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【真幕・第5章】あねったい遊撃っ 後編!
5.爆乳の洗体で恋もモラルも壊滅ですっ!
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かの有名なバッキンガム宮殿をご存知だろうか。さぞかし、青山家と違って荘厳な浴場があるに違いない。四条春香に一服盛られて、今や俺の下半身はボッキンガム宮殿と化している。隠すのもアホらしいが、社交辞令として最低限の恥じらいとしてタオルを巻いて入浴準備をする。
「体が火照って暑い……」
あれだ。芯からみなぎるパワーというやつだ。なにを考えてもぶっ勃つ。
ガチムチのマッチョの想像をしても収まらない。さすが、若い恋人持ちのオッサンが使用する強壮剤だけある。一〇代の俺にとって、その破壊力は抜群過ぎるのだ。
まず、浴室に入ってからキカン棒に水をかけて冷やしたが、それも効果がない上に水圧の刺激によって興奮しただけだった。先輩が入浴の介助をしてくれるらしいので、ボディーソープやタオルなどは一通り準備した。
(お?)
擦りガラス一枚隔てた向こう側で物音がする。どうやら、夕飯の後片付けを終えた先輩が来たようだ。洗濯機を操作する電子音が聞こえてくる。俺が脱いだ下着や自分の衣類も洗うつもりなのだろう。
「待たせたな。蒼太郎」
先輩の水着のバリエーションが多いのは前から承知しているが、今着ているのは姫咲スイミング指定の女子用競泳タイプLサイズだ。ちなみに先輩はMサイズも所持していて、Lサイズも予備を持っている。そのうちの一枚は先日の俺とのレスリング大会で破かれてしまった。
「待ってないですよ。今、勃ったところです。いや、さっきからずっと勃ったままですけどねっ!」
洗い場に座りながら、先輩に背を向けて自嘲気味に言い放った。四条先輩の視線は俺の顔ではなく、下腹部に注がれている。ビジュアルそのものがおかしいからだ。隠すためのタオルがテントみたいにせり上がっている。
「とりあえず、背中流そう……か?」
「なんですか、その妙な間は!? なにかコメントくださいよ!」
「うん。そうか。父の妙薬はすごいな……」
「そ、それだけ?」
「蒼太郎が元気になってよかった」
「体の一部だけが元気で仕方ないですよ! ねじ込みたい気分ですね!」
「ねじ込ませてやるから安心しろ、蒼太郎!」
背中を泡だらけにしながら、四条春香は右耳元でささやいた。ねじ込ませてくれるらしい。どこにねじ込むと言うのだろう。ねじ込む場所は限られているはずだ。口なのか、それとも本格的な部分なのか、ケツにブチコマンダーもちょっとあり得るのかなど妄想が膨らむ。
「……本気ですか先輩?」
「ああ、本気だ。排水溝にねじ込んでやる。ぶっすりと抜けないようにな」
「鬼ですね。やっぱり紗月姉の親友だけある……」
「人の水着を汚物まみれにして、それを言うか?」
ゴウゴウと我が家のドラム式が音を立てて回っている。昼間に汚してしまった四条先輩の水着もいっしょに洗っているのだろう。精液まみれにしたところを、当の本人に見られるとバツが悪い。
しかし、こうして女性に背後から洗体してもらうと、いけないお店のサービスみたいだ。世の中の大人たちは、こういうお店で金を払って遊んでいるのだ。これも、需要と供給で成り立っているからこそと言える。
◆◆◆
「前は自分で――」
「蒼太郎。前を洗うぞ。こっちを向け」
「この状況で? そちらを向けと? ギンギンですが?」
「もう見慣れている。心配するな」
確かに紗月姉と四条春香には、もう何度見られているかわからないぐらいだ。四条春香に至っては、アルバイト後のご奉仕を受けていたのだ。あれは水着の上から手で擦ってもらうだけだったが、その後のシャワーはいっしょに浴びる。だから、お互いの裸は結構見慣れている感じがする。
「はいはい……わかりましたよ」
なんだろう。この付き合って長くなってきたカップルのような感じ。お互いのすべてをさらけ出して、もう恥じらう部分がなくなっているような妙な気分だ。俺は加奈子さんと、そういう関係性を築くべきなのではないか。こんな時間に、こんな場所で、彼女でもない女の子と風呂に入ってもいいのだろうか。ふと、加奈子さんが脳内をよぎったところで、椅子を一八〇度回して四条春香と向き合う。
「それ、タオル置いてる意味ある?」
「一応、ポリシーというか、恥じらいをですね」
「プールのシャワー室では隠さないくせに」
そんな不満を口にしながらも、先輩は首筋から胸にかけて手際よく洗っていく。体中が泡だらけになっていく中、残されているのがぶっ勃った部分だ。まさに最後の砦であり、聖域のように泡が付けられず残されている。
「蒼太郎っ!」
「な――うぶっ!!」
唐突に四条春香に唇をふさがれた。スタンプを押し付けるようなキスだ。お世辞にも上手とは言えない。ほとんど力任せで強引なタックルような口づけだと思う。
「たまにはこういうのもどうだ?」
「暴力的なキスですね」
「では、残りの部分を念入りに洗おうか。タイルの上に横になってくれ」
「え? 地べたに横になるんですか?」
「そうだ。特別な手技だからな!」
ここで逆らっても仕方ない。口でするか手でするか、あわよくば本番かの瀬戸際だからだ。まな板の鯉のように冷たいタイルの上に体を横たえて、四条先輩の行動に目を見張る。
「……で、どうするんですか?」
「蒼太郎。タオルが手品みたいに宙に浮いているぞ!」
仰向けに寝転ぶと、標高が最も高くなる部分がある。それは、タオルで隠している部分だ。ボーンとせり上がったタオルが浮いているように見えるのだ。まったくもってアホらしい。
「はいはい、タオル取りますよ」
「すまない。ちょっとからかってみたくなってな」
そう言い終えると、先輩の手はボッキンガム宮殿へ直接触れた。その手は緩やかに上下運動を繰り返す。こうして直接触れてもらったのは初めてのことだ。四条先輩は男性恐怖症だからである。俺とはバイト後に訓練の名目でイチャコラしていた。
「――うっ!! すごっ!」
「……触ってもいいぞ」
先輩はそう言うと同時に水着の上半身をずり下す。今の俺にとって刺激の強過ぎる物体が二つ出てきた。その膨らみは壮大にして稀有。そして、俺以外の男が知らない世界である。
「すごい柔らか……うわ、やばい!」
「早くも出そうなのか!?」
先輩の右胸を揉みしだいた瞬間だった。脳内カウントダウンが始まったのだ。その間も先輩の上下運動をする手は止まらない。コスコスとボッキンガム宮殿を手で慰めている。
そう、この時だ。俺も四条先輩も脱衣場を気にしなかった。というより、洗濯機の音にかき消されてドアの開閉音や足音を聞き漏らしてしまった。
「――んんっ!!」
あまりに勢いよく射出された体液は、ロケット砲のように空中を舞った。その瞬間、俺と先輩の目線は風呂場のドアにあった。驚愕の表情を浮かべた加奈子さんがそこに立っている。
「か、加奈子ちゃん!? なんでここに?」
「……加奈子さん」
「ご、ごめんなさい!」
加奈子さんは謝りながら勢いよくドアを閉めて脱衣場を飛び出していった。すぐに玄関の開閉音も聞こえた。頭の中を整理するのに時間を要した。しばらく仰向けになったまま、泡と白濁液にまみれて考えた。俺の初恋は精液と共に空に飛び散ってしまうのだろうか。
「体が火照って暑い……」
あれだ。芯からみなぎるパワーというやつだ。なにを考えてもぶっ勃つ。
ガチムチのマッチョの想像をしても収まらない。さすが、若い恋人持ちのオッサンが使用する強壮剤だけある。一〇代の俺にとって、その破壊力は抜群過ぎるのだ。
まず、浴室に入ってからキカン棒に水をかけて冷やしたが、それも効果がない上に水圧の刺激によって興奮しただけだった。先輩が入浴の介助をしてくれるらしいので、ボディーソープやタオルなどは一通り準備した。
(お?)
擦りガラス一枚隔てた向こう側で物音がする。どうやら、夕飯の後片付けを終えた先輩が来たようだ。洗濯機を操作する電子音が聞こえてくる。俺が脱いだ下着や自分の衣類も洗うつもりなのだろう。
「待たせたな。蒼太郎」
先輩の水着のバリエーションが多いのは前から承知しているが、今着ているのは姫咲スイミング指定の女子用競泳タイプLサイズだ。ちなみに先輩はMサイズも所持していて、Lサイズも予備を持っている。そのうちの一枚は先日の俺とのレスリング大会で破かれてしまった。
「待ってないですよ。今、勃ったところです。いや、さっきからずっと勃ったままですけどねっ!」
洗い場に座りながら、先輩に背を向けて自嘲気味に言い放った。四条先輩の視線は俺の顔ではなく、下腹部に注がれている。ビジュアルそのものがおかしいからだ。隠すためのタオルがテントみたいにせり上がっている。
「とりあえず、背中流そう……か?」
「なんですか、その妙な間は!? なにかコメントくださいよ!」
「うん。そうか。父の妙薬はすごいな……」
「そ、それだけ?」
「蒼太郎が元気になってよかった」
「体の一部だけが元気で仕方ないですよ! ねじ込みたい気分ですね!」
「ねじ込ませてやるから安心しろ、蒼太郎!」
背中を泡だらけにしながら、四条春香は右耳元でささやいた。ねじ込ませてくれるらしい。どこにねじ込むと言うのだろう。ねじ込む場所は限られているはずだ。口なのか、それとも本格的な部分なのか、ケツにブチコマンダーもちょっとあり得るのかなど妄想が膨らむ。
「……本気ですか先輩?」
「ああ、本気だ。排水溝にねじ込んでやる。ぶっすりと抜けないようにな」
「鬼ですね。やっぱり紗月姉の親友だけある……」
「人の水着を汚物まみれにして、それを言うか?」
ゴウゴウと我が家のドラム式が音を立てて回っている。昼間に汚してしまった四条先輩の水着もいっしょに洗っているのだろう。精液まみれにしたところを、当の本人に見られるとバツが悪い。
しかし、こうして女性に背後から洗体してもらうと、いけないお店のサービスみたいだ。世の中の大人たちは、こういうお店で金を払って遊んでいるのだ。これも、需要と供給で成り立っているからこそと言える。
◆◆◆
「前は自分で――」
「蒼太郎。前を洗うぞ。こっちを向け」
「この状況で? そちらを向けと? ギンギンですが?」
「もう見慣れている。心配するな」
確かに紗月姉と四条春香には、もう何度見られているかわからないぐらいだ。四条春香に至っては、アルバイト後のご奉仕を受けていたのだ。あれは水着の上から手で擦ってもらうだけだったが、その後のシャワーはいっしょに浴びる。だから、お互いの裸は結構見慣れている感じがする。
「はいはい……わかりましたよ」
なんだろう。この付き合って長くなってきたカップルのような感じ。お互いのすべてをさらけ出して、もう恥じらう部分がなくなっているような妙な気分だ。俺は加奈子さんと、そういう関係性を築くべきなのではないか。こんな時間に、こんな場所で、彼女でもない女の子と風呂に入ってもいいのだろうか。ふと、加奈子さんが脳内をよぎったところで、椅子を一八〇度回して四条春香と向き合う。
「それ、タオル置いてる意味ある?」
「一応、ポリシーというか、恥じらいをですね」
「プールのシャワー室では隠さないくせに」
そんな不満を口にしながらも、先輩は首筋から胸にかけて手際よく洗っていく。体中が泡だらけになっていく中、残されているのがぶっ勃った部分だ。まさに最後の砦であり、聖域のように泡が付けられず残されている。
「蒼太郎っ!」
「な――うぶっ!!」
唐突に四条春香に唇をふさがれた。スタンプを押し付けるようなキスだ。お世辞にも上手とは言えない。ほとんど力任せで強引なタックルような口づけだと思う。
「たまにはこういうのもどうだ?」
「暴力的なキスですね」
「では、残りの部分を念入りに洗おうか。タイルの上に横になってくれ」
「え? 地べたに横になるんですか?」
「そうだ。特別な手技だからな!」
ここで逆らっても仕方ない。口でするか手でするか、あわよくば本番かの瀬戸際だからだ。まな板の鯉のように冷たいタイルの上に体を横たえて、四条先輩の行動に目を見張る。
「……で、どうするんですか?」
「蒼太郎。タオルが手品みたいに宙に浮いているぞ!」
仰向けに寝転ぶと、標高が最も高くなる部分がある。それは、タオルで隠している部分だ。ボーンとせり上がったタオルが浮いているように見えるのだ。まったくもってアホらしい。
「はいはい、タオル取りますよ」
「すまない。ちょっとからかってみたくなってな」
そう言い終えると、先輩の手はボッキンガム宮殿へ直接触れた。その手は緩やかに上下運動を繰り返す。こうして直接触れてもらったのは初めてのことだ。四条先輩は男性恐怖症だからである。俺とはバイト後に訓練の名目でイチャコラしていた。
「――うっ!! すごっ!」
「……触ってもいいぞ」
先輩はそう言うと同時に水着の上半身をずり下す。今の俺にとって刺激の強過ぎる物体が二つ出てきた。その膨らみは壮大にして稀有。そして、俺以外の男が知らない世界である。
「すごい柔らか……うわ、やばい!」
「早くも出そうなのか!?」
先輩の右胸を揉みしだいた瞬間だった。脳内カウントダウンが始まったのだ。その間も先輩の上下運動をする手は止まらない。コスコスとボッキンガム宮殿を手で慰めている。
そう、この時だ。俺も四条先輩も脱衣場を気にしなかった。というより、洗濯機の音にかき消されてドアの開閉音や足音を聞き漏らしてしまった。
「――んんっ!!」
あまりに勢いよく射出された体液は、ロケット砲のように空中を舞った。その瞬間、俺と先輩の目線は風呂場のドアにあった。驚愕の表情を浮かべた加奈子さんがそこに立っている。
「か、加奈子ちゃん!? なんでここに?」
「……加奈子さん」
「ご、ごめんなさい!」
加奈子さんは謝りながら勢いよくドアを閉めて脱衣場を飛び出していった。すぐに玄関の開閉音も聞こえた。頭の中を整理するのに時間を要した。しばらく仰向けになったまま、泡と白濁液にまみれて考えた。俺の初恋は精液と共に空に飛び散ってしまうのだろうか。
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