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7迎える準備
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私は離れに帰るとカティが風呂の支度をしてくれた。
小さいがきちんと手入れされた風呂場はきれいで清潔だった。
「ミーシャ様お風呂の用意が出来ました。着替えのお手伝いを…」
「カティったらミーシャでいいのに…」
「そういうわけには参りません。せめてミーシャ様と呼ばせて下さい。では、失礼します」
カティはミーシャの着替えを手伝おうと近づく。
「いいの、私一人で出来るから、カティはもう下がっていいわよ」
「でも」
「心配しないで、私こういう事には慣れていなくてひとりの方が気楽でいいの。ほんとに大丈夫だから。ドレスでもないしひとりで脱げるし」
「そうですか…では、失礼します。明日は8時に朝食をお持ちしますので」
「ええ、ありがとう。おやすみなさい」
「はい、おやすみなさい」
私はカティが出て行くのを見届けるとワンピースドレスを脱いでひとりで風呂に入った。
香りのいい入浴剤がいれてあり気分良く身体や髪を洗い湯船に浸かった。
そしてネイト様が言った事を思い出していた。
今夜彼が来る。と言うことは…
そう言うつもりなんだろう。
そんな気はないのかと思うくらい素っ気なかったのに…
大奥様に急げとでも言われたのか?
それとも若奥様と不仲とか?そんな感じはしなかったが夫婦の事は周りにはわからないものだ。
そう思ったら前の結婚の事を思い出した。
私が嫁いだトーマス・ハッシュベリー伯爵家には前の奥様が産んだ女の子がいた。
ローリー2歳の可愛い女の子。奥様はローリーを産むとすぐに亡くなったと聞いた。
こんな可愛い子を残して逝くなんてすごく辛かったと思う。
だから私は良き妻に良き母になろうと思っていた。
私はまだ21歳で純潔だった。学園には行けなかった。
ベルランド子爵家がお金に困っていなければ再婚の話に飛びつく事もなかったかも知れないが、母は身体が弱くほとんど領地の仕事も手伝えず私が早くから父の手伝いをして来た。
領地はあまり肥沃の土地でなくすぐに不作に陥る。そのためいつもぎりぎりの生活で借金は膨らむばかりだった。
弟のライアンは学園に入る年になったし妹のメイリーも後一年先に学園に行かせたい。
そんな事情でハッシュベリー伯爵と結婚した。
なのに…トーマスは前妻を深く愛していた。
ローリーは義理母が目に入れても痛くないほど可愛がっていて私の出る幕はなかった。
だからこそ夫のトーマスとはうまくやって行こうと思った。
私は閨の事を勉強して閨に挑んだが彼は私にはまったく反応しなかった。
だから私はまだ純潔のまま夫は事故で亡くなってしまった。
今となってはあのままではきっとうまく行かなかったと思える。
それでもあれこれ元夫を勃たせるためにいろいろ手を尽くしてはみたのだ。男の前で脚を開く事や秘部を見られたり触られることも経験済だ。
男のものに触れる事も口に入れることも出来る。でも、勃ち上がったものは見たことがない。
驚かないように気をつけなければ、そして純潔だと気づかれないようにしなければと思っている。
だってトーマスの死で我が家に入って来る予定だったお金がなくなったのだから。
お風呂から出て髪を乾かし用意されていた下着やナイトドレスを着てその上にガウンを羽織ってご主人様を待つ事にした。
お茶くらいは準備しておこうとキッチンでお茶の用意をし始めた。
いきなり扉がノックされた。
「はい」
私は急いで扉を開ける。
「早すぎたか?」
そこにはネイト様がいた。彼の髪を少し湿り乱れていて前髪が額にかかっていた。
私は驚いてガウンの前を掻き合わせた。
月明かりが彼の顔に差し込んで銀色の瞳が美しく輝いていた。
服はシャツとズボンと言うラフな格好でシャツが開いており鎖骨が見えた。
胸がどくりとなった。
子供を孕むための道具の私が…
私はそんな感情を無視してご主人様を出迎えた。
「いいえ、どうぞ。お待ちしておりました」
ご主人様は少し怒っているのかと思うほどたくましい身体を乱暴に揺らすと黙って中に入った。
小さいがきちんと手入れされた風呂場はきれいで清潔だった。
「ミーシャ様お風呂の用意が出来ました。着替えのお手伝いを…」
「カティったらミーシャでいいのに…」
「そういうわけには参りません。せめてミーシャ様と呼ばせて下さい。では、失礼します」
カティはミーシャの着替えを手伝おうと近づく。
「いいの、私一人で出来るから、カティはもう下がっていいわよ」
「でも」
「心配しないで、私こういう事には慣れていなくてひとりの方が気楽でいいの。ほんとに大丈夫だから。ドレスでもないしひとりで脱げるし」
「そうですか…では、失礼します。明日は8時に朝食をお持ちしますので」
「ええ、ありがとう。おやすみなさい」
「はい、おやすみなさい」
私はカティが出て行くのを見届けるとワンピースドレスを脱いでひとりで風呂に入った。
香りのいい入浴剤がいれてあり気分良く身体や髪を洗い湯船に浸かった。
そしてネイト様が言った事を思い出していた。
今夜彼が来る。と言うことは…
そう言うつもりなんだろう。
そんな気はないのかと思うくらい素っ気なかったのに…
大奥様に急げとでも言われたのか?
それとも若奥様と不仲とか?そんな感じはしなかったが夫婦の事は周りにはわからないものだ。
そう思ったら前の結婚の事を思い出した。
私が嫁いだトーマス・ハッシュベリー伯爵家には前の奥様が産んだ女の子がいた。
ローリー2歳の可愛い女の子。奥様はローリーを産むとすぐに亡くなったと聞いた。
こんな可愛い子を残して逝くなんてすごく辛かったと思う。
だから私は良き妻に良き母になろうと思っていた。
私はまだ21歳で純潔だった。学園には行けなかった。
ベルランド子爵家がお金に困っていなければ再婚の話に飛びつく事もなかったかも知れないが、母は身体が弱くほとんど領地の仕事も手伝えず私が早くから父の手伝いをして来た。
領地はあまり肥沃の土地でなくすぐに不作に陥る。そのためいつもぎりぎりの生活で借金は膨らむばかりだった。
弟のライアンは学園に入る年になったし妹のメイリーも後一年先に学園に行かせたい。
そんな事情でハッシュベリー伯爵と結婚した。
なのに…トーマスは前妻を深く愛していた。
ローリーは義理母が目に入れても痛くないほど可愛がっていて私の出る幕はなかった。
だからこそ夫のトーマスとはうまくやって行こうと思った。
私は閨の事を勉強して閨に挑んだが彼は私にはまったく反応しなかった。
だから私はまだ純潔のまま夫は事故で亡くなってしまった。
今となってはあのままではきっとうまく行かなかったと思える。
それでもあれこれ元夫を勃たせるためにいろいろ手を尽くしてはみたのだ。男の前で脚を開く事や秘部を見られたり触られることも経験済だ。
男のものに触れる事も口に入れることも出来る。でも、勃ち上がったものは見たことがない。
驚かないように気をつけなければ、そして純潔だと気づかれないようにしなければと思っている。
だってトーマスの死で我が家に入って来る予定だったお金がなくなったのだから。
お風呂から出て髪を乾かし用意されていた下着やナイトドレスを着てその上にガウンを羽織ってご主人様を待つ事にした。
お茶くらいは準備しておこうとキッチンでお茶の用意をし始めた。
いきなり扉がノックされた。
「はい」
私は急いで扉を開ける。
「早すぎたか?」
そこにはネイト様がいた。彼の髪を少し湿り乱れていて前髪が額にかかっていた。
私は驚いてガウンの前を掻き合わせた。
月明かりが彼の顔に差し込んで銀色の瞳が美しく輝いていた。
服はシャツとズボンと言うラフな格好でシャツが開いており鎖骨が見えた。
胸がどくりとなった。
子供を孕むための道具の私が…
私はそんな感情を無視してご主人様を出迎えた。
「いいえ、どうぞ。お待ちしておりました」
ご主人様は少し怒っているのかと思うほどたくましい身体を乱暴に揺らすと黙って中に入った。
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