【完結】 悪女は今日もパンを焼く 【R18】

３

「ねえ、今すぐにでも結婚したいって言葉。
まだ、生きてる？」

私は、彼に尋ねる。

「ずっと、君と結婚したいって思ってるよ」

「東京に帰ったら、一緒に暮さない？」
私の言葉に、彼が一瞬ポカンとした顔になった。
どうやら、想定してなかったようだ。

「それは、結婚するってこと？」

「結婚を前提に、同棲してみない？
お正月みたいに短期じゃなくて、相手が理解出来るまで」

「俺は良いけど、君は大丈夫？」

「私は学校と貴方と一緒にいる事を、両立出来る自信がついたの」

「お互いを理解出来て納得したら、結婚してくれるって事？」

「その時は、嫁に貰って下さい」

「勿論、プロポーズさせて頂きます」

約束だと言って、キスされた。
私も彼に抱きついて、キスを返した。

そのまま、SEXになだれ込む。
２回位私だけイカされてから、やっと二人一緒にイッた。

翌日はレンタカーを借りて、松島観光をした。
観光船に乗って、島々を巡る。
考えたら横浜中華街以来、２度目の外でデートだ。
腕を組んで歩くだけで、楽しい。
昼食に海鮮丼を食べて、市場を覗く。
お土産用に用意された、せり鍋セットと宮城サーモンを買った。

早めにレンタカーを返却して、新幹線で東京に帰った。
午後５時には、彼の部屋に到着することが出来た。

お風呂にお湯を出して、夕食の用意をする。
彼をBathroomに追い立てて、キッチンに立った。

冷蔵庫を開けると、生鮮食品が少ない。
野菜室もガラガラだ。
日本酒とビールが、ほとんど減ってなかった。

野菜を切って、鍋の用意をする。
スープから鴨肉、野菜まで揃っているので切り揃えれば出来上がる。
サーモンを刺し身に引いたら、準備は終った。