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「ホームパーティーって、自分の部屋でする訳じゃないんだ」
私は、六本木のイルミネーションを見下ろすパーティールームにいた。
クリスマスイブを祝うパーティーは、同じ投資銀行の3家族合同で行われている。
「クリスマスだから、特別だ。
家でやった鍋パーティーレベルなら、自宅でもやっているよ」
佑樹さんが、事情を説明をしてくれる。
ホストファミリーのエヴァリンは、大人気で常に囲まれている。
40人くらいいる中で、着物は私と二人だけなので目立っていた。
アジア人は10人くらいで、みんな英語で喋るので日本人なのか判らない。
「今日は、また艶やかですね」
顔を確認すると佑樹の友人、田島圭吾氏だった。
「お褒め頂き、ありがとうございます」
「着物っていいですね。
どんなパーティードレスにも負けてない」
「民族衣装は、どの国でも素晴らしいものです。
その国の伝統を着るわけですから」
「素晴らしい見識です。
何で佑樹が貴女にぞっこんなのか、解りました」
「誰がぞっこんだって?」
ドリンクを持って、佑樹さんが戻って来た。
私に、シャンパンを渡してくれる。
「余りに彼女が色っぽいので、思わず声をかけた」
二人で、お正月休みの話をしている。
「彼を、お正月に招いていい?」
「私は大丈夫」
「じゃあ、元旦に会おう」
どうやら約束が成立したようだ。
エヴァリンに呼ばれて、友人を紹介された。
みんなが着物を褒めてくれて、私達に挟まれて撮影した。
私の着物が母から受け継がれて、30年以上前のものだと知って驚いていた。
明治時代の100年以上経った物が、普通に流通してると佑樹さんが通訳してくれた。
私は、六本木のイルミネーションを見下ろすパーティールームにいた。
クリスマスイブを祝うパーティーは、同じ投資銀行の3家族合同で行われている。
「クリスマスだから、特別だ。
家でやった鍋パーティーレベルなら、自宅でもやっているよ」
佑樹さんが、事情を説明をしてくれる。
ホストファミリーのエヴァリンは、大人気で常に囲まれている。
40人くらいいる中で、着物は私と二人だけなので目立っていた。
アジア人は10人くらいで、みんな英語で喋るので日本人なのか判らない。
「今日は、また艶やかですね」
顔を確認すると佑樹の友人、田島圭吾氏だった。
「お褒め頂き、ありがとうございます」
「着物っていいですね。
どんなパーティードレスにも負けてない」
「民族衣装は、どの国でも素晴らしいものです。
その国の伝統を着るわけですから」
「素晴らしい見識です。
何で佑樹が貴女にぞっこんなのか、解りました」
「誰がぞっこんだって?」
ドリンクを持って、佑樹さんが戻って来た。
私に、シャンパンを渡してくれる。
「余りに彼女が色っぽいので、思わず声をかけた」
二人で、お正月休みの話をしている。
「彼を、お正月に招いていい?」
「私は大丈夫」
「じゃあ、元旦に会おう」
どうやら約束が成立したようだ。
エヴァリンに呼ばれて、友人を紹介された。
みんなが着物を褒めてくれて、私達に挟まれて撮影した。
私の着物が母から受け継がれて、30年以上前のものだと知って驚いていた。
明治時代の100年以上経った物が、普通に流通してると佑樹さんが通訳してくれた。
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