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第四章【時空の漂流者】
第五幕『ミート・アゲイン』
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「――あっ!、一つ重要なこと言い忘れてた!」
サリーとシルフィはタワーから離れて、町中を移動中だ。
「なになに? 大事なことなのぉ?」
「亜空間《ここ》はいろんな時代からいろんな奴が迷い込むんだ。だから、入ってくる者によって見え方が違う」
「じゃ、あたしは昭和のビル街、汁子ちゃんからは明治の町並みが見えるってこと?」
「そうだ。この亜空間に過去も未来も全て詰まっている。管理者は道具を使って視界を是正可能だ」
シルフィは上着からゴーグルを取り出して装着した。何やらダイヤルが取りついている。
「ほら、サリー。これをかけてみろ」
何度かダイヤルを回した後、ゴーグルはサリーに放り投げられた。
「変なメガネ……。うんしょっと……ほぅほぅ……これは!」
サリーの目の前に広がるのは見慣れた昭和のビル街ではなく、雑に並んだ藁ぶき屋根の家屋だった。
「ゴーグルを通して見えているのが明治元年だ。もし、時代が大きく違う人間が来たらそれを使え」
「ねぇ……汁子ちゃん。まさか恐竜や原始人が迷い込んで来たりしないよねぇ?」
サリーは脳裏に恐竜が町を闊歩している姿を想像した。
「海外の亜空間ならありえるかもな。よく考えて見ろ!恐竜の化石も原始人の化石も日本じゃ滅多に出てないだろ? それにこの辺りは昔、海だったはず」
「なるほどぉー。それじゃあ、よく迷い込んでくる時代の人っているのかなぁ?」
「いるぞ、『時の果て』から来る奴らだ。そいつらの中には、訓練して亜空間を自在に出入りできる者もいる。科学文明も我々の生きていた時代とは比べ物にならん」
「それと、これを渡しておく」
シルフィは電話の子機のようなものをサリーに投げる。
「わぁっ……これ何ぃ? 電話? 無線機?」
「そうだ。お前がババアの時代には既にあっただろ? 携帯電話とか無線機って。それはずっと持って行動しろ。他の管理者と連絡する唯一の方法だ」
「ババアの時代って……汁子ちゃん……」
「無線機の液晶を見ろ。反応が一つあるだろ? 今、向かっているのは町外れだ。そこに迷い込んできた奴がいる!」
「ほんとだぁ!ピコピコ赤い点が光ってるー」
無線機の液晶画面はサリーとシルフィがいる位置を中心に町の北西部で反応を示していた。
「それでどこの時代の人か解らないのかなぁ?」
「それも無線機が自動判別してくれる。対象に接触したら無線機を確認するんだ」
町外れまでしばらく移動していると、派手なシャツを着た男がウロウロしている。
「また、ややこしそうなのが入ってきたな!今からあの男を現界に返すために接触する」
「了解ぃー!初仕事、頑張りますー!」
「衝撃銃《ショックガン》とブルーライトも渡しておくからな」
「なにこれぇ? ドライヤーと懐中電灯じゃないのぉー?」
「衝撃銃《ショックガン》は最終手段と思え。壁をぶち破られて、タイムリープしてしまう前に撃ち落とせ。ブルーライトは亜空間に迷い込んで来た者の顔に照射しろ。そうすれば現実世界へ戻せる」
「こいつは……こいつはもう手遅れだ!」
男を前にシルフィはがく然とした表情を見せた。
「どういうことなのぉ? このおじさん、タイムリーパーってことぉ?」
「無線機を見ろ。この男の反応が赤い点から赤い×印になっただろ? こいつはアーカイブ・ホリックだ。ここで止めてもいずれタイムリープしてしまう!」
サリーとシルフィの会話に気付いた男が近寄ってく来る。
「なんだぁお前ら!邪魔だからどいてろ!」
男は威嚇するように腕を振り回した。
「こちらシルフィ、アーカイブ・ホリックを発見。時空間の壁、破られます。壁の補修はリープ終了後にすぐ行います」
シルフィは男を無視して無線で連絡している。
「サリー、行くよ。こいつはしばらく放っておく!」
「なんでぇ? あのおじさん壁破っちゃうよー!?」
「あの男は何度も来ている常連さんだ。つまり、かつての我々と同じアーカイブ・ホリック。タイムスパイラルの真っただ中のタイムリーパーなんだ」
「それじゃあ、あのおじさんも自分で命を絶つまでループから抜けられないのー?」
「そうだ。無線機の判別ではサリーの老年期と同時代の人間らしいぞ。お前、タイムリープの方法を他人に教えたりしてないだろうな?」
シルフィはキッとサリーを睨みつける。
「あはぁ……。そんなの教えないよー……それにあたしが手順のメモを渡したのは、もっと若くてカッコいい……あっ!」
ハッとなってサリーは思わず口を押えた。
「タイムリープを教えたことは責めないけどな、お前のその判断で人の運命を恐ろしい方向へ変えてるかもしれないってことを忘れるな!」
「う、うん……。そうだねぇ。でもあの時、間違った手順で教えて正解だったかなぁ……」
サリーは最後のタイムリープをする日に占った少年の顔を思い出していた。
――ピリピリ
――――ビリッ――ビリッ
派手なシャツを着た男はサリーとシルフィが会話中も壁を超えようともがいている。
やがて、黒く小さなヒビが入り、そのヒビは男の手でこじ開けられてしまった。
「これで戻れるぞ!」
亜空間のヒビは小さな穴ぐらいの大きさになり、男はその中に飛び込んで消えた。
「穴塞ぐよ!急いで!」
シルフィは衝撃銃《ショックガン》を取り出して穴が開いた場所へ向かった。
「え!? ちょっと待ってよぉー」
「衝撃銃《ショックガン》にはトリガーが二つある。赤いトリガーは二重ロックされているタイムリーパー阻止用だ。もう一つ、青いトリガーはロックがないだろ? これが壁修復用だ」
「あ、ほんとだぁ。じゃ、穴に向かって青いトリガーを引いて撃てばいいの?」
「そうだ、青いトリガーで撃てば亜空間を修復出来る。もし、トリガーを間違えても大丈夫だ。基本は同じようなエネルギーだからな」
そう言いながらシルフィは衝撃銃《ショックガン》を壁に向けている。
「わぁ、穴がどんどん小さくなっていくー。ヒビもなくなっていくね!」
「ブルーライトは使う機会がなかったが、これが我々管理者の仕事だ」
「うん、ありがとうね、汁子ちゃん。これから頑張ってみるよ」
「……頑張るも何も強制労働なんだから……」
そうしてサリーは管理者として亜空間の一部を任される立場となっていく。
新しく入った元タイムリーパーと入れ替えに、シルフィは他のエリアに転任して行った。
そんなある日のことだった。
このエリアを共に管理している村山からの連絡が入ったのは……。
「こちら△△地区、〇〇地点管轄の村山です」
「はいはーい。どうしたのかな?」
「今から一名連行します。先程、衝撃銃《ショックガン》で撃ち落としたタイムリーパーです。詳しい状況はそちらで報告します」
「了解ぃー。stabの上にはあたしが連絡するね」
「はい、それじゃお願いしますね」
村山との連絡が終わると、サリーは表情を曇らせた。
「……ああ、ついにあの時のボウヤが来てしまった……。前回は偶然迷い込んだだけだったのに。今度は禁則を犯したタイムリーパーとして……」
「全部、あたしのせいだ……」
サリーとシルフィはタワーから離れて、町中を移動中だ。
「なになに? 大事なことなのぉ?」
「亜空間《ここ》はいろんな時代からいろんな奴が迷い込むんだ。だから、入ってくる者によって見え方が違う」
「じゃ、あたしは昭和のビル街、汁子ちゃんからは明治の町並みが見えるってこと?」
「そうだ。この亜空間に過去も未来も全て詰まっている。管理者は道具を使って視界を是正可能だ」
シルフィは上着からゴーグルを取り出して装着した。何やらダイヤルが取りついている。
「ほら、サリー。これをかけてみろ」
何度かダイヤルを回した後、ゴーグルはサリーに放り投げられた。
「変なメガネ……。うんしょっと……ほぅほぅ……これは!」
サリーの目の前に広がるのは見慣れた昭和のビル街ではなく、雑に並んだ藁ぶき屋根の家屋だった。
「ゴーグルを通して見えているのが明治元年だ。もし、時代が大きく違う人間が来たらそれを使え」
「ねぇ……汁子ちゃん。まさか恐竜や原始人が迷い込んで来たりしないよねぇ?」
サリーは脳裏に恐竜が町を闊歩している姿を想像した。
「海外の亜空間ならありえるかもな。よく考えて見ろ!恐竜の化石も原始人の化石も日本じゃ滅多に出てないだろ? それにこの辺りは昔、海だったはず」
「なるほどぉー。それじゃあ、よく迷い込んでくる時代の人っているのかなぁ?」
「いるぞ、『時の果て』から来る奴らだ。そいつらの中には、訓練して亜空間を自在に出入りできる者もいる。科学文明も我々の生きていた時代とは比べ物にならん」
「それと、これを渡しておく」
シルフィは電話の子機のようなものをサリーに投げる。
「わぁっ……これ何ぃ? 電話? 無線機?」
「そうだ。お前がババアの時代には既にあっただろ? 携帯電話とか無線機って。それはずっと持って行動しろ。他の管理者と連絡する唯一の方法だ」
「ババアの時代って……汁子ちゃん……」
「無線機の液晶を見ろ。反応が一つあるだろ? 今、向かっているのは町外れだ。そこに迷い込んできた奴がいる!」
「ほんとだぁ!ピコピコ赤い点が光ってるー」
無線機の液晶画面はサリーとシルフィがいる位置を中心に町の北西部で反応を示していた。
「それでどこの時代の人か解らないのかなぁ?」
「それも無線機が自動判別してくれる。対象に接触したら無線機を確認するんだ」
町外れまでしばらく移動していると、派手なシャツを着た男がウロウロしている。
「また、ややこしそうなのが入ってきたな!今からあの男を現界に返すために接触する」
「了解ぃー!初仕事、頑張りますー!」
「衝撃銃《ショックガン》とブルーライトも渡しておくからな」
「なにこれぇ? ドライヤーと懐中電灯じゃないのぉー?」
「衝撃銃《ショックガン》は最終手段と思え。壁をぶち破られて、タイムリープしてしまう前に撃ち落とせ。ブルーライトは亜空間に迷い込んで来た者の顔に照射しろ。そうすれば現実世界へ戻せる」
「こいつは……こいつはもう手遅れだ!」
男を前にシルフィはがく然とした表情を見せた。
「どういうことなのぉ? このおじさん、タイムリーパーってことぉ?」
「無線機を見ろ。この男の反応が赤い点から赤い×印になっただろ? こいつはアーカイブ・ホリックだ。ここで止めてもいずれタイムリープしてしまう!」
サリーとシルフィの会話に気付いた男が近寄ってく来る。
「なんだぁお前ら!邪魔だからどいてろ!」
男は威嚇するように腕を振り回した。
「こちらシルフィ、アーカイブ・ホリックを発見。時空間の壁、破られます。壁の補修はリープ終了後にすぐ行います」
シルフィは男を無視して無線で連絡している。
「サリー、行くよ。こいつはしばらく放っておく!」
「なんでぇ? あのおじさん壁破っちゃうよー!?」
「あの男は何度も来ている常連さんだ。つまり、かつての我々と同じアーカイブ・ホリック。タイムスパイラルの真っただ中のタイムリーパーなんだ」
「それじゃあ、あのおじさんも自分で命を絶つまでループから抜けられないのー?」
「そうだ。無線機の判別ではサリーの老年期と同時代の人間らしいぞ。お前、タイムリープの方法を他人に教えたりしてないだろうな?」
シルフィはキッとサリーを睨みつける。
「あはぁ……。そんなの教えないよー……それにあたしが手順のメモを渡したのは、もっと若くてカッコいい……あっ!」
ハッとなってサリーは思わず口を押えた。
「タイムリープを教えたことは責めないけどな、お前のその判断で人の運命を恐ろしい方向へ変えてるかもしれないってことを忘れるな!」
「う、うん……。そうだねぇ。でもあの時、間違った手順で教えて正解だったかなぁ……」
サリーは最後のタイムリープをする日に占った少年の顔を思い出していた。
――ピリピリ
――――ビリッ――ビリッ
派手なシャツを着た男はサリーとシルフィが会話中も壁を超えようともがいている。
やがて、黒く小さなヒビが入り、そのヒビは男の手でこじ開けられてしまった。
「これで戻れるぞ!」
亜空間のヒビは小さな穴ぐらいの大きさになり、男はその中に飛び込んで消えた。
「穴塞ぐよ!急いで!」
シルフィは衝撃銃《ショックガン》を取り出して穴が開いた場所へ向かった。
「え!? ちょっと待ってよぉー」
「衝撃銃《ショックガン》にはトリガーが二つある。赤いトリガーは二重ロックされているタイムリーパー阻止用だ。もう一つ、青いトリガーはロックがないだろ? これが壁修復用だ」
「あ、ほんとだぁ。じゃ、穴に向かって青いトリガーを引いて撃てばいいの?」
「そうだ、青いトリガーで撃てば亜空間を修復出来る。もし、トリガーを間違えても大丈夫だ。基本は同じようなエネルギーだからな」
そう言いながらシルフィは衝撃銃《ショックガン》を壁に向けている。
「わぁ、穴がどんどん小さくなっていくー。ヒビもなくなっていくね!」
「ブルーライトは使う機会がなかったが、これが我々管理者の仕事だ」
「うん、ありがとうね、汁子ちゃん。これから頑張ってみるよ」
「……頑張るも何も強制労働なんだから……」
そうしてサリーは管理者として亜空間の一部を任される立場となっていく。
新しく入った元タイムリーパーと入れ替えに、シルフィは他のエリアに転任して行った。
そんなある日のことだった。
このエリアを共に管理している村山からの連絡が入ったのは……。
「こちら△△地区、〇〇地点管轄の村山です」
「はいはーい。どうしたのかな?」
「今から一名連行します。先程、衝撃銃《ショックガン》で撃ち落としたタイムリーパーです。詳しい状況はそちらで報告します」
「了解ぃー。stabの上にはあたしが連絡するね」
「はい、それじゃお願いしますね」
村山との連絡が終わると、サリーは表情を曇らせた。
「……ああ、ついにあの時のボウヤが来てしまった……。前回は偶然迷い込んだだけだったのに。今度は禁則を犯したタイムリーパーとして……」
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