11 / 61
11
しおりを挟むしばらくして私は意識が戻った。
ソファーに転がり上にはアルベルトの巨体が被さっている。
「な、なに?私何してたかしら?えっ?重い…ぎゃー、どいてよ」
「えっ、なんだ?嘘だろ。どうして‥待て、えっ、俺達もしかして?」
「なに?」
私は何も身に着けておらず、股の間の違和感を感じる。下を見てまた叫んだ。
「ぎゃー!何するのよ。ど変態。一体どうしてこんな事に…アルベルト様。あなたが?どうなの?はっきり言ってよ。もぉぉ…」
私は彼から逃れようとは身体を揺するが腰を振るような体制になってしまう。
「な、何言ってるんだ。俺だっていきなり気づいたらこうなってて、ああ、こうなったら責任の一つや二つ取ってやる!」
アルベルトの雄茎はまだ私のナカにあって、その擦られる刺激でむくむく育って行く。
間違って飲んだ媚薬の効果はお互い薄れていたが、どうしてこんなことになったのかわからないままふたりは焦る。
「何の冗談よ!責任取れば済む問題?ばか。アルベルト様のばか!」
私はすごく怒って胸をブルンブルン揺らした。可愛らしい胸の先端がアルベルトの目の前で揺れる。
「ばか?何だよ。責任取るのが悪いのか?よしこうなったら既成事実を作ってやる」
アルベルトが上半身の起こす。
その拍子にナカにぐっと大きな塊が入って来て、ズキンっと襞が震えた。
「もぉぉ、何言ってるのよ?いいから早く下りて頂戴!」
「嫌だ、俺また興奮して来た。カロリーナのせいだぞ。そんなに腰振って胸だってプルンプルン振るからだろう?」
アルベルトはたまらずシャルロットの胸を掴んだ。ゆるゆると揉んで先端を指でくにゅりとつかむ。
「あぁぁ、も、やっだぁぁぁ…」
薄れたとはいえ媚薬で敏感になった身体に少し刺激が加わればたちまち甘い疼きが沸き上がった。
「だって気持ちいいだろう?ほら?これはどう?」
アルベルトはナカに大きくなった陰茎をぐっと突き入れる。
先ほどの甘ーい時間のおかげか?
私のナカはまだとろっとろで媚薬のおかげか破瓜の痛みなどもう感じることもなかった。
感じるのは甘い快感だけで、アルベルトが硬くて長い熱で突き上げると奥がズクリと疼いた。
脳内はすぐに気持ちいいと反応した。
「ぁあん、ナカ変なの。こんなの初めてなのに…ぁぁあん、ふぅ…」
嫌なはずなのに、なぜかナカがたまらなく疼いてもっともっと欲しくなる。
こんなの、こんなのおかしいわ!
でも……ああ、気持ちいい…
「いいんだね?ほら、こうしたら?」
アルベルトがさらに強く突き入れる。何度も引いては突き入れる動作をされて私の理性はあっという間に快感の波に押し流されて行く。
ふたりは激しく抱き合い、繋がり求めあった。
何度も感じたことのない快感に襲われて、甘くて蕩けるような時間を過ごしてしまう。
「カロリーナ、もぉ…俺。イきそう」
「アルベルト…さまぁ。あぁ、ぃぃの。わたしも。イ、イ、くぅ。あっ、あっ、あぁん!」
アルベルトがシャルロットのナカでトロトロの精を放出する間、シャルロットは膣のナカはピクピク痺れて絶頂の快感に酔いしれた。
こんなの…うそでしょ?
私はふっと我に返る。
何があったの?
媚薬の効果が切れて理性が取り戻されてくる。
もぉぉ、なに?重いじゃない。
目の前の男の胸に手を突いて強く押したが固い筋肉はピクリとも動かない。
現実が脳内に降り注いでくると羞恥で身体じゅうが燃え上がるほど恥ずかしくなる。
「もっ、アルベルト様ったら、いいから離れてよ」
「でも…」
「でも。何よ!」
緋色の瞳は怒りと羞恥で燃えたぎっている。
それを見た彼はギクッと肩を震わせた。
「わかった。まあ、そう怒るなって…」
ゆっくり繋がっていたソレを引き抜くと、あまりの気持ち良さに腰がついて行きそうになるのをこらえてぐっと唇を噛んだ。
「ほら、これでいいんだろう?」
アルベルトは、まだ欲望の覚めやらぬ滾りを急いで腰履きの中にしまう。
私は胸を手で隠したまま急いで立ち上がった。
羞恥と動揺で床に落ちていたドレスや下着を拾うと走って仕事場に駆け込んだ。
くしゃくしゃになったドレスを着ようとすると、股の間からとろりとした白濁の液体が太ももを伝った。
「やー、何これ?も、もしかして…うっそよ…」
もう、どうしてくれるのよ。私の純潔を…
身体じゅうの力が抜けてドレスを胸に当てたままその場に頽れた。
「私、彼に無理やり?……」そこから後は言葉にならない。
ううん、違うわ。私は自分から彼に…ああ、どうして?
そう言えばはちみつがいつものところになくて…あれってもしかして?
カロリーナが媚薬を作っていたことは知っていた。
”これはあなたには必要がないものね。いつも来るお客さんに頼まれてる媚薬なのよ”
そうだ。あれは…あの入れ物の中には媚薬が入っていたんだった。
私ったら、それをお茶に入れて…そうだわ。アルベルトにも飲ませたんだ。
だから私たちおかしくなって?
ど、どうしよう。
これは事故でお互いそんなつもりじゃなかったんだし…
でも、でも…気持ち良かった……
媚薬の事は知っていたがこんなになるものとは知らなかった。
自分のしでかしたこととはいえどうすればいいのだろう。
確かにキスされてちょっとはいい気分になりかけてたけど意識ははっきりしてたはず…えっ、あれから薬が効いてきて?
私は顔から火が出そうだ。
私はかなり感じて無意識に声も出しただろう。彼にすべてを見られたなんて…
あゎゎゎゎ。さっきだって、嫌だって思ったのに彼が腰を動かし始めたらあっという間に気持ちよくなって…あぁ、そんな事ってある?
もう…いきなり過ぎて…これから私どんな顔をしてアルベルト様に会えばいいの?
でもここにずっといるわけにもいかないし。
ドレスを着て髪を手で撫ぜつけた。
1
お気に入りに追加
43
あなたにおすすめの小説
【R18】幼馴染な陛下は、わたくしのおっぱいお好きですか?💕
月極まろん
恋愛
幼なじみの陛下に告白したら、両思いだと分かったので、甘々な毎日になりました。
でも陛下、本当にわたくしに御不満はございませんか?
かつて私を愛した夫はもういない 偽装結婚のお飾り妻なので溺愛からは逃げ出したい
おうぎまちこ(あきたこまち)
恋愛
※また後日、後日談を掲載予定。
一代で財を築き上げた青年実業家の青年レオパルト。彼は社交性に富み、女性たちの憧れの的だった。
上流階級の出身であるダイアナは、かつて、そんな彼から情熱的に求められ、身分差を乗り越えて結婚することになった。
幸せになると信じたはずの結婚だったが、新婚数日で、レオパルトの不実が発覚する。
どうして良いのか分からなくなったダイアナは、レオパルトを避けるようになり、家庭内別居のような状態が数年続いていた。
夫から求められず、苦痛な毎日を過ごしていたダイアナ。宗教にすがりたくなった彼女は、ある時、神父を呼び寄せたのだが、それを勘違いしたレオパルトが激高する。辛くなったダイアナは家を出ることにして――。
明るく社交的な夫を持った、大人しい妻。
どうして彼は二年間、妻を求めなかったのか――?
勘違いですれ違っていた夫婦の誤解が解けて仲直りをした後、苦難を乗り越え、再度愛し合うようになるまでの物語。
※本編全23話の完結済の作品。アルファポリス様では、読みやすいように1話を3〜4分割にして投稿中。
※ムーンライト様にて、11/10~12/1に本編連載していた完結作品になります。現在、ムーンライト様では本編の雰囲気とは違い明るい後日談を投稿中です。
※R18に※。作者の他作品よりも本編はおとなしめ。
※ムーンライト33作品目にして、初めて、日間総合1位、週間総合1位をとることができた作品になります。
隠された王女~王太子の溺愛と騎士からの執愛~
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
グルブランソン国ヘドマン辺境伯の娘であるアルベティーナ。幼い頃から私兵団の訓練に紛れ込んでいた彼女は、王国騎士団の女性騎士に抜擢される。だが、なぜかグルブランソン国の王太子が彼女を婚約者候補にと指名した。婚約者候補から外れたいアルベティーナは、騎士団団長であるルドルフに純潔をもらってくれと言い出す。王族に嫁ぐには処女性が求められるため、それを失えば婚約者候補から外れるだろうと安易に考えたのだ。ルドルフとは何度か仕事を一緒にこなしているため、アルベティーナが家族以外に心を許せる唯一の男性だったのだが――
【R18】××××で魔力供給をする世界に聖女として転移して、イケメン魔法使いに甘やかされ抱かれる話
もなか
恋愛
目を覚ますと、金髪碧眼のイケメン──アースに抱かれていた。
詳しく話を聞くに、どうやら、私は魔法がある異世界に聖女として転移をしてきたようだ。
え? この世界、魔法を使うためには、魔力供給をしなきゃいけないんですか?
え? 魔力供給って、××××しなきゃいけないんですか?
え? 私、アースさん専用の聖女なんですか?
魔力供給(性行為)をしなきゃいけない聖女が、イケメン魔法使いに甘やかされ、快楽の日々に溺れる物語──。
※n番煎じの魔力供給もの。18禁シーンばかりの変態度高めな物語です。
※ムーンライトノベルズにも載せております。ムーンライトノベルズさんの方は、題名が少し変わっております。
※ヒーローが変態です。ヒロインはちょろいです。
R18作品です。18歳未満の方(高校生も含む)の閲覧は、御遠慮ください。
慰み者の姫は新皇帝に溺愛される
苺野 あん
恋愛
小国の王女フォセットは、貢物として帝国の皇帝に差し出された。
皇帝は齢六十の老人で、十八歳になったばかりのフォセットは慰み者として弄ばれるはずだった。
ところが呼ばれた寝室にいたのは若き新皇帝で、フォセットは花嫁として迎えられることになる。
早速、二人の初夜が始まった。
【R18】助けてもらった虎獣人にマーキングされちゃう話
象の居る
恋愛
異世界転移したとたん、魔獣に狙われたユキを助けてくれたムキムキ虎獣人のアラン。襲われた恐怖でアランに縋り、家においてもらったあともズルズル関係している。このまま一緒にいたいけどアランはどう思ってる? セフレなのか悩みつつも関係が壊れるのが怖くて聞けない。飽きられたときのために一人暮らしの住宅事情を調べてたらアランの様子がおかしくなって……。
ベッドの上ではちょっと意地悪なのに肝心なとこはヘタレな虎獣人と、普段はハッキリ言うのに怖がりな人間がお互いの気持ちを確かめ合って結ばれる話です。
ムーンライトノベルズさんにも掲載しています。
冷酷無比な国王陛下に愛されすぎっ! 絶倫すぎっ! ピンチかもしれませんっ!
仙崎ひとみ
恋愛
子爵家のひとり娘ソレイユは、三年前悪漢に襲われて以降、男性から劣情の目で見られないようにと、女らしいことを一切排除する生活を送ってきた。
18歳になったある日。デビュタントパーティに出るよう命じられる。
噂では、冷酷無悲な独裁王と称されるエルネスト国王が、結婚相手を探しているとか。
「はあ? 結婚相手? 冗談じゃない、お断り」
しかし両親に頼み込まれ、ソレイユはしぶしぶ出席する。
途中抜け出して城庭で休んでいると、酔った男に絡まれてしまった。
危機一髪のところを助けてくれたのが、何かと噂の国王エルネスト。
エルネストはソレイユを気に入り、なんとかベッドに引きずりこもうと企む。
そんなとき、三年前ソレイユを助けてくれた救世主に似た男性が現れる。
エルネストの弟、ジェレミーだ。
ジェレミーは思いやりがあり、とても優しくて、紳士の鏡みたいに高潔な男性。
心はジェレミーに引っ張られていくが、身体はエルネストが虎視眈々と狙っていて――――
色々と疲れた乙女は最強の騎士様の甘い攻撃に陥落しました
灰兎
恋愛
「ルイーズ、もう少し脚を開けますか?」優しく聞いてくれるマチアスは、多分、もう待ちきれないのを必死に我慢してくれている。
恋愛経験も無いままに婚約破棄まで経験して、色々と疲れているお年頃の女の子、ルイーズ。優秀で容姿端麗なのに恋愛初心者のルイーズ相手には四苦八苦、でもやっぱり最後には絶対無敵の最強だった騎士、マチアス。二人の両片思いは色んな意味でもう我慢出来なくなった騎士様によってぶち壊されました。めでたしめでたし。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる