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【序幕・番外編】あねびりーばぼーっ 弐
0.弟の摩擦行為を覗いて興奮しますねっ!
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まえがき
姉の花穂視点の「姉らぶるっ!!」前日談となります。
最終話以降に執筆した話ですが、ネタバレ等はありません。
【序幕・番外編】あねびりーばぼーっ 壱 「0.弟はわたしの下着に興奮するんですっ!」の続きです。
__________________________________
――――オナニー。
自らを慰める行為である。性別関係なく人はオナニーにふける。
いつからだろうか。股間に刺激を与えると快楽を得られるのを知ったのは。
わたしの場合、友人との他愛もない会話の流れからそれを認知した。
友達が数人いれば、その中にひとりはそういう知識に優れた子がいる。
知識はわたしを行動させる。新しい扉が開いたと言うのかな……
その日の深夜は覚えたての知識を実践して布団の中で身悶えた。
(男の子も……激しいんだ)
脱衣場への扉を開いて、廊下から中を覗き見る。
そこに鼻息の荒い蒼太が全裸でいる。手にはわたしが脱いだブラとショーツ。
いつも着用する通学用のシンプルな白の上下だ。
朝の生理現象を拝見しに何度も部屋に侵入して、弟のアレは見慣れているはずだ。
ただ、目の前の様相はいつもと全然違う。皮が全部めくれているのだ。
極めつけはわたしのショーツを巻きつけて擦っている異様な光景……
「――んっ! はぁっ! はぁっ! 花穂姉ちゃんの……パンツ!」
入浴前にブラとショーツは洗濯機横のカゴに入れるのが我が家の決まりだ。
弟は先に入浴を済ませたわたしの下着を必死に使用中。
脱衣場へのドアを数センチ開いているのに、こちらに気づきもしない。
(すごい擦るんだ……)
わたしの新発見は弟のオナニーする姿への驚きより、ショーツの使い方だ。
今までは嗅いで、そこへ精液をかけてスッキリするのだと思っていた。
それなのに数メートル前方にいる蒼太はショーツを巻きつけている。
愛おしそうに、まるでバナナロールケーキのスポンジのように……
「はぁ……はぁっ……姉ちゃんの匂いがする!」
(えぇ!? どんな匂い!?)
ブラジャーを食いちぎりそうな勢いで嗅ぎ始めた。
右手はショーツを巻きつけたオチンチン上下運動でかなり忙しいみたい。
無意識に部屋着のショートパンツの上から股間を触る自分がいる。
なぜ弟のオナニーを見て、わたしが興奮しているのだろう。
風呂上りに着替えた洗いたてのショーツがジワジワと湿ってきた……
「うっ! んっ! くっ!」
息を殺しながら弟の行動の一部始終を見ていると、変化が起こった。
オチンチンがピクリとなって、精液を射出しているようだ。
しかも、上手に地面に零さないように、わたしのショーツで拭き取っている。
わたしは必ずショーツを洗面所で水洗いして洗濯カゴに入れる。
だから蒼太はバレないと思っているのだ。洗面所で精液まみれのショーツを洗っている。
それを元の洗濯カゴに戻して、風呂場へと入って行った。
(あれ? 出したのに大きいんだ? 元々?)
疑問が二つ残った。
男の人は出すものを出してしまったら一気に小さくなるのだと思っていた。
しかし、蒼太のアレはすごい大きさのままだった。
元に戻るのにしばらく時間がかかるのかな……
もう一つの疑問。
蒼太はわたしのブラジャーやショーツが大好き。
ではでは、そのブラの中身は?
ショーツの中身には興味ないのだろうか?
紗月姉ほどじゃないけど、成長し始めたおっぱい。
生殖能力を有し、男性を受け入れる準備が整っている性器。
もし、弟がわたしの体に強い興味を持っていたとしたら……
(よし! 今度襲ってみよう!)
姉の花穂視点の「姉らぶるっ!!」前日談となります。
最終話以降に執筆した話ですが、ネタバレ等はありません。
【序幕・番外編】あねびりーばぼーっ 壱 「0.弟はわたしの下着に興奮するんですっ!」の続きです。
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――――オナニー。
自らを慰める行為である。性別関係なく人はオナニーにふける。
いつからだろうか。股間に刺激を与えると快楽を得られるのを知ったのは。
わたしの場合、友人との他愛もない会話の流れからそれを認知した。
友達が数人いれば、その中にひとりはそういう知識に優れた子がいる。
知識はわたしを行動させる。新しい扉が開いたと言うのかな……
その日の深夜は覚えたての知識を実践して布団の中で身悶えた。
(男の子も……激しいんだ)
脱衣場への扉を開いて、廊下から中を覗き見る。
そこに鼻息の荒い蒼太が全裸でいる。手にはわたしが脱いだブラとショーツ。
いつも着用する通学用のシンプルな白の上下だ。
朝の生理現象を拝見しに何度も部屋に侵入して、弟のアレは見慣れているはずだ。
ただ、目の前の様相はいつもと全然違う。皮が全部めくれているのだ。
極めつけはわたしのショーツを巻きつけて擦っている異様な光景……
「――んっ! はぁっ! はぁっ! 花穂姉ちゃんの……パンツ!」
入浴前にブラとショーツは洗濯機横のカゴに入れるのが我が家の決まりだ。
弟は先に入浴を済ませたわたしの下着を必死に使用中。
脱衣場へのドアを数センチ開いているのに、こちらに気づきもしない。
(すごい擦るんだ……)
わたしの新発見は弟のオナニーする姿への驚きより、ショーツの使い方だ。
今までは嗅いで、そこへ精液をかけてスッキリするのだと思っていた。
それなのに数メートル前方にいる蒼太はショーツを巻きつけている。
愛おしそうに、まるでバナナロールケーキのスポンジのように……
「はぁ……はぁっ……姉ちゃんの匂いがする!」
(えぇ!? どんな匂い!?)
ブラジャーを食いちぎりそうな勢いで嗅ぎ始めた。
右手はショーツを巻きつけたオチンチン上下運動でかなり忙しいみたい。
無意識に部屋着のショートパンツの上から股間を触る自分がいる。
なぜ弟のオナニーを見て、わたしが興奮しているのだろう。
風呂上りに着替えた洗いたてのショーツがジワジワと湿ってきた……
「うっ! んっ! くっ!」
息を殺しながら弟の行動の一部始終を見ていると、変化が起こった。
オチンチンがピクリとなって、精液を射出しているようだ。
しかも、上手に地面に零さないように、わたしのショーツで拭き取っている。
わたしは必ずショーツを洗面所で水洗いして洗濯カゴに入れる。
だから蒼太はバレないと思っているのだ。洗面所で精液まみれのショーツを洗っている。
それを元の洗濯カゴに戻して、風呂場へと入って行った。
(あれ? 出したのに大きいんだ? 元々?)
疑問が二つ残った。
男の人は出すものを出してしまったら一気に小さくなるのだと思っていた。
しかし、蒼太のアレはすごい大きさのままだった。
元に戻るのにしばらく時間がかかるのかな……
もう一つの疑問。
蒼太はわたしのブラジャーやショーツが大好き。
ではでは、そのブラの中身は?
ショーツの中身には興味ないのだろうか?
紗月姉ほどじゃないけど、成長し始めたおっぱい。
生殖能力を有し、男性を受け入れる準備が整っている性器。
もし、弟がわたしの体に強い興味を持っていたとしたら……
(よし! 今度襲ってみよう!)
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