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プロローグ
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手首を流れる赤い液体が湯船に静かに広がっていく。不思議と怖いという感情は生まれてこなかった。生きたいとも思わなかった。最期は貴女と同じ方法で。最期まで貴女を想えるように。これが僕達の愛し方だったから。
薄れていく意識の中で、貴女と出会った頃を思い出していた。
薄れていく意識の中で、貴女と出会った頃を思い出していた。
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