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【本幕・第2章】あねちゃんぷる迎撃っ 後編!
3.奇襲作戦で姉の顔面を砲撃しましたっ!
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空腹の獣が肉を食い漁るように、ふわりと顔に乗せられたパンツを貪っている。
脱ぎたてではないが、姉の匂いを感じる。無我夢中で一瞬我を忘れる程だった……
「蒼太、犬みたい」
「ごめん。俺、すごい変態だよな?」
真剣なまなざしで、隣りに寝転ぶ花穂姉ちゃんの顔を見つめる。
まるで映画のラブシーンのように情熱的に……姉のパンツを嗅ぎながら。
「うん、変態。でも、蒼太だからいいんだよ……って、そこなにそれ?」
お互い仰向けに寝転んでいるのだが、二人の標高は微妙にずれている。
俺の方が花穂姉ちゃんより、数センチ高いのだ。
「花穂の下着に反応するセンサーらしい。最珍型だぞ……」
「蒼太、ちょっとそれ貸してっ」
俺からパンツを取り上げた花穂姉ちゃんは、起き上がってなにかを観察している。
ビンビンに元気になった股間を、ジッと見ながら考え込んでいるようだ。
「なに?」
「ちょっと実験を……蒼太チンで……」
反り立ったペニスに違和感を感じる。少し身体を起こして見てみると……
直接握られているのなく、パンツをかぶせられた上から手で握られている。
「な、なにしてんの? 姉ちゃん?」
「どう? 萎《しぼ》んじゃわない?」
「これは……」
花穂姉ちゃんは顔を赤くして、その部分を凝視している。
そして、いきなりかぶせたパンツを床の上に放り投げてしまった。
「蒼太……ヘニャったよ!」
やはり、持続時間が短いようだ。
花穂姉ちゃんが間接的に触れてもダメだという結果が出た。
紗月姉なら下着姿を見るだけで、フル勃起状態が継続するというのに……
「なんでだろ? ごめん花穂……」
「んん……もうこれしかないっ!」
ベッドから立ち上がった花穂姉ちゃんが、床に散らばした自分のパンツを穿いている。
穿いては脱いで、俺の方へ投げ付けてくる。それを何度か繰り返した。
「え? ああ、なるほど……」
なんとなくだが、花穂姉ちゃんのやりたいことが理解できなくはない。
要するに脱ぎたてパンツに反応している持続時間帯を狙っているのだ。
「どう? 蒼太、興奮する?」
俺は脱ぎたてパンツ三枚を必死に嗅ぎながらコクコクと頷き、無言のまま天井を向いた下半身を指差す。すると、パンツを穿いたままの花穂姉ちゃんがベッドに上がって来て……
「姉ちゃん?」
薄ピンクでリボンつきの可愛らしいパンツを脱ぎ、先程のように反り立ったペニスにかぶせてきた。ゆったりとした不規則な動きで握った手が上下する。
「あれ? こうかな……?」
あまりに不慣れな手の動き、快楽がないと言えば嘘になるが……
これは少々荒っぽいような気がする。
「姉ちゃん……手の動きが荒すぎて、気持ちいいのか痛いのか微妙だ」
「えっ? ごめん……やり方がよくわかんない」
なにもかも完璧に見える花穂姉ちゃんの弱点の一つがこれだ。
すべての知識を有しているようで、やはり経験のないことには無知に等しい。
このまま悶々としていては眠るに眠れないし、当初の目的も果たせない。
俺は最後に一計を案じた。
「こうだっ!!」
パンツをかぶせたまま、姉の目の前で自爆の道を選んだのだ。
少し驚いたような顔で、花穂姉ちゃんが手の動きを見守っている。
「ねえ、今までも蒼太はこうやってわたしのパンツでしてたの?」
「うん。嗅いで、包み込んで……うっ……」
数日前、みんなで行った川原で加奈子さんと見たスマタ動画、あれは実に画期的なシーンがあった。フィニッシュシーンのカウントダウンだ。ノーベル賞にエロ部門があれば受賞ものだと俺は思う。
「すごいね……男の子のってなんだか激しいね……」
「ふぅっ……ふぅっ! 姉ちゃんの……パンツがいやらしいから」
「むぅ……体じゃなくて、パンツだけとか悔しいような……」
花穂姉ちゃんが顔を近づけて、その様子をじっくり凝視する。
俺のボルテージはマックスになりつつある。火がついたように、頭の芯が熱くなってきた。
「う……花穂のパンツ……もっと欲しい!」
「はいっ、蒼太……次のパンツ!」
顔の上に脱ぎたてパンツが補充された瞬間、脳内にカウントダウンが始まった。
『極上スマタ体験動画後編』のフィニッシュシーンと同じ声が頭に聞こえる。
花穂姉ちゃんの顔への距離、約二十センチ未満。
その浅はかな性知識をぶちのめすときが来た……
「うっ!」
「ぷぇっ!?」
――主砲発射。目標花穂の顔面。
トラトラトラ、我奇襲作戦に成功せり!!
脱ぎたてではないが、姉の匂いを感じる。無我夢中で一瞬我を忘れる程だった……
「蒼太、犬みたい」
「ごめん。俺、すごい変態だよな?」
真剣なまなざしで、隣りに寝転ぶ花穂姉ちゃんの顔を見つめる。
まるで映画のラブシーンのように情熱的に……姉のパンツを嗅ぎながら。
「うん、変態。でも、蒼太だからいいんだよ……って、そこなにそれ?」
お互い仰向けに寝転んでいるのだが、二人の標高は微妙にずれている。
俺の方が花穂姉ちゃんより、数センチ高いのだ。
「花穂の下着に反応するセンサーらしい。最珍型だぞ……」
「蒼太、ちょっとそれ貸してっ」
俺からパンツを取り上げた花穂姉ちゃんは、起き上がってなにかを観察している。
ビンビンに元気になった股間を、ジッと見ながら考え込んでいるようだ。
「なに?」
「ちょっと実験を……蒼太チンで……」
反り立ったペニスに違和感を感じる。少し身体を起こして見てみると……
直接握られているのなく、パンツをかぶせられた上から手で握られている。
「な、なにしてんの? 姉ちゃん?」
「どう? 萎《しぼ》んじゃわない?」
「これは……」
花穂姉ちゃんは顔を赤くして、その部分を凝視している。
そして、いきなりかぶせたパンツを床の上に放り投げてしまった。
「蒼太……ヘニャったよ!」
やはり、持続時間が短いようだ。
花穂姉ちゃんが間接的に触れてもダメだという結果が出た。
紗月姉なら下着姿を見るだけで、フル勃起状態が継続するというのに……
「なんでだろ? ごめん花穂……」
「んん……もうこれしかないっ!」
ベッドから立ち上がった花穂姉ちゃんが、床に散らばした自分のパンツを穿いている。
穿いては脱いで、俺の方へ投げ付けてくる。それを何度か繰り返した。
「え? ああ、なるほど……」
なんとなくだが、花穂姉ちゃんのやりたいことが理解できなくはない。
要するに脱ぎたてパンツに反応している持続時間帯を狙っているのだ。
「どう? 蒼太、興奮する?」
俺は脱ぎたてパンツ三枚を必死に嗅ぎながらコクコクと頷き、無言のまま天井を向いた下半身を指差す。すると、パンツを穿いたままの花穂姉ちゃんがベッドに上がって来て……
「姉ちゃん?」
薄ピンクでリボンつきの可愛らしいパンツを脱ぎ、先程のように反り立ったペニスにかぶせてきた。ゆったりとした不規則な動きで握った手が上下する。
「あれ? こうかな……?」
あまりに不慣れな手の動き、快楽がないと言えば嘘になるが……
これは少々荒っぽいような気がする。
「姉ちゃん……手の動きが荒すぎて、気持ちいいのか痛いのか微妙だ」
「えっ? ごめん……やり方がよくわかんない」
なにもかも完璧に見える花穂姉ちゃんの弱点の一つがこれだ。
すべての知識を有しているようで、やはり経験のないことには無知に等しい。
このまま悶々としていては眠るに眠れないし、当初の目的も果たせない。
俺は最後に一計を案じた。
「こうだっ!!」
パンツをかぶせたまま、姉の目の前で自爆の道を選んだのだ。
少し驚いたような顔で、花穂姉ちゃんが手の動きを見守っている。
「ねえ、今までも蒼太はこうやってわたしのパンツでしてたの?」
「うん。嗅いで、包み込んで……うっ……」
数日前、みんなで行った川原で加奈子さんと見たスマタ動画、あれは実に画期的なシーンがあった。フィニッシュシーンのカウントダウンだ。ノーベル賞にエロ部門があれば受賞ものだと俺は思う。
「すごいね……男の子のってなんだか激しいね……」
「ふぅっ……ふぅっ! 姉ちゃんの……パンツがいやらしいから」
「むぅ……体じゃなくて、パンツだけとか悔しいような……」
花穂姉ちゃんが顔を近づけて、その様子をじっくり凝視する。
俺のボルテージはマックスになりつつある。火がついたように、頭の芯が熱くなってきた。
「う……花穂のパンツ……もっと欲しい!」
「はいっ、蒼太……次のパンツ!」
顔の上に脱ぎたてパンツが補充された瞬間、脳内にカウントダウンが始まった。
『極上スマタ体験動画後編』のフィニッシュシーンと同じ声が頭に聞こえる。
花穂姉ちゃんの顔への距離、約二十センチ未満。
その浅はかな性知識をぶちのめすときが来た……
「うっ!」
「ぷぇっ!?」
――主砲発射。目標花穂の顔面。
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