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【本幕・第5章】あねしゃんぶる連撃っ 後編!
2.復活フラグの前に姉尻ボンバーですっ!
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俺は、いったいなんの勉強をしているのだろうか。
丸テーブルを囲んで座っていた姉が立ち上がり、スポーツウェアの上下を脱いだ。
二言三言会話を交わしたあと、無意識にパンツへ突撃。
「紗月姉……」
「どうしたの? もしかして、姉ちゃんへの肉体欲復活?」
「違うんだ……花穂姉ちゃんと共有ボックスで話してるだろ? パンツ……」
紗月姉への肉体欲はまだ戻っていない。
これは、姉が言う通り加奈子さんの影響だろう。
代わりに出てきたのがこれだ。花穂姉ちゃんに感じるのと同じ、下着への渇望……
「花穂が言ってたのほんとなんだ? パンツ興奮する? 嗅ぎたい?」
「悪い……もう嗅いでる」
腰に抱きついたまま、ほぼ足の付け根辺りに鼻を押し当てている。
ランニングがてらコンビニまで走ったのだろう、少し汗の匂いがする。
汗臭さにボディソープと柔軟剤の香りが混ざったような独特の香り。
「うひゃっ、くすぐったいって!」
「ごめん。俺、無意識変態だな」
紗月姉はクルリと後ろを向いてしまった。
お尻がはみ出しそうなぐらい表面積が狭いパンツだ。
「蒼ちゃん、脱がせて嗅いでもいいよ。姉ちゃん着替えるから」
「……は?」
五月十六日、土曜日。午後十時前。
目の前には美しい姉の、これまた美しい下着姿が披露されている。
紗月姉のお尻は程よい大きさで、小さなパンツがジャストフィット状態だ。
これを俺に脱がせろと言う。消灯もしていない部屋で……
「早く、早くっ!」
「う……」
また紗月姉の遊びが始まった。お尻をフリフリして挑発してくる。
いっそのこと裏をかいて浣腸でもしてやろうか……
しかし、俺の脳内ではパンツを脱がすスピードについて、議論が始まっていた。
「早くしないと自分で脱ぐよ?」
「ちょっと待ったっ!!」
パンツを一気に引きおろす。荒々しく、男らしい脱がせ方だ。
その逆もありだ。ゆっくり引きおろす、脱がせている実感をじっくり味わう方法だ。
「遅いよ蒼ちゃん、もう脱いじゃうからねっ!」
「待った!」
サイドの紐を持ちゆっくりと引きおろすと、紗月姉の尻が目前に現れた。
花穂姉ちゃんの小ぶりな尻と対照的な、安産型のいい尻のかたちだ。
その瞬間、顔に生ぬるい風を感じた。プッピッパッとドレミを模した音と共に……
「最悪……紗月姉……」
「ごめんっ! わざとだけど! 三発目のパッがやばかった……実の音だね」
「もういいから、トイレ行ってくれ……」
散々ふざけて、新しい下着に替えた紗月姉はトイレへ向かった。
床の上に残された脱ぎたての白いパンツ……もう嗅ぐ気は消え失せた。
◇◇◇
午後一〇時半、慌てた様子で紗月姉が部屋に戻って来た。
外で車が走り去る音が聞こえる。なにかあったのだろうか。
「蒼ちゃんっ!」
「どうした? なにかあったの?」
「花穂が加奈子ちゃんのマンションに泊まりに行ったよ。加奈子ちゃんがテスト勉強の教材忘れたんだって。取りに帰るより、花穂が泊まりに行く方が早いってことになって」
「それで迎えが来てたのか……紗月姉、慌てすぎ!」
結城邸は、徒歩で一〇分程度の距離だ。車なら三分以内に着く。
物騒な地域ではないが、夜道を歩いて往復するより安全だろう。
気になるのは、部屋の入り口で魔獣のように目を光らせる紗月姉……
「加奈子ちゃんがいなくなったってことは……蒼ちゃん復活したかな?」
「それは、わからないな。今、紗月姉大人しめの下着だしな……」
先程とは打って変わって、黒のシンプルでスポーティなデザインの上下だ。
紗月姉はセクシー路線より、こういう健康美を見せつける姿がよく似合う。
「蒼ちゃん、今日はゆっくりお風呂入れなかったよね?」
「誰のせいだよ……湯にも浸かってないよ」
いきなり、姉が三人が体を洗っている時に突入。
わけもわからないまま、背中を洗われる。加奈子さんに興奮した俺は、大勃起して風呂場から遁走したのだ。
「コンビニまで走って汗かいたし、うんちもしたからもう一回お風呂入るよ」
「うんちは余計だ!」
「蒼ちゃん、わかってる? もう一度言うよ? お風呂入るからねっ!」
それだけ言い残して紗月姉は部屋を出て行く。
直後、俺は滑り込むように自室へ戻って入浴の準備。
チンコは勃っていないが、復活へのフラグは立った!
丸テーブルを囲んで座っていた姉が立ち上がり、スポーツウェアの上下を脱いだ。
二言三言会話を交わしたあと、無意識にパンツへ突撃。
「紗月姉……」
「どうしたの? もしかして、姉ちゃんへの肉体欲復活?」
「違うんだ……花穂姉ちゃんと共有ボックスで話してるだろ? パンツ……」
紗月姉への肉体欲はまだ戻っていない。
これは、姉が言う通り加奈子さんの影響だろう。
代わりに出てきたのがこれだ。花穂姉ちゃんに感じるのと同じ、下着への渇望……
「花穂が言ってたのほんとなんだ? パンツ興奮する? 嗅ぎたい?」
「悪い……もう嗅いでる」
腰に抱きついたまま、ほぼ足の付け根辺りに鼻を押し当てている。
ランニングがてらコンビニまで走ったのだろう、少し汗の匂いがする。
汗臭さにボディソープと柔軟剤の香りが混ざったような独特の香り。
「うひゃっ、くすぐったいって!」
「ごめん。俺、無意識変態だな」
紗月姉はクルリと後ろを向いてしまった。
お尻がはみ出しそうなぐらい表面積が狭いパンツだ。
「蒼ちゃん、脱がせて嗅いでもいいよ。姉ちゃん着替えるから」
「……は?」
五月十六日、土曜日。午後十時前。
目の前には美しい姉の、これまた美しい下着姿が披露されている。
紗月姉のお尻は程よい大きさで、小さなパンツがジャストフィット状態だ。
これを俺に脱がせろと言う。消灯もしていない部屋で……
「早く、早くっ!」
「う……」
また紗月姉の遊びが始まった。お尻をフリフリして挑発してくる。
いっそのこと裏をかいて浣腸でもしてやろうか……
しかし、俺の脳内ではパンツを脱がすスピードについて、議論が始まっていた。
「早くしないと自分で脱ぐよ?」
「ちょっと待ったっ!!」
パンツを一気に引きおろす。荒々しく、男らしい脱がせ方だ。
その逆もありだ。ゆっくり引きおろす、脱がせている実感をじっくり味わう方法だ。
「遅いよ蒼ちゃん、もう脱いじゃうからねっ!」
「待った!」
サイドの紐を持ちゆっくりと引きおろすと、紗月姉の尻が目前に現れた。
花穂姉ちゃんの小ぶりな尻と対照的な、安産型のいい尻のかたちだ。
その瞬間、顔に生ぬるい風を感じた。プッピッパッとドレミを模した音と共に……
「最悪……紗月姉……」
「ごめんっ! わざとだけど! 三発目のパッがやばかった……実の音だね」
「もういいから、トイレ行ってくれ……」
散々ふざけて、新しい下着に替えた紗月姉はトイレへ向かった。
床の上に残された脱ぎたての白いパンツ……もう嗅ぐ気は消え失せた。
◇◇◇
午後一〇時半、慌てた様子で紗月姉が部屋に戻って来た。
外で車が走り去る音が聞こえる。なにかあったのだろうか。
「蒼ちゃんっ!」
「どうした? なにかあったの?」
「花穂が加奈子ちゃんのマンションに泊まりに行ったよ。加奈子ちゃんがテスト勉強の教材忘れたんだって。取りに帰るより、花穂が泊まりに行く方が早いってことになって」
「それで迎えが来てたのか……紗月姉、慌てすぎ!」
結城邸は、徒歩で一〇分程度の距離だ。車なら三分以内に着く。
物騒な地域ではないが、夜道を歩いて往復するより安全だろう。
気になるのは、部屋の入り口で魔獣のように目を光らせる紗月姉……
「加奈子ちゃんがいなくなったってことは……蒼ちゃん復活したかな?」
「それは、わからないな。今、紗月姉大人しめの下着だしな……」
先程とは打って変わって、黒のシンプルでスポーティなデザインの上下だ。
紗月姉はセクシー路線より、こういう健康美を見せつける姿がよく似合う。
「蒼ちゃん、今日はゆっくりお風呂入れなかったよね?」
「誰のせいだよ……湯にも浸かってないよ」
いきなり、姉が三人が体を洗っている時に突入。
わけもわからないまま、背中を洗われる。加奈子さんに興奮した俺は、大勃起して風呂場から遁走したのだ。
「コンビニまで走って汗かいたし、うんちもしたからもう一回お風呂入るよ」
「うんちは余計だ!」
「蒼ちゃん、わかってる? もう一度言うよ? お風呂入るからねっ!」
それだけ言い残して紗月姉は部屋を出て行く。
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