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【序幕・第1章】次女花穂襲来すっ 前編!
3.ベッドをシミで汚さないでくださいっ!
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夕食を終えると、花穂姉ちゃんの隣りで食器の片づけを手伝う。
先程の風呂場での騒動とは違い、家事となると黙々と手際よくこなしていく。
学校モードと家事モードとブラコンスイッチ、いろいろ変な姉だ。
「まったく珍事だ。弟の風呂に侵入する姉……」
「昔は一緒に入ってたのに。それに珍事っていうか、蒼太ってチンチン大きいよね! お姉ちゃんのアソコに入らな――」
「姉ちゃんっ! ちょっと待てっ! その先は言うな……」
「入らなかったら子づくりできないよ?」
「普通の姉弟はそんなことしないっ!」
この姉の暴走が明らかにひどくなったのは、親が海外に行ってからだ。
昨年度までは上の姉もいたので、まだ自制心を保っていたと言うべきなのか。
あふれる劣情の土石流はこの四月で自制心という堤を切ったようだ。
◆◆◆◆◆◆
入浴と食事を済ませると、姉としばらくリビングでくつろぐ。
そのあと、俺は学校で出された課題をこなすのが日課だ。
花穂姉ちゃんは頭も要領もいい。課題など寝る前に軽く済ませてしまうだろう。
俺の成績は中の下で、面倒なことを先送りするタイプなのだ。
「姉ちゃんならスラスラ解けるんだろうけど……」
課題を教えてもらうのは可能だ。可能だが、見返りがでかそうだ。
風呂への侵入以上の事案発生は回避したい。
「蒼太、わたしはそろそろ寝るね! おやすみぃ!」
ドアの向こうから花穂姉ちゃんの声がする。
どうやら既に課題を終えていたらしい。
眠りそうになりつつも、なんとか課題を終えてベッドに寝転がる。
気を抜けば寝てしまう……その前にしておくべき防衛策。
部屋の施錠だ。家を出るときと就寝前は部屋に鍵をかけている。
「これでよしっ!」
外出前は忘れないのだが、就寝前の施錠はよく忘れる。
明日の準備、施錠、目覚ましの確認、一連の作業を終えて床に就く。
時計を見ると十二時半、少し課題に時間をとられてしまったようだ。
「ふわぁっ! ねむっ……」
◆◆◆◆◆◆
四月も中旬を過ぎると暑さがだんだん増してくる。
寝苦しいほどではないが、その晩は寝苦しいほどの暑さで飛び起きた。
(――んっ!? んん!? 暑いっ! なんだこの汗は!?)
ベッドで体を起こすと、なにかが自分の腰にまとわりついている……
「すぅ……すぅ……」
「ね、姉ちゃんっ!? どうやって部屋入ったんだよ!?」
花穂姉ちゃんが俺の腰に抱きついて寝息をたてている。
遮光カーテンで部屋が薄暗いが感触的に姉は下着姿のようだ。
お手頃サイズの胸を包んだ真っ白いブラが思いっきり見えている。
「おいっ! 姉ちゃん、自分の部屋で寝ろよ!」
姉の体をゆすって起こそうと、ゆさゆさと揺らした反動で掛布団がずれた。
「――ん? 蒼太ぁ、おあよ……」
前回の侵入も下着姿で隣に寝ていた。施錠を忘れた俺が悪い。
しかし、今はどうだ。施錠したのに隣で寝転んでいる。
「うわぁっ! なんでそんな姿なんだよ!?」
体に掛けていた掛布団がずれて……パンツが見え……なかった……
ブラを付けているのに、パンツを穿いていない。
「なんでって……暑いから? あと蒼太の朝勃ちであれを狙うからよ」
「なにを狙うんだっ!? お引き取り願おうか!!」
姉ちゃんは寝ぼけた様子でふらふらしながら、お尻丸出しで部屋から出て行く。
余程暑かったのだろうか、姉の内ももから汗のようなものが微かに滴っている。
「おやふみ……蒼太」
「姉ちゃん! パンツ穿いて寝ろよな……」
花穂姉ちゃんが寝転んでいた場所に異変を発見。
わずかだが、シーツにシミが付いている。
「うわ……ヨダレ垂らしやがった!」
顔を置いていた部分が湿っている。ヨダレだとすぐに判断できる。
しかし、尻を乗せていた部分にもシミがある。ヨダレのシミよりやや大きい。
(――ヨダレ……んく、無味無臭か)
どういう行動理念が俺を突き動かしたのかは曖昧だ。
ヨダレのシミを指でなぞって、口に放り込んで味わってみた。
お次は謎の液体を吟味しなければならない。
(――これ、オシッコじゃないだろうな……)
ヨダレのシミよりやや大きい。二倍ぐらいの面積だろうか。
姉が尻を置いていた部分のシミを直接舐めてみると……
「これはっ!」
その瞬間思い出したのは、ゲーム中に見た姉のパンツのシミだった。
俺は花穂姉ちゃんのアソコではなく、パンツとそのシミに対して興奮している。
性の新たな扉をドロップキックでブチ破った気分だ。
「はぁ、はぁ、はぁ……ん! うぅっ!」
ティッシュが間に合わず、精液が姉の体液の上に飛び散る。
真夜中のひとり遊びを楽しんだあと、再び眠りについたのだ……
先程の風呂場での騒動とは違い、家事となると黙々と手際よくこなしていく。
学校モードと家事モードとブラコンスイッチ、いろいろ変な姉だ。
「まったく珍事だ。弟の風呂に侵入する姉……」
「昔は一緒に入ってたのに。それに珍事っていうか、蒼太ってチンチン大きいよね! お姉ちゃんのアソコに入らな――」
「姉ちゃんっ! ちょっと待てっ! その先は言うな……」
「入らなかったら子づくりできないよ?」
「普通の姉弟はそんなことしないっ!」
この姉の暴走が明らかにひどくなったのは、親が海外に行ってからだ。
昨年度までは上の姉もいたので、まだ自制心を保っていたと言うべきなのか。
あふれる劣情の土石流はこの四月で自制心という堤を切ったようだ。
◆◆◆◆◆◆
入浴と食事を済ませると、姉としばらくリビングでくつろぐ。
そのあと、俺は学校で出された課題をこなすのが日課だ。
花穂姉ちゃんは頭も要領もいい。課題など寝る前に軽く済ませてしまうだろう。
俺の成績は中の下で、面倒なことを先送りするタイプなのだ。
「姉ちゃんならスラスラ解けるんだろうけど……」
課題を教えてもらうのは可能だ。可能だが、見返りがでかそうだ。
風呂への侵入以上の事案発生は回避したい。
「蒼太、わたしはそろそろ寝るね! おやすみぃ!」
ドアの向こうから花穂姉ちゃんの声がする。
どうやら既に課題を終えていたらしい。
眠りそうになりつつも、なんとか課題を終えてベッドに寝転がる。
気を抜けば寝てしまう……その前にしておくべき防衛策。
部屋の施錠だ。家を出るときと就寝前は部屋に鍵をかけている。
「これでよしっ!」
外出前は忘れないのだが、就寝前の施錠はよく忘れる。
明日の準備、施錠、目覚ましの確認、一連の作業を終えて床に就く。
時計を見ると十二時半、少し課題に時間をとられてしまったようだ。
「ふわぁっ! ねむっ……」
◆◆◆◆◆◆
四月も中旬を過ぎると暑さがだんだん増してくる。
寝苦しいほどではないが、その晩は寝苦しいほどの暑さで飛び起きた。
(――んっ!? んん!? 暑いっ! なんだこの汗は!?)
ベッドで体を起こすと、なにかが自分の腰にまとわりついている……
「すぅ……すぅ……」
「ね、姉ちゃんっ!? どうやって部屋入ったんだよ!?」
花穂姉ちゃんが俺の腰に抱きついて寝息をたてている。
遮光カーテンで部屋が薄暗いが感触的に姉は下着姿のようだ。
お手頃サイズの胸を包んだ真っ白いブラが思いっきり見えている。
「おいっ! 姉ちゃん、自分の部屋で寝ろよ!」
姉の体をゆすって起こそうと、ゆさゆさと揺らした反動で掛布団がずれた。
「――ん? 蒼太ぁ、おあよ……」
前回の侵入も下着姿で隣に寝ていた。施錠を忘れた俺が悪い。
しかし、今はどうだ。施錠したのに隣で寝転んでいる。
「うわぁっ! なんでそんな姿なんだよ!?」
体に掛けていた掛布団がずれて……パンツが見え……なかった……
ブラを付けているのに、パンツを穿いていない。
「なんでって……暑いから? あと蒼太の朝勃ちであれを狙うからよ」
「なにを狙うんだっ!? お引き取り願おうか!!」
姉ちゃんは寝ぼけた様子でふらふらしながら、お尻丸出しで部屋から出て行く。
余程暑かったのだろうか、姉の内ももから汗のようなものが微かに滴っている。
「おやふみ……蒼太」
「姉ちゃん! パンツ穿いて寝ろよな……」
花穂姉ちゃんが寝転んでいた場所に異変を発見。
わずかだが、シーツにシミが付いている。
「うわ……ヨダレ垂らしやがった!」
顔を置いていた部分が湿っている。ヨダレだとすぐに判断できる。
しかし、尻を乗せていた部分にもシミがある。ヨダレのシミよりやや大きい。
(――ヨダレ……んく、無味無臭か)
どういう行動理念が俺を突き動かしたのかは曖昧だ。
ヨダレのシミを指でなぞって、口に放り込んで味わってみた。
お次は謎の液体を吟味しなければならない。
(――これ、オシッコじゃないだろうな……)
ヨダレのシミよりやや大きい。二倍ぐらいの面積だろうか。
姉が尻を置いていた部分のシミを直接舐めてみると……
「これはっ!」
その瞬間思い出したのは、ゲーム中に見た姉のパンツのシミだった。
俺は花穂姉ちゃんのアソコではなく、パンツとそのシミに対して興奮している。
性の新たな扉をドロップキックでブチ破った気分だ。
「はぁ、はぁ、はぁ……ん! うぅっ!」
ティッシュが間に合わず、精液が姉の体液の上に飛び散る。
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