四月、二年生になった花穂姉ちゃんは、その人気と持ち前の明朗な性格で周囲の推薦を受け、三年を押し退けて生徒会長に当選してしまった。
入学早々、生徒会長の弟という格付け。
……それを考えるだけで気が重い。
二階にあがると、すぐ自室のドアがある。
右隣は花穂姉ちゃんの部屋だ。帰宅部で放課後ノープランの俺はこのあと着替えを済ませ、惰眠を貪るかゲームを夕飯までダラダラと続けるかどちらかだ。
いつも通りに自室のドアを開くと……
「おかえりっ! 蒼太! ねえ、するっ!?」
俺のベッドの横で花穂姉ちゃんがあられもない姿で立っている。
着替えの途中なのか、ブラジャーの肩紐はずり落ちて、パンツの片側もやや下がっているものの肝心の制服がどこにも見当たらない。上下とも白の下着のようだ。ほんのり甘い香りがするのは気のせいだろうか。
「花穂姉ちゃん! 人の部屋でなにしてんだよ!?」
「いいじゃん! 蒼太とゲームしようと思って待ってたんだよ!?」
やれやれとため息をつきながらカバンを置いて制服を脱ぎ始めると、花穂姉ちゃんが下着姿で近付いて、耳元に息を吹きかけるようにささやく。
「ひょっとして期待した!? するって、エッチなことだと思った?」
「うわっ! 馬鹿言うんじゃないっ! 姉弟だぞ!」
「ほら早く制服脱いでしようよエッチ……じゃなくてゲーム!」
「さらっと物騒なこと言うんじゃないっ!」
これが二番目の姉である花穂の重大な欠陥なのだ。
ブラコンを超えているかもしれない。否、既にその壁を超えつつある。
ここは弟として、断固阻止せねばなるまい。
「花穂姉ちゃん、その格好なんとかしてくれよ……」
「気にしないでいいよ。四月なのに今日は暑いねっ! 蒼太、早くゲームの用意して!」
デーンと下着姿のままテレビ画面の前に座る花穂姉ちゃん。
こんな姿、学校の連中が見たら間違いなく幻滅するだろうな……
「なあ、姉ちゃん……せめてブラの肩紐はちゃんと上げてくれ!」
テレビの前でスタンバっている姉から甘い香りがする。
まだ色気はいささか足りないが、それを補って余りある美しさ。
それに加え、絶対に外では見せない姿をここでオープンにしている。
「蒼太、ちょっと上げてくれない? 手が離せないの」
早速ゲームを始めて、手が離せない状況になっているようだ。
純白のブラは安物っぽいが、可愛いもの好きな花穂姉ちゃんらしいチョイスだと言える。男にとって未知の、このブラジャーなるものを姉たちが身に付け始めた頃から同じ場面を経験しているのだ。
「花穂姉ちゃん、今日の下着可愛いな」
ひょいっとずり落ちたブラジャーの紐を姉の肩に戻す。
姉とわかっていても、やはり女である。
胸の膨らみ、ブラ、ホック、背中、パンツ、脚と上から下へ目線が移動してしまう。
「ありがと。お礼に脱がしてもいいよ!」
「それ、全力で却下な!」
◇◇◇
ゲームを始めて一時間は経過しただろうか。
隣で下着姿のままゲームを続ける姉は汗ばんでいる。
首筋と胸元にうっすら汗が浮き出て、パンツも……
なにかおかしい。そこは集中的に汗をかく部分ではない気がする。
本人はこの状況に気付いているのだろうか。
「蒼太? さっきからお姉ちゃんのパンツばっかり見てない?」
「ね、姉ちゃん!? 股の間にあるシミは汗? オシッコ?」
「あっ! ジワってる!? これは女の汗かな。エロ汁とか愛液? 蒼太、興味あるの?」
ジワるってのは、主に吹き出しそうな場面のことだ。
今の状況、つまり姉の純白パンツの大事な部分がジワってるという表現もそうだが、羞恥心はないのだろうか。
「違うって! それ気にならないのか?」
あぐら座りで股を開いているせいで、シミの部分が丸見えなのだ。
縦長の楕円形で、明らかに股間部分が湿っている。
「よくあることだから気にしないけど? 嗅いでみる?」
「うーん、そうだなぁ……って、やるかっ!」
実はちょっと嗅いでみたい。
姉のパンツ、その奥から出る分泌液がどんな成分なのか。
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