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第六章【亜空間を翔る者】
第一幕『亜空間潜入作戦』
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亜空間での初回タイムリープ失敗による違反者講習及び、亜空間奉仕活動から三年と数ヶ月が経過しようとしていた。もっとも、サリーさんや村さんのいる亜空間はタワーの中だけに時間が流れているので、現実世界の三年など彼らにとってあっという間だ。
山崎部長は私と亜空間で会い、タイムリープを阻止されたことをおぼろげに覚えている。
その後、なにかと目をかけられるようになり、三十路を迎えた私は主任に抜擢されたのだ。
「しかし……この身体の不調は相変わらず治らないな」
数日前、亜空間にワザと侵入者《アウター》として入った。村さんに話を訊くためだ。
「ま、サリーさんに遭わないようにするには、迷子のフリして行くしかないもんな……」
村さんはサリーさんを信じるなと言う。そして、サリーさんは村さんを信用するなと言う。
この二人、大なり小なりどちらも私を欺いているのだ。つまり、どっちもダウト!
結局、現時点で自分自身が未来からタイムリープして、既に今の私を乗っ取っているのかどうかなど解らない。その件よりも前に片付けるべきは……。
「全然思い出さないな……。こんな同級生いたっけな?」
そう、セラピールームでタイムリープを忘れるはずが、なぜか学生時代の同級生を忘れているのだ。
「――ってことは、セラピストが言ってたあの言葉が怪しいな!」
『忘れたいことを忘れるということ、それは忘れたいことに関連した記憶も一緒に失うリスクを孕んでいる』
「タイムリープを忘れたいのに、同級生の名前やエピソードを忘れている。逆に考えると……、同級生の名前やエピソードがタイムリープに関連している!」
「学生時代の同級生にタイムリーパーがいて、そいつの記憶ごと失ってるのか?」
考えていても顔も名前も思い出せないのなら仕方がない。
次に私が今できること。そして、知りたいことは、一ヶ月半に及ぶ違反者講習と亜空間奉仕活動でのあの二人のおかしな言動だ。私にとって長い三年、彼ら管理者にとってはたった数ヶ月だが、時間はある程度置いたと言える。
「――さて、そろそろ今夜あたり探りに行きますか」
本来は入ってはいけない禁足地、それが亜空間=動いていない世界だ。時空間とも呼ぶ。
タイムリーパーは特例があって、正規の入り方があるのだ。それでも侵入自体が禁則事項なので長居すると追い出されてしまう。
「まずは偉いさんの方から攻略するか……サリーさん……」
ターゲットは決まった。問題は監視の目をどう誤魔化して、彼女から情報を抜き出すかだ。
私がタイムリーパーとして監視下にあるように、亜空間はstabの上層部から常に監視されている。
「うーん、あれか? またあの作戦でいくかぁ……サリーさんが乗らないとアウトだな」
三年前、サリーさんは変わった方法で十分《じゅっぷん》だけ監視システムから逃れたはずだ。
その日の晩、意識体となった私はサリーさんから教えられた亜空間への正しい入り方を実践した。
「目を閉じて……赤でも緑でもなく、青空に溶け込むようなイメージで……」
ゆっくり目を開くと、現実より色彩の濃い青みがかった音の無い世界が広がっていた。
「よし、村さんに捕捉される前にタワーまで全速力だな!」
無線機では青い反応だろう。青くてもタイムリーパーの侵入という点では変わりない。
とにかく私は部屋の窓を飛び出して、住宅街を過ぎ、アーケード街を抜けて町の南側に建つタワーへ急いだ。
タワーへの到着は数十秒、全速力の飛行だ。この時点で中にいると思われるサリーさんに感付かれているだろう。まず、タワー外縁部の基礎の辺りを探った。
「おっ!あったあった。見つからずにまだあってよかった!」
三年前の亜空間奉仕活動のとき、村さんから何度も渡された内緒話のメモ用紙の一枚をタワーの外側に隠しておいたのだ。
「えーっと……、サリーさんへのメッセージはこれでいいかな……」
一緒に隠してあった鉛筆でメモ用紙に文字を書いていく。
「あれぇー!君、こんなとこでなにやってんのぉー?来たんなら入りなよぉ」
屈《かが》んで文字を書いていると、背後から声を掛けられた。タワーの管理局事務所で監視していたのだろう。ここまでは予測通りだと言える。
「こんにちは、サリーさん。久しぶりですね!」
「そーだねー!なんか久しぶりに会った気がするよぉー!ずっと村さんと行動してたからねぇ……」
「とりあえず外にいると監視に反応しちゃうんで、中へ入れてもらえますか?」
「はいはーい!一名様ご案内ー!管理者権限でタワー内部への侵入を許可しまーすっ!」
いや、侵入を許可するって表現はおかしいだろ……。
「それでどうしたのかなぁ? 過去を見物するだけのタイムリープなら見て見ぬふりするけど?」
我々タイムリーパーは、ある程度の過去視はスルーされている。壁を壊さず過去を短時間見物するだけならオッケーなのだ。
「サリーさん、村さんはいるんですか?」
とりあえず、現時点で邪魔な村さんの存在位置を把握しておかなければならない。場合によっては撤収だ。
「村さんね、隣の隣のエリアに出てるんだよぉー!戻って来るまで時間かかると思うよ?」
私は無言のまま、サリーさんの目を見て先程書いたメモ用紙を投げた。
『以前、あなたが言っていた一つ目の秘密を訊きに来ました。サリーさん自身が知っていること、隠していること、あなたの秘密です!』
サリーさんはメモ用紙を拾い上げて、読み終えた後すぐにポケットにしまいこんだ。
そして、私に背を向けてグビグビとアイスコーヒーを飲みだした。
――アイスコーヒーを飲みながら、片手で上着を脱いで、ズボンも放り投げて……。
「……あれれ? なんかこのパターンはいつかのあれですか……?」
まさかとは思っていた矢先、私の方へサリーさんがグッと近づいて囁ささやいた。吐息がかかる距離だ。
「――――すっごい秘密……知りたいのぉ?」
来た来た……やっぱりこのパターンだ……。
「知りたいですよ。今日は全部……知るために来ました」
インナーウェア姿で迫り来るサリーさんの下腹部辺りを指差した。
「君さぁ、前回は胸元を指差したよね? 今回は下腹部《そこ》なの? 君って真面目そうな顔の割に、直情的《ダイレクト》だなぁ……」
「じゃあ、こっち来てくれるかなぁ?」
例の如く案内されたのはタワー内部、二階の仮眠室だった。六畳ほどの部屋に仮眠用のセミダブルベッドが一つだけ設置してある。あれ?前はシングルベッドだったような……?
「はいはーい、たった今からプライベートターイムッ!スウィートターイムッ!」
ピッピッピッ……ブーンと音がすると部屋の明かりが落ちた。ブーンという音は監視システムの一時ダウンだろうか。
そして、ドンッドンッドンッと喧《やかま》しいロックが室内に鳴り響く。どうやら、ステレオで音楽をかけたようだ。
「今回は四十分ぐらいは監視システム止まってるよん!早く布団に入りなよぉー」
暗闇に慣れて目を凝らして見ると、ベッドで布団に包まったサリーさんがいる。
デジャブしそうなシーンだが、前回と違うのは……ベッド脇にサリーさんのインナーウェアが脱ぎ捨てられていることだ。ゼロコンマで脱衣可能なのね、この人……。
――そして、この展開、再びマジですか……!
【後書き】
※時系列がかなり複雑なストーリーです。話の繋がりが解らない場合、第二章【動いていない世界】第一幕『管理局、都市伝説化』を開いてください。第六章から再び現代編へ戻ります。
現代編:『第一章』『第二章第一幕』⇒『第六章』⇒『第七章』⇒『第八章』
山崎部長は私と亜空間で会い、タイムリープを阻止されたことをおぼろげに覚えている。
その後、なにかと目をかけられるようになり、三十路を迎えた私は主任に抜擢されたのだ。
「しかし……この身体の不調は相変わらず治らないな」
数日前、亜空間にワザと侵入者《アウター》として入った。村さんに話を訊くためだ。
「ま、サリーさんに遭わないようにするには、迷子のフリして行くしかないもんな……」
村さんはサリーさんを信じるなと言う。そして、サリーさんは村さんを信用するなと言う。
この二人、大なり小なりどちらも私を欺いているのだ。つまり、どっちもダウト!
結局、現時点で自分自身が未来からタイムリープして、既に今の私を乗っ取っているのかどうかなど解らない。その件よりも前に片付けるべきは……。
「全然思い出さないな……。こんな同級生いたっけな?」
そう、セラピールームでタイムリープを忘れるはずが、なぜか学生時代の同級生を忘れているのだ。
「――ってことは、セラピストが言ってたあの言葉が怪しいな!」
『忘れたいことを忘れるということ、それは忘れたいことに関連した記憶も一緒に失うリスクを孕んでいる』
「タイムリープを忘れたいのに、同級生の名前やエピソードを忘れている。逆に考えると……、同級生の名前やエピソードがタイムリープに関連している!」
「学生時代の同級生にタイムリーパーがいて、そいつの記憶ごと失ってるのか?」
考えていても顔も名前も思い出せないのなら仕方がない。
次に私が今できること。そして、知りたいことは、一ヶ月半に及ぶ違反者講習と亜空間奉仕活動でのあの二人のおかしな言動だ。私にとって長い三年、彼ら管理者にとってはたった数ヶ月だが、時間はある程度置いたと言える。
「――さて、そろそろ今夜あたり探りに行きますか」
本来は入ってはいけない禁足地、それが亜空間=動いていない世界だ。時空間とも呼ぶ。
タイムリーパーは特例があって、正規の入り方があるのだ。それでも侵入自体が禁則事項なので長居すると追い出されてしまう。
「まずは偉いさんの方から攻略するか……サリーさん……」
ターゲットは決まった。問題は監視の目をどう誤魔化して、彼女から情報を抜き出すかだ。
私がタイムリーパーとして監視下にあるように、亜空間はstabの上層部から常に監視されている。
「うーん、あれか? またあの作戦でいくかぁ……サリーさんが乗らないとアウトだな」
三年前、サリーさんは変わった方法で十分《じゅっぷん》だけ監視システムから逃れたはずだ。
その日の晩、意識体となった私はサリーさんから教えられた亜空間への正しい入り方を実践した。
「目を閉じて……赤でも緑でもなく、青空に溶け込むようなイメージで……」
ゆっくり目を開くと、現実より色彩の濃い青みがかった音の無い世界が広がっていた。
「よし、村さんに捕捉される前にタワーまで全速力だな!」
無線機では青い反応だろう。青くてもタイムリーパーの侵入という点では変わりない。
とにかく私は部屋の窓を飛び出して、住宅街を過ぎ、アーケード街を抜けて町の南側に建つタワーへ急いだ。
タワーへの到着は数十秒、全速力の飛行だ。この時点で中にいると思われるサリーさんに感付かれているだろう。まず、タワー外縁部の基礎の辺りを探った。
「おっ!あったあった。見つからずにまだあってよかった!」
三年前の亜空間奉仕活動のとき、村さんから何度も渡された内緒話のメモ用紙の一枚をタワーの外側に隠しておいたのだ。
「えーっと……、サリーさんへのメッセージはこれでいいかな……」
一緒に隠してあった鉛筆でメモ用紙に文字を書いていく。
「あれぇー!君、こんなとこでなにやってんのぉー?来たんなら入りなよぉ」
屈《かが》んで文字を書いていると、背後から声を掛けられた。タワーの管理局事務所で監視していたのだろう。ここまでは予測通りだと言える。
「こんにちは、サリーさん。久しぶりですね!」
「そーだねー!なんか久しぶりに会った気がするよぉー!ずっと村さんと行動してたからねぇ……」
「とりあえず外にいると監視に反応しちゃうんで、中へ入れてもらえますか?」
「はいはーい!一名様ご案内ー!管理者権限でタワー内部への侵入を許可しまーすっ!」
いや、侵入を許可するって表現はおかしいだろ……。
「それでどうしたのかなぁ? 過去を見物するだけのタイムリープなら見て見ぬふりするけど?」
我々タイムリーパーは、ある程度の過去視はスルーされている。壁を壊さず過去を短時間見物するだけならオッケーなのだ。
「サリーさん、村さんはいるんですか?」
とりあえず、現時点で邪魔な村さんの存在位置を把握しておかなければならない。場合によっては撤収だ。
「村さんね、隣の隣のエリアに出てるんだよぉー!戻って来るまで時間かかると思うよ?」
私は無言のまま、サリーさんの目を見て先程書いたメモ用紙を投げた。
『以前、あなたが言っていた一つ目の秘密を訊きに来ました。サリーさん自身が知っていること、隠していること、あなたの秘密です!』
サリーさんはメモ用紙を拾い上げて、読み終えた後すぐにポケットにしまいこんだ。
そして、私に背を向けてグビグビとアイスコーヒーを飲みだした。
――アイスコーヒーを飲みながら、片手で上着を脱いで、ズボンも放り投げて……。
「……あれれ? なんかこのパターンはいつかのあれですか……?」
まさかとは思っていた矢先、私の方へサリーさんがグッと近づいて囁ささやいた。吐息がかかる距離だ。
「――――すっごい秘密……知りたいのぉ?」
来た来た……やっぱりこのパターンだ……。
「知りたいですよ。今日は全部……知るために来ました」
インナーウェア姿で迫り来るサリーさんの下腹部辺りを指差した。
「君さぁ、前回は胸元を指差したよね? 今回は下腹部《そこ》なの? 君って真面目そうな顔の割に、直情的《ダイレクト》だなぁ……」
「じゃあ、こっち来てくれるかなぁ?」
例の如く案内されたのはタワー内部、二階の仮眠室だった。六畳ほどの部屋に仮眠用のセミダブルベッドが一つだけ設置してある。あれ?前はシングルベッドだったような……?
「はいはーい、たった今からプライベートターイムッ!スウィートターイムッ!」
ピッピッピッ……ブーンと音がすると部屋の明かりが落ちた。ブーンという音は監視システムの一時ダウンだろうか。
そして、ドンッドンッドンッと喧《やかま》しいロックが室内に鳴り響く。どうやら、ステレオで音楽をかけたようだ。
「今回は四十分ぐらいは監視システム止まってるよん!早く布団に入りなよぉー」
暗闇に慣れて目を凝らして見ると、ベッドで布団に包まったサリーさんがいる。
デジャブしそうなシーンだが、前回と違うのは……ベッド脇にサリーさんのインナーウェアが脱ぎ捨てられていることだ。ゼロコンマで脱衣可能なのね、この人……。
――そして、この展開、再びマジですか……!
【後書き】
※時系列がかなり複雑なストーリーです。話の繋がりが解らない場合、第二章【動いていない世界】第一幕『管理局、都市伝説化』を開いてください。第六章から再び現代編へ戻ります。
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