17 / 217
【序幕・番外編】あねびりーばぼーっ 参
0.弟の部屋に侵入してアレを触りますっ!
しおりを挟む
まえがき
姉の花穂視点の「姉らぶるっ!!」前日談となります。
最終話以降に執筆した話ですが、ネタバレ等はありません。
【序幕・番外編】あねびりーばぼーっ 弐 「0.弟の摩擦行為を覗いて興奮しますねっ!」の続きです。
___________________________________
――――夜襲!!
それは隠密かつ迅速に行われなければならない。
相手は入口に姉侵入防止トラップを設置しているのを目視で確認。
ターゲットである弟の蒼太が陳腐なトラップを仕掛けているのは知っている。
誰だって隣室から聞き慣れない物音がすれば気になるはずだ。
私の部屋と蒼太の部屋はバルコニーで繋がっている。
弟がドアにトラップを仕掛けた一部始終をのぞき見したのだ。
そこが蒼太の油断というべきか、カーテンの隙間からのぞき放題だった。
(さあ、どうしようかな?)
午前二時。この時間、弟は必ず眠っている。
思春期なので、真夜中にエッチな本を読んだりするのかもしれないけど……
姉の紗月いわく、蒼太は爆弾処理が早く終わるらしい。
だから夜更けまでオナニーをすることがないと言う。
白無地Tシャツにベージュ花柄のナイトブラ、下もベージュ花柄のショーツ。
着替える必要性が特にないため、そのまま足音を殺してバルコニーへ出る。
ひんやりとした地面の感触が足元から伝わってくる。
「うーん。きれいな星空」
空を仰ぎながらうんと伸びをしてみる。
一瞬、なにをしようと思っていたのか忘れそうなほどの星空だ。
(施錠は……)
当たり前のことだけど、バルコニーから出入りするガラス戸に施錠してある。
ところが、このロックは完璧ではない。紗月姉と私は研究したのだ。
細めの金属製定規とセロテープと糸で簡単に開錠できる。
弟はドアからの侵入ばかりを気にして、こっちが疎か極まりない。
「勝手にお邪魔しまーす」
午前二時五分、夜襲開始。
ターゲットは部屋の壁際に設置されたパイプベッドの上で就寝中。
薄手の布団をかぶって寝息を立てている。
(静かに眠るなぁ……)
蒼太は寝息をほとんど立てない。
まるで赤ちゃんがスヤスヤ眠っているようで可愛いのだ。
とりあえずいつものように……
「ちゅ」
軽く下唇に少し触れる程度のキスをする。
お次は掛け布団を少しずつめくっていく。この瞬間が一番肝心だ。
人間は肌に接触する物に敏感で、目覚めてしまうことがあるからだ。
実際にイタズラ……もとい夜襲がバレてしまった日もある。
慎重に慎重を重ねて掛け布団をずらしていくと、弟の寝姿があらわになった。
いつも通りのパンイチだ。ボクサーブリーフはアメリカの国旗がプリントされている。
ただ、尋常ではないほど膨らんだ状態だ。
(あれ? まだ触ってないのに大きい……)
いつもは触り始めると大きくなる。
紗月姉が言うには、寝ている状態でエッチなことをされると男の人はエッチな夢を見るとか。脳に連動して生理現象が起こるらしいが……
勃っている。既にパンツの中で巨大化しているのだ。
これはおかしい。事件である。実際に見て調べなければならない。
肌に指が触れないように、パンツをめくっておろしていく。
解放されたような勢いで元気なチンチンがピョコンと顔を出した。
「これはっ!?」
◆◆◆
現れた蒼太のチンチンは先月の襲撃時と形状が違う。
デカさは同じ、ニオイも同じ。先っぽがより露出した形に変貌を遂げている。
可愛かったおチンチンがロケットやミサイルのように見える。
(これって皮が剥けてるってことよね?)
下ネタ好きの女友達が言っていた。
男性の包皮は大人になると剥けることがあると言う。
姉の紗月はもう何度もコレに触れて、口に含んだこともあると言っていた。
私はこれを口に入れる勇気がない。単純に好奇心を満たしたいだけなのだ。
いや、本音を言うとちょっとエッチな気分に浸りたい。
(寝ていても硬いんだ……)
コリコリとした感触を茎の部分から触れて確認してみる。
あまり触れたことがない先端の剥き出し部分も指先で突っついて感触を確かめる。
なぜか余った左手は自分のショーツの中に入っていた。
「んんっ」
いつから姉妹でこんなことを繰り返しているのだろう。
夜中に弟の部屋に侵入して、襲撃を名目に自分を慰めているだけなのだ。
部屋に戻ったら濡れたショーツを替えないといけない。
自分の下半身いじりに夢中になり、右手が弟の局部にあるのを忘れていた。
弟のを鷲掴みにしたまま、私はオナニーにふけっていたのだ。
(――やばっ! 起きないよね?)
パンツを引き上げ、撤収しようとしたその時だった。
さっきまで握っていた蒼太のペニスがビクリと動いて液体を飛ばした。
それは水鉄砲のように射出されて、蒼太の腹部のほうへ着弾。
(う、嘘でしょ? これって……)
男性の射精シーンと精液。これを直に見るのは初めてだ。
なにより驚いたのは眠っていても射精するメカニズムについてだ。
それに射出した瞬間から部屋のニオイが変化した。
この体液は独特の臭みがあるようだ。粘り気も目視できる。
今のところ、あまり触れたい物体ではない。
「ごめん! 蒼太」
眠りながら射精した弟を尻目にそっと部屋を退出した。
弟は自ら打ち上げた体液でちょっとだけビチョビチョになった。
――私は私でお気に入りのショーツがビチョビチョに濡れた。
男の子の秘密を一つ知ったような気がする。
(よし! 次は起きてる時に発射させてみよう!!)
姉の花穂視点の「姉らぶるっ!!」前日談となります。
最終話以降に執筆した話ですが、ネタバレ等はありません。
【序幕・番外編】あねびりーばぼーっ 弐 「0.弟の摩擦行為を覗いて興奮しますねっ!」の続きです。
___________________________________
――――夜襲!!
それは隠密かつ迅速に行われなければならない。
相手は入口に姉侵入防止トラップを設置しているのを目視で確認。
ターゲットである弟の蒼太が陳腐なトラップを仕掛けているのは知っている。
誰だって隣室から聞き慣れない物音がすれば気になるはずだ。
私の部屋と蒼太の部屋はバルコニーで繋がっている。
弟がドアにトラップを仕掛けた一部始終をのぞき見したのだ。
そこが蒼太の油断というべきか、カーテンの隙間からのぞき放題だった。
(さあ、どうしようかな?)
午前二時。この時間、弟は必ず眠っている。
思春期なので、真夜中にエッチな本を読んだりするのかもしれないけど……
姉の紗月いわく、蒼太は爆弾処理が早く終わるらしい。
だから夜更けまでオナニーをすることがないと言う。
白無地Tシャツにベージュ花柄のナイトブラ、下もベージュ花柄のショーツ。
着替える必要性が特にないため、そのまま足音を殺してバルコニーへ出る。
ひんやりとした地面の感触が足元から伝わってくる。
「うーん。きれいな星空」
空を仰ぎながらうんと伸びをしてみる。
一瞬、なにをしようと思っていたのか忘れそうなほどの星空だ。
(施錠は……)
当たり前のことだけど、バルコニーから出入りするガラス戸に施錠してある。
ところが、このロックは完璧ではない。紗月姉と私は研究したのだ。
細めの金属製定規とセロテープと糸で簡単に開錠できる。
弟はドアからの侵入ばかりを気にして、こっちが疎か極まりない。
「勝手にお邪魔しまーす」
午前二時五分、夜襲開始。
ターゲットは部屋の壁際に設置されたパイプベッドの上で就寝中。
薄手の布団をかぶって寝息を立てている。
(静かに眠るなぁ……)
蒼太は寝息をほとんど立てない。
まるで赤ちゃんがスヤスヤ眠っているようで可愛いのだ。
とりあえずいつものように……
「ちゅ」
軽く下唇に少し触れる程度のキスをする。
お次は掛け布団を少しずつめくっていく。この瞬間が一番肝心だ。
人間は肌に接触する物に敏感で、目覚めてしまうことがあるからだ。
実際にイタズラ……もとい夜襲がバレてしまった日もある。
慎重に慎重を重ねて掛け布団をずらしていくと、弟の寝姿があらわになった。
いつも通りのパンイチだ。ボクサーブリーフはアメリカの国旗がプリントされている。
ただ、尋常ではないほど膨らんだ状態だ。
(あれ? まだ触ってないのに大きい……)
いつもは触り始めると大きくなる。
紗月姉が言うには、寝ている状態でエッチなことをされると男の人はエッチな夢を見るとか。脳に連動して生理現象が起こるらしいが……
勃っている。既にパンツの中で巨大化しているのだ。
これはおかしい。事件である。実際に見て調べなければならない。
肌に指が触れないように、パンツをめくっておろしていく。
解放されたような勢いで元気なチンチンがピョコンと顔を出した。
「これはっ!?」
◆◆◆
現れた蒼太のチンチンは先月の襲撃時と形状が違う。
デカさは同じ、ニオイも同じ。先っぽがより露出した形に変貌を遂げている。
可愛かったおチンチンがロケットやミサイルのように見える。
(これって皮が剥けてるってことよね?)
下ネタ好きの女友達が言っていた。
男性の包皮は大人になると剥けることがあると言う。
姉の紗月はもう何度もコレに触れて、口に含んだこともあると言っていた。
私はこれを口に入れる勇気がない。単純に好奇心を満たしたいだけなのだ。
いや、本音を言うとちょっとエッチな気分に浸りたい。
(寝ていても硬いんだ……)
コリコリとした感触を茎の部分から触れて確認してみる。
あまり触れたことがない先端の剥き出し部分も指先で突っついて感触を確かめる。
なぜか余った左手は自分のショーツの中に入っていた。
「んんっ」
いつから姉妹でこんなことを繰り返しているのだろう。
夜中に弟の部屋に侵入して、襲撃を名目に自分を慰めているだけなのだ。
部屋に戻ったら濡れたショーツを替えないといけない。
自分の下半身いじりに夢中になり、右手が弟の局部にあるのを忘れていた。
弟のを鷲掴みにしたまま、私はオナニーにふけっていたのだ。
(――やばっ! 起きないよね?)
パンツを引き上げ、撤収しようとしたその時だった。
さっきまで握っていた蒼太のペニスがビクリと動いて液体を飛ばした。
それは水鉄砲のように射出されて、蒼太の腹部のほうへ着弾。
(う、嘘でしょ? これって……)
男性の射精シーンと精液。これを直に見るのは初めてだ。
なにより驚いたのは眠っていても射精するメカニズムについてだ。
それに射出した瞬間から部屋のニオイが変化した。
この体液は独特の臭みがあるようだ。粘り気も目視できる。
今のところ、あまり触れたい物体ではない。
「ごめん! 蒼太」
眠りながら射精した弟を尻目にそっと部屋を退出した。
弟は自ら打ち上げた体液でちょっとだけビチョビチョになった。
――私は私でお気に入りのショーツがビチョビチョに濡れた。
男の子の秘密を一つ知ったような気がする。
(よし! 次は起きてる時に発射させてみよう!!)
1
お気に入りに追加
924
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
幼馴染と話し合って恋人になってみた→夫婦になってみた
久野真一
青春
最近の俺はちょっとした悩みを抱えている。クラスメート曰く、
幼馴染である百合(ゆり)と仲が良すぎるせいで付き合ってるか気になるらしい。
堀川百合(ほりかわゆり)。美人で成績優秀、運動完璧だけど朝が弱くてゲーム好きな天才肌の女の子。
猫みたいに気まぐれだけど優しい一面もあるそんな女の子。
百合とはゲームや面白いことが好きなところが馬が合って仲の良い関係を続けている。
そんな百合は今年は隣のクラス。俺と付き合ってるのかよく勘ぐられるらしい。
男女が仲良くしてるからすぐ付き合ってるだの何だの勘ぐってくるのは困る。
とはいえ。百合は異性としても魅力的なわけで付き合ってみたいという気持ちもある。
そんなことを悩んでいたある日の下校途中。百合から
「修二は私と恋人になりたい?」
なんて聞かれた。考えた末の言葉らしい。
百合としても満更じゃないのなら恋人になるのを躊躇する理由もない。
「なれたらいいと思ってる」
少し曖昧な返事とともに恋人になった俺たち。
食べさせあいをしたり、キスやその先もしてみたり。
恋人になった後は今までよりもっと楽しい毎日。
そんな俺達は大学に入る時に籍を入れて学生夫婦としての生活も開始。
夜一緒に寝たり、一緒に大学の講義を受けたり、新婚旅行に行ったりと
新婚生活も満喫中。
これは俺と百合が恋人としてイチャイチャしたり、
新婚生活を楽しんだりする、甘くてほのぼのとする日常のお話。
機械娘の機ぐるみを着せないで!
ジャン・幸田
青春
二十世紀末のOVA(オリジナルビデオアニメ)作品の「ガーディアンガールズ」に憧れていたアラフィフ親父はとんでもない事をしでかした! その作品に登場するパワードスーツを本当に開発してしまった!
そのスーツを娘ばかりでなく友人にも着せ始めた! そのとき、トラブルの幕が上がるのであった。
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる