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【本幕・第6章】あねとん堰止め乱撃っ 前編!
3.掴みどころがないので突いてみますっ!
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来栖有紀。花穂姉ちゃんと同じ、生徒会の書記。
昨年、飛び級で編入して来た帰国子女。
母方の祖父がドイツ系アメリカ人のクォーター。
その帰国子女が、なんと青山家のお隣りさん。
誘われるがまま家に招待されると、靴を脱ぐ前にパンツを脱いで尻を突き出している。
「来栖、お前な……玄関でそれはやめろ。親が泣くぞ……」
「え? わたし、ここでひとり暮らしだけど? とりあえず中入ってくれる?」
この辺りの住宅は、結城建業が建てている。
住宅街にありがちなことだが、家のデザインがよく似ているのだ。
建て直す前の青山家と、よく似た内装だ。
「飾り気がない家だな……」
「一軒家にひとり住まいだとこんなもんじゃない? 部屋はこっち」
廊下から階段をあがって、広いフローリングの部屋に案内された。
まったくと言っていいほど飾り気がない、女の子の部屋とは思えない部屋だ。
ただ、普通と違うのはいくつかのモニターやパソコン、電子機器が置いてある大きめのデスクが部屋の隅にあること。さらに部屋の真ん中には、ダブルサイズのベッドが設置されている。
「すごい部屋……」
「わたし着替えて来るねっ」
来栖は隣りの部屋へ入って行く。
一部屋丸ごとクローゼット化しているのだろうか。
俺は部屋の中心からさらに奥、PC類が所狭しと並べられたデスクに近づいた。
来栖有紀という女の、異常性が感じられるものをそこで発見した。
来栖は猫かぶりで、通常は大人しい女の子のはずだ。
裏の顔は、これからメッキをはがしていけばわかるかもしれないが、異常性が垣間見える証拠品がデスクの上に飾られている。
俺はもう、ここから逃げ出したい気分だ。
「――これは、俺の写真……!!」
つい最近の登校前の写真だ。玄関を出たところを撮られている。
角度から考えて、この部屋のバルコニーから撮影した写真だと推察。
隣の花穂姉ちゃんの顔は……黒マーカーで塗りつぶされていた。
「お待たせ、蒼太君」
「来栖! これはいったいなんのつもり――」
振り返った俺は絶句した。
来栖の格好もおかしいが、やっていることもおかしい。
部屋の入り口で床に手を付き、土下座している。
それだけなら、日本人らしい客人のもてなしだと褒め称えよう。
問題はその装いが、スクール水着だということだ。
「おいっ! この写真の前に、その土下座とスク水の意味はなんだ?」
「君がコンビニで成人雑誌を読んでるのを見てね。一番見ていたページのピンナップが月刊スク水タイフーンのスク水特集だったから。君は水着フェチで、中でも姫咲中のスクール水着に敏感だと分析結果が出たの」
「とりあえず、そこは正解だと言っておく。で、その土下座はなんだ?」
「これ? 日本人の女性はベッドを共にする前に、こうして土下座するんじゃない?」
こいつは、どこかの怪しいお店と間違っているんじゃないのか。
だいたい、姫咲中に通っていない来栖が、指定のスク水を持っていることが疑問だ。
「……じゃあ、この盗撮写真はなんだ!?」
「あれ? この国は好きな異性を盗撮したり、つけ回して求愛するんじゃないの?」
「しない! する奴もたまにいるけど、場合によっちゃ捕まるぞ!」
「あら? そうだったの?」
この女には、正しく清らかなジャパニーズ文化を叩き込みたいな。
顔をあげてこちらを向いた来栖有紀は、髪をおろして眼鏡を外していた。
肌は白く、目鼻立ちが整い、胸は紗月姉並みのようだ。
幼さが残る分、少しだけ加奈子さんに似た雰囲気もある。
この数分間で、来栖有紀に聞きたいことが増えた。
俺のシンプルなライフスタイルを、複雑化するウイルスのような女だ。
今すぐ帰りたいが、このままではすっきりしない。
「答えろ、来栖……」
質問を遮るように、勢いをつけて来栖は思い切りベッドにダイブした。
ボフリとマットレスに沈み込む。弾力性のある高級そうなベッドだ。
来栖は抱き枕を体の下に入れ、抱き込むように横になっている。
「蒼太君が好きなの。愛してるの」
「は!?」
今日初めてコンタクトした人間が、スク水姿でベッドから告白している。
上目使いでこちらを見る表情が物語っている。体全体で誘ってやがる。
「突きなさいっ!」
犯しなさいの次は突きなさいか……
俺は来栖のベッドの足元に立ち、パサッと服を脱いだ。
調子に乗る来栖を突くことに決めたのだ。
「突いたぞ来栖! どうだ!?」
「ああっ!!」
昨年、飛び級で編入して来た帰国子女。
母方の祖父がドイツ系アメリカ人のクォーター。
その帰国子女が、なんと青山家のお隣りさん。
誘われるがまま家に招待されると、靴を脱ぐ前にパンツを脱いで尻を突き出している。
「来栖、お前な……玄関でそれはやめろ。親が泣くぞ……」
「え? わたし、ここでひとり暮らしだけど? とりあえず中入ってくれる?」
この辺りの住宅は、結城建業が建てている。
住宅街にありがちなことだが、家のデザインがよく似ているのだ。
建て直す前の青山家と、よく似た内装だ。
「飾り気がない家だな……」
「一軒家にひとり住まいだとこんなもんじゃない? 部屋はこっち」
廊下から階段をあがって、広いフローリングの部屋に案内された。
まったくと言っていいほど飾り気がない、女の子の部屋とは思えない部屋だ。
ただ、普通と違うのはいくつかのモニターやパソコン、電子機器が置いてある大きめのデスクが部屋の隅にあること。さらに部屋の真ん中には、ダブルサイズのベッドが設置されている。
「すごい部屋……」
「わたし着替えて来るねっ」
来栖は隣りの部屋へ入って行く。
一部屋丸ごとクローゼット化しているのだろうか。
俺は部屋の中心からさらに奥、PC類が所狭しと並べられたデスクに近づいた。
来栖有紀という女の、異常性が感じられるものをそこで発見した。
来栖は猫かぶりで、通常は大人しい女の子のはずだ。
裏の顔は、これからメッキをはがしていけばわかるかもしれないが、異常性が垣間見える証拠品がデスクの上に飾られている。
俺はもう、ここから逃げ出したい気分だ。
「――これは、俺の写真……!!」
つい最近の登校前の写真だ。玄関を出たところを撮られている。
角度から考えて、この部屋のバルコニーから撮影した写真だと推察。
隣の花穂姉ちゃんの顔は……黒マーカーで塗りつぶされていた。
「お待たせ、蒼太君」
「来栖! これはいったいなんのつもり――」
振り返った俺は絶句した。
来栖の格好もおかしいが、やっていることもおかしい。
部屋の入り口で床に手を付き、土下座している。
それだけなら、日本人らしい客人のもてなしだと褒め称えよう。
問題はその装いが、スクール水着だということだ。
「おいっ! この写真の前に、その土下座とスク水の意味はなんだ?」
「君がコンビニで成人雑誌を読んでるのを見てね。一番見ていたページのピンナップが月刊スク水タイフーンのスク水特集だったから。君は水着フェチで、中でも姫咲中のスクール水着に敏感だと分析結果が出たの」
「とりあえず、そこは正解だと言っておく。で、その土下座はなんだ?」
「これ? 日本人の女性はベッドを共にする前に、こうして土下座するんじゃない?」
こいつは、どこかの怪しいお店と間違っているんじゃないのか。
だいたい、姫咲中に通っていない来栖が、指定のスク水を持っていることが疑問だ。
「……じゃあ、この盗撮写真はなんだ!?」
「あれ? この国は好きな異性を盗撮したり、つけ回して求愛するんじゃないの?」
「しない! する奴もたまにいるけど、場合によっちゃ捕まるぞ!」
「あら? そうだったの?」
この女には、正しく清らかなジャパニーズ文化を叩き込みたいな。
顔をあげてこちらを向いた来栖有紀は、髪をおろして眼鏡を外していた。
肌は白く、目鼻立ちが整い、胸は紗月姉並みのようだ。
幼さが残る分、少しだけ加奈子さんに似た雰囲気もある。
この数分間で、来栖有紀に聞きたいことが増えた。
俺のシンプルなライフスタイルを、複雑化するウイルスのような女だ。
今すぐ帰りたいが、このままではすっきりしない。
「答えろ、来栖……」
質問を遮るように、勢いをつけて来栖は思い切りベッドにダイブした。
ボフリとマットレスに沈み込む。弾力性のある高級そうなベッドだ。
来栖は抱き枕を体の下に入れ、抱き込むように横になっている。
「蒼太君が好きなの。愛してるの」
「は!?」
今日初めてコンタクトした人間が、スク水姿でベッドから告白している。
上目使いでこちらを見る表情が物語っている。体全体で誘ってやがる。
「突きなさいっ!」
犯しなさいの次は突きなさいか……
俺は来栖のベッドの足元に立ち、パサッと服を脱いだ。
調子に乗る来栖を突くことに決めたのだ。
「突いたぞ来栖! どうだ!?」
「ああっ!!」
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