177 / 275
Xmas 1
しおりを挟む
「貴女から頂いたパン、Englandを思い出したわ」
どうやら、手土産で渡したパンを食べてくれたようだ。
着物を畳みに来た私を、褒めてくれる。
「貴女は、本当に魔法使いだ」
夫婦でそう言ってると、彼が伝えてくる。
表現がストレートだ。
私が得意な事だけを見せただけなのに。
着物を畳み終えて、クローゼットに仕舞った。
全てが終わって、ホッとした。
エヴァリンが紅茶を入れて、もてなしてくれる。
優雅なティータイム、本物のスコーンを味わった。
クロテッドクリームに合うよう、スコーン自体の味は抑えられている。
ポットで淹れた紅茶は、香りが素晴らしかった。
帰りは、二人で六本木の街を歩く。
クリスマスの飾り付けも今日まで、ツリーの下で自撮りした。
電車で、彼の家まで戻る。
祐樹さんが鍋がいいと言うので、スーパーに立ち寄った。
アラスカ産の鱈が特売中だ、鱈ちりに決定。
バナメイエビも、特売していた。
一緒に鍋に入れよう。
野菜にキノコ、豆腐を買ってお部屋に戻った。
鱈に塩をして、置いておく。
エビは、殻を剥き背わたを取った。
野菜とキノコを切り揃えて、豆腐も切っておく。
お酒をコップ一杯入れたお湯で、エビと鱈を湯通しする。
表面が色付いたら、冷水で締めておいた。
「買ってきたまま、食べる訳じゃないんだな」
佑樹さんが、下ごしらえを見ていた。
「このひと手間が、愛情なの。
何もしないで、鍋に放り込もうか?」
「いや、君の愛情を感じたい。
いつも、ありがとう」
素直にありがとうが言える大人は、カッコ良い。
急に鍋にしたので、出汁を取る時間がない。
手抜きだが、市販の鍋つゆを使う。
料理酒、味醂、薄口醤油を加えて、自分流に味を整えた。
どうやら、手土産で渡したパンを食べてくれたようだ。
着物を畳みに来た私を、褒めてくれる。
「貴女は、本当に魔法使いだ」
夫婦でそう言ってると、彼が伝えてくる。
表現がストレートだ。
私が得意な事だけを見せただけなのに。
着物を畳み終えて、クローゼットに仕舞った。
全てが終わって、ホッとした。
エヴァリンが紅茶を入れて、もてなしてくれる。
優雅なティータイム、本物のスコーンを味わった。
クロテッドクリームに合うよう、スコーン自体の味は抑えられている。
ポットで淹れた紅茶は、香りが素晴らしかった。
帰りは、二人で六本木の街を歩く。
クリスマスの飾り付けも今日まで、ツリーの下で自撮りした。
電車で、彼の家まで戻る。
祐樹さんが鍋がいいと言うので、スーパーに立ち寄った。
アラスカ産の鱈が特売中だ、鱈ちりに決定。
バナメイエビも、特売していた。
一緒に鍋に入れよう。
野菜にキノコ、豆腐を買ってお部屋に戻った。
鱈に塩をして、置いておく。
エビは、殻を剥き背わたを取った。
野菜とキノコを切り揃えて、豆腐も切っておく。
お酒をコップ一杯入れたお湯で、エビと鱈を湯通しする。
表面が色付いたら、冷水で締めておいた。
「買ってきたまま、食べる訳じゃないんだな」
佑樹さんが、下ごしらえを見ていた。
「このひと手間が、愛情なの。
何もしないで、鍋に放り込もうか?」
「いや、君の愛情を感じたい。
いつも、ありがとう」
素直にありがとうが言える大人は、カッコ良い。
急に鍋にしたので、出汁を取る時間がない。
手抜きだが、市販の鍋つゆを使う。
料理酒、味醂、薄口醤油を加えて、自分流に味を整えた。
0
お気に入りに追加
35
あなたにおすすめの小説
【R18】もう一度セックスに溺れて
ちゅー
恋愛
--------------------------------------
「んっ…くっ…♡前よりずっと…ふか、い…」
過分な潤滑液にヌラヌラと光る間口に亀頭が抵抗なく吸い込まれていく。久しぶりに男を受け入れる肉道は最初こそ僅かな狭さを示したものの、愛液にコーティングされ膨張した陰茎を容易く受け入れ、すぐに柔らかな圧力で応えた。
--------------------------------------
結婚して五年目。互いにまだ若い夫婦は、愛情も、情熱も、熱欲も多分に持ち合わせているはずだった。仕事と家事に忙殺され、いつの間にかお互いが生活要員に成り果ててしまった二人の元へ”夫婦性活を豹変させる”と銘打たれた宝石が届く。
離婚する両親のどちらと暮らすか……娘が選んだのは夫の方だった。
しゃーりん
恋愛
夫の愛人に子供ができた。夫は私と離婚して愛人と再婚したいという。
私たち夫婦には娘が1人。
愛人との再婚に娘は邪魔になるかもしれないと思い、自分と一緒に連れ出すつもりだった。
だけど娘が選んだのは夫の方だった。
失意のまま実家に戻り、再婚した私が数年後に耳にしたのは、娘が冷遇されているのではないかという話。
事実ならば娘を引き取りたいと思い、元夫の家を訪れた。
再び娘が選ぶのは父か母か?というお話です。
隣の人妻としているいけないこと
ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。
そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。
しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。
彼女の夫がしかけたものと思われ…
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と叫んだら長年の婚約者だった新妻に「気持ち悪い」と言われた上に父にも予想外の事を言われた男とその浮気女の話
ラララキヲ
恋愛
長年の婚約者を欺いて平民女と浮気していた侯爵家長男。3年後の白い結婚での離婚を浮気女に約束して、新妻の寝室へと向かう。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と愛する夫から宣言された無様な女を嘲笑う為だけに。
しかし寝室に居た妻は……
希望通りの白い結婚と愛人との未来輝く生活の筈が……全てを周りに知られていた上に自分の父親である侯爵家当主から言われた言葉は──
一人の女性を蹴落として掴んだ彼らの未来は……──
<【ざまぁ編】【イリーナ編】【コザック第二の人生編(ザマァ有)】となりました>
◇テンプレ浮気クソ男女。
◇軽い触れ合い表現があるのでR15に
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾は察して下さい…
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング入り(1位)!?[恋愛::3位]ありがとうございます!恐縮です!期待に添えればよいのですがッ!!(;><)
旦那様、そんなに彼女が大切なら私は邸を出ていきます
おてんば松尾
恋愛
彼女は二十歳という若さで、領主の妻として領地と領民を守ってきた。二年後戦地から夫が戻ると、そこには見知らぬ女性の姿があった。連れ帰った親友の恋人とその子供の面倒を見続ける旦那様に、妻のソフィアはとうとう離婚届を突き付ける。
if 主人公の性格が変わります(元サヤ編になります)
※こちらの作品カクヨムにも掲載します
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる